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2006年1月31日 (火)

チョウチョとガ(ブキティマ自然保護区説明版-3)

こちらの記事は、ブキティマ自然保護区のビジターセンターから頂上への道に設置されている説明版の超てきとー訳です。てきとーだから合ってるかどうかわかりません。間違いは指摘してください。TOMなりの付加説明もてきとー訳の中に入っています。

No.3 Painted Wings 美しい羽の昆虫たち

bukit_timah3 .

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蝶と蛾は、昆虫の中で、「Lepidoptera」という同じ目(order)に属す仲間。その意味は「鱗粉の羽」。蝶や蛾の羽が鱗粉に覆われているために、こんな名が付いています。

鱗粉は羽を守ったり、強くするだけでなく、魅力的な色や模様をも作っています。

蝶と蛾を比べてみよう!

蝶(ちょう)

普通は昼間に活動して、大抵は明るい色の羽を持っています。休む時は羽をたたみ、胴の部分はスレンダーで毛もありません。触覚の先っぽにはゴルフのクラブのようなものが付いています。

蛾(が)

チョウとちがって普通は夜に活動します。羽の色はあんまりはっきりしない色です。休む時は羽を広げて休み、胴の部分はずんぐりして毛が生えています。触角はふわふわとした羽毛のような感じの触覚が付いています。

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説明版の目次のページはこちらです。

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2006年1月30日 (月)

コスタス-2

Costus woodsonii

costus_woodsonii1s オオホザキアヤメ科 Costaceae (ユリ(単子葉)綱 ショウガ亜綱 ショウガ目)

原産地 : ニカラグア~コロンビア

Common name: Scarlet Spiral Flag

←この写真が花の部分です。

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costus_woodsonii2s .

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先日に引き続いてコスタスの紹介です。このコスタスは本当によく公園などで見かけます。花…と言うか、花の土台になる部分が長さ10cmくらいあって、これが花みたいに目立つの。形が面白いし、そんなわけでよく使われているのかしら。

上にも書いてあるけど、花の部分はこの土台部分から出ている唇みたいなの。コスタス-1の花の部分と比べるとずいぶん違うよね。

あんまりよく見かけるので、東南アジア原産かと思っていたら、中米。でも他のコスタスを調べると、アフリカのものも東南アジアのものもある…。全世界に分布していることを改めて知って、ちょっと面白いなあって思った。つまりは大陸が完全に分かれちゃう前に分化して、それぞれ散っていったってことなんだよね。

違う種類のコスタスはこちらです。コスタス-1

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資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P97

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シンガポール動物園オトク情報

昨日に引き続き、面白かったブログをちょっと紹介。

Kiasuさんのブログが「シンガポール旧正月おすすめの場所」を載せていました。シンガポール動物園の情報です。事情があって動きがとれず、自分が行けないのが悔しい!じつはうちの娘、ライオンダンスが大好き!ライオンダンスの太鼓の音が響くとふらふらついていってしまうくらい…(笑)

あと、こちらでおすすめしていたテッポウウオのえさやりも面白そう…。テッポウウオはスンガイ・ブローに行くといるマングローブのお魚。本当は失敗した時だけ、ジャンプしてお魚を狙うんだそうです。何を失敗したときかって?うふふ…それはまた次回にでもレポートしますね!

こちらです。http://blog.livedoor.jp/kiasu926/archives/50430418.html

ぜひごらんあれ。

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2006年1月29日 (日)

ルナ ニュー イヤー

あけましておめでとうございます。

kyuusyougatu-3 タイトルの「ルナ ニューイヤー」は「チャイニーズニューイヤー」の別名。町のあちこちにこの言葉が溢れているシンガポールです。(左の写真は2003年の新年。今年は写真をまだ撮ってないのだ

そんなわけで今日はシンガポールは元旦。ほとんどのお店はスーパーもレストランもみんなお休みになるので、昨日は慌てて正月前の買い物に行き、ゴーストタウンと化すシンガポールのお正月に備えました。

またまた日本へ行くことになりそうなので、ちょっと記事の書き溜めをしています。だからというわけではないけれど、新年1日目なので、他のブログで面白かったものをご紹介。

「図鑑.ネットブログ」というブログで、先日は「アンコウは釣りの名手」ってな記事がありました。コレです。

http://blog.goo.ne.jp/klzukan2000/e/17bef32e52de24b90ffed532b86b92a1

熱帯に来て、熱帯植物に触れてすっごく面白い!って思った第一の理由は、「みんな生き残りのために、手段を選ばず、一生懸命あの手この手で生きていることが、わかる!」ってことでした。葉の色、形、大きさ、花の構造、みんな理由があるのーーー!すごい! 原種の植物達は園芸植物のように、人間に愛想を売って生きてるんじゃなくて、自然の中で生き残るためにこの形を獲得してきて、今がある!ってところが、ものすごく面白かった。そんでもってすっかりはまった…。

こちらのアンコウちゃんの説明ではアンコウちゃんも同じなのねーって思ったのでした。面白い!!  なので、今日はこっちをじっくり読んでもらえたらって思って紹介の日にしたの。ぜひぜひ読んでみて!

植物や動物について知れば知るほど、「ビバ!地球!」って気になるのはお気楽な私だけ???

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2006年1月28日 (土)

コスタス-1

Costus erythrophyllus

costus_erythrophyllus4s   .

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オオホザキアヤメ科 Costaceae (ユリ(単子葉)綱 ショウガ亜綱 ショウガ目)

原産地 : 不明

Common name: Violet Spiral Flag

写真はマンダイラン園で撮ったもの。1枚目の写真(左側)からもわかるように、葉の裏側が深い銅色で、この色をカラーリーフとして使って、庭や寄植えに使われています。ちなみに、この写真の中で、右側に写っているのも同じ属のコスタスの一種。

costus_erythrophyllus1s

お花はこんなちょっと派手な花が咲きます。直径6cmといったところかな。

下の写真のような三角形の塊が葉の間から顔を出して、三角形を形作っているうろこのようなものの、間から1輪ずつ、こんな花が咲くのです。

正確に言うと、この花びらのように見えるのはガクが変化したものだか、おしべが変化したものだか何だそうですが、ごめん、忘れた…。

costus_erythrophyllus2s.ほら、これが不思議な三角形の塊です。

.コスタスはたくさん種類があって、葉も斑入りのものがあったり、花もド派手なものや、面白い形のものがたくさんあって、お庭の木の下を彩る植物材料として、とても重宝されています。

costus_erythrophyllus3s

植物の草姿のアップ。見たとおり、あばれないタイプなので、庭園で管理しやすいのもよく使われている理由の一つなのかもしれません。

シンガポールであまりによく見るので、ポピュラーなものかと思ってサイトで検索しましたが、日本のサイトではヒットせず。あまりまだ知られていないのかな?

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資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P97

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2006年1月27日 (金)

こんなシンガポール旅行はいかが?

ここ何日か、日本の知人がシンガポールにいらっしゃったので、ご案内をしていました。

2006126_063s東京で、駅前とか公園の花壇の世話をするボランティアを組織している女性たち3人だったので、役に立ちそうな部分をピックアップしてのご案内です。

1日は「シンガポール植物園」の「レインフォレストエリア」を簡単に流して、「国立ラン園」へ。

前日ハードな日程をこなした後だったので、植物園への集合は午前10時半。ビジターセンターには書籍などを豊富に置いてある、植物園のスーベニアショップがあります。そこでゆっくりお買い物をしての出発だったので、出発したのは既に11時を軽く過ぎていました。

2006126_060s植物園にはボランティアプログラムがあって、ボランティアの希望者はガーデニング作業や標本整理、受付案内、ガイドツアーなどのプログラムの中から好きなものを選んで登録し、ボランティアをして、その見返りに植物園から様々な特典をもらっています。

日本でボランティア組織を作って運営していくことは、想像以上に大変です。いかにボランティアの人たちのモチベーションを下げずに、効果のあるボランティア活動を維持、持続していくかは、ある意味、ボランティア組織を運営する人たちの創意工夫におんぶしているところが大きいのです。

2006126_057sシンガポール植物園のボランティアプログラムは、私個人には、日本の公の組織も(市や区など)学ぶところが大きいと思っていたので、通常の植物案内に加えて、その辺を伝えながらの散策となりました。

でも彼女らが何よりも先に感心してくれたのは、植物園の入場料がタダだということ。それなのに、こんなにきれいに維持管理されているということでした。

私もそう思ってます。シンガポールに住んでいて、この植物園に来たことが無いなんて、(そんな日本人がとっても多いのですが)すっごくもったいない!旅行者もほんの少しの時間いるだけで、わけもわからず時間をつぶしている…そんな姿を見て、気の毒だなあって常々思っています。2006126_073s

話がそれましたが、お昼をシャングリラホテルのハイティーで済ませようと思っていた私たちは、本当なら、お昼ご飯をはさんで散策すればよいものを、国立らん園の前のショップでアイスクリームを食べて、空腹を押さえ、12時半すぎに国立ラン園へ入場。急いだにもかかわらず出てきたのは、14時を軽く過ぎて出てきました。可愛い原種がいっぱい咲いていて、あまりの可愛さに…我慢をしたものの、写真を撮ってしまって早く出てこられなかったんですぅ。(ここまでの写真は今回の収獲)

TOMは、娘がこの日は熱があるにもかかわらず学校へ行っていたので、一足先に帰りましたが、彼女らは、それからシャングリラホテルのハイティーをたっぷり2時間楽しみ、オーチャードロードで買い物をして、ナイトサファリへ出かけたのでした。(事前にナイトサファリの楽しみ方をTOMがレクチャーしたのは言うまでもありません)

次の日は「スンガイ・ブロー湿地保護区」と「マンダイラン園」へ。

スンガイ・ブローはシンガポールの北西のはずれですが、シンガポール動物園やマンダイラン園とはさほど遠くない距離にあるので、いっしょに見てゆっくり過ごしたらどうかなと思ったのです。

スンガイ・ブローではオオトカゲちゃんが、大サービスでいっぱい出てきてくれて、みんなで大喜び。渡りの季節ということもあって、たくさんの鳥を見ることもできました。日本では、沖縄などに行かないと見られないマングローブを、町からほんの少しの時間と料金(タクシー代)で来られる事にも、注目してくれました。「下手をすれば、シンガポールへ旅行するよりも、沖縄へ旅行する方が旅行代金が高いわよ!」って言葉に…同感です…。

東京都の野鳥公園を色んな意味でよーく知っている知人は、スンガイ・ブローの広大な干潟とたくさんある野鳥観察用の小屋を見て「わっはっはー」と笑っていましたが、その笑いの意味は双方を知ってる人にしかわからないだろうなぁー。(えへへ)

大サービスのオオトカゲちゃんと鳥達に癒されながら、これまたゆっくり時間を過ごして「マンダイラン園」には13時ごろ到着。

mandai-1s マンダイラン園は最近、キレイなレストランをオープンし、気になっていたので、そこで昼食を取る予定にしていました。前回行ったときよりも、ガーデンの改装もますます進んで、全体的にかなりよい雰囲気になっていましたよ。ガーデンウェディングもやっているようですが、ここでなら私もやりたい!(何を今さら)そんな雰囲気になっていました。

レストラン…大当たりでした。○です。お勧めです!

ランチコースが20ドル++。スープとメインディッシュ(今回はリブステーキとスパゲッティのどちらかをチョイス)、デザートとコーヒー(紅茶ももちろん可)。おいしいし、接客も良かったし、絶対お勧め!

mandai-2s アウトサイドの席は、目の前にトーチジンジャーの葉が揺れて、そこでサンバードが花の蜜を吸ったり、落ちてくる水滴で水浴びしたりするのを間近で観察できて、涙ものの可愛さ!!

ゆっくり食事をして、ここであらためて3ドルの入場料を払って、ガーデンを見学しました。(レストランだけ利用する人は入場料はいらない…と言っていました)

マンダイラン園は、実はTOM一押しのシンガポールのガーデンスポットなのですが、この紹介についてはまた次回に…。

タクシーでシティに戻ってきたのは4時半。この2つの場所をまとめてご案内したのは、今回が初めてだったのですが、いやー、本当によかった。

シンガポールを個人旅行される機会があったら、こんなコースも検討されてはいかがでしょう?

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熱帯植物図鑑 目次 (時々更新中)

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2006年1月26日 (木)

グッタの木(ブキティマ自然保護区説明版ー2)

こちらの記事は、ブキティマ自然保護区のビジターセンターから頂上への道に設置されている説明版の超てきとー訳です。てきとーだから合ってるかどうかわかりません。間違いは指摘してください。TOMなりの付加説明もてきとー訳の中に入っています。

No.2  Natural 'Plastic'  天然のプラスチック

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グッタの木から取れる樹液「グッタ・パーチャ」は、空気に触れると固まりますが、熱いお湯に浸すと柔らかくなり、簡単に形を変えられます。

そのため昔、この地域の人々は、グッタパーチャを使って乗馬用のムチや工具の取っ手部分を作っていました。

グッタの木のプランテーションは、1898年にブキティマの丘の下腹部の斜面(今はタバンバレーとして知られている場所)で、樹液の採集のために始まりました。1910年までにプランテーションは16haにも広がりました。

1850年代にはグッタパーチャは「パーチャボール」として知られているゴルフボールを作るのに使われていました。グッタパーチャは暖めて柔らかくしたものを、手で成形していたそうです。

TOMからの情報

この看板のあるエリアを探すと、樹液を採集するために斜めに切れ込みを入れた痕のある樹木を見つけることができます。これがグッタの木です。

ブキティマ自然保護区にはタバンループというトレイルがあり、「タバン」というのがグッタの木のマレー名なんだそうです。タバンループではたくさんのグッタの木や、幹につけられた樹液の採集した痕を見ることができます。

グッタの木 学名 Palaguium gutta

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2006年1月25日 (水)

ヒヨケザル

Cynocephalus variegates

Common name : Malayan Colugo , Flying Lemur

上の写真がヒヨケザルちゃんのアップ。シンガポール動物園の木にくっついているのを発見。(でも檻の中ではなくて、外で野生のヒヨケザルが飛んできてくっついていたの)。写真を撮りました。でもこの写真は友人のKさんのもの。私は不幸なことに、この日カメラを忘れてしまっていたので、撮れませんでした(号泣!!!)。

下の写真がちょっと引いて撮ったもの。どこにヒヨケザルちゃんがいるか見つけられますか?

昨日、ブキティマの説明版のバージョンでヒヨケザルちゃんを紹介したので、今日は自分の持ってる情報で紹介です。

東南アジアの熱帯雨林はアマゾンやアフリカの熱帯雨林に比べると、つる植物が少なめで、フライングする動物が多いんですって。トカゲもリスもムササビもみんな飛びます。この子もその一つ。

分類上、どこに入れたらよいのかわからない動物なのだそうで、哺乳類というのは確かなんですが、サルの仲間に入れられたり、コウモリの仲間に入れられたり、はたまた、モグラの仲間に入れられたりしたそうですが、紆余曲折を経て、今は「ヒヨケザル科」という独立した科に入れられました。

ヒヨケザル科は1属2種しかいない、とてもレアーな動物なんだとか。この子はそのうちの1種。

メスは時々おなかに赤ちゃんを抱えていて、時々、赤ちゃんがおなかの横からのぞいているのを見ることができます。夜行性なので、目がとても大きく、愛らしいの!!!!!かわいいーーーー!!!

ボルネオの動物を紹介した本とかではとても珍しいと書かれていたので、いるとしても見る事は難しいだろうと思っていたのですが、私は3回くらい見ています。(えっへん!…なぜいばる?)

1度は動物園。1度はブキティマのビジターセンターの脇の木。1度はマクリッチリザーバーの周りのトレイルで。自然保護区を歩いていると先に見つけた人が、「あそこにいたよ」とか教えてくれるのです。

ブキティマのビジターセンターのお兄さんは「夜にこの周りの木に登って、木の葉を食べているんだよ」と教えてくれました。「よくいるよ」とのことでした。

こんなに都会になっているシンガポールですが、ヒヨケザルちゃん観察って意味では意外と穴場のスポットなのかもしれません。

この後写真を追加しました。追加の記事はコチラです。こっちも見てね。

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2006年1月24日 (火)

日よけ猿(ブキティマ自然保護区説明版ー1)

こちらの記事は、ブキティマ自然保護区のビジターセンターから頂上への道に設置されている説明版の超てきとー訳です。てきとーだから合ってるかどうかわかりません。間違いは指摘してください。TOMなりの付加説明もてきとー訳の中に入っています。

No.1  Stop and Spot  立ち止まって探してごらん!

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マレーヒヨケザル(猿とありますが猿ではありません)通称Colugoの背中には、黒や白のまだらが入っていて、灰色もしくは赤みがかった茶色。この色と模様が、木の幹の様子と似ているものだから、自然保護区を訪れる人は、なかなかこの子を見つけることができません。

ヒヨケザルは木に住んでいて、森の中の高い木の枝から低い木の枝へと滑空します。頭から手足、尾までつながるパタギウム(pataguium)と呼ばれる薄い膜があってこれを使って飛ぶのです。(ムササビとかより立派な膜だよーー)

ヒヨケザルは葉っぱや花のつぼみや、果実を食べて、猫くらいの大きさまで育ちます。(ただし。シンガポールの猫サイズ。小さめです。)

東南アジアの他の熱帯雨林の生物と同じように、住む環境がどんどん失われているので、絶滅の危機にある動物です。

マレーヒヨケザル 学名 Cynocephalus variegates

Common name : Malayan Colugo , Flying Lemur

ヒヨケザルについての追加の記事はこちらです。

● →次の説明へ

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ブキティマ自然保護区の説明版

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ブキティマ自然保護区のビジターセンターから頂上への道にはいくつもの説明版が設置されています。きっとよいことが書いてあるんだろうけどさ…。

でもねー。当たり前だけど英語なんだわ。TOMにとっては拷問。ちゅうわけで写真撮ってきて超適当に訳してみました。適当だからねー。間違ってたら教えてねー。

これから1回おきくらいで載っけていきます。ブログのネタにでもしないと一生訳さないで終わるから。(大笑い)

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No.1  Stop and Spot ( ヒヨケザルって不思議な動物の紹介)

No.2  Natural 'Plastic' ( グッタの木の紹介 )

No.3  Painted Wings (蝶と蛾)

No.4  Surviving in the Gloom (暗い中でのサバイバル)

No.5  Let Hissing Snakes Lie (ヘビの話)

No.6  Flora: Petaling (ペタリン)

No.7  Flora:Screw Pines (タコの木)

No.8  Granite (みかげ石)

No.9  High up in the Canopy (着生植物)

No.10  Partnerships for Survival (地衣類)

No.11  Flora: The Tempinis Tree (タンピネスツリー)

No.12  Vines and Lianas (つる植物たち)

No.13  Nature Takes Time to Heal (森の癒しにかかる時間)

No.14  Giants of the Bukit Timah Forest (ブキティマの森の巨人たち)

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2006年1月23日 (月)

ドリアン体験

今日は3年半も前、2002年7月に友人に送ったメール便りからのコピペです。この頃、毎日が驚きの連続で、ワクワクしてました!(今もだよ!)

020721_099

ウビン島って知ってますか?シンガポールは本土は淡路島くらいの大きさの島ですが、この周りに小さな島をいくつも従えています。その中でもっとも大きいのがウビン島です。日本語の観光ガイドには載っていない地元の人の遊び場で最近は海の生き物を見ようと、けっこう土日はにぎわっているようです。

 

そのウビン島に植物を見に行ってきました。チャンギジェッティーという船着場から、小さな船に乗ってウビン島に渡ります。片道2ドル。15分くらいの船旅です。船を下りた辺りにはレストランとか、土産物屋とか、貸し自転車屋などがあって、そこからそれぞれの目的に沿って、遊びに散っていくようです。

このときは「自然友の会」の定例会で行き、

植物を見るための散策だったので、自転車には乗らず、徒歩でちょっと面白い植物を求めて2時間ほど歩き、船着場付近に戻ってきて食事をとりました。

「きれい」とかとはほど遠い食堂でしたが、シーフードを含めとっても美味しい中華をいただくことができました。

前置きが長くなりましたが、ここからが本番!本日の「影の」メインイベント!そう。ウビン島の「ドリアン」を食べようというのです。 

020721_100腐った臭いがする…

とゲテモノのように日本では言われている「ドリアン」ですがシンガポールではとっても人気がある果物です。

スーパーでは中の果肉を出して、プラスチックのトレーに載せてラップをかけたものが普通に並んでいます。

チャイナタウンに行っても、リトルインディアに行っても、どこにでもドリアンが籠いっぱい、壁一面置いてあって、外で切って美味しそうに食べている人たちがいます。

あの臭いも好きな人たちにはたまらなくかぐわしい臭いなのだそうです。

ウビン島のドリアンは美味しいと聞いていたので私はこの日に初挑戦しようと心に決めて出かけたのでした。 

ウビン島の土産物屋の前には、ドリアンをはじめ、南国の森の果物がいっぱい売られていて、行きつけのお店のお兄さんによさそうなものを選んでもらって、切ってもらいました。

020721_101ドリアンは切らない状態では、実はそんなには臭いません。少しは臭うのだけど、よく言う耐えられない臭さほどではないと思います。

切って、空気に触れた瞬間から時間がたつにつれ、あの独特の臭いを強くしていくのだそうです

切りたてほやほやのドリアンの果肉を指でつまんで、パクリ。びわくらいの大きさの種の周りにとろんとした果肉がついていて、この部分を食べるのです。 

ふっふっふ…、なんて表現したらいいのでしょ。とにかくクリーミィ口の中に甘い果肉が溶けていくかのよう…。甘さも程よくて美味しかったですよー。

同行者18人中15人までが食べたのですが、ほとんどの皆さん、おいしいーーっ!!!と絶賛しておられました。 

なるほど、これならドリアンにとりつかれる人たちの気持ちもわからないではない…。

お兄さんがどんどん切るので、ドリアンの「わんこそば」状態でとにかく沢山食べました。

個人的な感想としては…確かに美味しかったです。ただ、クリーミィ過ぎて、めっちゃ甘いレア-クリームチーズケーキって感じ??? ちょっと重すぎて、メロン系よりミカン系のすっぱい果物が好きな私の好みでは、たくさんは食べられないなあって思いました。臭いも食べたときには気になりませんでした

でもね。

食べたあとから、臭いが胃から上がってくるの。これがちょっと私にはつらかったです。

ただ、これは個人の好みの問題だと思うので勇気のアル方は、1度、挑戦してみるのをお勧めします

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2006年1月22日 (日)

太陽の形のキノコ

sunburst_fungi_byhonda 今日も友人Hさん家族が寄せてくれたボルネオ島で撮ってきた写真です。

これで、キノコなんだって。

変!

胞子はどこにつくのでしょうか?知ってる人がいたら教えて!

名前は

Sunburst fungi

だそうです。

sunburstは「(雲間から)太陽がかっとさすこと」なんだそうです。名前の通りのキノコだね!

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2006年1月21日 (土)

ラフレシア-2

Rafflesia-byHonda-1s

昨日とは違う種類のラフレシアのお花。

ラフレシアっていくつも種類があるそうです。

こちらにラフレシアの詳しい情報をアップしました。ついでに見てくださいね。

ちなみにラフレシアって名前は「ラッフルズさん」の名前から取ったってこと知ってました?イギリスに最初に公に紹介したのが東インド会社のラッフルズ卿なんだって。

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2006年1月20日 (金)

ラフレシア-1

rafflesia_priceibyhondas

お正月休みに友人二人がそれぞれ家族とボルネオ島に遊びに行き、二人ともラフレシアを見てきたよーと教えてくれました!

今日から数日はHさん家族が撮ってきた写真をお見せします。

じゃーん。ラフレシアです。左に見える黒いのはつぼみ???

ミツバビンボウカズラというブドウ科のつる植物に寄生するのだそうで、花だけがどんと咲いています。

ガイドに案内してもらうと1人30リンギット(1000円くらいかな)払わないといけないんだって。庭に咲いていたら儲かりそうだねー。

ちなみにシンガポールでは見ることはできません。残念!

こちらにラフレシアの詳しい情報をアップしました。ついでに見てくださいね。

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2006年1月19日 (木)

人類最大の発明-栽培植物

「栽培植物と農耕の起源」中尾佐助著 岩波新書 ブックレビュー Part 1

本を読んでいたら「おもしろーい!」って思うことがいっぱい書いてあったので、忘れないためにアップします。

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「人類最大の大発明」って何でしょう?

この本を読んでいると「栽培植物」なんじゃないのかな?って思わされます。

栽培植物って私たちが日常的に栽培してる植物のこと。特に、食料として。たとえば、米を収穫するイネや、パンを作るための小麦、熱帯果物の代表選手のバナナなど。

お米が秋に熟れて黄金に輝く田んぼを今まで何の疑問も持たずに生きてきたけど、「あれば人類の英知の塊だったのねー」ということを知りました。

イネって、同じ田んぼでは同じ時期に一斉に穂をつけるでしょ。それから、刈り取って干すでしょ。

これって、自然の植物世界からすると異常事態なのです。

だって、刈り取った穂からモミが落ちないってことは、種子の散布ができないってことじゃない!イネという植物にとっていいことってないわけ。

一斉に穂を出すってのも同じ。同じ時に穂を出して実らせて、そのときに何かの天変地異でも起こった日には全滅よ!全滅!

庭でお花を育てていたときにつくづく思ったけど、「多様性」って生物の世界ではとっても大事だと思う。均一だと何か起こったときには、とっても弱い。多様性に富んでいると、何か起こったときにも補い合える…。

でも今私たちが通常見る田んぼの風景は「多様性」なんかなくて、「均一」。生物が生き残っていくためのリスクを減らすという意味では、すごくおかしい、異常な姿なんだってことに、この本を読んで初めて気がついたわけ。

今日はイネの話に特化するね。

つまり今私たちが見る「イネ」というものは、人間が食料を採るための「栽培植物」として、長い長い時間をかけて選抜し、改良してきた「発明品」!!!

もともと人間が手を加える前の野生のイネがどんなものだったかと言うと、熟れたモミはさわるとパラパラっと落っこちてしまう代物らしいです。種を蒔いても、発芽は不揃いだし、花の咲く時期、穂の出る時期、熟れる時期、みーんなバラバラ。でもって、収穫しようとするとモミはみんなパラパラ落ちてしまうから、いやー大変!ってなものだったらしい。

野生のイネか栽培品種かを見分ける方法の1つは、このモミがパラパラ落ちてしまうか、穂にくっついたままか、ということなんだそうです。

ずっと昔は実の熟れる時期がバラバラだったので、熟れた穂を選んで、モミがパラパラ落ちないように収穫していたんだそうです。そのうちモミが落ちない品種を作り出して、穂刈りができるようになったんだけど、でもまだ「穂刈り」の段階。根本からばっさり今のように刈るようになったのは、日本では「平安時代」からで、奈良時代までは「穂刈り」していたんだと、この本には書いてありました。

ってことは、よく博物館とかで見る、「弥生時代は稲作をはじめた時代です」なんてコメントともにみんなで稲刈りをしている絵なんかがあるけれど、あれって「うそ」ってこと??いやー、目から鱗でありました。

今、私たちにとって当たり前で、昔から人類が当たり前に行ってきたって勘違いしちゃうことって、意外と多いのかもしれません。食べ物一つを取っても、今私たちが食べているジャガイモやトウモロコシはコロンブスがアメリカに行く前は、ヨーロッパ社会の中にすら存在しなかったものだって、普段は忘れていたりします。

食べ物になる植物って「使える!」って思うと、みんなでどんどん伝えていってしまうから、広まるのが早いし、あたりまえになるのが早いんだろうなー。そして、それは誰も歴史に文字として刻まないから、その食べ物がどこから来て、どういう風に広まってきたかを知るのは大変。このブログの植物の説明のために「原産地」を調べていると、壁にぶつかることが多かったけど、そのわけはこういうことだったのね。

とにかく目から鱗の知識がいっぱいの本でした。近いうちに Part 2 で「バナナの謎」をレポートします!

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2006年1月18日 (水)

シンガポール植物園-4

ran

シンガポール植物園(Singapore Botanic Gardens)と言えば、必見はやはり、国立ラン園ですねー。

「花いっぱいドットコム」という園芸サイトで国立ラン園のレポートをしてありますので、見てみてください。ラン園のスポットごとに見所をまとめてみました。

左のランは、国立ラン園の中のオーキダリウムというエリアで咲いていたもの。きれいでしたよー。

国立ラン園のレポートはこちらです

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2006年1月17日 (火)

シンガポール植物園-3

20051202_080.

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じゃーん!

大きな変な木でしょう?

シンガポール植物園(Singapore Botanic Gardens)のレインフォレストエリアで見られる締め殺しの木です。

「花いっぱいドットコム」という園芸のサイトでこちらのレインフォレストエリアのレポートをしていますので、見てみてくださいね。

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2006年1月16日 (月)

シンガポール植物園-2

dorian

これ何だ?

答は「ドリアンの花」の落ちて汚くなったもの。

ドリアンは夜の間に咲くお花なので、昼間はこんな姿しか見ることができません。

シンガポール植物園(Singapore Botanic Gardens)の果樹のエリアではこんなレアーな花も運がよければ見られます。

ビジターセンターから果樹エリアまで3年くらいまでにお散歩してまとめたページが下記のページです。今は、エボリューションガーデンという新しい施設ができてしまって幻のエリアとなっている部分を通って果樹エリアに散歩しています。

ビジターセンターから果樹エリアへのお散歩のページ

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2006年1月15日 (日)

シンガポール植物園-1

botanic_garden_gate

シンガポール植物園(Singapore Botanic Gardens)は熱帯植物を4000種類も屋外で見ることができるすごーい、植物園。きれいだし、安全だし、ガーデニングが好き、自然が好きって人に、なんと言ってもお勧めです。旅行に来たら、ぜひ充分時間をとって遊びに来て下さい。

園芸のサイト用に書いた記事ですが、見てみてね。

シンガポール植物園の概要です。

http://www.hanaippai.com/tr/singapore/03.php

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2006年1月14日 (土)

お知らせ

極寒の日本へとんぼ返りすることになりました。

シンガポールにいつ戻ってこられるか?1週間くらいかな?

帰ってきたら頑張って記事のアップをしますので、過去ログで見逃してるものでもごゆるりと眺めていていただければ…と。(虫がいい?)

留守の間も是非、清き1クリックをブログランキングのアップのためにお願いしまーす!(虫が良すぎだ!バシバシ!)

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2006年1月13日 (金)

あり植物 セクロピア

Cecropia peltata

cecropia_peltata2s

ケクロピア科 Cecropiaceae (マンサク亜綱 イラクサ目 )

原産地:中央アメリカ、南アメリカ北部、西インド諸島

Common name:セクロピア

ブキバトネイチャーパークの見晴台の辺りを歩いていた時にあった低木。実際はもっと大きくなるらしいです。

マカランガと同じようにあり植物」なんだよ…と教えられて興味を持ったので調べてみました。

原産地は中央アメリカの方で、アジアではありません。シンガポールではシンガポールZOOとかに植えてあったものが、だんだんと広がってきているのだそうです。

原産地では伐採地などで最初に生えてくるパイオニア植物の一つなのだそうです。

cecropia_peltata1s

葉が大きいの!

葉に刺してあるシャーペンと比べてみてね。

花や実は鳥や哺乳類が好きで、葉をナマケモノが好んで食べるのだとか。雌雄異株で、ネコのしっぽのような花が長く垂れ下がって咲き、たくさんの種をつけるのだそうです。今度、ZOOに行ったら探してみよう!

cecropia_peltata3s

葉の下を覗いて見ると、葉の付け根の部分になにやら奇妙なものが…。

拡大してみると下の写真みたいなのがついています。茶色の色の中に白い粒々。何だ?コレ?

この部分は「フード・ボディーズ」と呼ばれる、グリーコーゲンを含んだ粒なのだそうで、アステカアリの食べものになるのだそうです

あれ?どっかで聞いた話だぞ?

そうそう。シンガポールの熱帯雨林の端っこでよく見られるマカランガとおんなじだー。

全然違う世界の中で、おんなじような性質を獲得した、全然違う植物がいる…これってすごく面白い!

さらに資料を読んでいったら、もっともっと同じだった。

cecropia_peltata5s

茎の中は空洞になっていて、その中にアステカアリが住んでいて、食べ物と住居の両方をセクロピアは与えてるんだって。

それでもって、そのお返しに、アステカアリは、セクロピアを食べるほかのアリや、哺乳類を追っ払うのだそうです。

うーーん。アリもセクロピアも意思を持ってるみたいだねぇ。自然の底力、あなどれません!

資料:朝日百科「植物の世界」 P8-138

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2006年1月12日 (木)

長ラッパ花

Solandra longiflora ?

solandra_longiflora1s ナス科 Solanaceae ( キク亜綱 ナス目 )

原産地:キューバ、ヒスパニオラ島

Common name: Trumpet plant , ナガラッパバナ

テロックブランガヒルパークで撮った写真です。

ごめんなさい!この花が本当にlongifloraかどうかはわかりません!longifloraに形はそっくりだと思うんだけど、どの本を見ても色がクリーム色なのです。これは黄色。だから確信がないの。ごめんね!maxima という種類は色は黄色ですが、どう見ても花の根元の膨らみ方が違う気がするんです。

longifloraについてせっかく調べたので載せときますね。

grandiflora とはとってもよく似ているのだそうです。どうも、ガクの長さが grandiflora の方が長くて目立つということが違うらしい。そこだけ違うよ…と英語のサイトには書いてありました(…と思う(^^ゞ)

それから花は、最初は白で、2日目には黄色、やがて茶色がかった黄色に変化する…ともある!(英語のサイトなので、自信はないが…)ということは、私が見たのはやっぱりlongiflora で、2日目の花だったかも!

高さが3mくらいになるツル植物で、このときも何かの植物に絡まってぐちゃぐちゃだったような気がします。また、次回にしっかりと観察して確かめてみますね!

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P30

    http://www.botanic.jp/plants-sa/sollon.htm

    http://florawww.eeb.uconn.edu/acc_num/198500483.html

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2006年1月11日 (水)

ピンクコプシア

Kopsia fruticosa

kopsia_fruticosa2s

キョウチクトウ科 Apocynaceae (キク亜綱 リンドウ目)

原産地:東南アジア(インターネットのあるサイトにはビルマが原産とあります)

Common name: Pink Kopsia , Shrub Vinca ,ピンクコプシア

kopsia_fruticosa3sピンクコプシアちゃんもシンガポールの公園でよく見かけます。株の大きさが手ごろなのと、お花が可愛くてよく咲くので使いやすいんでしょうねぇ。

ピンクコプシアと言うからにはピンクじゃないコプシアもあります。白いお花もあります。(これはまた後ほど…)白いタイプのもののほうが、ピンクよりももっとたくさん見かけます。

お花の直径は3cmくらいかなあ。日本で初夏に咲くニチニチソウみたいなお花を高さ2mくらいの潅木にけっこうたくさん咲かせます。全体が薄いピンク色で、真ん中がほんのり濃いピンクなのが、なんとも可愛いでしょ。

葉はこんな感じの熱帯の植物の中では薄手な感じで、葉脈がはっきりしています。

キョウチクトウ科の植物で有毒です。葉を傷つけた時に出る汁などには充分気をつけてください。昔は原住民が矢の先にこれの毒を塗って使ったそうです。

資料:「A Guide to Common Horticultural Shrubs」  P58

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2006年1月10日 (火)

ポンポンの木

Cerbera odollam

cerbera_odollam1s キョウチクトウ科 Apocynaceae (キク亜綱 リンドウ目)

原産地:インド~太平洋

Common name: Buta Buta , Pong Pong Tree , Reva , Yellow -Eyed Cerbera , ケルベラ、ポンポンの木、ミフクラギ

お花の直径は8cmくらいかな?きれいな白いお花がたくさん咲いています。

cerbera_odollam2sよく見る木は公園に植えられているので、5m~10mくらいでしょうか?それほど大きくなる木には見えません。

お花が終わると、ポンポンという名前がぴったりのグレープフルーツくらいの大きさの緑の実がいっぱいなります。白いキョウチクトウみたいなお花が咲いていて、グレープフルーツみたいな実がなっていたら「ポンポン?」と思ってみてください。緑の実は赤緑、黒と変化して自然に落ちます。

cerbera_odollam4s木の下を見ると写真のようなクリスマスツリーの飾りみたいなのが落ちているのを見つけることができます。これは実の表面の部分が腐ってなくなったもの。そして、このような状態になるとすぐには腐らないようです。

グレープフルーツの重さを想像しながら、実を持ってみると、拍子抜けするくらいに軽い! 

じつはポンポンの木は自然の環境では、マングローブ林の後ろの水辺に生えていて、この実が水に落ちて水に浮かんで遠くまで運ばれていくのだそう。だからパシリスパークなどでも見られます。原産地がインド~太平洋までと広いのもこのせいなんですねぇ。

cerbera_odollam3sョウチクトウの木は有毒だから気をつけて…というのは皆さんよくご存知のことだと思うんだけど、ポンポンも例に漏れず「有毒」で危険です。しかも実だけでなくて、葉や枝も有毒だから安易に近づいたり、触らないのが賢いかも。

種はねずみを毒殺するのに使われたり、魚毒としても使われてきたそうです。ほら、怖いでしょ?

写真にある表面の皮がとれた繊維質の実は、金色や銀色のスプレーがほどこされて、クリスマスの飾りやドライフラワーの飾りとして売られているのをよく見ます。日本ではこの実から発芽したものを鉢植えとして売られているようです。形がちょっと面白いもんね。

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」 P330

   「フォートカニング植物散歩」シンガポール日本人会自然友の会 P41

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2006年1月 9日 (月)

シンガポールに帰ってきたよー

はあー。極寒の日本からシンガポールへ帰って来て、天国ですわ。家の中にいても寒くて寒くて身をちぢこませて、家事はすれども運動をしなかったら、2kgも体重が増えてました。こりはタダゴトではありません。PCの前に座っている場合じゃないわ。運動しなくちゃー。

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銀葉朝顔(ギンバアサガオ)

Argyreia nervosa

argyreia_nervosa1s

ヒルガオ科 Convolvulaceae ( キク亜綱 ナス目)

原産地:インド

Common name: Elephant Creeper ,Silver Morning Glory , Little Wood Rose , ギンバアサガオ

花の直径は8cmくらいかな。私がシンガポールで見るのはこんな感じの薄い紫の色の花ですが、ピンクっぽいものもあるようです。

argyreia_nervosa2sこの花に確実に出会えるのは、シンガポール植物園の国立ラン園の中。クールハウスという施設があり、その施設に向かう空中回廊の両脇の手すりに絡まっているツル植物がこれです。

花は1日花なので、量は多くありませんが、花の元にある白い葉の塊が、まるで花のようで、きれいです。

お花にはいつもカーペンタービーというクマンバチの仲間が中に入り込んで蜜を吸っているので、花を覗き込むときには注意が必要。でも悪ささえじなければ襲ってくることはないので、怖くないですよ。ご安心を。

とってもとっても成長が早いらしく、あっと言う間にフェンスやアーチを覆ってしまいます。葉は大きくて長さが15cmほどもあるでしょうか?裏返すと白い毛がいっぱい生えていて、日にあたると銀色に光ってとってもキレイ。葉よし、花よしなので、フェンスやアーチのカバー材料としてよく使われているようですが、まだ、そんなにたくさん見かけないかな?勢いが強すぎて、管理がけっこう面倒なのかもしれません。

実は有毒植物なのだそうで、インドでは他の材料とあわせ、幻覚剤の材料として伝統的に用いられてきたそうです。根はリュウマチ、神経性疾患の薬やや強壮剤としても利用されているとのこと。日本でベビーウッドローズとして売られているドライフラワーはじつはこの植物の果実のドライなんだそう…。知らなかった…。

資料:「A Guideto Horticultural Shrubs」  P75

    http://www.kisekinohoshi.jp/plants3.htm

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2006年1月 8日 (日)

コヒルギ

Ceriops tagal

ceriops_tagal1s

ceriops_tagal4s

ヒルギ科 Rhizophoraceae ( バラ亜綱 ヒルギ目 )

原産地:東アフリカ~東南アジア、北オーストラリア、ミクロネシア、ニューギニア、ソロモン諸島、ニューカレドニア

Common Name:コヒルギ

ceriops_tagal3s

ヒルギの仲間で、葉がぺたっとアイロンをかけたようにきれいに平らになっているのが特徴です。写真を見てもわかるでしょ。

新葉の赤ちゃんも写真のようにぺたっと平べったいの。

花が終わると左のような茶色の帽子ができます。これからオオバヒルギやシロバナヒルギと同じようにニョキニョキっと緑色の棒が出てきます。

ceriops_tagal2s

ほら、こんな感じ。

  ceriops_tagal7s

はじめは上を向いて伸びてるけど、ある程度伸びると左の写真のように下に方向転換。

コヒルギの胎生種子は縦に筋状に5本の稜線があって、触るとカクカクした感じがします。スンガイ・ブローでは実がよく落ちていて、このカクカクしている感じでコヒルギの実ということがわかります。

資料:「マングローブ入門―海に生える緑の森」P197

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2006年1月 7日 (土)

ヒルギモドキ

Lumnitzera racemosa

lumnitzera_racemosa1s

シクンシ科 Combretaceae ( バラ亜綱 フトモモ目 )

原産地 :オーストラリア~ニューギニア~東南アジア~中国、台湾、沖縄

Common Name: ヒルギモドキ

代表的なマングローブ植物の1つがヒルギだとシロバナヒルギの時に書いたけど、かわいそうなことに、他のマングローブ植物は、この子のように「ヒルギモドキ」とか「ヒルギダマシ」とか、嬉しくない名前で呼ばれているものがあります

lumnitzera_racemosa7s

でもって、この子の和名は「ヒルギモドキ」。お花とか全然違うのに何でヒルギモドキなんだろう?答を知ってる人がいたら教えてくださいね。

上の写真のような小さな花が咲きます。花の直径は5~6mmくらいでしょうか? 

花が終わると左の写真のような感じになります。長さは1cmくらい。最終的にこの実がどうなるのかは、観察したことがなくて、わかりません。ごめんね。

lumnitzera_racemosa7s2

葉は4~5cmくらいで左の写真みたいなのです。つるるんとした感じの表面を持っています。

資料:「マングローブ入門―海に生える緑の森」P209

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2006年1月 6日 (金)

カメムシくん

カメムシ

パシリスパークのマングローブボードウォークの手すりの壁にくっついていたカメムシくん。

虫に詳しいHさんがまだ子どもかな?模様がはっきりしないと話していましたが…。

ごめん。よくわからない。でもかわいい。全長2cmくらいでしょうか

kamemusi-1s

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2006年1月 5日 (木)

シロバナヒルギ

Bruguiera cylindrica

bruguiera_cylindrica5s

ヒルギ科 Rhizophoraceae ( バラ亜綱 ヒルギ目 )

原産地:東南アジア~ニューギニア、オーストラリアのマングローブ域

Common Name:シロバナヒルギ

bruguiera_cylindrica3s 

左の写真の花みたいに見えるのは花びらが落っこちてガクだけが残ったもの。上の写真のように、ガクの中に薄い花びらがあるのを、時々見つけることができます。

花は3つずつ付いていることが多いです。

bruguiera_cylindrica1s 

スンガイ・ブローやパシリスのマングローブウォークで1番多く見ることができるマングローブ植物の一つかな?

ヒルギ科の16属の植物のうち、4属がマングローブにあって、どれも胎生種子という陸の植物にはない、変な子孫を残す性質があります。

左のはシロバナヒルギの若い胎生種子。シロバナヒルギの胎生種子の特徴は、ガクだったところが反り返ってくっついていること。長さは15cmくらいで、オオバヒルギとかに比べると小さめです。

bruguiera_cylindrica5

胎生種子が木になっているときはこんな感じでくっついています。

葉も小ぶりでつるんとした感じです。こんな感じの葉を見つけたら、反り返ったガクがくっついている胎生種子がないか探してみて。あれば、「シロバナヒルギ」と見分けることができます。

スンガイ・ブローの入り口付近に作られたマングローブウォークでは、シロバナヒルギ、オヒルギ、フタバナヒルギ、オオバヒルギ、コヒルギなどのヒルギ科のマングローブ植物を目の前でじーっくり観察することができます

資料:「マングローブ入門―海に生える緑の森」P188

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2006年1月 4日 (水)

スンガイ・ブロー湿地保護区

スンガイ・ブロー湿地保護区(Sungei Buloh Wetland Reserve )

visitercenterスンガイ・ブロー湿地保護区はシンガポールの北西に位置するマングローブや渡り鳥を観察できる、自然保護区です。

シベリアなどから冬にオーストラリアなどへ渡る渡り鳥たちの重要な休憩場所の湿地となっています。

スンガイ・ブローのホームページ

左の写真はビジターセンター。

sungaiburo

ビジターセンターの右側が一周20分ほど(早足で歩いて)のマングローブウォークになっており、オヒルギやシロバナヒルギなどのマングローブ植物や、オオトカゲ、マッドスキッパーなどの動物も観察することができます。

マングローブの面白い根っこを観察できて面白いですし、散策路としても楽しいと思います。

bankon

こんな根っこを観察できます。

tori

渡り鳥の中継地として有名で9月から3月ごろまでは多くの渡り鳥を観察することができます。

torimi

鳥を驚かせないようにこんなついたてで人間を隠すような観察場所がたくさん、あります。

nagame 見晴らし小屋があって、階段を上ると、こんな風景も見られます。

シンガポールに来たら、ぜひ寄ってもらいたい場所ですが、何も知らないで来ると、つまらないので、事前に少し勉強してくるといいですよ~。

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2006年1月 3日 (火)

熱帯雨林の概要-2

皆さんもよーく知ってることですけど、マングローブ林も含む熱帯雨林は、今急速に世界から姿を消しています。どのくらいのスピードで消えてるか知ってる?ある本によると、「あ」って私たちが声を出してるほんの瞬間、1秒ごとに、サッカーコート1面分の熱帯雨林が、色々な原因で消えているんだって。怖いね。いっぱいだね。石油などの化石燃料を二酸化炭素として放出する一方で、森林を減らし続けているので、地球大気の中の二酸化炭素は増える一方。うわー、大変!大変!

インドネシアでは焼畑のために山に火を放ちます。その灰がシンガポールに到着し、日本の花粉症のような症状で(ヘイズと呼ばれている…)たくさんの人が病院にどっと押し寄せます。ヘイズの影で、たくさんの熱帯雨林が失われているんだって知ったときには、日本では感じたことがなかった、背筋が寒くなる恐怖みたいなのを感じました。

(でもね。もともとの山の民と言われる人々は再生可能な範囲で焼畑をしていたんだって。今、無計画に焼畑が行われているのは人口問題で山の民でない人たちが山に流れ込んでいるせいなんですって。彼らはどう焼畑をすれば、再生可能なのか先祖から受け継いだ技術も何もなく、焼畑をしているので、そこのところが実は一番問題なんだって本には書いてありました。だから焼畑が無条件にいけないわけじゃないんだって。)

先にも書いたように熱帯雨林の土壌はとても薄いので、いったん上を覆っていた森を取り払ってしまうと、一度に多量に降る雨(スコール)によってあっと言う間に土壌が流され、回復不可能な土地になってしまいます

土地を放棄しないまでも油ヤシやゴムのプランテーションのような一品種のみの栽培は、土地を荒廃させていきます。行けども行けども油ヤシの山また山。そんな風景を、マレーシアに行けば、誰でも見ることができます。(ボルネオで熱帯雨林の保護のお仕事している人のレポートを読みました。こっちも読んでみて下さい。)

森が雲を呼び、雨を降らせ、水を貯め、適度に地上に放出する働きは、世界のどの森も持っている機能で、水と森は切っても切れない関係にあります。沿岸の海の豊かな魚貝の資源ももとはと言えば、森が生み出した有機物が川の流れで運ばれ、沿岸に注ぎ込むことから生まれます。(魚付き林って言葉を知っていますか?日本でも漁業の町で森を作る運動が盛んになってきていますが、熱帯雨林やマングローブ林でもこの機能が注目されています。)森を無くなること、そういった森以外の自然の資源を無くすことにもつながっています。

また、熱帯雨林は違った意味でも資源の宝の山です。

昆虫などと共生関係を作る一方で、簡単に食べられないように植物は様々な毒の成分を体に持っています。熱帯雨林の植物はほとんどすべてがそういった成分を持っており、山菜のようにそのままでは食べられない一方で、薬などとして森に住む人々に利用されてきました。未知の素晴らしい効用を持った成分が森の中に眠っており、しかもこの分野の研究はまだ進んでいないのです。癌やエイズなどの特効薬も熱帯雨林の中から見つかる可能性があると言われています。熱帯雨林を荒廃させることは、これらの宝の山が発見されることのないまま、ただ失われることになり、世界中の研究者が危惧しています。

薬とかだと、遠い話のようだけど、じつは意外なほどたくさんの熱帯の植物が日本の私たちの生活と関係しているということも、熱帯植物について調べれば調べるほど、出てきてビックリするんですよ。(バニラ、ラワン、籐、ココナッツミルク、植物性油…e.t.c.…。)

熱帯雨林が無くなることによって出て来る問題は個人ではどうにもできないのだけど、たくさんの人がこういったことにまずは興味を持ってくれたら、もしかしたら、次のアクションもあるかもしれないよね。そんな思いもあって、熱帯植物だよりを書いています。あらら。年始の決意みたいなのになってしまったわ。

それでは、今年もよろしくお願いします!

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2006年1月 2日 (月)

熱帯雨林の概要-1

forest-sJPG 熱帯雨林と言うと、ものすごく広大な面積があるというイメージがありますが、実際には「1年中暑くて湿気がたくさん!」という森は赤道の近くのほんのわずかの地域にしかないんだそうです。

種類は地域によって3タイプアメリカ、アフリカ、東南アジア。同じ熱帯雨林でもこの3種類は姿も、構成する植物の種類も違います。

熱帯雨林の典型的な形。とにかく「垂直方向に長い!!」

最も背の高い熱帯雨林はボルネオ島の低地あたりで、70~80メートル。雨がたくさんきちんと定期的に降って、おまけに十分な光を受けることができるので、思いきり成長できること、赤道付近では台風がなく、縦に伸びても風でなぎ倒されるようなことがないからです。(高さは場所によって、地盤や栄養分の多少によって変わってくるそうです。)

縦方向に長いので、森の上部と下部では様子が全然違っています。これは「階層構造」と呼ばれ、あらゆる生物が住む高層アパートのようなものになっています。

また、「熱帯の土壌はやせて」います。一見豊かに見えるのにどうしてなんでしょう?答えは暑いから。

気温が25℃以上になると微生物の活動が活発すぎて、植物が生産した有機物はあっと言う間に分解され、腐食として地表に留まりません。日本のような温帯は温度がちょうどよいので、腐食が適度に堆積して、雑木林のふかふかの地面ができるんだよね。シンガポールあたりは一番涼しい1月でさえ、平均気温が25℃。5月に至っては27℃。腐葉土になったと思ったら、すぐに次の段階の「ただの土」になってしまいますぅ!!

ただの土の中にある養分は、熱帯特有の強い雨と共にすぐに流れ去ってしまい、栄養分がとどまらないわけ。だから熱帯の土壌の厚さは30㎝程度。薄い!!!アメリカ、アフリカに至っては15㎝しかないんだって。(でも実際は植物達があの手この手で、雨に運び去られるより先に、もう一度吸収してしまうんだそう。)

ちょっと解説

日本で畑に野菜を植えるとき、鉢植えにお花を植えるとき、必ず腐葉土や牛糞などの腐食質の土壌改良剤を入れますよね。植物は腐食質の中に住む微生物の助けを借りて肥料分を上手に利用したり、根っこをのびのびと伸ばしたりできるのです。微生物は肥料分を適度に分解、また植物が吸収しやすい形に変えて、植物に供給してくれます。だから腐食質がないと、一般的には、植物は健康に育つことが難しいのです。腐食質を含んだ土が厳密には「土壌」であって含んでいない土はただの岩石のかけらにすぎません。

一方で、もともと腐食質がほとんどない場所で進化したり、適応したものもあります。これらは別の形で微生物や菌類の助けを借りて生活しています。日本の石灰岩の山に生えるアカマツなどもその一例です。

熱帯雨林の、ほかの温帯などとは比べ物にならないほど多くの多種多様な生物たちは、このような「高層アパート」と「やせた土壌」…というとっても不利な環境をどうにかしようと試行錯誤した結果、生まれました。

高層アパートの、各層ごとで違う光や水の条件をどうクリアして自分の種を残すか、生物は工夫をして、競争して、形を変え、種を増やしていきました。

また、土地がやせているため、生物達は土壌養分だけに頼ることができません。生物どうしでそれらを依存しあったりする特殊な関係を進化の中で作りあげていきました。

その関係は熱帯雨林が誕生してからの1億年近い年月をかけて、植物どうしだけでなく、微生物、昆虫、鳥類、爬虫類、哺乳類をも巻き込んだ、壮大なネットワークを作り出してきました。すごーい!!

熱帯雨林特有の植物の形はそんな中から、必然性があって生み出されてきたもの。

「絞め殺し植物」「アリ植物」「着生植物」「気根」「異形根」「幹生果」「幹生花」といった熱帯雨林に特徴的な植物の形はそんな中から生まれました。

シンガポールでは、外来の植物が多いとは言え、世界各地の熱帯雨林から植物を導入しているため、こういった特徴がある植物を、植物園だけででなく、街のあちこちで見ることができて、町中が熱帯植物園のよう。ちょっとでも知識があって、バスに乗れば、行く先々で色々なものを発見できますよ。上記の特徴についてはまたおいおいに…。今日はこれまで!

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2006年1月 1日 (日)

シンガポールの国花

Papilionanthe Miss Joaquim

旧学名:Vanda Miss Joaquim

vanda_miss_joaquim























ラン科 Orchidaceae ( 単子葉綱 ユリ亜綱 ラン目)

原産地:シンガポール ジョアキムさんのおうちの庭

シンガポール植物園のバンドスタンド脇に、いーっぱい植えられているのが、「ジョアキムさん」と私たちが呼んでいる、「バンダ ミス・ジョアキム」です。これがシンガポールの国花。1981年に指定されました。

19世紀 の終わりに、シンガポールに住んでいたアルメニア人の女性、ジョアキムさんが自宅の庭でとっても美しいランのお花が咲いているのを発見し、当時、シンガポール植物園の園長をしていたリドレー氏に「見てみてー、きれいなお花が咲いていたのー!」と見せたところ、自然交配でできた新種であることがわかって、新種として登録。彼女の名前をとって、「Vanda Miss Joaquim」と名づけられました。

シンガポールで生まれたこと、お花が大きくてきれいなこと、ランがシンガポールの重要な輸出品であったことなどから、国花として選ばれたそうです。最近は出回らなくなってしまった、1セント硬貨の図柄は、ジョアキムさんでした。観光の方はおつりとして1セント硬貨をGETする機会があれば、記念にとっておいてはいかが?

ちなみのこの写真、シンガポール植物園のラン園の日本語パンフレットに使われている写真。私が撮ったんだよー。(ちょっと自慢) 日本語パンフレットはラン園のものだけあります。(パンフレットそのものは色々あるんだけどみんな英語か中国語)表には英語のしか置いてないので、植物園のビジターセンターのインフォメーションで「日本語のちょうだい!」って頼むと、在庫があればだしてくれます。

2016-10-05更新(シンガポール在住の友人、高田さんが最新情報をお知らせしてくださいました!高田さん、ありがとうございます!)

シンガポールの国花バンダ・ミス・ジョアキムですが、このたび正式にNParksNational Heritage Boardから自然交配種でなくて人工交配種だとされました。

http://www.straitstimes.com/singapore/vanda-miss-joaquims-namesake-gets-official-credit-as-creatorcial-credit-as-creator

 また、学名もPapilionanthe Miss Joaquim というように変わっています。コモンネームは、そのまま Vanda Miss Joaquim です。解析の結果母方と父方も入れ替わりました。

この記事を書いてからもう10年も経っているんですね。私も10歳歳をとったのか~。びっくり。

科学はどんどん色々なことを明らかにしてくれます。わからなかったことが少しずつ分かるようになるってわくわくします!

 

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