マホガニー
Swierenia mahagoni
高級木材として知られる本家本元のマホガニーと言えばこの子なのだそう。高く売れるので生まれ故郷の西インド諸島だけでなくて、東南アジアでも植林しようとしたのだけど、上手くいかなくて、代わりにオオバマホガニーとかアフリカンマホガニーとかが東南アジアではよく植えられています。材としては1ランク落ちると言うのを昔読んだような記憶があります。(未確認)
この写真はシンガポール植物園の国立ラン園前にいる子。アイスクリームとかの売店の横で、柳のように小さめの葉っぱをそよそよと揺らしています。TOMが知ってるのはこの1本だけなんだけど、他の場所にも植えられているのかな?知ってる人がいたら教えてね。
幹はこんな感じに樹皮がぼろぼろごつごつって感じです。
羽状複葉で小葉は長さが4cmくらい。他のマホガニーと呼ばれるものに比べると葉っぱが小さくて、イメージが全然違います。とにかく優しげな感じ という表現があってます。
オオバマホガニーと呼ばれるお仲間(Swietenia macrophylla)とは葉っぱの形も花の形も身の様子もみんな似ているそうですが、全部小さめ。オオバマホガニーについてはそのうちにアップするので比べてみてくださいね。
今年の6月の初めにこの木の下を通ったら、直径5mmくらいのクリーム色のお花がいっぱい落ちていました。かわいいでしょ。前に紹介したアフリカンマホガニーのお花ともよく似ているような気がします。残念ながらTOMはこの木の実は見たことがありません。
センダン科 Meliaceae
原産地:西インド諸島
Common name: West Indian Mahogany , Mahogany 、マホガニー、ウェストインディアンマホガニー
資料: 「熱帯植物要覧」P258
「Singapore Botanic Gardens シンガポール日本人会 自然友の会」P183
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コメント
ご本家マホガニー、センバワンパークにもあります。ここの木がいちばん見比べやすい気がするので、機会があったら見に行ってみてみて。
投稿: Hitomi | 2006年11月10日 (金) 00時14分
Hitomiさん
いつも何もかもお世話になりっぱなしで、ありがとうございます。
そうなんだー。センバワンパークですか。一目でマホガニーちゃんと見分けられるか不安だけど、今度行ってみます!
投稿: TOM | 2006年11月11日 (土) 09時38分