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2005年12月 2日 (金)

ブラックリリー

Tacca integrifolia

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tacca_integrifolia_1s

ブキティマの森の中にひっそりと咲いている不思議な花を紹介。

タシロイモ科というのは1科1属で、アジア、アフリカの熱帯地域、オーストラリア、太平洋諸島、南アメリカ広範囲にわたって10種があるのだそう。

タシロイモと呼ばれるのはTacca leontopetaloides で高さが160cmにもなる大型のものなのだそうだが、見たことはありません。

ブラックリリーは花の咲いているときで、高さが70cmくらいかな?1株に1本の花がすっくと立って咲く。本当の花は真ん中にあるぼこぼことした部分。不思議な長いひげが長く伸びて、本当にユーモラス。

tacca_integrifolia_2s

標高1500mくらいまでの高さの森の林床に生育する草本で、暗いところが好き。

ブキティマでは株そのものはけっこうあちこちにあるけれど、花に遭遇するのはそれこそ「運」。でも知らないと見過ごしてしまうので、こんな形の葉を見つけたら、ぜひ花がないか捜してみて~。

タシロイモ科 Taccaceae (ユリ亜綱 ユリ目)

原産地: 北東インド~ビルマ~タイ~マレー半島 スマトラ、ジャワ、ボルネオ

Common Name :Black Lily, Bat Lily, ブラックリリー

資料:「A Guide To Growing The Nature Plants Of Singapore」P130

   「観葉植物」山と渓谷社 P580

ブラックリリーの仲間たちを紹介したのがこちらとこちら。お花の解剖をしたのがこちら。見てみてね!

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