あり植物 セクロピア
Cecropia peltata
ケクロピア科 Cecropiaceae (マンサク亜綱 イラクサ目 )
原産地:中央アメリカ、南アメリカ北部、西インド諸島
Common name:セクロピア
ブキバトネイチャーパークの見晴台の辺りを歩いていた時にあった低木。実際はもっと大きくなるらしいです。
「マカランガと同じようにあり植物」なんだよ…と教えられて興味を持ったので調べてみました。
原産地は中央アメリカの方で、アジアではありません。シンガポールではシンガポールZOOとかに植えてあったものが、だんだんと広がってきているのだそうです。
原産地では伐採地などで最初に生えてくるパイオニア植物の一つなのだそうです。
葉が大きいの!
葉に刺してあるシャーペンと比べてみてね。
花や実は鳥や哺乳類が好きで、葉をナマケモノが好んで食べるのだとか。雌雄異株で、ネコのしっぽのような花が長く垂れ下がって咲き、たくさんの種をつけるのだそうです。今度、ZOOに行ったら探してみよう!
葉の下を覗いて見ると、葉の付け根の部分になにやら奇妙なものが…。
拡大してみると下の写真みたいなのがついています。茶色の色の中に白い粒々。何だ?コレ?
この部分は「フード・ボディーズ」と呼ばれる、グリーコーゲンを含んだ粒なのだそうで、アステカアリの食べものになるのだそうです。
あれ?どっかで聞いた話だぞ?
そうそう。シンガポールの熱帯雨林の端っこでよく見られるマカランガとおんなじだー。
全然違う世界の中で、おんなじような性質を獲得した、全然違う植物がいる…これってすごく面白い!
さらに資料を読んでいったら、もっともっと同じだった。
茎の中は空洞になっていて、その中にアステカアリが住んでいて、食べ物と住居の両方をセクロピアは与えてるんだって。
それでもって、そのお返しに、アステカアリは、セクロピアを食べるほかのアリや、哺乳類を追っ払うのだそうです。
うーーん。アリもセクロピアも意思を持ってるみたいだねぇ。自然の底力、あなどれません!
資料:朝日百科「植物の世界」 P8-138
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