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2006年3月31日 (金)

うさちゃんの足のシダ

Davallia denticulata

Davalliaceae (シダ植物…ごめんそのうち調べます)

原産地:熱帯アジア、ポリネシア

Common name: Rabbit's Foot Fern, ラビットフットファーン

davallia_denticulata2s

davallia_denticulata1s

シンガポール植物園のビジターセンターにパームコートと呼ばれる小さな広場があります。そこにはアブラヤシが整然と植えられているのですが、そのヤシの幹に着生しているのが、このかわいい名前にシダ、ラビットフットファーンちゃん。今回のタイトルの通り、「うさぎの足のシダ」という意味です。

そのわけは…上のの写真を見るとわかるでしょ?かわいいーねー!

シダの葉の根元の部分ていうのかな?とにかく植物の一部がこんな形をしておりますです。

資料: 「1001 Garden Plants in Singapore 」P38

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2006年3月30日 (木)

シンガポールの鳥についてのおすすめサイト

Oさんこと熱帯樹さんが、すばらしいブログを紹介してくださいました。シンガポールの鳥について書かれているブログです。自分だけで見ているのはもったいないので、皆さんにもご紹介。写真も内容もすばらしい!英語なのがTOMにはトホホ…なのですが、「こんな感じの事が書いてあるのかな?」なんて想像力をいっぱい働かせながら、読んでいます。もちろんタイトルと写真だけでも十分面白い!

Bird Ecology Study Group, Nature Society (Singapore)

英語に恐れおののかないで(お前だけだろう?って言われそうだ…(^^ゞ)、ぜひ遊びに行ってみてください。

(役にたったらポチッ!)

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2006年3月29日 (水)

タコの木

Pandanus odoratissimus

pandanus_odoratissimus1s

タコノキ科Pandanales (ヤシ亜綱 タコノキ目)

原産地:スリランカ、マレシア

Common name: Pandan Laut

シンガポール植物園のビジターセンターの入り口左側で私たちを迎えてくれるのがこの変な木。

根っこの形から日本では「タコノキ」と呼ばれる植物の仲間です。

シンガポールでは料理の香料に使うパンダンという植物がこの仲間なので、「パンダン」の仲間だよーと説明するとわかってもらえます。

水辺とか足元が不安定な場所で進化したものはこういうふうに何本もの支柱を出して、体を安定させます。そういうものの一つのようです。

タコノキ科は3属700種が旧世界の熱帯に生育しています。熱帯の人々には上記のように香料として、食料としてかごや敷物を作る素材として、様々に利用されています。TOMたちも熱帯雨林の中で、色々な形のタコノキ科の植物に出会います。

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2006年3月28日 (火)

コモンアシスタシア

Asystasia intrusa

キツネノマゴ科 Acanthaceae (キク亜綱 ゴマノハグサ目)

原産地:西アフリカ~東南アジア、ニューギニア、太平洋諸島…?

Common name: Common Asystasia. コモンアシスタシア

asystasia_intrusa1s

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シンガポールでちょっと管理をしていない草むらに行けばいつでもどこでも咲いている雑草。草丈は50cmくらい。お花は1.5cmくらいの小さなもの。

学名で検索したら、日本で出回っているものは色が赤紫色が濃くて、印象がだいぶ違っていました。本当におんなじものなのかなあ。シンガポールにあるのは、この花色が白っぽいタイプです。

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2006年3月27日 (月)

森の中の妖精達

チョウチョ?or ガ? どっちかな?

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シンガポール植物園のレインフォレストエリアで地面にいっぱい泊まっていたチョウ。普段はチョウやガはすぐに動いてしまってなかなか写真を撮る事ができないのに、今回は(2006年3月始め頃)たくさんいて、羽を広げたり閉じたりしながらも、同じ場所にとどまっていてくれたので、写真を撮る事ができました。いつもは全然いない場所なんだよ。どうしてあんな場所にいっぱい、それもじーっとしていたのか謎です。

これが何かわからないのだけど、パルダリスオオイナズマ(Lexias pardalis)かな?って思ってます。違う種類のチョウかと思っていましたが、上のがメス、下のがオスで、同じ種類のようです。

違う?間違っていたら教えて下さーい!

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2006年3月26日 (日)

クシフィディウム・カエルレウム 

Xiphidium caeruleum

xiphidium_caeruleum2s

 

xiphidium_caeruleum2s2植物園の仮正門(ミンデンゲート)のそばに咲いている小さなお花。高さは50cmくらいかな。知らないお花だったので調べてみました。

ハエモドルム科 Haemodoraceae (ユリ(単子葉)綱 ユリ亜綱 ユリ目)

原産地:西インド諸島 中央アメリカ,南アメリカ 

属名の Xiphidium は「剣に似た」という意、葉の形から。caeruleum は「青色の」という意で、葉が青みがかるところからなんだそう。でも青いか?って感じではありますよね。  

xiphidium_caeruleum1s

ハエモドルム科って聞いたことがなくて、なんじゃそれ?と思いましたが、オセアニアや南アフリカ、南米、北米東部などに分布する植物なのだそう。カンガルーポーもハエモドルム科って聞いて、記憶にひっかかるものもなく、へぇーって思っただけでした。それよかカンガルーポーがユリ目ってのは思ってもみてなかったよー。

原産地の人々が足のひび割れ治療や婦人病の治療に用いる地域もあるようです。

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P232 

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2006年3月25日 (土)

グスタビア

Gustavia superba

gustavia_superba1s

gustavia_superba2s

gustavia_superba4sキレイなお花です。微妙なピンクの具合にうっとり。つぼみは桃をかたどった和菓子のよう。実はまるでろうそくのようですね。

サガリバナ科 Lecythidaceae (ビワモドキ亜綱 サガリバナ目)

原産地:コスタリカ、パナマ、コロンビア

Common name: Membrilla

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P382

(^_^) きれいだったでしょ?ポチッ!とよろしく!gustavia_superba6s

gustavia_superba7s

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2006年3月24日 (金)

緑色のきれいなヘビ

Ahaetulla prasia

Common name: Oriental Whio Snake, オリエンタルホイップスネーク

ahaetulla_prasia1s

ahaetulla_prasia2s

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この写真はマクリッチ自然保護区で撮ったものだけど、この子は植物園とか他の場所でもわりとよく見る子です。本にはこんな説明(とっても大雑把な訳でごめん)がありました。

「長さ2m。森の中や耕作地、公園などでひろく見られて、小さな脊椎動物(カエルやトカゲや鳥など)を食べています。樹上で暮らし、昼間に行動。シンガポールのネイティブのヘビで、どこででもよく見られます。

本当は害のないヘビなのに、毒があると思われているので、よく殺されてしまう可愛そうなヘビ。確かに毒があることはあるのだけど、あまりにも弱くて、何の害も人間には及ぼさないのだそう。草むらや潅木の中に見事にカモフラージュしていて、風で葉が揺れる時には一緒に揺れるというのだから大したもの。若いときには茶色をしているそうです。」

私も毒があるって誰かから聞いた覚えがあったので、「じつは毒は心配しなくても良かったんだー」と知って安心しました。緑色がうっとりするほどきれいなんだよー!

資料:「A Guide to The Amphibians & Reptiles of Singapore」P70

(^_^) 緑色のヘビを好きになったら人は…ぽちっ

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2006年3月23日 (木)

カンナ

Canna hybrid

canna_hybrid6s日本の夏の花壇におなじみのカンナ。あんまりおなじみだから、カンナという言葉さえも日本語かと思っていたけれど、ラテン語の学名そのまま導入したものでした。

ここ、シンガポールでもマンションのお庭、公園、街路樹によく植えられていて、1年中、きれいな緑の葉と、鮮やかなお花で私たちを楽しませてくれています。

あんまりどこにでもあるし、おなじみの植物だったので、花が咲いた後どうなるかなんて考えたことがなかったので、ふと、観察…。

黄色と赤の花の混じっている花壇だったので、ちょっと写真が混ざってしまっていますがご容赦を…。

お花が終わると左下の写真のようなボンボンができてきます。これがだんだんと熟して乾いて右下の写真のようになってきます。

canna_hybrid2s

canna_hybrid3s

canna_hybrid8s 

これを採ってバラバラにしてみました。うぉー!!!小さな種!次にカンナちゃんを見たら、観察してみてくださいね!

カンナ科 Cannaceae ( ユリ(単子葉)綱 ショウガ亜綱 ショウガ目)

原産地:中南アメリカ

原種からたくさんの交配種が作られて出回っています。

(^_^) 面白かったここをクリック!してね!

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2006年3月22日 (水)

バナナ

Musa ornata

musa_ornata3sバナナの雄花と雌花で大騒ぎしてしまった(こちらをご覧ください)TOMでしたが…その後、こんな観賞用の小型のピンクのお花(包)のバナナちゃんに出会って、疑問点を解消することができました。

ほらほら、下の方にだけバナナの実がついているでしょ。で、今咲いているのは雄花だけなの。

musa_ornata1s

musa_ornatas

雌花がきれいに咲いているところはまだ写真が撮れないんだけど、こんな風に実の形がすでにあって、その先に雌花が咲いていました

疑問点が晴れてすっきり。ふっふっふ…。

なるほどーーって思ったらポチッ

バショウ科 Musaceae (ユリ(単子葉)綱 ショウガ亜綱 ショウガ目)

原産地:バングラデシュ、ミャンマー

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2006年3月21日 (火)

おむつの木

Claoxylon indicum

お子チャマのように柔らかい頭なら植物の名前もすぐ覚えられるのかもしれないけれど、はっきり言って肌の曲がり角も頭の折り返し地点も過ぎてしまったTOMには、植物名は暗号と化しています。

みんなで歩いて楽しいのは、色々な些細な感動を共有できるから。そしてその感動を植物のニックネームにすると…忘れないんだよねー、不思議と。(本当の名前はすぐ忘れるのだが…)

今日のご紹介は、花も実も写真がない。葉っぱで感動し、その手触りのよさで「オムツの木」と勝手に命名してしまったクラオザイロンちゃん。

claoxylon_indicum1s

claoxylon_indicum2s

トウダイグサ科 Euphorbiaceae (バラ亜綱 トウダイグサ目)

原産地:中国南部 、マレーシア

Common name : Lampin Bndak

オムツの木は森の外側を歩いていると出会う低木です。葉が柔らかくてなんとも言えず気持ちが良いのよ。

claoxylon_indicum3s

左の写真のように ぐにゅぐにゅって握りつぶしても、また簡単に元に戻るの。気持ちがいいから、オムツカバーにでも使ったら良さそうだねって「オムツの木」になりました。

本には、葉が柔らかくて、裏側がベルベットのような感じ。雄花の総状花序は40cmくらい、雌花は20cmくらいになる。実は「2~3 lobed capsule,6~8mm wide」と書いてありました。lobed capsuleってどんな感じだろう?わからん。

資料:「Concise Flora of Singapore Gymnosperm and Dicotyledons」Hsuan Keng

(^_^)

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2006年3月20日 (月)

ドリアン風景

durian-signマレーシアの人や、シンガポールの人はドリアンちゃんが大好き!ドリアンちゃんの季節になればスーパーでも露店でもドリアンちゃんが所狭しと並びます。

おとといに、お花を紹介したのでついでに、ドリアンちゃんに関係した風景を2景。

左の看板は公園の森の中でであった看板。

「落ちてくるドリアンに注意!」下を見たら、ちゃんと落ちてました(笑)

20040727_056

これはHDBの下の風景。左の奥の方にドリアンが棚に並べられているのが見えるかな?普段はこんな風に積み上げられて売っていることが多くて、割って中身を出してプラスチックの容器に入れられて売られています。いかにシンガポールの人にとって身近なものか想像できませんか?

ゲイランという道ぞいにはたくさんのドリアンが積み上げられて売られています。夜ライトに照らされたその風景はとってもシンガポールらしい風景で写真を撮りたいのだけど、夜に歩くのはちょっとはばかられる地域なので、4年経った今も写真が撮れていません。どっかにいい写真がアップされていないかな?

バスにはドリアン持込禁止のマークが出ていてこれも写真を撮ってないなあと思っていたらKiasuさんのブログにありました。こちらをごらんあれ。(写真をクリックして拡大するとよくわかります。右から2番目の絵がそう)Kiasuさんはドリアンを嫌っておられますが、私はそこまでは嫌っていません。要は慣れだと思います。うちの子は最初はドリアンの匂いがするとスーパーに入れなかったけど、今は大丈夫。「ドリアンの季節だねぇー」なんて言う子どもに変身してます。ホテルや乗り物へのドリアンの持ち込み禁止は、「シンガポーリアンに嫌ってる人が多い」というよりも、「観光立国として観光客への配慮から」なんじゃないかな?ってTOMは思っているのですが…。(些細なことでチューインガムを禁止してしまった国だから、そのくらいのことはやりそうでしょ?)

ドリアン体験レポートはこちらです。

ドリアンの花を見たい方はこちらへどうぞ。

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2006年3月19日 (日)

ヒスイカズラ

Strongylodon macrobotrys

strongylodon_macrobotrys1s 水曜日にラン園に行ったときに、ジェイドバインことヒスイカズラがきれいに3箇所で咲いていました。その日はあろうことか財布もカメラも忘れて出かけてしまったTOM。写真が撮れずがーーーーん!土曜日に植物園に行く時に写真を撮ってこようと思っていました、でも、もうすでに見るも無残な姿に…。

先週の金曜日には「まだだった」という話を聞いていたので、キレイな時期は本当に数日しかないのだということを実感。

それならば前に撮った写真で紹介…と思ったけど、膨大な写真群の中から見つけきれず断念しました。こんなサイトがあったので、こちらを見てみてください。

strongylodon_macrobotrys6s

今回の写真は落ちていたお花を拾ってきて家で撮ったものです。

またまた分解。

まずは旗弁(きべん)を取る。

翼弁(よくべん)を開くと、オシベ、メシベの根元が見えてきます。

strongylodon_macrobotrys7s

でもって竜骨弁(りゅうこつべん)を開きます。出てきたーー。オシベとメシベ。開かない状態では先だけが竜骨弁の先から出ています。

strongylodon_macrobotrys13s オシベ・メシベの根元を開いてみました。なにやら透明な液がいっぱい。なめてみたらほんのり甘かったよ。

こういう構造の場合、どんな虫がどうやって受粉をしているんだろう?蜜を吸いに中に入ってきて、竜骨弁の中を這い上がっていく過程で受粉するのかなあ?知っている人がいたら教えて下さい。

ちょっと面白いでしょお?!!!(面白かったらポチッ

マメ科

原産地:フィリピン諸島(ルソン島やミンドロ島)

Common name: Jade Vine

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2006年3月18日 (土)

ドリアン

Durio zibethnus

durio_zibethnus7

この花なーんだ?

ほらほら、腐った匂いがするという…あれ。

果物の王様、ドリアンちゃんのお花でーす

3年くらい前に撮った写真かなあ。管理が悪いのでいつ撮った写真かはっきりしません。ごめんね。シンガポール植物園の果樹エリアで咲いていたもの。

durio_zibethnus8

ドリアンちゃんのお花はコウモリとかが花粉を運ぶので夜に咲きます。

昼間に行っても茶色になって落ちたお花しか見ることはできません。なので、このときはつぼみの様子を見ておいて、夜暗くなる7時くらいに出かけました。

ドリアンちゃんは幹に直接花や実をつける「幹生花」もしくは「幹生果」です。だから、こんな風に幹からぶら下がっています。右の奥に見えるのはつぼみです。

durio_zibethnus1s

ドリアンちゃんの実はこんな風に枝にどーーーんと実ります。

ちょっと面白いでしょお?!!!(面白かったらポチッ

パンヤ科 Bombacaseae(ビワモドキ亜綱 アオイ目 )

原産地:マレー半島

ドリアン体験の記事はこちらです。

   

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2006年3月17日 (金)

疲れたー!

20060318_001s今日で子どもの学校はおしまい!(日本人学校の終了式なのさ。)

それでもめげずに今日も植物園を歩いてきましたよ。ヤシのお勉強。パームバレーというヤシのコレクションのエリアがあるのです。面白かったよー。写真もボケボケも含めいっぱいさ。順次アップにこうご期待!

お昼過ぎから子どものクラスのお別れパーティーがあったので、持ち寄りの料理を作ったり、1日中走り回っていました。ぐったりで、ごめん、アップできませんでした。子ども達は中学生にもなって「ケイドロ」が大流行。うちの子は筋肉痛に苦しんでいます。(そのくらい一生懸命勉強してくれよ…(^^ゞ)

植物ネタではないけれど…。ケイドロは「警察と泥棒」…。TOMは同じ遊びはジュンドロ「巡査と泥棒」と呼んでいました。クラスのお母さんに聞いたら、「ケイドロもジュンドロもそんな遊びしなかったよ」という人が多かった。やったよねー。鬼ごっこ!そしてあなたは「ケイドロ派」?「ジュンドロ派」?

写真はパーティー会場を提供してくれたお友達のマンションについてるプール風景。造園屋さんとしては植わってる木が気になってひそかに観察…(職業病だ)。豪華さにこんなところに住んでいる人もいるのねぇー。とタメイキ…。ワハハ。

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2006年3月16日 (木)

日本人墓地

20060316_017s 3月14日に日本人墓地の慰霊祭があって参加してきました。毎年、3月半ばにはシンガポール日本人会によって慰霊祭が行われています。夕方の時間帯なので、今までは子どもの習い事の送迎があって参加できず、4年目にして初めて参加することができました。

昨年、TOMが所属している自然友の会に「どんな植物を植えたらいい?」という問い合わせが来ていて、みんなでアレコレ考えて提案をしたということがあったので、どんなになったかちょっと見ておきたいという気持ちもありました。

日本人墓地は現在は日本人墓地公園として整備されて、日本人会によって管理されています。

1970年代、シンガポールでは墓地を接収して住宅を建設するという政策が行われていました。日本人墓地も墓地使用禁止命令が出され、日本大使館と日本人会が政府にかけあい、墓地公園として保存することが許可されたために接収を逃れることができたということで、現在は公園になっているわけです。

20060316_018s シンガポーリアンの墓守の方(3代目)が敷地内に家を構えて住んでいて、普段の管理をしてくれていると共に、日本人学校や日本人幼稚園の先生方や、ボーイスカウトの面々が清掃をしてくれているとのことでした。うちの子も2回くらい学校で連れて行かれてお掃除した よーって言っていたっけ。

20060316_030s慰霊祭は慰霊碑に献花を行い、最後に、今残っている900基くらいのお墓の1つ1つにキクのお花と線香を供えるというものでした。もともとは1000以上(1500と説明されたかどうか?)あったそうですが、木で作られていたものは朽ちてなくなってしまったのだそうです。シンガポールで邦人の歴史は一言では語り尽くせないものがあります。からゆきさんと呼ばれた女性達、マレー戦線で亡くなった方たち、戦後戦犯として処刑された方たち…。そういった方たちの人生を思いながらお花と線香を供えていったら、ここに来るまでは予想していなかったじんと来る何かを感じました。「1年に1度くらい、お花とお線香をあげてあげたいよね」心の底から思いましたよ。

  20060316_020sとてもきれいに管理されている公園です。日本人会では日本人墓地公園マップを作って、どんな人がここに埋葬されているかがわかります。今回行ったら、そのマップが掲示板に貼ってあったので、予備知識もなく直接行っても内容がわかって興味深く散策できると思います。

日本人会の日本人墓地のページはこちらです。個人的に旅行の際に行かれる方はこのページの地図を印刷してタクシーの運転手に見せるといいと思いますよ。

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2006年3月14日 (火)

アルタボトリス

Artabotrys uncinatus かな?

artabotrys_uncinatus3s2

このブログにいつも登場してくださってるOさんのおうちに遊びに行かせいただいたときにお庭で咲いていたお花がコレ。どこかで種を採取してきて、育てたものだのだそうで、そんな出生のせいか、私は他では見たことはありませんでした。一緒にいた友人達は「バンレイシだー」(彼女らはバンレイシフリーク)と騒いでいましたが…。

バンレイシ科 Annonaceae (モクレン亜綱 モクレン目)

原産地: 熱帯アジア

Common name:Ylang Ylang vine, Bhandari vine, Climbing lang-lang, Tail grape, ilang-ilang
artabotrys_uncinatus3s

artabotrys_uncinatus2s

イエローオレアンダーと同じように、上から見た限りだとオシベもメシベも花びらがしっかりとガードしていて見えません。残念ながら、その様子は写真に撮って無かったので、様子が見たい方はこちらのサイトの写真をごらんください。

  左はその花びらを向いてしまったあとの様子。ちゃんと真ん中にメシベの塊があって、その周りにオシベが取り巻いています。

artabotrys_uncinatus4s

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ほんでもってできた実がこれ!1つの花でこんなにいっぱいの実がなってなんともユニークな形!普通だと、こういうふうに実がついていたら、お花が実の数だけ咲いていたと思うでしょ?でもこのタイプ(多心皮類という)のお花は1個の花から、たくさんの実がつくの。説明が難しいので、多心皮類の話はまた後日…。

artabotrys_uncinatus5s

花の元にはこんな特徴的な形をしたツメがついていました。種名の「uncinatus」は「ぺったんこのフック(ツメ)」という意味なのだそうです。

色々書いてはみたものの、TOMにとっては、よくわからない謎の植物。Oさーん、記述が間違っていたら指摘してくださいねー。

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菩提樹の数珠の木

Elaeocarpus angustifolius

西岡直樹氏の「インド花綴り」のインドボダイジュの項には、「インドの仏教の聖地では…。また菩提樹の数珠として、しわのある丸くて堅い実を綴ったものを売っているが、これはインドボダイジュの種実ではなく、インドジュズノキというホルトノキ科の樹木の種子である。」というくだりがあります。このインドジュズノキがコレ。

elaeocarpus_angustifolius5sホルトノキ科 Elaeocarpaceae ( ビワモドキ亜綱 アオイ目 )

原産地:北東インド、インドシナ、マレシア、熱帯オーストラリア

Common name: Blue Marble Tree, Blue Fig, New Guinea Quandong, Quandong, Snowdrop Tree, Bead Tree of India

elaeocarpus_angustifolius2s

古くなった葉が紅葉して落ちる性質があり、木の下を見ると、こんなきれいな赤い葉を見つけることができます。それと同時に、こんなキレイな青い実も!直径は1.5cm~2cmくらい。英名のブルーマーブルツリーって名前もうなづけますね~。この果肉の部分が腐ってむけてしまうと、くしゃくしゃの模様がある種が中から1個出てきます。これが上の写真。

これに穴を開けて、数珠にしたり、アクセサリーにしたりするわけ。

下のネックレスは友人のOさんがしていたものを、撮らせてもらいました。手作りだそうです。いい感じだよねー。

木は下の写真のような感じ。紅葉した葉がぱらぱら見えるので、ブルーマーブルだーとわかります。

elaeocarpus_angustifolius3s

elaeocarpus_angustifolius6s

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2006年3月13日 (月)

サンスベリア

Sansevieria trifasciata cv. Laurentii

sansevieria_trifasciata_cvシンガポールではあんまりサンスベリアは見かけません。多肉質の葉からすると、あんまり湿気のある場所は好きじゃないのかも。でも、ちょっとデザインちっくな植栽をしてあるところではオーナメント的にあえて使っている時もあります。

このサンスベリアはいつも行く明治屋スーパーの入り口に植えてある子。遠目から見たら、まるで日本の雑草のヤエムグラでもはえちゃったかのようで、「あら、珍しい、雑草なんか出てる」と思って注目したら、花だった。もしかしてサンスベリアの花?家に帰って調べたら、当たり!日本でもよく咲くのかなあ?私は見たことがなかったんだー。

リュウゼツラン科 Agavaceae (ユリ(単子葉)綱 ユリ亜綱 ユリ目)

原産地:アフリカと南アジアの熱帯・亜熱帯

Common name:サンスベリア、サンセベリア、チトセラン、フクリンチトセラン

sansevieria_trifasciata_cv sansevieria_trifasciata_cv

今回初めてサンスベリアの花を見たけど、ユリ目で、ユリのお仲間ということで、花の構造がよく似ていました。つまり6枚の花びらでガクがない。(本当は3枚の花びらと3枚のガクの変化したもの)葉のごつさに似ず、ちょっと可憐なお花だと思いませんか?花の直径は3cmってところかな?いっぺんに咲くわけではないので、派手さはないし、あんまり観賞価値はないかな?って思いました。次は実がなるのかな?楽しみ!忘れず買い物のたびにチェックしよう!

本の記述は「多年草で地下には太くて短い根茎がある」とあり、アフリカでは繊維植物として使われてなわや織物になると書いてありました。もちろん日本では観葉植物としてもおなじみですよね。

sansevieria_trifasciata_cv 資料:「観葉植物」山と渓谷社 P436

「500Popular Tropical Plants 」P195

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2006年3月12日 (日)

ブーゲンビリア

Bougainvillea sp.

bougainvillea 日本でも植物園の熱帯温室ではポピュラーなブーゲンビリアは、シンガポールで一番良く見る木かもしれません。とにかくあらゆる場所、あらゆる形で重宝に使われていて、(歩道橋の上から垂れて咲く花、生垣、低木、高木に絡ませて…など)ブーゲンビリアの特性を十二分に利用して、町の景観を作っていると言っても過言ではないくらいよく使われています。

でも日本の街路樹のサツキのように、「まただよー」と思わせないところがサスガ…なんだよねー。

オシロイバナ科 Nyctainaceae ( ナデシコ亜綱 ナデシコ目)

原産地:中南米( ブラジルなど)

ブーゲンビリアの名はフランスの探検家ブーゲンヴィユ(1729~1811)氏にちなんで付けられたもの。

ブーゲンビリア属は中南米で14種類が見つかっていますが、観賞用に使われているのはこのうちの3~4種類のものから作られた、園芸品種の数々のようです。

枝にトゲがあって、他の植物によりかかって伸びる、半ツル性の小高木。この性質を使って、色々な形で使われています。これについてレポートするだけで膨大なページになってしまうのでまた次の機会に…。

bougainvillea_sp 花のように見えているのは3つの花が集まったもので、ピンクで花びらに見えているのは。3つの花に3つの包がセットになってお花にみたいに見えてるの。

お花をじっくり見てみて。

かわいいーねー。白い、花びらに見えているのは実はガク。5枚のガクがくっついて根元の部分はチューブ状になっていて、ここにオシベとメシベがいる両性花です。花びらはないんだって。ちょっと見ると花びらとガクがくっ付いてできている花のように見えるね。

この包の部分は花が咲き終わってもなかなか色があせないので、それを利用して町の彩りに一役買ってもらっているというわけ。

種は滅多にできないので、挿し木で増やす…と書いてありました。そう言えば、花は見るけど、種は見たことが無いような…。でも、なるとしたら、どんなふうな種がなるんでしょう?見てみたいですぅー。

資料:「観葉植物」山と渓谷社 P326

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2006年3月11日 (土)

ウツボカズラ(グラシリス)

Nepenthes gracilis

nepenthes_gracilis4s  こんなお花を見たことがありますか?

nepenthes_gracilis12s

総状花序で(房みたいになってます)、お花の付いている部分は15cm位の長さ、こんなのが、株の上にすっくと飛び出したりして咲いています。

雄株と雌株があって、今回は両方、見つけることができました。

左:雄花の花序

右:雌花の花序

nepenthes_gracilis15s

 

花の拡大写真

左:雄花

右:雌花

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このお花の正体は…じゃーん!ウツボカズラちゃんでーす!

nepenthes_gracilis1s.

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ウツボカズラ科 Nepenthaceae (ビワモドキ亜綱 ウツボカズラ目)

原産地:タイ、シンガポール、マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島、スラウェシ島

グラシリスちゃんは、シンガポールでは一番よく見られるタイプのウツボカズラです。

つる植物で長さは6mくらい、でも環境によっては15mくらいまで伸びることもあるそう。他の植物に寄りかかって伸びていきます。

ピッチャーの大きさは長さが10cm幅が3cmくらいです。

この写真はマクリッチ自然保護区の貯水池のほとりで撮ったもの。ウツボカズラちゃんは明るくて湿ったところが大好きで、いつもこんな感じのところで見つけられます。

nepenthes_gracilis2s2お花が終わると左の写真のように雌花の子房が伸びて膨らんできます。nepenthes_gracilis8s2

種が十分熟すとこんな風に縦に実が裂けて、細長い藁のかけらのような種が風に乗って飛ばされていきます

この写真を撮ろうとしたとき、もっとよく撮ろうと思って手を伸ばしてこの花序に触ってしまったら、まるで埃が吹き飛ぶように種が舞って、私たちは種まみれになってしまいました。こんな風に散布されるんだ~と身を持って体験しましたぁ。

nepenthes_gracilis11s

はい。こんな種です。地面に落ちたら、まず見つけられないわなーー。

私たちは自然保護区で何メートルにも伸びているウツボカズラを見ているので、成長とか早いんだろうなーって勝手に思っていたのですが、本によると、種からたった20cm位の株になるまでに2~3年かかるんだよーって書いてありました。自然の中では豊富にあるので、ついついそれがどのくらいの時間をかけて、ここにこういう形であるのかを忘れてしまいがちですここまでになるまでの時間を想像して、大切にしなくちゃねって思いました。

nepenthes_gracilis3s2

種が飛んでいってしまうとこんな抜け殻が残ります。分類上はスミレ目の近くに位置するんだよってラフレシアーナちゃんのときに書いたけど、この様子、スミレの種がはじけた跡にちょっと似てるって、ついつい思っちゃったTOMでした。

資料:「A Guide to the Carnivorous Plants of Singapore」 P93

別のウツボカズラ、ラフレシアーナちゃんの記事はこちらです

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2006年3月10日 (金)

サーバーのトラブル?

きのうはメンテナンス時間と予告されていた時間よりもずーっとずーっとネットがココログの管理画面に繋がらず、アップできませんでした。ぷんぷん。ごめんなさい!

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2006年3月 9日 (木)

イエローオレアンダー

Thevetia peruviana

thevetia_peruviana2s

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キョウチクトウ科 Apocynaceae ( キク亜綱 リンドウ目)
原産地: 熱帯アメリカ (メキシコ、西インド諸島、ペルー、ブラジル)
Common name: Yellow Oleander , Trumpet Flowerthevetia_peruviana5s

イエローオレアンダーは公園や街路樹などでよく見かける低木。あんまりよく見かけるので、今までじっくり見たことが無かった。ふと気になったので写真に撮ってみた次第…。

お花が終わると黄色の部分だけ、スポっと抜けて、こんな星型の子房が残ります。

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thevetia_peruviana1s

これが大きく膨らんで、こんな実がなるの。

中はどうなってるんだろう?どれどれ…と開けてみたら、こんなん。種が1個だけ入っていました。周りはふわふわしています。

thevetia_peruviana10sthevetia_peruviana9s 本には実は緑から赤~黒へと変化していく…とありました。木全体に毒があって、実にも毒があるとも…。写真を撮るために分解をしている間も白いミルクのような樹液が次から次へと出てきましたよ。これが間違って目とかに入ると大変だし、もちろん口に入れたりすると危ないのでご注意!子どもなら死んでしまうくらい…らしい。材をインドネシアでは魚毒に使ってきたとも本には書いてありました。そんなに毒があるものを、どんな動物が食べて、種を運ぶんでしょう?とっても不思議です。

thevetia_peruviana13s今度は落ちていた花を覗いて見ました。あれー?メシベもオシベも見えないよー。星みたいな模様が見えるだけ。花の奥のほうをツンツンって突付いてみます。星の真ん中に当たる部分にベルベットみたいな毛が生えていて、開きドアのようにぺらぺらしています。そこをくぐると、あれあれ?中に何かあるぞー?(写真は花びらの部分をむしってしまって撮っています。)

外から見えなかったオシベとメシベはベルベットの扉の向こうにありました。

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thevetia_peruviana15s   

こんな風に「入り口をくぐってオシベに出会う構造」ってことは、よほど小さな甲虫とかが花粉を運んでいるのかな?今まではこんな風に漏斗状の花を覗き込めば、チューブ部分にくっついたオシベを見つけることが多かったので、覗き込んで、オシベもメシベも何もない!ってのは、けっこう新鮮な驚きでした。(写真はチューブの部分を裂いて撮ったもの。上のがメシベ。下のちょっと白っぽくなっている部分の左側の端が上から覗いた時に星の中心に見えていた部分です。すぐ下にオシベがあるのがわかるかな?)次に機会があったら、他のキョウチクトウ科のお花もよく観察してみよう…。

thevetia_peruviana8s

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2006年3月 8日 (水)

沙羅双樹-2

Shorea robusta

フタバガキ科 Dipterocarpaceae ( ビワモドキ亜綱 ツバキ目)

原産地:インド中北部~ヒマラヤ山麓

昨日に引き続いてロブスタちゃんの説明です。

沙羅双樹という名でとーっても日本人に親しまれている(名前だけ!(^^ゞ)シャラの木は実はロブスタちゃんだったという話は昨日の話題。

シンガポールでなかなか見つからないのも道理で、熱帯の木と言っても、インドの…もう少し北の方で、温帯ほどではないにしても季節の温度変化や雨季と乾季がはっきりと分かれている地方の木なので、1年中暑くて雨が多い赤道直下にはちょっと弱くて、気候があんまり合わず、育たないようです。

沙羅双樹についての記述は、なんと言っても西岡直樹氏の「インド花綴り」が一番いい。本当は全部そのまま紹介したいくらいなんだけど、それは著作権で怒られてしまうので、ちょこちょこ参考にしながら紹介させてもらいます。脱線ですけど、この本は本当に面白いので、是非1度読むことをおすすめします。作者の描いた絵もいいよー!

沙羅双樹こと、「サラノキ」はインドではごく普通に見られる木なんだって。インドの言葉でシャーラとか、シャールとかシャルとか呼ばれていて、その漢名が「沙羅」となって、ここから和名もきているのだそう。属名のShoreaも同じなんじゃないかな?

落葉広葉樹で、春3月に新葉が「黄緑色に萌えだし、花が咲くころの森はなんともいえない。」くらいきれいなのだそうだ。

見たい!そう思っていたら友人のOさんが素敵な写真のサイトを発見して教えてくれました。下のサイトです。上下に長いので、下の方へずーーーーっと降りていくと、沙羅双樹の紹介があり、森の写真が見られます。インターネットってすごいねぇー。こういうのを見つけたとき、ついつい、そう思っちゃいます。

http://wadaphoto.jp/kikou/india3.htm

お花の写真もネットで見つけました。可憐できれい!ごらんあれ!この写真は日本の植物園の温室で咲いたものなんだって!

http://www.asahi-net.or.jp/~db3t-kjmt/kigi/saranok0.htm

西岡氏の説明だと「ヒトデのような形をした五弁の小さな花には細かい繊毛があって、ちょっと塵がかかって薄汚れたような淡いクリーム色をしている。…(中略)…花の一つひとつは美しいというほどのものでもないが、…(中略)…木の高い所からとめどなくチラチラとこぼれ落ちる様は…(略)」なんてのが花の説明にある。 うーん、何て幻想的なんだろう…想像するだけでドキドキしちゃうよぉ!

お釈迦様の入滅の時に枕もとにあった木として有名だけど、そのとき季節は10月か11月。本来は花が咲くはずのないその季節に、花が満開になり、お釈迦様の体の上に降り注ぎ、よい匂いがたちこめた…というのだから、ちょっとー想像してみてよー。美しいよー。

shorea_robusta1sくだらないことで興奮するな…と言われそうだね。この辺でやめときます。

左のは昨日紹介した写真だけど、西岡氏の記述にはこんなのもありました。「西ベンガル州には広大なサラノキの平地林があり、この地方の女性達は、大きなサラノキの落ち葉をたくさん集めてきて、クンチーと呼ぶイネ科の草本の穂茎でつづり合わせ、丸い形の葉皿を作って市場に売りに行く(原文を要約)」この葉を使って作ったお皿…。興味ある!どなたか現物を写真に撮ったことがある方がいらしたら、ぜひぜひTOMに見せてくださいーーーーー!

サラノキの科、フタバガキ科は東南アジアでは色々な面で本当に重要な科。

フタバガキについてはとっても簡単に、「花いっぱいドットコム」というサイトで紹介をしましたので、コチラもお暇な時にでも見てみてください。

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2006年3月 7日 (火)

沙羅双樹

Shorea robsuta

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。

おなじみ平家物語の冒頭の一節。

shorea_robusta2s口に出すのに調子が良すぎて、「じゃあ、沙羅双樹って何よ?」なんてことは、日本にいたら考えないよねぇー。雑木の庭でよく使う「ナツツバキ」のことを「シャラ」とか「沙羅」と呼ぶので、あの可憐なお花のことを言うのかなぁーなんて漠然と思ってただけ…。何かの本で、お釈迦様入滅の時に枕もとに咲いていた「シャラの木」は「ナツツバキじゃあないよー」てな文を読んだことはあったけど、「あっ、そう?」くらいなもんだった。

シンガポール植物園のガイドを始めて、「仏教の3大聖木」なんてものがあるのを知って、おまけにそれらが植物園の中にあると聞いて、がぜん興味が出てきたのが「沙羅双樹」に興味を持ったきっかけ。

でも、同じShorea属の木はレインフォレストエリアの中でもお目にかかれるんだけど、ロブスタちゃんはなかなか見つからなかった。 「ある」ことは植物園の植物リストにあってわかっていたんだけど、全然見つからない。 「Where is robusta~?」てなのりで、ここ何年もロブスタちゃんに恋焦がれていたのでした。

植物園の中に「国立ラン園」のエリアがあるのだけど、「この管理エリアの中に1本だけある!」という情報を教えてくださったのは名古屋のラン愛好会のI先生。1年半くらい前の話になるかな?でも、管理エリアということは、ツテがないと入れない。でもなんとしてでもお目にかかりたい!そこで、いつもシンガポールの植物について教えていただいているシンガポールの大学の「S大先生」に頼み込んだのです。

そしてそして!ついに実現しました!ロブスタちゃんにお目にかかったよー!

植物園のロブスタちゃんは「絞め殺しの木」にからまれながらも、けなげに頑張っていました。

今日のブログは自分の自己満足のためだけにアップしているので、沙羅双樹に興味のない人には全然面白くないかも。ごめんね!でもとにかくすっごく嬉しくて嬉しくて~~~!!!

shorea_robusta1s写真は落ち葉。こんな格好をしています。

shorea_robusta3s

これは葉脈の写真。ショレアは側脈の間に走る「細脈」がこんな風に平行に階段のように並ぶのが特徴で、この葉脈から「ショレア」と判断することが多いのです。

別のショレアちゃんはたくさん見てきたけど、沙羅双樹のは初めてで嬉しいので記念に。つまらない?ごめん!

shorea_robusta4s ようやく見つけたロブスタちゃん。樹名板も記念に載せちゃいます。おいおい…( ^^ゞ

詳しい説明はまた、あした…。わはは。

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2006年3月 6日 (月)

耳寄り情報 3月6日

enterolobium_cyclocarpum1s シンガポール植物園のスワンレイク横の「エレファントイヤーツリー」の花が咲きそうです。土曜日にガイド仲間のOさんが教えてくれて、みんなで見に行ったら、目線に近いところでつぼみを見ることができました。1週間くらいで咲くかな?

今までも高いところでぽつぽつ咲く姿は見ることができましたが、こんなにたくさんのつぼみがついているのを見るのは初めてです。この木は実をつけているのを見たことがないので、すっごく楽しみ!

花の写真が撮れたら改めて木の紹介をしますね!

学名:Enterolobium cyclocarpum

Common name: エレファントイヤーツリー

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2006年3月 5日 (日)

ラフレシア-3

Rafflesia-byHonda-1s

ブログってのは面白い機能があって、アクセスをしてくれた人たちがどんな検索ワードでブログにたどり着いてくれたかがわかる機能があります。ホームページっていうのは書きっぱなしで、よほどの物好きさんがメールをくれる以外は反応がわからなくて、けっこうつまらなかったのだけど、ブログはそのほかにもコメントが来たり、トラックバックが付いたり、双方向のやり取りがあるんで面白いんですよね。流行るわけが、やってみてすごくわかりました。

で、最近、検索ワードで多いのが「ラフレシア」。1月に友人がくれた写真を載せたので、これを見に来てくれてるらしい。でも何にも説明を入れずに載せたので、調べた人はきっとガッカリしてるだろうなと思って、説明を載せようと思った次第です。

ラフレシア科 Rafflesiaceae (バラ亜綱 ラクレシア目)

原産地: ラフレシア属は スマトラ島~ボルネオ島~フィリピン西部  マレー半島~タイ南部

1枚目の写真はRsfflesia arnoldii に似ているけれど、ちょっと小型かな?(たぶん違うと思う…)。アーノルディちゃんはラフレシアの代名詞になってるくらい有名な種類で、1818年にシンガポールを貿易港として開いたラッフルズ卿のおかかえ自然誌研究者アーノルドが発見したので、二人の名にちなんで属名はラッフルズから、種名はアーノルドからとって、この名が付けられました。

この時代、世界の植物にはまだまだ未知のものがたくさんあり、海外へ進出する船には必ずと言っていいほど植物学者が乗っていて、行く先々で植物を採集し、標本を作って、本国に報告をしていたそうです。南アメリカをはじめ、世界のランが多くイギリスに運ばれ、栽培を試みられたのもこの時代だったと記憶しています。そんな植物探しの探検の中で、ラフレシアも見つけられました。

それにしてもものすごく大きな、花とは思えないようなグロテスクな花を発見したときの彼らの驚きは、すごいものだったでしょうねぇ。

シンガポールでラフレシアは咲かないのですか?という質問をよく受けますが、残念ながらシンガポールではラフレシアは咲きません。観光立国として呼び物にしたいという気持ちはのどから手が出るほどあるのでしょうが、人工栽培に成功したという話はとんと聞いたことがありません。

ラフレシア目はバラ亜綱の中にあり、ラフレシア科・ヤッコソウ科・ヒドノラ科の3科があります。ラフレシア科の中には8属50種。中でも皆さんが興味があるであろうラフレシア属には約11種が発見されていると「植物の世界」には書いてありました。何種ある…という記述は資料によって少しずつ違っているので、正確な数字を求める必要はないでしょうね。

ラフレシア科は「植物体をつくる物質も生活に必要なエネルギーも、すべてを他の植物から収奪して暮らす生物群」と「植物の世界」にはありました。つまりは寄生植物ってことですね。

rafflesia_priceibyhondas

例えばアーノルディちゃんは、ブドウ科のミツバビンボウカズラ属を寄生の宿主にして、養分をもらって暮らしているそうです。始めのうちは、宿主の根や地表近くの茎の内部にいて、菌糸のような組織として成長し、2~3年経つと宿主の樹皮を破って地表に出てきます。その芽はどんどん大きくなり、9ヶ月くらいで大きなキャベツのようになり、最終的に直径60~90cmもの花が咲くそうです。(写真はアーノルディちゃんではありません。でも黒いつぼみみたいなのが見えるでしょ。)

花は雌雄が別々。たんぱく質が腐ったような臭いを発して、ハエをひきつけ、受粉を行わせます。受粉から約8ヶ月もかけて数百万個もの種子が拳くらいの大きさの果実の中に作られるのだそうです。(アーノルディちゃんの話です。科の中には両性花もあるらしい…)山渓の「観葉植物」にはこの「果実をゾウが押しつぶし、足についた種子が宿主の根に押し付けられ、発芽のチャンスを得る」と書いてありました。「ジャングルの開発でゾウが減少するとラフレシアも繁殖できなくなる生物連鎖がある」とも。ゾウとラフレシア…考えたこともない関係で、面白い!って思いました。その他の種では小型の哺乳類やアリやシロアリが種子の散布や宿主への定着の助けをしているようです。(「植物の世界」より)

そのほかにもこの地方の人々には薬として使われることもあり、そのせいで乱獲が進み、絶滅しそうで困っている…という記事もシンガポールの新聞で読んだことがあります。

ともあれ、タイやボルネオに旅行する友人らは大抵ラフレシアを見て帰ってきます。私も行くぞーと思いを新たにする日々…。わはは。

資料:朝日百科「植物の世界」4-P98 山と渓谷社「観葉植物」P610

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2006年3月 4日 (土)

ブキティマの森の巨人達(ブキティマ自然保護区説明版 -14 )

こちらの記事は、ブキティマ自然保護区のビジターセンターから頂上への道に設置されている説明版の超てきとー訳です。てきとーだから合ってるかどうかわかりません。間違いは指摘してください。TOMなりの付加説明もてきとー訳の中に入っています。

No.14  Giants of the Bukit Timah Forest

ブキティマの森の巨人達

bukit_timah14

ブキティマ自然保護区の森は、「低地フタバガキ林」として分類されています。背が高くて大きくてよく目立つフタバガキ科の樹木によって特徴付けられているタイプの森だからです。

ブキティマには18種のフタバガキ科の樹木があります。その多くは突出木(エマージェント)と呼ばれるもので、その林冠は、普通の森の林冠から飛び出してすっくと立っています。

ブキティマでは2種類のフタバガキによく出会います。Shorea curtisii ( Seraya ) と Dipterocarpus caudatus spp. penangianus ( Keruing ) です。このフタバガキたちは、まっすぐに伸びた幹と、特徴的な幹肌の様子で簡単に見分けることができます。

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TOM情報

フタバガキ科樹木については「花いっぱい.com」というサイトに、もう少し詳しい説明を載せましたので、こちらもぜひぜひごらんください。http://www.hanaippai.com/tr/singapore/08.php

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前の説明へ← ● 

説明版の目次のページはこちらです。

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2006年3月 3日 (金)

モンキーポット

Lecythis ollaria

lecythis_ollaria1s .

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サガリバナ科 Lecythidaceae ( ビワモドキ亜綱 サガリバナ目)

原産地:熱帯アメリカ

Common name: Monkey Pot

人の顔ほどもある大きな実20cm~25cmもあるかなー。何でこんなに大きい必要があるんだろうなんて考えて、初めて見たときに思わず笑っちゃったのがコレでした。写真で伝わるかなー。

シンガポール植物園のスワンレイクの脇に1本と、バンドスタンド近くのサンロッカリーの脇に2本あり、けっこうな大木になって枝を横に広く伸ばしています。

lecythis_ollaria9s.

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1枚目の写真はポットの蓋がまだ開いていないんですが、中の種が熟すと蓋が取れて、中身がどさっと落ち、上の写真のようなまさに「ポット」が大きく枝を広げた枝にいっぱいくっついています。このポットが落ちてくるのを期待していつか拾ってやるぞーーと思ってるんだけど、なかなか拾えないでいる私たち…。

lecythis_ollaria4s

lecythis_ollaria3s

お花は上の写真みたいに淡い紫色。4~5cmってところかな。

落ちているお花は左の写真のように色があせて白くなっています。上の写真と見比べてみてね。

さて。このお花どこにメシベやオシベがあるのでしょう?

lecythis_ollaria2s

真ん中の膨らんだ部分をそーっと開いてみました。なんかあるある…。

じゃーん。たくさんのオシベ発見!

lecythis_ollaria6s

lecythis_ollaria5s

にせものオシベと花粉を出すオシベとに分かれていそうだけど、どこがどうだか資料不足で不明。

花を観察した時にちょうど小さめのハチのようなものが、このオシベの大草原にまさに踏み込もうとしていました。こんなオシベの大草原に入ってしまったら虫はいやおうなしに体いっぱいに花粉をつけてしまうことでしょうねぇ。

次はベローンと開いてみます…。

lecythis_ollaria7s

メシベは当然のことながら枝に残りますが、左の写真はたまたま落ちていたもの。どこがどうなってモンキーポットの大きな実になるのか、簡単に想像できますねー。うーん、これがあの大きさになるなんて…。

資料には1ヶ月で小指大、3ヶ月でテニスボール、4ヶ月で子どもの頭くらいの大きさになると書いてありました。

lecythis_ollaria8s

おまけのようですが、葉はこんな感じ。

実の蓋が開いて出て来る種は、パラダイスナッツと呼ばれて柔らかく、甘味や風味があり、肪分が高いので灯用や石鹸に利用されているそうです。

資料:シンガポール日本人会自然友の会「Singapore Botanic Garden」P92

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2006年3月 2日 (木)

クズウコン科のきれーな花

Marantochloa purpurea

シンガポール植物園にはテーマを設けて色々なエリアがあります。

その一つ、国立ラン園の近くにあるジンジャーガーデンには、ショウガ目の植物をたくさん集めてコレクションしてあって、面白いです。

このお花はジンジャーガーデンで咲いていたお花の一つ。花は1.5cmかそれ以下くらいの大きさで、よーく見るととってもきれい。樹名札にはこんな名前が書いてありました。

でもそれ以外は何にもわからなかったのーー!!残念。1つだけ、この葉をラッピングに使うと書いてあるサイトがありました。

marantochloa_purpurea3s

marantochloa_purpurea1s

株全体の草姿。高さは2mくらいでしょうか。

下の写真は実です。

実も花も小さくて目立たないけど、よく見るととってもカワイイってところが気に入りました。

クズウコン科 Marantaceae ( ユリ(単子葉)綱 ショウガ亜綱 ショウガ目)

原産地:熱帯アフリカ

marantochloa_purpurea2s

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熱帯植物図鑑 目次 (時々更新中)

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2006年3月 1日 (水)

ホテイアオイ

Eichhornia crassipes

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上の写真は、シンガポール植物園のシンフォニーレイクの風景。

どうしてシンフォニーレイクと言うかというと、舞台が池の中に作ってあって、夕方に屋外コンサートが開かれる池だから。まあ、多少の暑さはあるけれど夕方の屋外でのクラシックやジャズのコンサートは、気軽さもあって、気持ちがいい。http://www.nparks.gov.sg/calendar/cal-cal_of_eve.shtmlで、イベント情報が見られるので、調べて一度は是非行ってみるといいと思います。

シンフォニーレイクの中にはいくつかの水辺の草が植えられているのだけど、その中の一つ、ホテイアオイがきれいだったので写真を撮りました。おなじみだけど、でもやっぱり花が本当にキレイ。うっとりしてしまいます。

繁殖力が旺盛で「世界十大害草」などと言われ、嫌われがちだけど、ちゃんと管理をすればいいだけの話。シンガポール植物園ではともすれば増えすぎて困るような植物もきちんと管理して、風景を作り出すのに活用しているところが、いつもスゴイ!と感心させられる。増えすぎて困るものは、要するに取ればいいのだ。取って、肥料にする。OKぢゃん。

前置きが長くなってしまった。

eichhornia_crassipes5s

ミズアオイ科 Pontederiaceae (ユリ(単子葉)綱 ユリ亜綱 ユリ目)

原産地:南アメリカ原産

Common name : Water Hyacinth , ホテイアオイ、ウォーターヒヤシンス

1824年にブラジルで発見された、多年性の浮遊植物。日本へは明治時代に観賞用として入ってきたのが、繁殖力が旺盛でまたたく間に、野生化してしまったようです。

葉の元の部分が七福神の布袋様のおなかのように膨れているので、こんな和名が付いているそうで、この名前のために多くの日本人は、ホテイアオイを日本原産と思っているんじゃないかなって思います。

eichhornia_crassipes1s.

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先にも書いたように「世界十大害草」とか「Blue Devil(青い悪魔)」などと呼ばれているけれど、別に毒があるわけではない。とにかく繁殖力が旺盛で、1週間で倍に株が増えるので、始末に困るということらしい。栄養をたくさん含んだ水を好んで、吸収して繁殖するので、水質浄化に使われるという別の顔も持っています。

お花は花びらが6枚。チューリップやユリやアヤメと同じユリ目。花をよく見るとアヤメとかによく似てることに気がつきます。

属名はドイツの政治家の名前から取ったもの。どういう関係の人なんだろうね。

資料:朝日百科 「植物の世界」 10-P154

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