オジギソウ
Mimosa pudica
「シンガポールならではの植物を見たーい」って思って来てくれた人はごめん!
今日の植物は「オジギソウ」。日本でもとーってもおなじみですよね。
シンガポールではちょっと放置された場所ならどこでもはえている雑草です。
高さが30cmくらいで横に広がります。緑の中に埋もれているので、よく見ないと気がつかないけど、本当によくあります。
マメ科
原産地:ブラジル
Common name: Sensitive Plant, オジギソウ、ネムリグサ
うちの娘は中学生にもなって、オジギソウを見かけるとサワサワと足で触りながら歩くのが大好き!何故って…名前の通り、触ると葉が閉じるので面白いのだ。私の世代くらいの人なら誰でも知ってるだろうと思っていたけど、意外と知らない人も多くて、葉を閉じて遊んでいるとびっくりする人もけっこういます。(結局お前も○歳にもなってやってるんだろ…と突っ込まれそう♪ハイ、その通りです(涙!) 娘の友人にもオジギソウを知らない子がいて、葉を閉じさせながら歩いていたら「植物を枯らして歩く女」と恐れられたとか…(本当の話…笑)
日本では苗ものが春になると出回って、夏いっぱい楽しむと枯れていきますが、シンガポールでは雑草なのでお店に売っているわけでは、もちろんありません。日本では1年草扱いになっていますが、本来は熱帯出身の多年草。日本の冬には耐えられなくて枯れてしまうので「1年草」として商品としては出回っています。
「シンガポールでは雑草」と書きましたが、シンガポールが原産地かと言うとそうではなくて、ブラジルなど南米が原産。日本のように面白植物として紹介されたものが雑草としていついてしまったのか、船とかで靴や荷物にタネがくっ付いていて入ってきてしまったのか、私は知りません。
お花は写真のように1cmくらいのピンクのぼんぼんみたいな格好をしています。マメ科なので、お花が終わると小さなマメのさやが鈴なり(?表現が正しいかわからないんだけど…)になります。オジギソウを育ててる人はタネまで楽しんでみて。かわいいよー。(私は日本で育てている時に、タネの形に可愛くて感動しました!)
マメ科は大きく3つの亜科に分かれます。クロンキストの分類ではこの3つの亜科をそれぞれ独立した科として扱っています。オジギソウはお花がボンボンになるタイプのマメの仲間で、同じ仲間には日本人にもおなじみの「ネムノキ」などがあります。お花を思い出してみて!よく似ているよ!先日、こちらで紹介した「エレファントイヤーツリー」も同じ科の仲間。写真を見比べてみてね。1つのお花のように見えますが、実際は小さなお花の塊が球状にくっ付いていて、1つのお花のように見えます。ピンクに見えているのは花びらではなくて「オシベ」に色が付いて長く伸びているもの。
「オジギソウ」でGoogletあたりで検索するとたくさんヒットするので、もちっときれいに撮れた写真を探して見てやって下さい。
その中で、「こんなんあり?」って思ったサイトがコレ。「地震予知草栽培セット」…だそうだ…。「オジギソウ栽培セット」って書いて売ってくれよ…。でもオジギソウって思ってみると爆笑できるので、見てみてください…。
上のサイトで笑った人は…ぽちっ!
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