シンガポールへ帰還
2週間弱、日本への一時帰国をしていました。日本を縦断。セントレアから入り、浜松へ行って、所沢へ行って、宇都宮へ行って、成田から昨日帰ってきたよー。忙しかったです。ブログは書き溜めておいたものが何とか、予定通りアップされたようで、よかったよかった。コメントへのお返事もせずに、失礼をいたしました。生活のリズムを整えつつ、元の調子に戻していきますので、も少し待ってね。(何せ主婦だから。山のようなアイロンがけが待ち受けていたのであった…)
日本はサクラが咲いてました。久しぶりに日本の春を体験しましたよ。熱帯と比べると色が薄いですね。淡い色がいっぱい。直前まで強烈な緑に埋もれていたので、なーんか不思議な感じでした。
春を嬉しいとか、美しいとか感じる感覚は、冬を体験し、春を待ち望んだからこその感覚だよなーというのが、シンガポールで暮らして、知ったこと。強烈な緑の中から、突然、春の日本に飛び込んでも、「美しい」の感覚スイッチはすぐにはONになりません。少し、時間が必要。そこの感覚が、面白いのです。日本に入って数日たって、あるときカチッと音がするような感覚があって、「美しい」の感覚スイッチがON になります。そうすると、急に春のお花や淡い緑が「きれいー!!」って感じるようになるんです。すごく不思議です。
シンガポールに住んでいる日本人の多くが、「シンガポールには季節がなくてつまらない」って言うのですが、これは日本人ならでは、温帯で暮らしてきた人間ならではの感覚だなあって、こういう経験を通して思いました。四季を知らずに暮らしてきた人には、多分こういう感覚はないでしょう。
冬の日本を始めて訪れたシンガポーリアンが「どうして日本は枯れ木がこんなにいっぱいあるんだ?」と聞いたという話があります。赤道直下よりもう少し北とかに行くと、乾季に落葉する森があるけど、シンガポールでは木は1年中「緑」。落葉した木を見て「枯れ木」って思ってしまうのも理解できます。面白いねー。
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投稿: Blogstation | 2006年4月 4日 (火) 02時30分