ドロンゴ
Dicrurus Paradiseus
シンガポールの森に行ったら、ぜひとも出会いたいのがドロンゴちゃん。尾の羽が2本長く伸びているのが特徴の小さめのカラスみたいな大きさの鳥です。
森に行くとよくいて、木々の間を優雅な尾をなびかせながら飛んでいるのを見かけるんだけど、暗い森の中のことだし、すぐに動いてしまうので、写真はいつも超ピンぼけ。先日はじーっと明るい枝の上で留まっていてくれたので、少しはマシな写真を撮ることができました。
森の中の大きめの虫をすばやい動きで取って暮らしているんだそうです。
それにしてもこの大きな尾っぽの羽、邪魔じゃないのかしら?やっぱり異性を惹きつけるために付いているものなのかしら?
Common name: Greater Rachet-tailed Drongo
資料:A Guide To The Common Birds Of Singapore p102
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コメント
お久しぶりです。松沢千鶴です。
この鳥は、日本語名を「カザリオウチュウ」という種ですね。
オウチュウ属は、東南アジアに多く分布する鳥類のグループです。
「オウチュウ」とは、不思議な響きの名ですよね。漢字で、「烏秋」と書きます。
「鳥の秋」ではありません。「烏【からす】の秋」です。元は、どうやら中国語の名称らしいです。
「烏秋」を中国語(北京語)で読むと、「ウーチュウ」という感じの発音になります。それがなまって、「オウチュウ」という日本語名になったようです。
なぜ「烏秋」なのか、由来はわかりません。
「烏」は、文字どおり、カラスの意味です。「カラスに似た鳥」ということで、この字が付けられたのでしょう。
「秋」には、「鳥がひらひらと舞う」という意味があります。木々の間をひらひらと飛ぶオウチュウ属の生態を、表わしたのではないでしょうか。
投稿: 松沢 千鶴 | 2006年11月15日 (水) 17時14分
松沢さん
お久しぶりです。ブログも時々遊びに行かせていただいています。小さめのカラスという私の印象はあながち的外れでもなかったのですね。またまた面白いお話をありがとうございます。インターネットって凄いなあって思うのってこういうときです!みんなで共有できる知的財産って感じかな?
投稿: TOM | 2006年11月16日 (木) 21時40分