ブーゲンビリア
Bougainvillea sp.
日本でも植物園の熱帯温室ではポピュラーなブーゲンビリアは、シンガポールで一番良く見る木かもしれません。とにかくあらゆる場所、あらゆる形で重宝に使われていて、(歩道橋の上から垂れて咲く花、生垣、低木、高木に絡ませて…など)ブーゲンビリアの特性を十二分に利用して、町の景観を作っていると言っても過言ではないくらいよく使われています。
でも日本の街路樹のサツキのように、「まただよー」と思わせないところがサスガ…なんだよねー。
オシロイバナ科 Nyctainaceae ( ナデシコ亜綱 ナデシコ目)
原産地:中南米( ブラジルなど)
ブーゲンビリアの名はフランスの探検家ブーゲンヴィユ(1729~1811)氏にちなんで付けられたもの。
ブーゲンビリア属は中南米で14種類が見つかっていますが、観賞用に使われているのはこのうちの3~4種類のものから作られた、園芸品種の数々のようです。
枝にトゲがあって、他の植物によりかかって伸びる、半ツル性の小高木。この性質を使って、色々な形で使われています。これについてレポートするだけで膨大なページになってしまうのでまた次の機会に…。
花のように見えているのは3つの花が集まったもので、ピンクで花びらに見えているのは包。3つの花に3つの包がセットになってお花にみたいに見えてるの。
お花をじっくり見てみて。
かわいいーねー。白い、花びらに見えているのは実はガク。5枚のガクがくっついて根元の部分はチューブ状になっていて、ここにオシベとメシベがいる両性花です。花びらはないんだって。ちょっと見ると花びらとガクがくっ付いてできている花のように見えるね。
この包の部分は花が咲き終わってもなかなか色があせないので、それを利用して町の彩りに一役買ってもらっているというわけ。
種は滅多にできないので、挿し木で増やす…と書いてありました。そう言えば、花は見るけど、種は見たことが無いような…。でも、なるとしたら、どんなふうな種がなるんでしょう?見てみたいですぅー。
資料:「観葉植物」山と渓谷社 P326
(^_^) 役にたった?ここをクリック!すると1票投票できてブログランキングがわかります。ぽちっとよろしくね! (^_^)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ブーゲン好きな花の1つです。日本では夏の花のイメージですが、実際は秋ごろ咲く花なんですよね?でもシンガポールでは年中咲く物なんでしょうね。自分も温室があったらブーゲンを天井に這わせたいな。
投稿: モーク | 2006年3月12日 (日) 19時55分
わあ、うれしいです。!
ブーゲンビリアを取り上げてくださってありがとうございます。
私、ブーゲンビリアの花の色が大好きなんですよ。
もちろん、いけばなに使ったことがあります。
切り花として出回らないので、鉢を買ってきて切り取って使いました。
ポチっとしていきますね。
投稿: Shumho | 2006年3月12日 (日) 19時58分
モークさん
へぇー、本当は秋頃咲くんですか?短日性の植物なのか、それとも株がある程度充実しないとだめだってことなのか、どっちなんでしょうね。シンガポールではもちろん1年中咲いていてとってもきれいですよ!(てことは短日性って可能性は薄いか…??)
shumhoさん
ぽちっとしてくれてありがとうございます!日本ではあまり見ない植物をたくさん紹介するので、時々覗いてみてくれたら嬉しいです。
投稿: TOM | 2006年3月13日 (月) 23時04分