ピーナッツのグランドカバー
Arachis pintoi
シンガポールで芝生でなくて明るい緑色の地面を見つけたら、足元をよく見てみて。1cmよりちょっと大きめの黄色のマメの花が咲いていると思います。グランドカバーで明るさを出したい時によく使われる種類で、こちらではピントーピーナッツと呼んでいます。「落花生のご親戚ですよ」とガイドの時には説明するのだけど、落花生とは属が同じ。ちなみに落花生の学名は「Arachis hypogaea」です。
人などがよく踏む場所ではすぐに弱ってしまうので、特にきれいに作りこみたい場所に使われます。うまく根付いた場所では本当にきれいですよー。よく見るのは黄色の花のタイプですが、オレンジのタイプもあるようです。
シンガポールでは装飾的に使われるだけですが、コロンビアなどでは牧草と混ぜて植え込む植物としても最近は注目されているよう。イネ科の牧草を単体で植え込むよりも、混ぜて植えた牧草地の牛のほうが成育がよかったんだって。マメ科の窒素固定の性質を利用しているものなのかな?
マメ科
原産地:熱帯南アメリカ
Common name: Yellow Peanut Flower , Pinto Peanut
資料:「1001 Garden Plants in Singapore」 P63
ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ!
| 固定リンク
« 深紅のトケイソウ | トップページ | 鳥の巣キノコ »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
木村先生、お久しぶりです。
杉野の2回生です。
ハンギング協会の冊子に先生の記事が載っていましたので
覗きにきました。
すご~く興味深い記事がいっぱいです。
ピーナツのグランドカバーもおもしろいですが、
その後ろの直立した植物は何ですか?
迷路みたいになってるんでしょうか?
投稿: kusaki | 2006年4月25日 (火) 20時05分
え?誰?ヒントを教えて下さーい。大変ご無沙汰しています。
後ろのピンクのものはシンガポールの国花の「バンダ ミス ジョアキム」です。単茎性のランなので、こんな風にへゴにくっつけてポール状に仕立てることができます。日本じゃ見かけない仕立て方だよねーー。私もはじめて見たときはビックリしました。
投稿: TOM | 2006年4月25日 (火) 20時28分
ヒントをメールしました。
ランなんですね~、近くで見てみたいです♪
投稿: kusaki | 2006年4月26日 (水) 21時26分