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2005年11月27日 (日)

ノニジュースの木

Morinda citrifolia

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アカネ科 Rubiaceae ( キク亜綱 アカネ目)

原産地: オーストラリア クイーンズランドあたり (ここから海にのってインドを経て太平洋各地へ広がった??今では東南アジア一帯で見られるそうです)

Common Name: Noni , Awl Tree, Brimstone, Indian Mulberry, Morinda,  ノニ、 モリンダ

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はっきり言って異様な姿の果実です。最初見たときは「何だこれ?」って思いました。健康食品として最近よく話題にのぼっている「ノニ」の木と知ったのはだいぶ後になってからでした。

面白いのは実だけじゃありません。花のつき方も面白い!白い直径1cmくらいの花なんだけど、小さな変な塊があって、そこにもじゃっと付きます。だけどいっぺんに咲いているのは数輪。で、花の根元の細胞みたいなのがそれぞれ大きくなって、ノニの実になるわけです。

実はどの本を見ても「まずい」と書いてあります。インドネシアでは塩をかけて食べるんだって。ジャワでは若い葉は野菜として食べるそうです。

木の根の皮は染料に使うそうです。バティックの赤はノニから取るんだって。知らなかった。そう言えば「アカネ科」だ。日本のアカネ(赤根)と同じだねぇ。

この植物は伝統的な薬として使われてきました。根や葉やフルーツ、色々な場所が、色々な用途の薬として使われてきたようです。最近、売られている「ノニジュース」はフルーツを使った健康食品で、ノニはポリネシアでのこの植物の呼び名なのだそうです。

資料:「Tropical Trees and Shrubs」 P317

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コメント

ノニの木は以前の工場の前の荒れ地に生えておりました。私はそこになっている実がずっと気になっておりました。ある時、マレー系の従業員からその実は食べられるという話を聞いたのですが、彼曰く、ノニの実は女性のみが食べると言います。男性が食べても良いが、基本は女性だそうです。何でなんでしょうね?ご存じですか?

PS:今月末久しぶりにシンガポールに行きます。FHAという食品の国際展示会を訪れるためです。KLからバスで行く予定なのですが、これまで陸路で行ったことがないので非常にワクワクしております。

投稿: HOJO | 2006年4月18日 (火) 13時38分

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