イポメア 2種
Ipomoea sp.
日本でイポメアと聞くと、夏に葉の色を楽しめるグランドカバーとしての存在を思い浮かべます。それは多くの場合、Ipomoea batatas の葉がライム色や赤色のもの。バタータちゃんはじつはサツマイモでして、日本にいたとき何年も植えっぱなしにしていた鉢植えを掘り出したら、立派なサツマイモが出来ててビックリしたことがありました。
シンガポールではそんな色の装飾のためのイポメアはあんまり見かけないような気がします。ポトスライムみたいな感じのが代わりによく使われているかな?ヒルガオ科イポメア属の仲間たちはむしろ花がきれいで通年観賞できるのでツル植物として公園などのフェンスで使われています。
この子はシンガポールに来たばかりの5月に写真に撮ったもの。雑草みたいにゴルフの練習場のお庭に生えていました。
何かな?と思いつつずーっと放置してあったのですが、先日シンガポール植物園でフェンスに絡ませてある下のイポメアちゃんに遭遇。ラベルを見て、「あ、あのわからなかったのもイポメアかも…」と思い至って調べたら、やっぱりありました。
学名: Ipomoea cairica
ヒルガオ科 Convolvulaceae
原産地: 熱帯~亜熱帯のアジア~アフリカ
Common name: Cairo Morning Glory. モミジヒルガオ、タイワンアサガオ、モミジバアサガオ
資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P18
一方、先日シンガポール植物園のエボリューションガーデン出口付近のフェンスに絡ませてあった子はこちら。
同じ種かと思っていたら、葉が全然違ってました。こちらは
学名: Ipomoea digitata
原産地:熱帯に広く分布
Common name: ヤツデアサガオ
でした。花の大きさは7cmくらいで上のよりちょっと大きめだったと思います。アサガオという名前が付いていますが、午後までちゃんと咲いていましたよ。コモンネームの「ヤツデアサガオ」っちゅうのはなんとも覚えやすいですねー。この手のひら状の葉は5~7裂します。
こういうラベルから学名をさがします…。読める??TOMはなかなか判読できずに苦労しとります。ワハハ…
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