ベンジャミン
ベンジャミンと言えば、日本でも観葉植物としてとってもおなじみの植物。
でもTOMは日本にいたときは熱帯植物は全く興味がなかったし、家庭園芸の中に入り込んでしまっている観葉植物やランなども「加温」しなければ普通に育たない植物という認識が強く、面倒で、はっきり言って大嫌いでした。ベンジャミンも「すぐ枯らしちゃうのよー」なんておっしゃるお客様が多くて、「ああ、もうなんて手間のかかる奴…」なんて印象しかなかったのです。
シンガポールへ来て2ヶ月目。ようやく暑いこの空気に慣れた頃、連れて行かれたのが家の近所のこのフォートカニングパークでした。この大きな木がベンジャミンだと教えてもらったときの衝撃は忘れられません。
「申し訳ありませんーーー!ベンジャミン様ーーー!」って感じでした。
本来こんなに大きくなる植物を、無理やり人間の都合のよいように家の中で育てて、「うまく育たない~」なんて不満をもっていた自分の不遜さを、深く深ーく反省。無理やり生まれ故郷から連れて来たのだから、もっと理解して心地よいように育ててやらなきゃならなかったのねー…と。右の下に人がいるでしょ。比べてみてください。
ベンジャミンはクワ科イチジク属の高木で、原産地はインド。イチジク属の仲間は熱帯亜熱帯にいっぱいあって「絞め殺しの木」なんて嬉しくない名前で呼ばれているんだけど、この話はまた次の機会に…。
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