チョコレートの木
Theobroma cacao
言わずと知れたチョコレートの木。チョコレートがカカオから作られたってことはみんな知ってるけど、カカオがどんな木かは意外と知らないんじゃないかな?
ってわけで。じゃーん。カカオの実です。
長さが15cmくらいのラグビーボールみたいな形。幹生果って言って、幹や枝に直接実ります。
シンガポール植物園の果樹エリアには何本ものカカオの木が植えられていて、いつでも実も花も観察できます。
で、お花がコレ。
かわいいでしょー!!!
不思議な形でしょー。
芸術的!!!
こっちは横からの写真。構造とかわかりますか?
しつこく写真を載せてしまったけど、じつはこのお花、1cmかそこらしかない、ものすごーーーーく小さなお花なんです。でも、よく見ると、ものすごく繊細なつくりをしていて、かわいいの!!
そう思うでしょー!!
こんな風にお花も幹に直接咲きます。
花の小ささを感じてもらうためにしつこくもう1枚。
実が2つ見えるでしょ。その左上の小さな白い点。これがお花です。
ある時たまたま、キレイな状態の実が落ちていたので、2つに割ってみました。普段は少し大きくなってくると、リスに表面をくりぬかれて中身を食べられてしまうのです。そのため、なかなかよい状態の実を見ることはできません。(TOMの場合、後にも先にもこのとき1回だけでした)
小さな白い塊がいっぱい入ってるのがわかりますね。この白いものを恐る恐る食べてみました。
クリーミィで甘酸っぱい感じ。おいしいです。これならリスが食べるのもよくわかります。
白いものの中身は種。この種を加工してチョコレートを作ったり、ココアやココアバターを作ります。でもその周りの部分が食べられるなんて知らなかったー。
野生の状態では、この白い果肉に惹かれて小動物がやってきて、タネごと食べ、タネをどこかに糞としてばら撒いてくれるのでしょうね。
葉はこんな感じでした。長さが30cmくらいもあったかな。
アオギリ科 Sterculiaceae
原産地: 中央アメリカ
Common name: Cocoa , Cacao, ココア、 カカオ
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