たくよう-托葉-
「たくよう-托葉」って言葉を聞いたことがありますか?
広辞苑によると「普通葉の葉柄の基部にある葉片。双子葉植物に多く見られ、形・大きさは変化が大。バラ科・マメ科・アカネ科などで著しいが、全くこれを欠く植物もある。 」
同じ電子辞書に入っている生物事典では「葉柄のもとにつくふつう1対の葉状の小片。そえ葉ともいう。大きさや形はさまざまで、エンドウでは大きく発達して葉身のようになり、サルトリイバラでは巻きひげになっている。 」
森を歩いていると、色々な托葉に出会います。先週の木曜日にはかわいい托葉にいっぱい出会いました。このとき撮った托葉の写真を紹介…。
上の2枚の写真は同じ植物。下が托葉のアップ。
「いや、何?かわいいー!なんか飾りでも付けてるみたい~」って騒いでパチっ。植物の名前は聞かないで(汗 (^^;;
お次の2枚も同じ植物。上から見るとどうってことはない植物に見えるけど、葉っぱをめくって托葉を見ると、なんとも個性的。
ドレスを着ているみたいでしょ。
こんな格好の「うふふっ」って両手を合わせているみたいな子もいました。
普通の枝なんですけど、よく見るとアイビーの葉っぱみたいなかわいいかわいい托葉ちゃんが…。
葉っぱが若いうちにはあって、後から落ちてしまう托葉や、まったくないものなどもあります。花などが乏しい森の中では植物を見分ける時にとっても役だってくれています。
他にもたくさんの面白い托葉があるんだけど、今回はちょっとだけ…。
書いてるうちに「オタク葉」なんじゃないかと思えてきた…。あまりにもマニアックというかどうでもいい世界なんですけど…。
でもカワイイって思いませんか?!!!
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コメント
ふーん、おもしろいですね。
以前いけばなに使ったユーカリの枝が、こんな風に大きい葉と小さい葉があったような気がします。
あれもそうなのでしょうか?
(ぽちっ)
投稿: Shumho | 2006年10月17日 (火) 19時48分
Shumhoさん
ユーカリも種類が多いからなー。どうなんだろう?托葉の場合もあれば、羽状葉の一番下の葉が托葉みたいに付いていることもあるし、はたまた、托葉のように見えても、本当の葉っぱということもあるようです。しろうとには難しくてよくわからないねー。
投稿: TOM | 2006年10月19日 (木) 16時05分