銀葉朝顔(ギンバアサガオ)
Argyreia nervosa
ヒルガオ科 Convolvulaceae ( キク亜綱 ナス目)
原産地:インド
Common name: Elephant Creeper ,Silver Morning Glory , Little Wood Rose , ギンバアサガオ
花の直径は8cmくらいかな。私がシンガポールで見るのはこんな感じの薄い紫の色の花ですが、ピンクっぽいものもあるようです。
この花に確実に出会えるのは、シンガポール植物園の国立ラン園の中。クールハウスという施設があり、その施設に向かう空中回廊の両脇の手すりに絡まっているツル植物がこれです。
花は1日花なので、量は多くありませんが、花の元にある白い葉の塊が、まるで花のようで、きれいです。
お花にはいつもカーペンタービーというクマンバチの仲間が中に入り込んで蜜を吸っているので、花を覗き込むときには注意が必要。でも悪ささえじなければ襲ってくることはないので、怖くないですよ。ご安心を。
とってもとっても成長が早いらしく、あっと言う間にフェンスやアーチを覆ってしまいます。葉は大きくて長さが15cmほどもあるでしょうか?裏返すと白い毛がいっぱい生えていて、日にあたると銀色に光ってとってもキレイ。葉よし、花よしなので、フェンスやアーチのカバー材料としてよく使われているようですが、まだ、そんなにたくさん見かけないかな?勢いが強すぎて、管理がけっこう面倒なのかもしれません。
実は有毒植物なのだそうで、インドでは他の材料とあわせ、幻覚剤の材料として伝統的に用いられてきたそうです。根はリュウマチ、神経性疾患の薬やや強壮剤としても利用されているとのこと。日本でベビーウッドローズとして売られているドライフラワーはじつはこの植物の果実のドライなんだそう…。知らなかった…。
資料:「A Guideto Horticultural Shrubs」 P75
http://www.kisekinohoshi.jp/plants3.htm
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コメント
TOMさん、はじめまして!
私は手描き染めでお花を描いています。
「蔓」「熱帯植物」の検索でたどり着きました。
いろんな植物にいい解説が付いていて、
こんな植物を描きたいな~ってワクワクしますね。
1年程前、まさにシンガポール植物園の国立ラン園でこの花を
スケッチしたのですが、その時は雨が降り始めて
慌てて名前を確認するのを忘れてしまったのです。
国立ラン園のHPを見ても書いてないし。
作品にすると必ず名前を聞かれるので「どうしよう~」と思っていました。
本当に助かりました。ありがとうございます。
その作品は展示会の案内絵葉書にしました。
お時間ありましたら、URLのところで見てみてください。
投稿: こみちゃん | 2007年1月18日 (木) 00時51分
こみちゃんさん
コメントのレスが相変わらず遅くてごめんなさい。こみちゃんさんのホームページはちゃんと見せていただきました。すごい。まるで違う植物のように見える…。なんていうか華麗ですねー。同じ絵でも色々な表現があるのだなあと、感心しました。東京進出、おめでとうございます。今回は行けないけれど、また東京であるときには是非是非お知らせくださいね。ありがとうございました!
投稿: TOM | 2007年1月22日 (月) 06時25分