インスタントコーヒーの木
Coffea canephora synonym Coffea robusta
アカネ科 Rubiaceae (キク亜綱 アカネ目)
原産地: 熱帯西アフリカ
Common name: Congo Coffee-Tree, Robusta Coffee, コンゴコーヒー、ロバスタコーヒー
私達がよく飲むインスタントコーヒーの原料になっているのが、このロバスタコーヒーの豆なんだそうです。
フォートカニングパークにはスパイスガーデンがあり、その一角にロバスタコーヒーの木は植えられています。
低木で枝が長く伸びて葉の元に花が咲き、実がなります。下の写真は葉と花。葉は20cmくらいの長さになるかな。大きめです。花は長さが3cmくらい。
上の写真は実。1.5cmくらい。この中に2つのタネが向かいあわせで入っていて、これがコーヒー豆。
もともとコーヒーはアラビカ種が飲まれていて、東南アジアでも大々的にプランテーションされていたそうですが、あるときに病気が出て大打撃! アラビカ種は冷涼な環境が好きなので、高温多湿の東南アジアには合わなかったのです。その代わりに栽培されるようになったのがロバスタ種。アフリカのコンゴの熱帯雨林で発見されたロバスタちゃんは、「高温多湿もオッケー!」で、東南アジアで広く栽培されるようになったんだそうです。
品質はアラビカ種に劣るんだけど、香りは良いので、現在はインスタントコーヒーの原料はこちらのロバスタちゃんが使われているんだそうです。
資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P338
「熱帯植物要覧」P420
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