イエローオレアンダー
Thevetia peruviana
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キョウチクトウ科 Apocynaceae ( キク亜綱 リンドウ目)
原産地: 熱帯アメリカ (メキシコ、西インド諸島、ペルー、ブラジル)
Common name: Yellow Oleander , Trumpet Flower
イエローオレアンダーは公園や街路樹などでよく見かける低木。あんまりよく見かけるので、今までじっくり見たことが無かった。ふと気になったので写真に撮ってみた次第…。
お花が終わると黄色の部分だけ、スポっと抜けて、こんな星型の子房が残ります。
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これが大きく膨らんで、こんな実がなるの。
中はどうなってるんだろう?どれどれ…と開けてみたら、こんなん。種が1個だけ入っていました。周りはふわふわしています。
本には実は緑から赤~黒へと変化していく…とありました。木全体に毒があって、実にも毒があるとも…。写真を撮るために分解をしている間も白いミルクのような樹液が次から次へと出てきましたよ。これが間違って目とかに入ると大変だし、もちろん口に入れたりすると危ないのでご注意!子どもなら死んでしまうくらい…らしい。材をインドネシアでは魚毒に使ってきたとも本には書いてありました。そんなに毒があるものを、どんな動物が食べて、種を運ぶんでしょう?とっても不思議です。
今度は落ちていた花を覗いて見ました。あれー?メシベもオシベも見えないよー。星みたいな模様が見えるだけ。花の奥のほうをツンツンって突付いてみます。星の真ん中に当たる部分にベルベットみたいな毛が生えていて、開きドアのようにぺらぺらしています。そこをくぐると、あれあれ?中に何かあるぞー?(写真は花びらの部分をむしってしまって撮っています。)
外から見えなかったオシベとメシベはベルベットの扉の向こうにありました。
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こんな風に「入り口をくぐってオシベに出会う構造」ってことは、よほど小さな甲虫とかが花粉を運んでいるのかな?今まではこんな風に漏斗状の花を覗き込めば、チューブ部分にくっついたオシベを見つけることが多かったので、覗き込んで、オシベもメシベも何もない!ってのは、けっこう新鮮な驚きでした。(写真はチューブの部分を裂いて撮ったもの。上のがメシベ。下のちょっと白っぽくなっている部分の左側の端が上から覗いた時に星の中心に見えていた部分です。すぐ下にオシベがあるのがわかるかな?)次に機会があったら、他のキョウチクトウ科のお花もよく観察してみよう…。
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