ホテイアオイ
Eichhornia crassipes
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上の写真は、シンガポール植物園のシンフォニーレイクの風景。
どうしてシンフォニーレイクと言うかというと、舞台が池の中に作ってあって、夕方に屋外コンサートが開かれる池だから。まあ、多少の暑さはあるけれど夕方の屋外でのクラシックやジャズのコンサートは、気軽さもあって、気持ちがいい。http://www.nparks.gov.sg/calendar/cal-cal_of_eve.shtmlで、イベント情報が見られるので、調べて一度は是非行ってみるといいと思います。
シンフォニーレイクの中にはいくつかの水辺の草が植えられているのだけど、その中の一つ、ホテイアオイがきれいだったので写真を撮りました。おなじみだけど、でもやっぱり花が本当にキレイ。うっとりしてしまいます。
繁殖力が旺盛で「世界十大害草」などと言われ、嫌われがちだけど、ちゃんと管理をすればいいだけの話。シンガポール植物園ではともすれば増えすぎて困るような植物もきちんと管理して、風景を作り出すのに活用しているところが、いつもスゴイ!と感心させられる。増えすぎて困るものは、要するに取ればいいのだ。取って、肥料にする。OKぢゃん。
前置きが長くなってしまった。
ミズアオイ科 Pontederiaceae (ユリ(単子葉)綱 ユリ亜綱 ユリ目)
原産地:南アメリカ原産
Common name : Water Hyacinth , ホテイアオイ、ウォーターヒヤシンス
1824年にブラジルで発見された、多年性の浮遊植物。日本へは明治時代に観賞用として入ってきたのが、繁殖力が旺盛でまたたく間に、野生化してしまったようです。
葉の元の部分が七福神の布袋様のおなかのように膨れているので、こんな和名が付いているそうで、この名前のために多くの日本人は、ホテイアオイを日本原産と思っているんじゃないかなって思います。
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先にも書いたように「世界十大害草」とか「Blue Devil(青い悪魔)」などと呼ばれているけれど、別に毒があるわけではない。とにかく繁殖力が旺盛で、1週間で倍に株が増えるので、始末に困るということらしい。栄養をたくさん含んだ水を好んで、吸収して繁殖するので、水質浄化に使われるという別の顔も持っています。
お花は花びらが6枚。チューリップやユリやアヤメと同じユリ目。花をよく見るとアヤメとかによく似てることに気がつきます。
属名はドイツの政治家の名前から取ったもの。どういう関係の人なんだろうね。
資料:朝日百科 「植物の世界」 10-P154
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コメント
ホテイアオイって強いことは知っていましたが、それほどまでに嫌われていたんですね。夏なんかさらっと浮かべると良い感じになるんで助ね。
投稿: モーク | 2006年3月 1日 (水) 21時31分
モークさん、いつも遊びに来てくれてありがとう!花壇材料や花材として使いやすいものはうまく管理して上手に使っていきたいですよね。夏の食卓の上にホテイアオイの花をガラスの器に浮かべたら、きれいでしょうねーー。1日バナナなのが残念!
投稿: TOM | 2006年3月 2日 (木) 09時48分