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2006年7月14日 (金)

タピオカとニセタピオカ徹底比較

2回にわたってご紹介したタピオカとニセタピオカ…自然友の会の資料にある「見分け方」を参考にご紹介。見分ける際の参考にしてください!

全体の草姿。

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タピオカは2~3mの草本性の低木なので左のような姿をしていることが多いです。「Illustrated Guide to Tropical Plants」には「幹は開花前は分岐しない」とありました。

対してニセタピオカはもう少し大きくなります。15mの低木になるそうです。15mと言ったら立派な木に見えますね。

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次は葉っぱ。

タピオカは「掌状の葉の一片一片がシャープな感じで形がはっきりしていて、葉柄が赤いことが多い」

ニセタピオカは「一片一片がぽってりした感じで葉柄が緑色のことが多い」だそうです。

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葉柄は葉の根元の部分のこと。

左の写真を見ると赤いのがよくわかります。

でもくせものが「○○のことが多い」という一文。赤くてもニセタピオカのことがよくあるんです。

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花。

花は両方とも雌雄同種雌雄異花。つまり同じ株に雌花と雄花が咲くってこと。

でもタピオカはシンガポールではほとんど花は咲かないそうです。ということは実も見られないんですね。残念。じゃあ、咲いてたら、ここではニセタピオカって思っていいのかなぁ。

ニセタピオカの方は、シンガポールでもよく咲くそうです

上はニセタピオカの雌花の写真です。詳しくはニセタピオカのページを見てください。葉の影に下向きに咲きます。直系2.5~3cmくらいです。フリー百科事典のウィキペディアの絵を見ると、タピオカの花も同じような花のようです。

060708004s_2 実。

左の写真はニセタピオカの実です。本物のタピオカはこの実の筋の部分に翼がついているんだそうです。この違いは徹底的なので、実がついていればはっきりと見分けられるんではないかと思うけど、シンガポールでのタピオカは花を滅多につけないそうなので、実も見ることができなくて残念。

ついでに下の写真もニセタピオカの花序の写真。思い起こしてみると、この木も5mくらいはありそうな、もう既にシュラブと言うよりは低木に近いものでした。

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ちょっとは役にたったかな?下記のページも合わせてご覧ください。

タピオカ Manihot esculenta

ニセタピオカ Manihot glaziovii

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