熱帯の森の種類
熱帯の森と言ってもいくつか種類があるということを、シンガポールに来て私ははじめて知りました。
日本だって、海岸に行けば、海岸の、山に行けば山の、湿地に行けば湿地の、特徴的な森や植物があるのだから、考えてみればアタリマエなんだけど、想像したこともなかったというのが実態。
そのいくつかを紹介ます。
まずはいわゆるジャングル。実は「ジャングル=熱帯雨林」ではないんだそうです。
ジャングルと言うのは「熱帯雨林を人間が切り開いたりして光がよくあたるようになった場所に存在する、藪が茂っている場所」のことを言うのだそうです。背の高い草が生い茂って、とても手でかきわけて歩くことができないような場所。こちらのカテゴリーでは「二次林」となってるのがこれに当たるのかなぁ。
それから川の河口や海岸線で見られる「マングローブ林」と陸地部で見られる「熱帯雨林」。
そのほかにも「泥炭湿地林」とか「熱帯ヒース林」とか「熱帯山地林」とかがあります。でもシンガポールでは一般的ではないので、こちらのブログのカテゴリーには入っていません。
「泥炭湿地林」は、熱帯の海沿いや内陸の高い地下水面に対応して出現する森林。シンガポールの中央部にある、ニースンの森はスワンプフォレストと呼んでいるのだけど、これに当たるのかな?調べときます。
「熱帯ヒース林」は、熱帯で土壌養分が極端に少ない場所にできる森林で、樹高も種の多様性も著しく低い森林のため、熱帯雨林と区別されるのだそう。
「熱帯山地林」は、標高600m以上にある、温帯林と共通する植物群からなる森林なのだそうです。
ざっとご紹介でした。
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