悪魔のワタ
Abroma augusta
シンガポール植物園のスワンレイク近くのスイレンの池のほとりに植えられている潅木。花は下の写真のように深い赤紫。直径5~6cmと言ったところかな?
潅木と言ってもサツキのようにきれいにまとまるタイプではなくて、一言で言えば暴れた感じ。こんな風に枝がつーっと伸びて枝の元に近い方から順番にお花が咲いていきます。
お花が終わると下の写真のアップみたいに面白い形の実がなります。大きさはお花と同じくらいかな?
アオギリ科 STERCULIACEAE (ビワモドキ亜綱 アオイ目)
原産地:インド~中国~オーストラリア
Common name: Devil's Cotton, トゲアオイモドキ,デビルズコットン
トゲアオイモドキという名前は、花や実がアオイ科の植物に似ていて、葉にさわるとチクチクする感じから来たものなのかな?
デビルズコットンの名は、やっぱりアオイ科のワタに似ているのて、でも実がはじけてもワタがどこにもないからガッカリ! なんてところからついた名前なんだろうか?コモンネームは名前をつけた人の気持ちを想像したりすることができて面白いねー。
でもって実が熟すとこんな風にはじけます。面白い形でしょ。
中には5mmくらいの黒い種子が入っていてぽろぽろと落っこちています。こんな風にぽろぽろ落ちちゃっていいの?って思うんですけど…。遠くまで運んでもらわなくていいのかなぁ???
根っこの繊維を縄の原料にしたり、荒れて放置された土地に植えるのにいいんだって。なぜ?マメ科のように何かの菌でもいるのかしら???
トゲアオイモドキという名前だけ自然友の会の先輩達に聞いていて、資料が全然見つからなかった植物で、全部ネットで調べました。あってるのかなーー?ちょっと不安。
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コメント
見たことはないのですが、同じ学名が、世界有用植物事典に記載されています。和名及び植物の形態は記載さてていませんが、英語名は同じなので、間違いないと思います。
投稿: fuso87 | 2006年4月29日 (土) 08時39分