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2006年5月26日 (金)

カシューナッツ

Anacardium occidentale

これなーんだ?すぐにわかる人はけっこう通かも…(笑)

Anacardium_occidentale13s

オレンジ色の実の下についている緑色の勾玉を見てください。ピンと来たかな?

カシューナッツの実です。

ナッツのたぐいって食べることは多いんだけど、それがどんな風に木になっているか、けっこう知らないよね!カシューナッツはこんな風に木になるものだったんです!!TOMは初めて見たとき興奮しましたよー。おおー、本当にカシューナッツの形をしているよー!こんな実1つから、1つしか収獲できないんだーー!!

ナッツの上の部分のオレンジ色の部分は「カシューアップル」と呼びます。リンゴのようなよい香りがして鳥が好んで食べるそうです。人間も食べると聞いたので、一度は食べてみたいと思っているのだけど、まだ経験はありません。

Anacardium_occidentale1s2

左と下が花の写真。かわいいねー。

下の写真の指と比べると小さな花というのがわかると思います。

Anacardium_occidentale6s

葉はこんなふう。まるっこくて、葉脈が目立ちます。長さは15~20cmくらいでしょうか。

低木で高さは12~15mくらいです。

Anacardium_occidentale2s

花が終わると実がなります。最初は下の写真のようで、だんだん、上の部分が膨らんで色づいてきます。オレンジでまるで実に見える部分は、じつは実ではなくて、花の根元の花梗部分が膨らんでまるで実のようになる、うそっぱちの実、偽果。(タネを含まないけど偽果と呼んでいいのか??) 本当の実は下の部分で、殻の中の仁の部分を炒って食べるそうです。人から聞いた話だと、そのままでは毒があって食べられないので、何らかの加工が必要だそうです。(どの程度の毒なのか、また、本当かどうかは知りません)

殻からは油分(Cardol, Anacardic acid )が取れ、塗料や工業原料として用いられ、樹皮は黄色の染料にするそうです。あちこちをそれぞれ民間薬に使い、家具にしたり、木炭にするとか…。うーーん、なんて役に立つ木なんでしょ。熱帯に住んでいたら、一家に1本の木かな??

Anacardium_occidentale7s

ウルシ科 Anacardiaceae ( バラ亜綱 ムクロジ目  )

原産地:ブラジル

Common name: Cashew, Cashew-nut tree, Gandaria, カシューナッツツリー, カシュー

下の写真みたいに鈴なりになっている場所もありました。ちょっと不気味だけど、おもしろーい!

今回の写真は、ビンジャイパークとウビン島で撮ったもの。ラブラドールパークにも結構植えられているそうです。

資料:「熱帯植物要覧」P262

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Anacardium_occidentale8s

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コメント

1つの実から1つのカシューナッツしか採れないなんて‥知らなかったぁ。
これからはバリバリボリボリ食べるのはやめます。 1つずつ食べます。

投稿: kusaki | 2006年5月26日 (金) 21時11分

マンゴーやカシューナッツはウルシ科なので皮膚がかぶれます。Jurong Eastにあるシンガポール・サイエンス・センター内エコガーデンのカシューナッツの木には「触ると危険」の注意札があります。プーケット島でカシューナッツの処理場で働いている人たちは指サックをしていました。豆の部分のオイル汁が爪先に入ると非常に痛いそうです。マンゴーの実を木からもいだ時にミルク状の樹液がほっぺたに一滴かかって、そこが黒く変色した人がいたし、マンゴーをたくさん食べて唇がはれる人もいます。シンガポール植物園スワンレーク横にあったカシューナッツの大木は半死状態からとうとう死んでしまったのでしょうか?

投稿: 熱帯樹 | 2006年5月27日 (土) 11時52分

おもしろーーーいっ!
本当に熱帯の植物って楽しいね!!
なんかね~生きてる、って全身で発信している感じを受けたんだよね。
また、TOMさんがいる間に、遊びに行きたいと思ってますーー。(今度は安宿で)

投稿: fuming | 2006年5月28日 (日) 08時59分

Kusakiさん
そうでしょー。1つから1個しか取れないんだったら、何も考えずにボリボリやってるのが申し訳なくなるでしょ?高価なのも納得できるような気がしますよねー。
熱帯樹さん
久々にコメントくださってありがとうございまーす。気をつけなければいけない気なんですね。食べられるという部分にばかり目が行って、ウルシ科ということに注目していませんでした。今度から気をつけます。
Fumingさん
お待ちしてます!まだまだご案内していないところがいっぱいですもんねー。

投稿: TOM | 2006年5月28日 (日) 21時40分

こんにちは。何時も楽しく読ませていただいております。久しぶりにコメントを書きます。

私も初めてカシューナッツを見たときは何か分かりませんでした。果物の部分も食べられるそうですね。

以前、タイの食品展示会に参加した際、カシューナッツジュースが出展されており、不思議に思い聞いたところ、果物の部分をジュースにした物でした。

投稿: HOJO | 2006年5月29日 (月) 18時45分

HOJOさん
頑張っていらっしゃいますね。果物をジュースにした製品があるのですね。うーん、試飲してみたいです。熱帯は知らないことばかりなので、色々なところで見聞きしたことが後で繋がることがあるのが面白いですよね!

投稿: TOM | 2006年5月30日 (火) 07時09分

初めまして カシューナッツについて調べていたらこちらにたどり着きました。ブラジルでカシューアップルのジュースを作っています。
かなりお砂糖が入って甘いですが カジュアップルという言い方でイマイという会社があつかっています。1年半前の記事にお返事を書いてもいかがかと思いましたが フーデックスでこの会社を見かけましたので お目に留まれば幸いです。

投稿: Abies 御厨 | 2007年10月31日 (水) 20時15分

Abies 御厨さん
お菓子の販売のお仕事をされていらっしゃるんですね。カシューナッツのジュースもお菓子に使われたりすることがあるのですか?情報を寄せていただきありがとうございました。コメントはいつでも歓迎!です。さすが原産地ブラジルでは食べられる植物は見逃さずに食べたり飲んだり利用しているのですね。日本にいると原産地とそこに住む人たちとのかかわりについての関心はとても薄いのですが、そんなことにも関心を寄せると植物や自然がますます興味深いものに思えてきますね。ありがとうございました!

投稿: TOM | 2007年11月 1日 (木) 06時14分

はじめまして。カシューナッツを種から育て始めたのでネットで検索したらここにたどり着きました。じつは以前からこのブログはお気に入りに登録していて何度も他のページはのぞかせていただいていたのでビックリ! ついつい今回はずいぶん前の記事ですがコメントを書いてしまいました。植物が好きで好きでしょうがないという感じが伝わってくるので、いつも読んでいて楽しくなります。また遊びに来ます!

投稿: パパイア牛乳 | 2008年5月20日 (火) 22時53分

パパイア牛乳さん
早速遊びに行きました。踊るカシューナッツ…爆笑です。
楽しい!
ぜひぜひリンクさせてくださいね。これからもよろしくお願いいたします。

投稿: TOM | 2008年5月21日 (水) 07時58分

うぎゃ~><;;
なんじゃこれはーーーー!!!
う○こ・・・かと思いましたよぅ・・・((汗
すごいですねッ!!!

投稿: にっしーLOVE | 2011年10月 8日 (土) 21時09分

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