ブラックリリー
Tacca integrifolia
ブキティマの森の中にひっそりと咲いている不思議な花を紹介。
タシロイモ科というのは1科1属で、アジア、アフリカの熱帯地域、オーストラリア、太平洋諸島、南アメリカ広範囲にわたって10種があるのだそう。
タシロイモと呼ばれるのはTacca leontopetaloides で高さが160cmにもなる大型のものなのだそうだが、見たことはありません。
ブラックリリーは花の咲いているときで、高さが70cmくらいかな?1株に1本の花がすっくと立って咲く。本当の花は真ん中にあるぼこぼことした部分。不思議な長いひげが長く伸びて、本当にユーモラス。
標高1500mくらいまでの高さの森の林床に生育する草本で、暗いところが好き。
ブキティマでは株そのものはけっこうあちこちにあるけれど、花に遭遇するのはそれこそ「運」。でも知らないと見過ごしてしまうので、こんな形の葉を見つけたら、ぜひ花がないか捜してみて~。
タシロイモ科 Taccaceae (ユリ亜綱 ユリ目)
原産地: 北東インド~ビルマ~タイ~マレー半島 スマトラ、ジャワ、ボルネオ
Common Name :Black Lily, Bat Lily, ブラックリリー
資料:「A Guide To Growing The Nature Plants Of Singapore」P130
「観葉植物」山と渓谷社 P580
ブラックリリーの仲間たちを紹介したのがこちらとこちら。お花の解剖をしたのがこちら。見てみてね!
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