ポンポンの木
Cerbera odollam
キョウチクトウ科 Apocynaceae (キク亜綱 リンドウ目)
原産地:インド~太平洋
Common name: Buta Buta , Pong Pong Tree , Reva , Yellow -Eyed Cerbera , ケルベラ、ポンポンの木、ミフクラギ
お花の直径は8cmくらいかな?きれいな白いお花がたくさん咲いています。
よく見る木は公園に植えられているので、5m~10mくらいでしょうか?それほど大きくなる木には見えません。
お花が終わると、ポンポンという名前がぴったりのグレープフルーツくらいの大きさの緑の実がいっぱいなります。白いキョウチクトウみたいなお花が咲いていて、グレープフルーツみたいな実がなっていたら「ポンポン?」と思ってみてください。緑の実は赤緑、黒と変化して自然に落ちます。
木の下を見ると写真のようなクリスマスツリーの飾りみたいなのが落ちているのを見つけることができます。これは実の表面の部分が腐ってなくなったもの。そして、このような状態になるとすぐには腐らないようです。
グレープフルーツの重さを想像しながら、実を持ってみると、拍子抜けするくらいに軽い!
じつはポンポンの木は自然の環境では、マングローブ林の後ろの水辺に生えていて、この実が水に落ちて水に浮かんで遠くまで運ばれていくのだそう。だからパシリスパークなどでも見られます。原産地がインド~太平洋までと広いのもこのせいなんですねぇ。
キョウチクトウの木は有毒だから気をつけて…というのは皆さんよくご存知のことだと思うんだけど、ポンポンも例に漏れず「有毒」で危険です。しかも実だけでなくて、葉や枝も有毒だから安易に近づいたり、触らないのが賢いかも。
種はねずみを毒殺するのに使われたり、魚毒としても使われてきたそうです。ほら、怖いでしょ?
写真にある表面の皮がとれた繊維質の実は、金色や銀色のスプレーがほどこされて、クリスマスの飾りやドライフラワーの飾りとして売られているのをよく見ます。日本ではこの実から発芽したものを鉢植えとして売られているようです。形がちょっと面白いもんね。
資料:「1001 Garden Plants in Singapore」 P330
「フォートカニング植物散歩」シンガポール日本人会自然友の会 P41
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