ココナッツの砂糖
Cocos nucifera
ココナッツからは お砂糖 が取れるそうです。
お花の花序が出てきたら、切ります。そうすると花序のところから糖分いっぱいの液が出てきます。下の写真はもうお花が咲いてしまっている花序。もう少し若い状態で切り取るんだろうなぁ。
熱帯植物要覧には「花序を切断して出る樹液(Toddy)も飲用。煮詰めて砂糖(Jaggery)、発酵させてヤシ酒(Arrack)、又は酢。」と書いてありました。
色々作れるんだね。
左のは近所のスーパーで買った砂糖。塊です。
しっかりと原材料「ココナッツフラワーウォーター」と書いてありました。
中身はこんなんです。竹の筒か何かに入れて固めるんでしょうか?そんな感じの形をしていました。
味は黒砂糖とは違うけど、ただ甘いだけじゃない、うまみのある甘さって言うんでしょうか。黒砂糖感覚でTOMはそのまま飴の代わりにかじったりする時もあります。TOMには料理にはうまく使えないので、何とか消費せねば…と。
ココナッツだけではなくて、砂糖を取るヤシの木は色々あります。いろんな形でヤシが熱帯の人たちに利用されていることを是非知ってくださいね!
資料: 「熱帯植物要覧」P523
ココナッツシリーズ ココナッツの花 ココナッツの実 ココナッツの花2とアレコレ の回も見てね!
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コメント
76年~90年、私もシンガポールに住んでいました。それもボタニックガーデンの隣にです。熱帯植物を勉強しておけばよかったと今頃後悔しています。本職は四川料理を教えていますが、食べたくなるといわゆるエスニックを作っています。インドネシア料理の甘みなどはやはりココナッツシュガーがぴったりです。日本ではタイから来るのが手に入りますが、手に入らないところではメープルシロップで代用しています。ココナッツの種類や気候によってかなり味が違い、個人的にはカンボジアで買ったのが一番気に入っています。午前中に煮詰めて午後にはドロップ状になったのをココナッツの葉で編んだケースに包んでいました。インドネシアで高いココナッツの木から樹液の入った竹筒を腰にさげて、するすると木から下りてきたのを見たことがあります。妹が住んでいたサイパンではココナッツの胚乳を削ぎとってお醤油をつけて食べていました。ちょっとイカ刺しかトロといった感じでした。
投稿: 深瀬道子 | 2009年6月21日 (日) 18時17分
深瀬さん
お料理の先生でいらっしゃるのですね。色々と情報をくださりありがとうございました。地域による違い、試してみたいところです。日本ではこういったものは手に入りにくいのが残念ですね。機会があればお料理教室も参加してみたいと思いました。コメントありがとうございました。
投稿: TOM | 2009年6月22日 (月) 14時06分