オオバヒルギ
Rhizophora mucronata
ヒルギ科 Rhizophoraceae ( バラ亜綱 ヒルギ目 )
原産地:東アフリカ~インド、東南アジア、南太平洋地域のマングローブ域
Common Name:オオバヒルギ
沖縄のマングローブ林にあるヤエヤマヒルギのごくごく近いご親戚。幹や葉や、まあ、ヤエヤマヒルギの色んなところを、一回り大きくしたようなのがオオバヒルギなんだって。私は沖縄には行ったことがないので、いつか行って比べられたらなあって思ってます。
左の写真を見て!
胎生種子がとにかく長いの!写真のは60cmくらいだったけど、長いものは 1mにもなるんだって。
胎生種子はこのまま、地面にブスリと突き刺さって成長をはじめるものなんだけど、オオバヒルギの胎生種子は長いので、水が深くなるところでも成長できて、そんなわけで、マングローブ林の一番前面の水深が深いところに帯状に群落を作っていることが多いのだそう。
この写真はパシリスのマングローブウォークの入り口で撮ったもの。ここはそんなに水深があるわけでもないのに、なぜかオオバヒルギが何本もあって、胎生種子もいーっぱい付けていて、写真もいっぱい撮れてラッキーでした。スンガイ・ブローでも木はよくあるけど、なかなか胎生種子の写真は撮れずにいます。
これはつぼみの写真。つぼみの長さは1.5~2cmくらいかな?
オオバヒルギの仲間でフタバナヒルギというマングローブ植物があって、混在しているのだけど、フタバナヒルギに比べると花柄が少し長めで、下向きについているのが、特徴と言えば特徴。
残念ながら、お花の写真は見つけられませんでした。どっかで撮ったことがあると思ったんだけどなあ。見つけたらあらためてアップしますね。
これは花が終わった後の様子。まずはこの3角形みたいな茶色の帽子ができあがります。その後、帽子の先から緑の棒がにょきにょきっと伸びてきて、一番上の写真みたいになるわけ。面白いでしょ。
資料:「マングローブ入門―海に生える緑の森」P203
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