テンブス
Fagraea fragrans
シンガポールドルの5ドル紙幣をお持ちの方は出してくださいね。
裏側に上の写真と同じ絵が描いてあります。この木がテンブスです。シンガポール植物園のスワンレイクの横の芝生広場に植物園の開園前からずっといらっしゃるそうです。なので、樹齢は150年以上。それ以上のことはわからないんだって。シンガポールのヘリティジツリーに指定されています。
シンガポールにはまだナショナルツリーはありませんが、人気投票をしたら、テンブスが1番だったという話があります。そのくらいシンガポールの人には親しまれていて、自然公園や普通の街中の公園や街路樹でよく見かけます。
花は直径2cmくらい。白く咲いてだんだんとクリーム色に変化します。甘い香り がするので、学名にもfragransという種名がついています。
白っぽい花に良い香り。たぶん夜に花粉を蛾とかに運んでもらうんだろうね。
幹肌に特徴があって、縦に深い溝が入っていてしわしわです。だからTOMたちは「しわしわテンブスちゃん」と呼んでいます。特徴を覚えるとすぐに見分けられるようになる木の1つです。
花が終わると直径8mmくらいの小さな赤い実がなります。この実が鳥さんが大好きでよく食べに来ています。
材はタンニンを多く含んで抗菌作用があるので、まな板とかによく使われてきた木なんだそうです。
葉っぱは長さが10cmくらいかな。主脈以外はのっぺりした感じの葉っぱです。
マチン科 Loganiaceae
原産地: タイ、マラヤ、スマトラ、フィリピン
Common name: Tembusu , テンブス
資料: 「熱帯植物要覧」P401
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