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2006年9月29日 (金)

ツムギアリ

Decophylla smaragdina

科: Formicidae

原産地:インド~タイにかけての熱帯地域、東南アジア~オーストラリア

Common name: Weaver Ants , Kerengga , Green Ant , Red Ant , ツムギアリ

ツムギアリちゃんは公園だけでなく、街中でもよく見かけるアリ。木の上に巣を作るので、突然上から降ってきて、かまれて痛い目に会うことがたまにあります。アリの巣は土の中に作られるもの…と思い込んでいたTOMは、木の上に巣を作ったり、枝の中に巣を作ったりしている熱帯のアリたちに、はじめは本当にびっくりしました。今ではツムギアリちゃんの巣も難なく見つけられるように大変身!(それで良いのか?)

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今までツムギアリちゃんのことは知っていても、どんなアリか知らなかったので、調べてみました。
こちらのサイトが見つかったので、超意訳です。あちこちまちがってると思うけど、雰囲気だけ…。明らかなまちがいを見つけたら知らせてください~~!!

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ツムギアリちゃんは小さな生き物を食べるんだけど、どっちかって言うと植物の蜜が大好き!針は持ってないのだけど、噛まれるととっても痛くて、おまけに腹部から分泌される物質は炎症を起こさせるので、ちょっと厄介なアリです。

ツムギアリちゃんは巣を作ります。それも生きている緑の葉っぱで! 葉っぱで巣を作ると、カモフラージュになってツムギアリを狙う捕食者などから身を守ることができるわけ。この立派な巣を作るのには、葉っぱのエッジに働きアリが鎖状に連なって、 みんなで葉っぱのエッジを引っ張って鎖を短くするようにして作ります。いったんエッジが折りたたまれると、1匹の幼虫を下あごで抱えてやさしくしぼるようにします。そうすると幼虫は絹糸を出すんだって。この糸は葉っぱのエッジをくっつけるのに使います。幼虫は強いたくさんの糸を出すための特別な腺を持っているんです。でも成虫は糸を出すことは出来ません。(おおー、オコチャマさえも役割を持ってるなんて…すごい!)

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1つの集団は1本の木の中にいくつもの巣を作ります。何本もの木に分散することもあります。女王アリは1つの巣だけに住んでいて、卵だけがあちこちの巣に運ばれます。

ツムギアリは色々な植物や動物に利用をされてもいます。シーハイビスカスをはじめ幾つかの植物は、葉っぱに蜜を分泌してツムギアリちゃんを惹きつけて、食料を与える替わりに葉っぱを食べる虫から守ってもらっています。ツムギアリちゃんの噛み噛み攻撃はとっても痛いので、小さな葉を食べる虫だけでなくて、もっと大きな動物でも、ツムギアリちゃんに攻撃されると逃げていきます。ノニの木も同様にツムギアリちゃんを利用しています。
スンガイ・ブローではこの2つの木で、よく巣を見つける事ができます。

他の幾つかの生き物達もツムギアリちゃんの「甘いものが大好き!」という嗜好を利用しています。Lycaenidae科や  Noctuidae科の蝶のイモムシ達は甘い露を出してツムギアリちゃんの気を惹いて、替わりに守ってもらっています。これらのイモムシの中にはもっとちゃっかり者がいて、甘い露を出してツムギアリちゃんを騙して巣の中に入り込み、ツムギアリちゃんの幼虫をばくばくと食べちゃう奴らもいます。ジャンピングスパイダーは姿や臭いをツムギアリちゃんに似せて、巣の中に入り込んで幼虫をむさぼり食います。

ツムギアリちゃんの卵は収穫されてタイやフィリピンのマーケットで売られています。さなぎの味はクリーミィだと言われてきました。ボルネオのDayaksは風味付けにご飯にツムギアリちゃんを混ぜて食べます。でもツムギアリちゃんを収獲するのは、猛烈に攻撃してくるのでとっても大変。グッドテクニックが必須です!

西暦300年ごろの昔の中国の柑橘農園では、ツムギアリちゃんの旺盛な食欲を害虫駆除に使っていました。ツムギアリちゃんの巣は農園に運ばれ、全部の木にツムギアリちゃんの巣が行き渡るように、アリちゃんの通り道としての竹の棒が木の間に渡されていたんだって。
この害虫駆除の方法は最近になって復活。殺虫剤にどんどん強くなっていく害虫たちを駆除するための安価な方法としてツムギアリちゃんが使われています。ツムギアリちゃんを使うと一石二鳥。オーガニックフルーツとしてお値段も高く売れるんだって!!!

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知らなかったツムギアリちゃんの世界。ちょっと垣間見た感じです。

最初、緑色をしていた巣はしばらくすると茶色になります。上の写真のような感じです。

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2006年9月28日 (木)

インドのバラ

Lagerstroemia speciosa

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シンガポールでは雨季の前のこの時期、2度目の花の季節がやってきます。先日紹介したタベブイアと同じで、花がきれいで「なんだろう?あのお花…」って思わせてくれてのがこのローズオブインディア

お花は神社の鈴みたいな花序になっていて、下からだんだん咲きあがっていきます。5_19 6_12

ローズオブインディアと言うけれど、バラとは何の関係もなくて、日本の夏を彩ってくれるサルスベリとご親戚。花の直径は5cmくらい。花が大きな品種は10cmくらいはあるかな?けっこう見事です。サルスベリの花よりもお花はずっと大きいけれど、形はよく見ると似ているんだよ。

 

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花が終わると、子房が大きくなって、本当に神社の鈴みたいな格好になります。かわいい!

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中のタネが十分熟すと、こんな風に鈴が割れて、中のタネが飛んでいきます。

ミソハギ科 Lythraceae

原産地: インド、インドシナ、西マレーシア

Common name: Bungor Raya , Pride of India , Pride of Bolivia , Rose of India、ローズオブインディア、オオバナサルスベリ

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資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P398

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熱帯植物図鑑 (目次…時々更新中)

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2006年9月27日 (水)

変身トカゲ

Calotes versicolor

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Agamidae

原産地: マレー半島北部からタイにかけて

Common name:Changeable Lizard, チャンジャブルリザード

シンガポールで見かけるトカゲは日本のトカゲちゃんよりもどれも大きめサイズ。極めつけはウォーターモニターちゃんですけど、街中や、公園でも30cmくらいの別のトカゲちゃんはよく見ます。

今日、載せた写真は全部、違う時に撮ったもの。ぜーんぶ、みんなチェンザブルリザードちゃんじゃないかなあって思うんだけど、どう思う?大きさは30cmくらい、背中にぎざぎざがあるのが特徴です。

模様とか全然違うから、よくわかんないんだけど、形は似てるんだよーー。どれも…。

チェンザブルリザードちゃんが属するAgamidae科は、元々は樹上に生活して、手足が長く、背中にトサカがあるのが特徴なんだって。トサカ…確かにどれにもあるよねー。

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元々は、マレー半島からタイにかけて生息していたものが1980年代からシンガポールでも見られるようになったんだそうです。今では公園だけでなくて、HDB(公共の住宅団地)などでも見られるようになりました。島で、シンガポール本島から離れているウビン島でも記録されているそうです。1_32

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上の写真はフォートカニングパークで先日撮ったもの。チェンザブルリザードは、繁殖期になるとオスの頭と肩が朱色に、のどの部分が黒に変化するんだそうです。

「また知らないトカゲだよぉー」って思ったんだけど(外を歩いていると、知らないものにばかり出会うのだ…果てしがなくて、ため息が出るよ…)、形は同じだし、確か繁殖期に色が変わるってどこかで聞いたような気がしたので、家に帰って資料を読んだら、確かにそう書いてありました。

だから、きっとこのトカゲちゃんは繁殖期のオスのチェンザブルリザードちゃんじゃないかなぁって思います。

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最後の写真はMayuriさんがくれたもの。これもチェンザブルリザードちゃんかなぁ。

「これ違う」って思ったら、教えて下さい。

資料:「A Guide to the Amphibians & Reptiles of Singapore 」 P108

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2006年9月25日 (月)

タベブイア

Tabebuia rosea

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2_42 ここのところまたタベブイアちゃんがきれいにあちこちで咲いていますね。シンガポールの街路樹や公園でよく見かける、お花のきれいな木です。

木いっぱいのピンクか白のお花が咲いて、こんな風に遠目で見るとサクラか何かが咲いているように見えます。「あ、きれい!なんていう名前の花だろう?」って思ったことがある人も多いのでは…?

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左の写真のようにトランペット型の花を咲かせるので、トランペットツリーと呼ぶこともあるよう。(でも私達は学名のタベブイアで呼んでいるので、タイトルはこっちにしました)

ピンクのお花もキレイでしょ。

7_8  花の大きさは直径7~8cmってところ。花が咲いているときは下にピンクや白のじゅうたんができます。

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葉っぱはこんなん。5枚の葉が掌みたいに集まって1枚の葉っぱになります。

左の写真では分かり難いので、下に同じタベブイア属の葉っぱの写真を載せました。

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下の方の小葉は先が丸っぽくて、今日の御題の子はとんがっていて、葉が何となく波打っている感じになっています。

上の写真との違いがわかるかな?

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花が終わるとこんな棒みたいな実がぶら下がります。

これが熟すと下の写真のようになって、1つ1つのタネが風で飛ばされていくの。いっぱい飛んでいるときはまるで雪でも降っているようです。

6_11 ノウゼンカズラ科のタネはセロファンみたいなのが付いて、風でヒラヒラと舞っていくものが多いです。前に紹介したアフリカンチューリップジャカランダのタネとも比べてみてくださいね。

ノウゼンカズラ科 Bignoniaceae

原産地:熱帯アメリカ 

Common name: Trumpet Tree, Pink Poui, トランペットツリー、 タベブイア、キダチベニノウゼン

資料:「シンガポールの街路樹」シンガポール日本人会「自然友の会」P18

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2006年9月24日 (日)

ポンゴール探検-3

ポンゴール探検の3回目です。1回目と2回目を見てから、読んでね!

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ポンゴールでのボート探検を終えたTOMたちはマリーナカントリークラブ(Marina country club)で遅い昼食を取り、まだまだ見たりない…と周囲の探検へ…。

昼食を取ったのは「ウビン・シーフード」というレストラン。じつはいつもウビン島でご飯を食べるシーフード屋さんと同じ名前だったので、期待したのだけど、ウビンの方が美味しかったかな。あ、でも美味しかったです。海を見ながら、夜にビールを1杯…ここで飲んだら気持ちがいいだろうなぁーとすっごくすっごく思いましたよ。でも昼間は閑散としていました。

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あとは、道を歩きながら見たものたち。日本でもおなじみのランタナちゃん(Lantana camara)。ボートから見える植物の中にもランタナらしき色の草がいっぱいありました。海辺でよく見る植物ではないので、いち早く運ばれているってことは、  鳥の糞で運ばれていくのかなあって思いました。ちなみにランタナちゃんの原産地はメキシコで、東南アジアの植物ではありません。すっかり帰化して雑草のようになっています。

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こちらの雑草はあまり見かけません。何でしょ。

とても小さなお花で、1つの花のガクから先端までの長さはせいぜい5mm。

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カマバアカシアの木にツムギアリの巣が鈴なりになっていました。まだ、新しくて緑色の巣をパチっ。

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道路沿いのフェンスにヤサイトケイソウの実がなっていました。いつか食べてやりたいと思っているヤサイトケオソウの実ですが、オレンジ色の中身はもう既に何かに食べられたものばかり…。うーーーん、残念。

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こんな瓜の仲間のツルもありました。お花は直径5cmくらい。かわいいです。

道端の風景は下の写真のような風景が広がっていました。都会のシンガポールを見慣れていると、どこか違う国に来たみたいです。

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高架になっているのはLRTのもの。でも住宅地がまだ出来上がっていないので、まだLRTは通っていません。

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クリトリアのお花。いつも見るものよりもかなり大型。

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こんな風景もありました。

右手に見える大きな木はアルビジア。アルビジアはシンガポール原産の木ではないのですが、タネが飛んで、明るく開けた土地でいち早く大きくなります。土着の木でもないのに、二次林でアフリカンチューリップなどと同様にえばっている木の1つです。

成長がとても早くて30mくらいになるのに10年やそこらしかいらないんじゃないかなとMさんがお話されていました。

でも姿はすっと伸びたケヤキみたいできれいでしょう?

葉はきれいな羽状複葉で、下から見上げるとお日様の光が適度に通ってまるでレースの布のようです。

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上の写真もアルビジアちゃんたち。

アルビジアの木にミツバチの巣も見ました。

左の写真は巨大なインドゴムノキ。日本で観葉植物として親しまれている「ゴムノキ」です。高さは優に30mはありました。

長かったポンゴール探検。ひとまず今日でオシマイです。お散歩はスコールで中断。LRTの高架下で、おやつを食べながら小雨になるのを待って、タクシーをようやくのことで捕まえて(何しろ住宅も何もないから、タクシーは滅多に通らない)、帰りました。

おつきあい、ありがとうございました!

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2006年9月23日 (土)

ポンゴール探検-2

昨日の続きです。先にこちらを見てね。

ポンゴール探検で発見したもの…。

シンガポールの北部に残るマングローブ達でした。

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マングローブのヒルギ科の胎生種子は流れが緩やかな汽水域で根を降ろします。写真はマングローブの赤ちゃん。(シロバナヒルギオオバヒルギの記事はこちらです。参考にしてね。)

なんだか森の始まりを予感させてくれませんか?

さて、ポンゴールで思いもかけずボートで海に出てしまったTOMたち。まずは対岸に見えた島をぐるりとまわり、その後、ポンゴールリバーをさかのぼっていきました。

今日はそこで見たものたちです。

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ヘロンの仲間。Grey Heronかな。大きかったよー。すぐ傍から飛び立つ姿は本当にきれい。何羽も何羽も見る事ができました。

鳥はたくさんいたよ。写真はうまく撮れないんだけどね。

青がとてもきれいなカワセミとか、ヘロンはいっぱいいたし、チドリシギの仲間も見られました。

ボートを運転してくれて、このあたりから、すっかりネイチャーガイドに化しはじめたおにいちゃんは、色々と説明してくれました。

チドリやシギは渡り鳥でこの時期(9月)になると北から渡って来て、何日かここらで過ごして、また南へと移動していくんだって。すっごくたくさんの集団の時もあるって言ってました。

シンガポールの北西にある、スンガイ・ブロー湿地保護区はラムサール条約にも加盟している渡り鳥のための重要な湿地の一つですが、ここだけではなく、海岸線で餌が得られそうな場所には、渡り鳥たちはやってきているんですね。

人や車がまだ立ち入っていない人工の島はある意味、安全な休憩場所の一つなのかもしれません。知らなかったシンガポールの姿をまたひとつ知った感じでした。

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上の写真たち、マングローブの木たちだよー。

ポンゴールリバーをさかのぼっていくと右側は立派なマングローブ林。

「これ…植えたんですか?」「いや、自然」とおにいちゃんは答えてくれました。

マヤプシキウビン島スンガイ・ブローとかでは実なんてあんまり見なくて、見つけると大喜びしちゃうのに、いやもう、「もういらんよ。」ってくらいにいっぱいなっていて、感動ぉ~!!

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川の中に家がありました。あちこちに魚わなを仕掛けてあって、それを取りに行くんだって。

「この家の人はここが家なの?」「いや、多分、ほかに家はあるんだけど、彼はここに住むほうが好きでここにいる…」とのこと。(笑)

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ポンゴールリバーをさかのぼっていくと高速道路とか、LRTの線路とか何本も橋がかかっています。絞め殺しイチジクちゃんが根を降ろしていました。まったく油断も隙もありませんねぇ。 川まであと少し。気根ちゃん、がんばれ!!

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よく見たら、ちゃっかりと鳥がこんなところに巣を作っていました。カラスの巣だそうです。

「シンガポールには2種類のカラスがいて、大きいのと普通のがいるんだけど、これは普通のカラスの巣だよ。」とおにいちゃんが教えてくれました。

じつはこのおにいちゃん、「ぼくはバードウォッチングが大好きなんだー」と熱く語ってしまうくらい、鳥が好きだったらしい…。鳥の巣や、鳥ちゃん、いっぱい見つけて説明してくれました。「何もないよ」と言い続けていたのがうそのよう…(大笑)おまけに「シーイーグルがいつもはいるんだけど今日はいない~残念~」ってなことも盛んに言っていました。

下の写真…、ね、立派なマングローブ林でしょ。ポンゴールでこんなものを見られるとは想像もしていなかったので、いや~、本当にラッキーでした!!

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でも振り返るとHDB群。何だか不思議な感じです。

下の写真のように 川岸ではたくさんの人が釣りをしたり、のんびりしたりしてました。

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ほんの数十年前まではシンガポール人の多くはカンポン住まいだったそうです。その頃ののんびりした雰囲気を求めて、みんなこんな場所まで来てるんでしょうか?マレーシアに来たかようでしたよ。

おにいちゃんのおしゃべり。「ぼくはカンポンで育ったんだ。カンポンには何でもあったよ。ドリアンもジャックフルーツもマンゴーもパパイヤもみんなただ(free)!なんだって木になっていたし、鳥も飼ってた。でも今はみんな団地に住まないといけないから、何でもお金を払わないと手に入らないんだ…」だって。

川遊びをしている子ども達もいました。いやもう、一生懸命手を振ってくれて、かわいかったよー!!本当にここはシンガポールかぁ?って感じ。

060921140_1 海のお散歩は、1時間をちょっとオーバーしてしまいましたが、おまけしてくれました。おにいちゃん、ありがとう!

こちらのドックは東南アジアで一番大きいんだそう。全体像はこんな感じです。

060921142 ここで夜にビールを飲みながら海を見るのも良さそうだなあ。やってみたいよ~!!

しかし。

まだまだ続く。ポンゴール探検。続きはまた明日!

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2006年9月22日 (金)

ポンゴール探検-1

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何日か前から里帰り旅行に来ていたkazueさんに誘ってもらったので、ポンゴール方面に探検に行ってきました。ポンゴール(Punggol)というのはシンガポールの北東にある地域です。「ポンゴールって何があるの?」というTOMの問いにkazueさんを含む他の3人のメンバーは「さぁ~~~??」との答え(笑)行き当たりばったり探検の始まりです。

とりあえずはMRTでセンカンまで行き、LRTに乗り換えてできるだけ海に近いところまで行こうということになりましたが、「住宅地がまだできていないところのLRTの駅は、構造物はできているけど、オープンはしていないよー!」と駅員さんに教えてもらい結局タクシーを使って海辺まで行きました。

上の写真はLRT。1両しかないかわいいモノレールです。HDBのたくさんある地域に走っています。

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ポンゴールの先端、マリーナカントリークラブ(Marina country club)へとりあえずタクシーの運転手さんに行ってもらいました。シンガポールとは思えぬうら寂しい草原の中の道を抜けて…。 これは入り口の様子。南国のリゾート風の建物です。

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建物を突っ切って海辺へ出るとこんなマリーナがありました。船がいっぱい。

ふと右手を見るとこんなすごい大きな工場地帯みたいのがあります。え?何?これ。

あとから聞いたら、シンガポールではなくて、ジョホール海峡をはさんで対岸のマレーシアのジョホールでした。すっごく近いです。

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マリーナの桟橋からマリーナカントリークラブの建物を振り返ったところです。レストランなどが入っています。でも平日の昼間は営業はしてるみたいだけど、人影もまばら…。

「船に乗って、この周辺の海辺の植物を見ることができないかなぁ~?」いつもチャレンジャーのkazueさんが言い出します。え、でも、どうやって?

ジェットスキーができるお店があったので、チャレンジ。もちろん、kazueさんが…。

「この周りの海をゆっくり走ってもらえないですか?」

受付のオネエサンも、ご飯を食べてた日焼けして真っ黒なおにいちゃんも「???」。

一言「何もないよ。」

「植物をちょっと見たいんですけど、海から…」

「何もないよ。」

「いいです。1時間だけ…」

「何もないよ!」

ということで1時間85ドルの船をチャーターして、いきなり海へ出てしまいましたぁ。

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このボートに乗っていきました。本来はジェットスキーのを楽しむためのものだそうですが、ゆっくりゆっくり走ってもらって…。週末はジェットスキーを楽しむお客さんでとっても忙しいんだよ…と例の真っ黒なおにいちゃんが言っていました。シンガポール本島でこんな場所があるなんて全然知らなかったなぁ。

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こちらの地図航空写真を見てね。

マリーナを出発してプラウ・ポンゴール・チモール(P.Punggol Timor)の周りをゆっくりとまわります。左のような風景。人工的に作られた、ほんの20年くらいしか経っていない島だそうです。

でも島の中の方にはカシュアリーナの30mくらいもありそうな木が茂り、海岸沿いにはシーアーモンドなどの海岸に生える木が既に根を降ろしていました。

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プラウ・ポンゴール・チモールをぐるっとまわって行くと、プラウ・ポンゴール・バラット(Barat)との間の細い水路があり、そこに入ってもらいます。 波がより静かなせいか、色々な植物を水際で見ることができました。上の写真はその風景。

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この水路は将来は閉鎖されて、シンガポールの貯水池の1つになるそうです。そのための工事をしていました。

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左はBaya Weaverという鳥の巣。ボートからたくさん見る事ができました。シンガポールに30年以上住んでいるMさんは、「この巣のことは知っていたけど、見るのははじめて!」と目を輝かせながら、教えてくださいました。

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もちろんTOMもはじめて。

カシュアリーナの枝にあちらにもこちらにもいっぱいありました。壮観!

近くをジェットスキーで遊ぶ人ののボートがたびたび通ります。「木を見たいからボート出して…」なんて言う人、あんまりいないかも…。

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ボートを運転してくれたおにいちゃんが「ぼくの一番好きな木」と言って紹介してくれたのが、このシーアーモンドの木。060921067

いったん倒れるかして、もう一度起き上がってるって感じの格好をしてます。「すごいでしょ。いいでしょ。この感じ!」とおにいちゃんは一生懸命お話していました。

確かに面白いねぇ。命の力強さを感じるよ。…なんて(笑)。

おにいちゃん…このあたりから少しずつ調子が出てくるんだけど……続きはまた明日!

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2006年9月21日 (木)

ハチの巣

ポンゴール方面を歩いていたら、すっごく大きな蜂の巣を見つけました。

1mもありそうな長さ。一緒に歩いていたMさんが「○○ミツバチの巣よ」と教えてくださったのだけど、鳥頭なので、何ミツバチだったか家に着いたら忘れてしまっていました(涙!)

アルビジアの木にくっついている同じタイプの巣をもう一つ発見!

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3_24 アルビジアちゃんが好きなのかなぁ?

シンガポールの町中ではまず、見かけないものです。HDBからも程遠く、人や車が少ないので、こんなものもあるのでしょうか。調べてわかったら、またネタにします。

私達が雨宿りをしながらこの蜂の巣を眺めていたら、通りかかったトラックの運転手さんがわざわざ車を止めて、「あそこに面白いものがあるよー」と教えてくれました。「そうそう、すごいねーありがとう!!」って感じのやり取り。狭いシンガポールもちょっと田舎に行くと、こんな楽しいやり取りがあって、嬉しくなります。

眠いので続きはまた明日。

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2006年9月20日 (水)

桜のようなお花の木-2

Cratoxylum formosum

おとといに引き続いて桜によく似たお花の木、ピンクメンパットです。フォートカニングパークでちょうど咲いているよーとkeikoさんが教えてくれたので、写真を撮りに行ってきました。

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前に撮った写真は、ボケていたのでわからなかったけれど、オシベがまるでブラシみたいになっていて面白いです。オシベが3本。オシベを取るとメシベが1本中から出てきました。柱頭は3つに分かれています。メシベの奥のほうに濃いオレンジ色の小さな片が隠れていました。なんなんでしょ。ここに蜜があるよーーと虫を奥に誘い込む仕掛けなのかなあなんて思いました。

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7_6花の周りの葉は新しく出てきたもので、こんな赤い色をしています。柔らかくて、桜餅でも包んだらいいかなあなんて連想させてくれます。

少し離れるとこんな風に見えます。

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メシベの柱頭が3つに分かれていたので、3心皮…かな?実はこんなふうに3つに分かれていました。でも手が届かなくてタネがどんなふうになっているかまでは観察できず、残念。

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葉はしばらくするとこんな色、しっかりした葉に変化します。優しげな姿はどこへー???

トギリソウ科 Guttiferae

原産地:東南アジア(インドシナ半島、マレーシア、フィリピン)

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Common name: Menpat、 Pink Menpat , ピンクメンパット

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P342
フォートカニングパーク植物散歩 シンガポール日本人会自然友の会 P12

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2006年9月18日 (月)

桜のようなお花の木

Cratoxylum formosum

kaoruさんからこんなメールが届きました。

>ところで、また別の桜に似た植物を発見。仕事から戻ってくるときに、AYEを使うのですが、その中央分離帯に薄ピンクの花が満開の木がありました。全体的にソメイヨシノよりも線が細い印象の木でしたが、花は先日のタベブイヤよりも小ぶりで、色も白っぽいです。
花が咲いているものはほとんど葉は見えませんでした。花が散ったあとなのか、花の付きが少ない木には少し葉がついていました。車でさっと通り過ぎたので、じっくりは見られませんでしたが、葉はタベブイヤよりも桜よりもかなり小さめだったような・・・色も明るい黄緑だった気がします。でも、ぱっと見た目はタベブイヤよりも桜の木にに似ていたなあ。

ピンクメンパットじゃないかなあと思うんだけど。ピンクメンパットは桜と同じように葉を落とした後に、お花を咲かせます。赤っぽい新葉が一緒に出ていたりします。

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花が終わると黄緑から緑へと葉の色が変わって、桜を思い出させてくれる優しげな様子は何処かへ行ってしまいます。

お花の写真も昔に撮ったもので、ボケてて残念。ごめんね、kaoruさん。どうでしょう?アタリかな?

葉っぱや木の写真は全然撮ってなかったみたい。今度フォートカニングパークに撮りに行かなきゃ。砦の門がある広場に並木になって植えられています。

桜のようなお花の木-2へ続く

オトギリソウ科 Guttiferae

原産地:東南アジア(インドシナ半島、マレーシア、フィリピン)

Common name: Menpat、 Pink Menpat , ピンクメンパット

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P342
フォートカニングパーク植物散歩 シンガポール日本人会自然友の会 P12

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ブログランキングのカテゴリーを変えました

何のこっちゃ?と思われる方もいるでしょうが…。いつもお願いしている

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てやつです。一生懸命書いているので、色んな人に見てもらいたいなと思って登録しています。順位よりも「こんなサイトを探してたんだよー!!」って言ってくれる人にめぐり合うきっかけになったら嬉しい。

今回はガーデニングカテゴリーに登録。ガーデニングは上位のブログが強力なのでなかなか上位へ行くことは難しいと思うんだけど、本当はガーデニングで観葉植物を育ててる人とかに、見てもらいたいなあって思ってるので。しばらくこちらで頑張ります。

ガーデニングカテゴリーのサイトから来てくださった方へ。

日本で観葉植物として育てられている熱帯植物達は、赤道直下ではとーっても活き活きと暮らしています。パキラのお花ベンジャミンの本当の姿、見てやってください。

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2006年9月17日 (日)

ジャカランダ

Jacaranda obtusifolia  熱帯植物要覧ではJacaranda acutifolia  , Jacaranda ovalifolia … どれが本当じゃー???

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先日、アフリカンチューリップこと火炎木を紹介したけど、熱帯3大花木の一つのジャカランダを紹介しますね。

キリモドキという日本名がついているとおり、日本のキリの花に似た優しい色の花を初めて見たときは、日本の初夏の頃を思い出してちょっとホームシックになってしまいました。

花はきれいですねー。

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葉っぱもきれいです。2回羽状複葉。2_38

マメ科のフレームオブザフォレストとかの葉もこんな感じなので、てっきりマメ科の木かと思いましたが、ノウゼンカズラ科で、アフリカンチューりップの仲間でした。花を見れば一目瞭然。タネの様子とかは本当によく似ています。

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花が終わると長さが7cmくらいのこんな平べったい実がなります。

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しばらくたつと、実は2つに割れて、それぞれの片が反り返って、中からアフリカンチューリップに似た薄いセロファンをくっつけたようなタネが出てきます。これが風に乗ってヒラヒラと舞っていくんです。

タネがいくつかまだくっついているのを見て取ることができますか?

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ノウゼンカズラ科 Bignomiaceae

原産地:ブラジル原産

Common name: Jacaranda 、Greem-ebony, Fern-Tree, ジャカランダ、キリモドキ

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P390

「熱帯植物要覧」 P460

shumhoさんのブログに満開のジャカランダの写真があります。こちらも遊びに行って見てね。

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2006年9月16日 (土)

メデューサとドラキュラ

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昨日は自然友の会の定例会で、シンガポール植物園の国立ラン園のお散歩をしていました。ラン園の中はただキレイなだけの場所ではなくて、見所満載。花好きだっから、2時間や3時間すぐに過ぎてしまう場所。この中にクールハウスという施設があります。

クールハウスの説明は花いっぱいドットコムというところでしたことがあるので、こちらを見てみてください

クールハウスでお花を見ていたら「ねぇねぇ、メデューサの下にドラキュラがあるー!!」と興奮した様子でsugiyamaさんが教えてくれました。下見に行ったときにはメデューサは発見して変なランだねぇと言っていたのですが、ドラキュラも名前もさることながら、変。何だか愉快だったので、写真だけアップです。

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Nanodes medusa 

このお花は株の先の方で反り返って咲いています。わかる?

お花は下のような感じ。ちょっと痛んでしまっていて残念ですけど。

メデューサというネーミング、納得できる?

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Dracula ophioseps

もう一つはドラキュラ君。メデューサの真下でひっそりと咲いていました。

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熱帯の雲霧林のランたちは平地にあるランよりも個性が豊かで変な形をしていて、派手ではないけど、面白いです。クールハウスはそんなランを観察できる場所で、いつも夢中になってラン探しをしてしまう場所です。

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タイガーオーキッドの咲いてる場所

昨日のタイガーオーキッドの話に、tomokoさんから「どこ~~??」という問い合わせがあったので。ここです。

わかる?サガの木の方から、タングリンゲート側に歩いて、ダイオウヤシの並木の手前右側です。

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2006年9月14日 (木)

タイガーオーキッドの花が咲いてるよ

タイガーオーキッドの花が咲いています。

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国立ラン園のクールハウス入り口手前の右側でも咲いていますが、こちらはちょっと盛りを過ぎている感じで、美しさは今ひとつ。なので、お知らせしなくてもいいやーって思っていましたが、新しくできたタングリンゲート近くで咲きはじめを発見。これは今日の写真です。

うまく表現できないけど、Swiss Granite Fountainと Holtum Hall の間あたりって言うか…。

探してみてください。タイガーオーキッドはあんまり咲かないので、この機会に是非。

今日は国立ラン園に行った後、新しく植物園内にできたフードコートで軽くお昼ごはんを食べて次の予定に移動。そして、ついにコレを食べたのよー!!!

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プラタのお店があって(インド風ファストフード…と言っていいのだろうか?)そこにこんなメニューがあったんです。でも今まではいつ行ってもすごい列ができていて、食べられなくて「いつか食べるぞ!」と思っていたのでした。今日はちょうど誰も並んでいなかったので、ついに!!!

メニューの名前は忘れました。ゴメン。「ペーパーなんとか」だったと思います。大丈夫。写真入のメニューがストレーの前にあるから。これ全部で お値段3ドル。大食いのTOMが give up しました…。

1ドル、2ドルのフードコートのメニューから、レザミの高級フランス料理まで。植物園の中は食べるのに事欠きません。このバラエティーの豊かさとオイシサは、日本の公園も見習って欲しいわ…。

タイガーオーキッドのお花についての記事はこちらにあります。見てね!

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熱帯樹さんからこんなコメントをいただきました。

14日の写真のタイガー・オーキッドの花が、固いつぼみで、まだ花茎が低いのを9月2日に見ました。つぼみが出て花が咲くのは2週間ぐらいですね。ペーパー・トーセーを「新聞紙サイズの大きさまで広げて、カリカリに焼き上げたパンケーキ」と言ったら、まだ見たことも食べたこともない人はびっくりでしょうね。Tosarはコメ粉に黒豆の皮をむいて粉にしたものをミックスして水で練り、一晩寝かせて少し発酵させるので焼き上げるとほんのり酸っぱい味がします。柔らかめのパンケーキにカレーをつけて朝食に食べることが多い。カリカリしていない、プレーン・トーセーがわたしの好物です。

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2006年9月13日 (水)

マクリッチネイチャートレイルのお散歩

ここのところマクリッチリザーバー周りのトレイルの地図を作ろうということになって歩いています。

マクリッチのトレイルは、貯水池の南側にローニートレイルチェンペライトレイルと、ジリントレイル、北側にネイチャートレイルと、プルヌストレイルペタイトレイル。全部で6つのトレイルがあります。(さらに北西の山の中にマクリッチのキャノピーウォーク周りのトレイルがある)

たくさんあるので、何度歩いても道すらもよくわからないし、せっかく勉強した木がどこにあるかも忘れてしまうので、元造園屋さんのスキルを生かしていっちょ地図を作ってやろうということになったわけ。測量図とかないので、歩測で調査していて、そんなんで何回も出かけています。

9月12日に歩いたのはネイチャートレイル3km。ちゃっちゃと歩けば1時間の道のりを色々と見たり調べたりしながらだから、3時間半くらいかけて歩きました。調査のためのお散歩なので、植物はあんまり見ていないんだけど、それでも写真は撮ったのでアップしときます。

いやさ。写真を撮るのは良いんだが、すぐに整理をしないと何を撮ったかすぐに忘れちゃうんだよー。先日ブキティマのをアップしたら、何を見たかを忘れないですんだので、気をよくしてのアップなのでした。シンガポールの自然保護区ではこんなんを見られて、お散歩が楽しいよーってのが伝わるといいなー。

だって、シンガポールは狭くて行くとこなくてつまんないって言う人が多くてさ。 「ちゃうぞー!!」と叫んでいるTOMなのでした。

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まずはペタイ(Parkia speciosa)のお花。歩いていたらボトン、ボトンっと次から次へと落っこちてくる。木が高いので、あることさえ気がつかないんだけど、こうやってお花が落ちてくることで、頭の上にある木に気がつくことがよくあります。

それにしても変な格好のお花でしょ。

下のは毛虫君何だか分かりません。触角の部分が蛾のようですね。ご存知の方がいらしたら教えて下さい。11_3

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上を見上げたら、ジリン(Archidendron jiringa)の若葉が赤くなっていました。もっと出たばかりの頃は赤さが鮮やかなんだって。熱帯の森では若葉が萌黄色じゃなくて、赤かったり、紫だったり白だったり。花かと思っちゃうくらい鮮やかできれいなのを見ることができます

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何かの実がなっていました。一緒に歩いていたMさんが「クレッセントツリー(Aporosa.sp)の仲間よ」と教えてくれたと思うのですが、確かだったか自信がありません。

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マクリッチの大部分は一度破壊された森が原生林に戻る途中の二次林で、二次林の木をたくさん見ることができます。

左のはテレンタンの木の幹。枯れる前にどうしてなのか、テレンタンの木の幹は株からこんな風に泥の洋服をまといます。いったん隠れてしまった樹名札が人が発掘したのか、自然に落ちたのか顔を覗かせていました。泥の洋服はターマイト君(下に写真あり)のしわざか と思ったんだけど、そうじゃないという話も聞いたことがあります。未だに謎です。教えて下さい。

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熱帯の森の中に生える つる性のヤシプレクトコミア(Plectocomia elongata)がありました。

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こちらはやはり森の中に生えるバヤス(Oncosperma horridum)と呼ばれるヤシの 花序の実が落ちたあとのもの。長さが60cmほどもあって、同じオンコスペルマム属のニボンヤシととっても似ているのだけど、こうやって実際に手にとってみると、各パーツが一回り大きいことがよくわかるねーと、一緒にお散歩をしている友人と話をしました。

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ディソキシロン(Dysoxylum caulifloram)の実がものすごく真っ赤になっていました。ものすごくキレイ!!幹に直接なる幹生果。それにしても見事です。1つの実の大きさは長さが4cmくらいってところでしょうか。幹の下から上までずーっとぼこぼこ付いていました。

下のはフタバガキの仲間たち。板根の上にすっくとまっすぐに伸びた幹があんまり素敵だったので、あおりで撮ってみました。

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左のは同じフタバキ科のホペアちゃん(Hopea Griffithii)の根っこ。ちょっと面白いので記憶のために撮ってみました。全部のホペアがこうなるわけじゃないんだけど、同じところにあった2本が両方ともこういう根っこをのぞかせていたので、この種のホペアの特徴の1つなのかもしれません。

このあたりには原生林の木が何本も残っていてフタバガキの特徴のある葉っぱがたくさん落ちています。ディプテロカルプス属の木もあります。木は大きくて太いのが多くて、お散歩をしていて、楽しいエリアとなっています。

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お次はターマイト君たち。森でおしゃべりをやめてじっとしていると、どこからかザワザワ…という音が聞こえてきます。正体はターマイト君たちの歩く音でした。このときもものすごい数のターマイト君が静かに音をさせながら進んでいました。

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マクリッチのネイチャートレイル中にはこんなタケがいっぱい生えている部分もあります。タケは日本のように四方八方に地下茎で延びていくんじゃなくて、株状になるのが特徴です。

ここまでくるとそろそろネイチャートレイルの終わりも近づいてきます。

ネイチャートレイルは木道ではなくて、土の道。道幅も広く、シンガポーリアン、西洋人がよくジョギングをしているのを見かけます。地元の人たちの身近な憩いの場所です。

このトレイルを抜けてさらに少し行くと、マクリッチのキャノピーウォークにたどり着きます。

ある日のお散歩コースでした。

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2006年9月12日 (火)

色戻りの木

Bauhinia kockiana 

シンガポールの住宅街をお散歩していて出会った、すっごく見事なアーチのあるおうち。その見事なアーチを作っているのがバウヒニアコッキアナちゃんです。どうです?「熱帯の住人もやるなー」って感じでしょ。

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コッキアナちゃんは公園でも一般の住宅でもよく見かけます。つる植物で狭い場所でも自由自在に育てられることと、お花がきれい!ってのが人気のヒミツでしょう。

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こんな風に いくつものお花が球状に付いて、遠めに見ると鞠みたい。オレンジ色の中に黄色の花が見えるでしょ。これが咲き始めの花です。

黄色の花は受粉が終わっていないので、虫に「おいでー」と特に強く誘いをかけているんだね。受粉が終わった花は濃いオレンジ色に変わり、でも色は残して色の面積を広くし、鞠全体で虫の目に付くようにしています。

ポチッと小さく色があるよりも、面でどどーんとあった方が人間だって見つけ易いでしょ。虫くんも同じだから、「受粉ができるお花がここにあるよー!」とまとまって咲いて主張しているわけ。

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1つ1つのお花は直径5カラcmくらい。お花の真ん中にメシベと柱頭が見えます。子房も見えるよね。

コッキアナちゃんはマメ科のつる植物なんだけど、子房がね、こんなに小さいのにちゃんとマメの形をしてるよー。おもしろいでしょお!

5_13花が終わると、子房が大きくなってきて実になります。その頃には花びらの色があせてきて、またまた黄色に戻ります。

だからイロモドリノキ(色戻りの木) という和名がついているんです。英名とかの訳ではなさそう。シンガポールの植物は、第二次世界大戦中にシンガポール植物園にいた日本人植物学者たちが日本名をたくさんつけたと聞いているので、これもその一つなんだろうか?植物に名前をつけるのも楽しそうだねぇ…。

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さっき、「花びらが色が変わる」というところで、「花びら」って書いちゃったんだけど、こんなにしつこく残り続ける花びら。花びらでいつまでも残るのって珍しいよね。もしかしてこれはもともとはガク??今度、もっとよくお花を観察してみようっと。

アーチだけでなくて、左の写真みたいに塀とかに沿わせてもキレイです。パーゴラの上にいっぱい咲いている子もシンガポール植物園にはいます。

2_34 葉っぱはこんな風。長さは10cmくらいかな。

バウヒニア属だけど、私達がよく見るバタフライツリーのバイヒニアちゃんとは、葉っぱもお花も違っています。

マメ科 Leguminosae

原産地:マレー半島

Common name: イロモドリノキ

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P5

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シンガポール住宅街お散歩-2

昨日の続きです。シンガポールにも素敵なお庭のおうちはいっぱいあります。是非見てね!

植物ではありませんが、こんな個性的な門を持つ家も。でたらめじゃなく、ちゃんとした楽譜になっているんだよ!

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全体はこんな感じ。大きくはないけど、個性的で住む人のコダワリを感じさせてくれる家でした。

下の写真は青い空がきれいだったなあ…と思って選んだ写真。熱帯のお庭にはヤシがふんだんに使われています。オレンジの屋根と青い空…いいねぇー。

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左の建物は1Fが店舗、2回以上が集合住宅という低層の建物。広めのベランダに鉢植えがいっぱい置いてあるのが印象的でした。

途中で出会った、芝刈りのお兄さん。公園だけでなく、こんな住宅街の植栽帯の芝刈りもマメにやっているんだね。町がきれいに維持されているのもわかります。

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ワンワン!

世界のどこに行ってもわんちゃんは門のところで吼えるんだねー。

この家はかなり大きめの家でした。土地の少ないシンガポールでコレだけの庭を持てるってのはすごい。アマさん(メイドのこと)が草取りをしている真っ最中でした。

下の写真は門から中を覗いたところ。白いお花に見えるのは何だったかな~?

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上の写真のおうちのお庭の写真。深く張り出したひさしの下にテーブルとイスが並んでいます。太陽の光が強いシンガポールのお庭には必須の空間ですね。

シンガポールは多民族国家なので、家やお庭にも民族の個性が見られるところが面白いです。インド系の人のお庭にはインド料理に使うものとか、中華系の人の庭には中華材料とか、そんなところも見ながら歩くと、住宅街のお散歩がまたまた楽しくなりますよ。

シンガポールにこんなお庭たち…知ってた?

昨日の記事をまだ見てない人はこちらへ。

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2006年9月10日 (日)

シンガポール住宅街お散歩-1

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シンガポールと言うと、マーライオンとか高層ビルとかオーチャードロード、またはシンガポール動物園あたりを連想される方も多いと思います。

一般の人はどこに住んでいるかと言うと、8割かそこらはHDBと呼ばれる国が作った高層の集合住宅。余裕のある人は、コンドミニアムと呼ばれるちょっと高級な集合住宅。庭付きの家に住んでいる人はほんのわずかです。

でも、大きな通りをちょっと中に入ると庭付き車庫つきの家が立ち並ぶ地域があり、そこにはたくさんの木や花が植えられています。

そんなことをレポートしなければいけない機会があって、シンガポール生活が長い熱帯樹さんに相談をしたら、「じゃあ、実際に歩いてみよう!」と案内をしてくださいました。住んでいても、滅多に歩くことの無い住宅街。楽しすぎ!のお散歩で、いつかブログにも…と思いつつ、なぜか月日があっと言うまに過ぎ去って1年近くたっていることに気がつきました。うぉーーー。日がたちすぎ!

ってなわけで、今日と明日はこのときの写真をアップします。

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出発地点はシンガポールのイースト地域のシグラップセンター。(Siglap Centre)一歩裏へ入ると、上のような住宅が立ち並ぶ地域に入っていました。

下の写真は2枚とも同じおうち。黄色の塀とハンギングがキュートでしょ。

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家の人が玄関のひさしの下で涼んでいたので、お断りして中も写真を撮らせて頂きました。上の右の写真は、左の写真の右側の空間。

「誰が植物の世話をしているの?」と聞いたら、娘さんだと答えてくれました。インド系の素敵なおじ様でした。

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住宅街の狭い道路にも街路樹と植栽帯があるのですが、東京の下町の道路際にたくさんの鉢植えが飛び出して置かれているのと同じように、シンガポールの植栽帯にも、勝手に樹木や草花が植えられているのをよく目にします。

土地がちょっとでもあれば植物を植えてしまう…植物好き(?)のサガですねーー。

左の写真の植栽帯にはニム、コブミカン、ザクロ、ゲッキツ、へナ、パパイヤなどがごちゃごちゃに植えられていました。食べられるもの、花がきれいなもの、色々役に立つものなどなどです。

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このあたりは比較的古くからの住宅街だったようで、ほとんどの家は新しく立て替えられたり、改装されたりしていましたが、たまにこんな家も残っていました。

平屋でバナナとかの食べられる植物が植えられていて、昔のカンポンってこんなかんじだったのかなぁ…なんて想像させてくれる家でした。

そして、こんなすごいおうちも…。

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見事なアーチでしょ。バウヒニア・コッキアナというマメ科のつる性の植物です。

ガレージの入り口から中を覗いてみました。外側だけでなく、内側も植物でいっぱいでしたよ。

写真が多いので明日に続く!!

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2006年9月 9日 (土)

火炎木(カエンボク)

Spathodea campanulata

熱帯の3大花木と言えば、火炎木、鳳凰木キリモドキ。この3つとも、シンガポールではよく見ることができる木です。原産地ほど見事ではなくても、お花も見ることができます。今日のお題はそのうちの1つ、アフリカンチューリップこと火炎木。

車の窓からシンガポールの二次林を眺めていると目に飛び込んでくるのが、下の写真のように(あまりいい写真ではないけど)樹冠に濃いオレンジ色の花が咲いている高さ20m程の木。

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もちょっと近寄るとこんな花が咲いているのがわかります。

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よく見ると、いくつもの花がまとまって咲いているのがわかります。

木の下に行くと、お花がいっぱい落ちているので詳しく観察することができます。

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長さは10cmくらい、花の直も10cmくらいってところかな。火炎木の名が示すように燃えるような鮮やかな色合いです。

下の写真は花の中を覗いたところ。メシベとオシベの両方がある両性花みたいでした。

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花が終わると当然のことながら実がなります。左の写真は実が裂けてタネがふわふわと飛んでいるところ。

下に落ちているのを、あるとき発見。おおーこんなのだったんだー。

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中を見ると薄いセロファンみたいなタネがきれいに並んでいます。

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上から落としてみました。ふわーりふわり。じっくりと時間をかけて落ちていきます。なるほど~。こうやって遠くまで運ばれるのね。

下の写真は左がアフリカンチューリップのさや。タネは既に飛んでいってしまっています。こんなサヤは花と同じく木の下で見つけることができます。

右は蕾の写真。

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葉っぱはこんな感じです。高い木の葉だったので、下から見上げた形です。

ノウゼンカズラ科 Bignoniaceae

原産地: 西アフリカ

Common name: African Tuliptree, Flame Tree, Fountain Tree, 火炎木(カエンボク)、アフリカンチューリップ

「熱帯植物要覧」 P461

「観葉植物」山と渓谷社 P140

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2006年9月 8日 (金)

アオノリュウゼツラン

Agave americana

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ご近所でこんなお花が咲いていて、「あれ何?」と聞かれたのでUP。でも日本でもよくニュースになったりするお花だから、日本にいる人のほうがたぶん知ってるよね。

正体はアオノリュウゼツラン

リュウゼツラン(竜舌蘭)という名前はテキーラの材料になるってことで有名だけど、この子がテキーラに変身するわけではなくて、同じリュウゼツラン科のご親戚(Agave tequilana Common name:Blue Agave)がテキーラの材料になります。

アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)という名前は、本当の意味で「リュウゼツラン」と呼ぶのは同じ種の斑入りのものを指すのだそうで、この子は緑1色なので、こう呼ばれるのだそう。

リュウゼツラン科 Agavaceae (単子葉植物 ユリ亜綱 ユリ目)

原産地: メキシコの乾燥地帯 アフリカとヨーロッパの地中海地方では野生化

Common name: Agave, Century plant, Maguey, American Aloe, センチュリープラント、アオノリュウゼツラン

色々と説明しようかと思ったんだけど、奈良教育大学の学生さんが作っているリュウゼツランのサイトを発見してあんまり面白かったから、そっちへ飛んでください。特にね、トップページの右下にリンクが貼ってある動画たち。 お花がどんな風に咲くかよく分かります。「竜舌蘭の詳細スライド」という項目も是非見てください。勉強になります。これでもかーーー!というくらいにリュウゼツランにこだわっていて、楽しめます!!

http://kaede.nara-edu.ac.jp/agave/

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左の写真が本体。高さは1mくらい、横に1.5mくらいはある株です。

これが植えてあるところはドライエリアの植物をデザインしてある場所で(と言ってもただのコミュニティーセンターの前の植栽)、ちょっと前まではこの本体だけでした。いつの間にか花の茎が伸びて、それが特大だったのでみんな「あれ?」って思ったみたい。

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熱帯雨林気候のシンガポールではドライエリアの植物はあんまりご機嫌よくしててはくれないし、この子は人生の最後にお花を咲かせるタイプの植物なので、そうねー、あんまりシンガポールでは見かけないかも。

花茎は何メートルくらい伸びてるんだろう。10mくらいはあるんだろうか。そこから花序が出てたくさんの花がいっぱい咲いているのをしばらく前に見ることができました。

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下にいっぱい枯れたお花が落ちていたので拾ってパチ! 1つ1つのお花はこんな形をしています。上のサイトの説明によるとオシベが先に出て、あとからメシベが成熟するそうです(雄性先熟)。花粉を運ぶのは原産地ではコウモリがやっているとも書いてありました。だから、花の蜜は夜により多く出て、コウモリを誘うんだって!

花の構造がわからなかったので、ちょっと広げてみました。花びら6枚 オシベ6本、メシベ1本。6_5 ユリと同じだねぇ。単子葉だねぇ。

資料にしたサイトの説明によると、「センチュリープラントは100年草と言われるけれど、実際はそんなに時間がかかるわけではない。暖かい地方なら10年かそこらで咲くし、寒い地方だと60年ほど かかることもある。」とありました。おまけに、お花が咲くと株が枯れてしまいます。100年ほどは長くないけど、そんなに長い時間成長してお花が咲いて、タネを付けて枯れちゃうんだと、種(しゅ)として生き残るのが大変じゃなかろうかと心配になりますが、小苗を成長中に作って、タネだけで増えるんじゃないから大丈夫なんだって。球根とタネと2通りの戦術を使う、チューリップとかにもよく似てますね。

アオノリュウゼツランの樹液や葉を絞ったジュースは色々と薬に使われるようです。利尿剤や下剤、打ち身の薬や消化不良や便秘などが書いてありました。タネはひいて粉にしてパンにしたり、スープにとろみを付けるのに使うそうです。「Pulque」はビールのような飲み物でアオノリュウゼツランの樹液を発行させて作るんだって。どんなんだろう?知ってる?(Agave salmianaの方がこのお酒にはよく使われるようですけど)

テキーラの材料ではないけれど、色々スグレモノの青の竜舌蘭ちゃんでした!

参考にさせてもらったサイト:http://www.floridata.com/ref/A/agav_ame.cfm

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2006年9月 7日 (木)

ブキティマ散策

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久しぶりにブキティマのキャッチメントパスからサイクリングトレイルにかけてをお散歩してきました。けっこう長い行程なので、(写真を撮ろうと立ち止まるとさらに進まない…)まるまる3年ぶりくらいのコース。忘れないようにハイライトだけ写真をアップします!

本当は風景を入れたほうがいいんだけど、今日は自分の興味のままにしか写真を撮らなかったのでわかりにくいかも。ごめん!

まずはビジターセンターからタバンループへ

サトイモの仲間のシュラブちゃん。

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タバンループはグッタパーチャにちなんで付けられたトレイル名。グッタちゃんの葉の裏は茶色っぽいのですぐわかると聞いていたんだけど、これかな? 時々樹液を採取するために幹に斜めの切込みを入れた痕のある木に出会います。

ショウガ科の仲間のお花が咲いていました。ちょうど、マレー系の植物の調査員のような女性がいて「Scaphochlamys sp.」だよって教えてくれました。シンガポールのショウガ科仲間なんだって。

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立ち枯れている木から小さなキノコが生えていました。傘の直径1cm弱。

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ブラックリリーの蕾がいくつも見られました。ケイブパスでは大きなお花が咲いてました。花についての記事2つ、こちら と こちらも見て! クレロデンドロンの実もみられたよ。

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小さなイチジクちゃん(直径5mmくらい)がオレンジ、赤、黒の実をつけていて、すっごくきれいでした。

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イチジクの葉の裏はこんな風に網目模様みたいなのがついています。きれい。

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その下にあった草。花の直径8mmくらい。

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小さな赤いキノコ発見。傘の直径1.5cmくらい。シンガポールで見るキノコは白とか茶色とか多いので、赤いのは珍しいなあって思ってパチ! 

次はブランディッドインペリアルっていう小さなチョウ。

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たく葉が面白いクレッセントツリーとヒカゲノカズラ。

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ウツボカズラちゃんがたくさん見られるエリアがあります。雌花が咲いていました。

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シンガポールで一番よく見られるグラシリスちゃん はツル植物。下のごちゃごちゃしたのはみんなグラシリスちゃんが他の木にからんでいるの。スゴイでしょ。

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あと2種類のウツボカズラちゃんも見ましたよ。

左のは大型のタイプ。下のは地面の上にボコボコっとしてるタイプ。

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地面に咲いていた小さな雑草たち。小さいけどとってもかわいいです。

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下の写真みたいな風景の場所も歩きます。気持ちがいいよー。

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サイクリングトレイルに入ると昔のカンポン跡があります。人が住んでいたところなので、ココヤシやタピオカ、タロ芋など食べられる植物が残っています。

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出会った人が(この人も調査員みたいだった)ジリンの実を持っていました。汚くなったのは落ちてるけど、なかなかこんなにきれいなのは見ない!ので、お願いして写真を撮らせてもらいました。

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タピオカもあったけど、ニセタピオカもいっぱいありました。お花発見。左が雌花で、右が雄花。オレンジのリングがかわいいねー。 タピオカ関連の記事は、あと こちら と こちら。

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マロッタスちゃん にも出会いました。初めて気がついたんだけど、もしかして1つの花序の中に雄花と雌花がくっついている?

左が雄花で右が雌花のような気がするんだけど…。

どう思いますか?知ってる人は教えて下さい。

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サイクリングトレイルからセナパンリンクに出てビジターセンターに出てお散歩終り。9時半出発。帰り着いたのは2時半でした。写真と撮ったり、おやつを食べてなければもっと早く帰れたかも…。

アッパーブキティマロードに出て、ブントーキの隣の中華で遅い昼食。ライムジュース、チャイニーズティー、スチームライス、鉄板豆腐、タイ風の揚げ豆腐サラダ、クレイポットチキン、焼きブタ、マーボー茄子などおなかいっぱい食べて8ドル20セント。安くて美味しかった。満足!また行ってみよう…っと。

左はインドボダイジュの実と、アフリカンチューリップのお花。ビジターセンターから歩いてレストラン街に向かう途中で撮りました。

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シンガポールの自然散策、面白いよー!!

ブキティマのメインロードの説明板の紹介しているページ

過去の記事に色々リンクを貼ってみました。飛んで遊んでみてねー。

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2006年9月 6日 (水)

シンポエア

Dillenia suffruticosa synonym Wormia suffruticosa

「2種類の花が咲いてるー!!」
と最初に不思議に思うのがシンポちゃん。2種類のお花が下の2つです。

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左がお花で右が実が開いたもの。まるでお花みたいでかわいいでしょ。

シンポちゃんはシンガポールの二次林の外縁部でよく見られる潅木。
公園や町の中ではあまり見ませんが、マクリッチなどの自然保護区に行くとまず確実に出会います。株の高さは2~3m。葉っぱが大きいのですぐにシンポってわかります。

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黄色のお花は直径10cmくらい朝にうつむきかげんに下を向いて咲きます。そこへ虫ちゃんがやってきて下からつんつんってやって花粉を運んでくれます。
黄色のお花は甲虫とかによく見える色なんだって。だから黄色のお花で「虫さん、来て~!」と誘っているわけ。

このお花は1日花。午後になると花びらが散り始めます。だから夕方に行くともう花びらがなくなっちゃっていて悲しいのー。

シンポちゃんの面白いところは花びらが散ると、ガクが閉じ始めること。お花の咲いた晩にはガクが閉じ始めて、翌日の午後には5枚のガクがきっちり閉じ終わって まるでつぼみに戻ったみたいに見えます。

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見てみて!

1つの枝に並んで蕾がついているように見えます。でも全部が蕾じゃないのがミソ。
先っちょについている幾つかが蕾。枝元に近いところのがお花が咲いた後にガクが閉じたもの。見分け付く?ちょっと難しいけど、こんなのがいっぱいシンポちゃんの株では見ることができます。

さて。お花が終わってガクが閉じた蕾もどき。どうなるんでしょう?

気になりません?

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コーナーさんの本には、花びらが落ちてから36日後に、ガクが再び開くと書いてあります。そうすると、こーんなお花みたいな実が開くわけ。面白いでしょ。

中に見える赤いのがタネ。赤いのはタネの周りをくるんでいるもので、ほの甘い味がします。この赤いのを小さな鳥ちゃんが大好き。

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シンポちゃんの実が開くとやってきて、パクパク。お昼頃にはもうすっかり平らげられてこんな姿になっています。
鳥ちゃんの目に付きやすいように、お花のときはうつむきかげんだったのが、36日かけて上向きに動いていき、実が開くときには上向きに開きます。

すごいねー。虫や鳥をうまーく利用するためにあの手この手を使ってるんだー。

シンガポールでは、ほっとかれている場所では本当によく見かける植物。鳥ちゃんのウンチとしてあっちこちに運ばれるんだね。

大きな葉っぱは、ちょっと昔までは色々なものを包むのに使われていたんだって。

とにもかくにもあまりによく見るお花なので、意外と写真を撮っていなくて、PCの中を探し回ったけど、全体の写真とかがない!そのうち撮ってきて機会があればUPしまーす!

ビワモドキ科 Dilleniacea

原産地:マレー半島南部、シンガポール

Common name: Simpoh Ayer, Shrubby Sinpoh , シンポエア

資料: 「Wayside Trees of Malaya」Corner  P232

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2006年9月 4日 (月)

テンブス

Fagraea fragrans

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シンガポールドルの5ドル紙幣をお持ちの方は出してくださいね。

裏側に上の写真と同じ絵が描いてあります。この木がテンブスです。シンガポール植物園のスワンレイクの横の芝生広場に植物園の開園前からずっといらっしゃるそうです。なので、樹齢は150年以上。それ以上のことはわからないんだって。シンガポールのヘリティジツリーに指定されています。

   

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シンガポールにはまだナショナルツリーはありませんが、人気投票をしたら、テンブスが1番だったという話があります。そのくらいシンガポールの人には親しまれていて、自然公園や普通の街中の公園や街路樹でよく見かけます。

花は直径2cmくらい白く咲いてだんだんとクリーム色に変化します甘い香り がするので、学名にもfragransという種名がついています。

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白っぽい花に良い香り。たぶん夜に花粉を蛾とかに運んでもらうんだろうね。

幹肌に特徴があって、縦に深い溝が入っていてしわしわです。だからTOMたちは「しわしわテンブスちゃん」と呼んでいます。特徴を覚えるとすぐに見分けられるようになる木の1つです。

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花が終わると直径8mmくらいの小さな赤い実がなります。この実が鳥さんが大好きでよく食べに来ています。

材はタンニンを多く含んで抗菌作用があるので、まな板とかによく使われてきた木なんだそうです。

葉っぱは長さが10cmくらいかな。主脈以外はのっぺりした感じの葉っぱです。

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マチン科 Loganiaceae

原産地: タイ、マラヤ、スマトラ、フィリピン

Common name: Tembusu , テンブス

資料: 「熱帯植物要覧」P401

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2006年9月 3日 (日)

アメダマノキ

Cicca acida   or Phyllanthus acidus  or Phyllanthus disticus

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公園で時々見かける木。低木です。せいぜい5~6m。かわいい飴玉のような実がなっているので、わかります。

小さな小さな花です。直径2mmくらいと言ってもいいんじゃないかな。1~2個の雌花の周りを雄花が取り囲む総状花序…と自然友の会の資料にはありました。でも撮った写真からはよく分かりません。

写真から分かるかな。真ん中あたりに写っているピンクのぐちゃぐちゃっとした部分が花序です。小さいでしょ。

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雌雄異株か同種。

もうちょっと拡大してみよう…。

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うーーん、なんて可愛いんでしょう!!

ミクロの世界でこんな美しい花を咲かせてるなんて、虫くんにちょっと嫉妬してしまうわ…。

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実の赤ちゃん。メシベがまだ残ってます。これがだんだんと大きくなっていきます。

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実は最終的には直径2~3cmになります。名前の通り飴玉のようです。かわいいでしょ!

アメダマノキ…なんて名前がかわいいよねー。英語名の和訳でもないし、どんな日本人がつけたんでしょう?

幹生果で、下の写真のように枝に直接なっているのをよく見ることができます。

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実は生食ができて、すっぱい味がするそうです。料理の風味づけに使ったり、砂糖漬けやピクルスにします。根や種子を薬用に使うそうです。

トウダイグサ科 Euphorbiaceae

原産地: インド、マラヤ

Common name: Malay Gooseberry , Starberry , Country Gooseberry ,アメダマノキ

資料:「熱帯植物要覧」 P218

    シンガポール日本人会自然友の会資料 B-22

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2006年9月 1日 (金)

アブラヤシと日本人

アブラヤシネタ…今日でひとまずお休みしますので、我慢してお付き合いくださいね。

1_16 アブラヤシは赤道近くの高い温度と湿潤な気候が好きなので、日本ではあんまりお目にかかりませんよね。それでも今まで何回もブログのネタにしてきたのには理由があります。
ヤシと言えば南国のリゾートに植えられているココヤシくらいしか、日本で暮らしていると思いつかないでしょ。でも「僕らの食生活は、いまやヤシの仲間なしでは成り立ち得ないほど、彼ら(ヤシの仲間)に依存している」と「ヤシの実のアジア学」の中に書かれているように、アブラヤシなしの今の日本人の生活はありえないんです。だからボルネオやマレー半島の広大なヤシ畑が私達の生活と無関係でないことを知ってもらいなーと思って、ちょっとくどく書いてます。お付き合いしてくれてありがとう!

どう日本人の生活と関係しているか。
その辺のところを主に「ヤシの実のアジア学*1)」に書いてあることから、まとめてみました。

Photo_50 アブラヤシからは2つの油が取れます。タネをくるんでいるオレンジ色の部分、触るとベトベトします。鳥やリスが大好きで、シンガポール植物園のパームコートにはこの実を食べに動物達がやってきています。この部分から摂れる油を「パーム油(Palm oil)」(*2)と言います。その中にあるのがいわゆるタネの部分。この中にも油が含まれています。ここから摂れるのが「パーム核油(Kernel oil)」です。
これらが加工されて色々な用途に使われています。

Photo_51

今回は食用分野でのパーム油について。(*3

日本人が食用として消費する油脂*4)は1950年には1kg/年だったのが、1994年には18kg/年になったそうです。
うわ!!、18倍だよ~!
戦後の日本人の食生活は、「油を食べる生活への変化」だったんです。

その増えた油脂を担っているのは他ならないアブラヤシから作られる「パーム油」。

その証拠に、1994年の日本の輸入植物性油脂*5)の第3位がパーム油で37万トン(全体の15.9%)。1960年のパーム油の輸入量は1.3万トンだったそうだから、この30年あまりで約30倍。そしてそのパーム油の約7割は食用として消費されているそうです。

でもあんまりパーム油を食べているという感覚は無いですよね。「菜種油とか大豆油とかヒマワリ油とかコーン油はサラダ油でよく聞くけどパーム油なんてあんまり見かけないよー」って思うでしょ。パーム油は融点が38℃前後で、台所に普通に置いておくと、液体じゃなくて固まってる状態になっちゃうらしいです。それだと使いにくいでしょ。(主婦はわかるよね)だから今までは、家庭用のサラダ油にはパーム油は使われてこなかったんだって。

じゃ、何に使われるか?

まずは、インスタントラーメンスナック菓子(ポテトチップスなど)が2大用途。

食べてるでしょ、食べてるでしょ。
TOMはカップラーメン好きだよー、ポテチはあんまり好きじゃないけど、スナック菓子は大好き。
インスタントラーメンの誕生は1958年。パーム油のよいところは日持ちがよくて、しかも安価。今ではインスタントラーメン用の油脂の8割がパーム油なんだって。

あと、ファストフードチェーン店での揚げ油
日本のファストフードチェーン店では、マクドナルド以外(*6)は、「すべての揚げ油にパーム油調合の植物脂を使っている」んだって。
食べてるよー。バーガーキングでしょ、モスでしょ、ケンタッキーも好きだよー。

それから最近の動向としては、コンビニエンスストアの惣菜冷凍食品外食産業の調理済み料理でのパーム油の消費が伸びているそうです。ここでもパーム油の日持ちの良さが注目されているとか。
使ってるよー。日本製の冷凍食品。子どもの毎日のお弁当作りには欠かせません。シンガポールに輸入されると高いんだけどね、でも便利なんだもん。「高いよー」と涙流しながらも買って使ってます。それから、日本へ一時帰国すると…買います。コンビニのお弁当やスーパーのお惣菜。美味しくて安いからついつい買っちゃう。すかいらーくとかファミリーレストランもよく使ってます。

ねね。
アナタも知らず知らずに食べてるでしょ。アブラヤシの油。

あと、意外なところが「チョコレート」。チョコレートって口に入れると溶けるのがよいでしょ。これはちょうど体温くらいで溶けるカカオバターのおかげ。これと似た性質を持つのがパーム油やココナツ油。パーム油はカカオバターの1/10の値段なので、代用品として重宝されてるらしい。最近、暑くても溶けない夏用のチョコとかさっと溶ける冬用のチョコとか色々なチョコレートが出てるでしょ。パーム油やココナツ油からは「融点を調節した油脂成分を抽出・配合できる」ので、そういう色々な温度で溶けるチョコレートを作れるんだって。
あと、「アイスクリームのチョコレートコーティングには、ほとんどココナツ油やパーム油の代用油が使われている」んだって。
おおー、知らなかったよー。
TOMはチョコレートが大好き!今度から大好きなチョコを食べる時には原材料を見てみよう!

アブラヤシ畑1haからは1年に5トン*7)ものパーム油が採れるそう。

ネットで調べたところ2004年には全世界で3300万トン生産され、日本はそのうち約50万トンを輸入しているようです。

2_26 50万トンものパーム油を生み出してくれるヤシ畑。いったいどのくらいの大きさなんでしょう?
計算すると10万haのアブラヤシ畑が日本が消費するパーム油のために必要です。
東京23区の面積は620k㎡(6.2万ha)。東京23区のじつにまるまる1.6倍ものアブラヤシ畑
想像してみよう!
(ちなみに3300万トン分のヤシ畑は6.6万k㎡。日本の本州の約 1/3 です。うげっ、いっぱい。)

じゃあ、日本人一人当たりどのくらいのアブラヤシ畑を使ってるんだろう?
ちょっと計算してみました…。(上に出てきた数字とかを利用して…)

日本人を1億2千万人と仮定して…。

50万トン/年÷1億2千万人=4.17kg/年・人
5t/ha だから  5000kg : 4.17kg=10000㎡ : X ㎡
X=10000㎡×4.17kg÷5000kg=8.34㎡
8.34㎡÷1畳(0.9×1.8)=5.15畳/人
うわー、なんと私達一人当たり、4畳半のお部屋よりも広いアブラヤシ畑を使ってるんだねー!!!!
4人家族なら20畳!広いぞー!(TOMは小市民)
ちょっとびっくりな数字でした。

アブラヤシ畑は熱帯雨林を切り開いて作られています。
私達の「便利な食生活」や、「手に優しくて(日本の)環境に優しい洗剤」の裏に、1人あたり5畳以上の熱帯雨林の消滅が隠れている…って思うと遠い国の熱帯雨林のお話が少しは身近に感じられるようになりませんか?

もっと知りたくなったら…パーム油を考える 峠隆一 PDFファイル

               ライオントップCMへの要請書 と 要請書へのコメント

へぇー、びっくり!って思ったら、ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

*1: これは1996年11月に出版されている本なので、データは90年代はじめ頃のものが最新です。でも日本のアブラヤシを取り巻く社会環境はさほど変化しているとは思われないので、ここであげられている数字は増えこそすれ、減ってはいないのではないかなと思っています。

*2:ちなみに「ヤシ油」はココナツの胚乳から採れる油。

*3:食用以外には洗剤を作ったりするのに使われていますが、くどくなるのでやめます。検索とかして調べてみてくださいね。いくらでも出て来るよー。

*4:油脂というのは動植物系のオイルのこと。液状のものを「油」、固形のものを「脂」という。

*5:ちなみに「1位:菜種油(81.2万t)」「2位:大豆油(64.5万t)」「3位:パーム油(37.0万t)」

*6:マクドナルドは動物脂を使ってるんだって。80年代に「アメリカ大豆協会」が「パーム油には動物性脂肪と同じで飽和脂肪酸が多く、コレステロールが溜まるので健康に悪い」というキャンペーンをしたので、市民にパーム油への警戒感が広まったから…だそう。

*7:「A Guide to Palms & Cycads of the World」 P98 の記述より 

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