セネガルマホガニー
Khaya senegalensis
数回にわたって紹介してきたマホガニーと呼ばれる木たちですが、セネガルマホガニーちゃんで打ち止めです。(ようやく終わるか…と言われそう…) TOMたちがマホガニーちゃんと呼んでいるのは4種類。他にもあるかもしれないけど、親しんでるのはこれだけです。
4種類のうち2種類が中央アメリカ出身のSwietenia属たちで、本家本物マホガニーとそれをデッカクしたような大葉マホガニー。それから残りの2種類が中央アフリカ出身のKhaya属たちで、アフリカマホガニーとセネガルマホガニー。
一番高級で人気があるのは本家本物マホガニーだけど、他のも家具や装飾用に使われるようです。
セネガルマホガニーの葉っぱはこんな感じ。羽状複葉で、アフリカマホガニーよりも全体に小ぶりで、小葉の長さは10cmくらい。(アフリカマホガニーは15cmくらい)
友の会の資料には「明るい緑色。新葉は目のさめるような一段と明るい緑色で木から噴出している様はとてもきれい」とありました。
花は5mmくらいで、他のマホガニーちゃんと同じように小さいです。でもってかわいいです。
なんと中にこんな鮮やかな赤いリングがありました。外から見ると分からないけど、中がこんなふうに鮮やかな色になっているお花は今までも何回か見たことがあります。どんな虫にどんなメッセージを送って花粉を運んでもらってるんでしょうか?
実とタネはこんな感じです。昨日紹介した大葉マホガニーと似ているところもあり、似ていないところもあり。比べると面白いねー。TOMが写したこの実は直径8cmくらいの球でした。セネガルマホガニーは4つに裂けることが多いです。
センダン科 Meliacea
原産地:中央アフリカ (セネガル~コンゴ 、スーダン~ウガンダ )
Common name: Senegal Mahogany , Dry Mahogany
マホガニー4兄弟
中央アメリカ出身のSwietenia属 本物マホガニー 大葉マホガニー
中央アフリカ出身のKhaya属 アフリカンマホガニー セネガルマホガニー
資料: 「熱帯植物要覧」P256
「Singapore Botanic Gardens シンガポール日本人会 自然友の会」P183
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コメント
TOMさん。こんにちは。いつも興味を持って拝見させていただいております。今回も以前から知りたかったマホガニーをタイムリーにアップしていただき、種子の様子がよく分かりました。ありがとうございました。大変面白いseedpodと種子ですね。収集したい種子リストに加えておこうと思います。セネガルマホガニーも大葉マホガニーも今が種子を飛ばす時期なのでしょうか。また毎年、結実するのでしょうか。プルメリアのseedpodも種子もこちらもユニークですね。また、変わった種子がありましたら宜しくお願いします。
投稿: todoki | 2006年11月15日 (水) 16時51分
todokiさん
おお、タイムリーでしたか。よかったよかった。シンガポールでは5月頃が花が一番多いようですが明確なこの木の花の季節というのはありません。だからマホガニーもいつ実がなってるんでしょう?記録をしていないのでとんとわかりません。困ったものです(涙!)
投稿: TOM | 2006年11月16日 (木) 22時13分