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2006年7月16日 (日)

ココナッツの花

Cocos nucifera

ココナッツパームとかココヤシという言葉は誰でも聞いたことがあると思うんだけど、日本に住んでいるとココナッツの花がどんなふうに咲くのかなんて考えたことがないでしょ。

ココヤシも立派な被子植物の仲間で、お花が咲きます。今回はお花に焦点をあててご紹介しまーす!

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ココヤシの木を見上げたら、葉の付け根のところを探してみてください

運がよければこんな枝みたいなのが見えます。この枝にヒヤシンスの花みたいにぺぺぺっと小さな白っぽいのがいっぱい付いているのがココヤシのお花です。花がある場合は小さな蜂とかの虫が群がっているので、上の方で今花が咲いているんだなというのを予想することができます。

高いところにあるので、もちろんお花の詳しい形は見えません。

そういう場合は木の下を探します。いい頃あいのものがあれば、下に花が落っこちているからです。

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へっへっへ。このお花はオーチャードロードのイスタナパークのところのココヤシの並木のお花です。在シンガポールの人ならいつも見てるヤシだけど、花をちゃんと見てる人はいないでしょ。本数が多いので、どれかが花をつけてます。ココヤシの花が見たい人は行くべし。大統領官邸の向かいで地面をゴソゴソ探っていると不審者みたいに見られますが…。

大きさは親指の大きさを見るとわかるよね。

ココヤシを始めとして、ヤシのお花の子房は3つの心皮からできていて、その現れとしてメシベの先が3つに分かれています。見えるでしょ。

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単子葉植物はオシベや花びら、ガクも3の倍数で成り立っていることが多いんですけど、このお花も「オシベ6本 花びら3枚 ガク3枚」でできていました。ヤシのお花はこういった構造のものが多いです。ヤシのお花は小さくて、おまけに背が高いので遠くて目立たないけど、ちゃんとお花が咲いていて、同じようなんだけど、バラエティーに富んでいて面白いんですよ。

熱帯植物要覧によると「葉腋から肉穂花序を抽出、基部に雌花数個、上部に雄花多数。」とありました。ああ、だから実が葉の根元から直接出ているように見えるんですね。写真のお花は花粉が付いていたので多分「雄花」。「雌花」が先に咲いて、後から「雄花」が咲くタイプなんだけど、雄花にもメシベの痕跡が残ってこんな感じの格好をしているのかもしれません。

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実の赤ちゃんが花序の途中についているのがわかりますか?雄花が咲く頃には先に咲いた雌花の幾つかは実の赤ちゃんになっているということなんだろうな。

下の写真はもう少し大きくなったところ。

最終的にはオレンジ色になって、葉の付け根のところにボコボコっとなっているように見えます。でも本当はちゃんと花の咲いていた花序に並んでくっついているんだよ。

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追加です。すみません。間違っているところがありました。続きはこちらココナッツの花2とアレコレ をご覧下さい。

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ココナッツシリーズ ココナッツの砂糖 ココナッツの実 の回も見てね!

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ヤシ科 (単子葉類 ヤシ目)

原産地: たぶん太平洋諸島原産。 でも色々使えるので、湿潤熱帯に広く分布栽培されています

Common name: Coconut Palm 、ココナッツパーム、ココヤシ

資料:  「熱帯植物要覧」 20040621_003s2 P523

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