ヨナグニサン
Attacus atlas
honda family のパパがヨナクニサンの写真をくださいました。公開してもいいよーとの快い返事をいただいたのでアップ。
世界最大の蛾なんだって。すごいねー。
以下、honda family パパからのメールです。
<ヨナグニサンについて>
ヨナグニサンは昨年も同じ時期に学校に現れてそのときは死んだ個体でした。今回は教室の廊下で止まっていたのをクリーナーさんが捕まえて私にとどけてくれました。(私が生き物に興味をもっていることを、みんな知っていますので・・・)
「必ず逃がしてね」という約束で預かり、子どもたちにも飼育ケースにいれて一日展示しました。ケースの中で産卵していましたが、そのあと、ウエストコーストパークに行ってバードサンクチュアリの付近に逃がしてきました。
「毒がある?」と最初はドキドキの子どもたちも、次第にその姿に見入り、大きさだけでなく、そのうちに美しさ?気づいた子どもも多くいました。
図鑑で見ていたとき気づかなかったのは、羽の△が透明であることです。大きさも、透明になっていることも青い画板の上で撮影したものが参考になるかとおもいます。(羽を中途半端にひらいたときの、このサイズで20㎝以上ありますから、実際はもっとおおきなことがわかるかと思います。)
さらに死んだ個体で気づかなかったことは、脚の強さ、羽はたき強さ、そして脚の先の吸盤状?の構造です。ぺたぺたとくっつく脚先にはびっくりしました。
食草がどれ?ということがわかりませんが、見つかったら探してみたいです。
ヨナクニサンは沖縄県で天然記念物にしていされている、日本では珍しい蛾です。
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ネットで見つけたヨナグニサン情報で面白かったのは「メスの方がオスより大きい」「怪獣モスラのモデルになった」「前翅の先っちょの模様がヘビ(コブラ?)の顔をしている」(本当だ!!!)「与那国島やインドネシアでは、“まゆ”の糸を織物に利用」「八重山諸島のみに生息」などでした。
こんな蛾さえも学校に迷い込んでくるシンガポール。スバラシイって思いません??ちなみにこの学校はクレ校です。
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この後、幼虫にも遭遇。こちらをごらんください。
チョウ目・ヤママユガ科( ガの一種)
分布:台湾・中国・インドネシアから、インド・ヒマラヤ地方
Common name: ヨナクニサン、与那国蚕, Atlas Moth
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コメント
いや~、凄いですね!
私、こんな蛾がいたのも知りませんでした!
え゛ーー!透明?!
この翅の先はなんだ~!わぉっ!!
と、叫びまくり(笑)
やはりシンガポールは素敵です。本物が見たいですわ♪
それにしても、これがモスラのモデルとは?できあがった映画のモスラとは大分違うような気がしますけど。
まぁそんなもんなんでしょうけどね(^^)
投稿: hal | 2006年11月 2日 (木) 01時29分
halさん
いっぱい見ているつもりでも気が付いていないものや出会えてないものがいっぱいあることに気が付きます。ネットの面白さって今まで一人の人しかもてなかった情報や面白さを、こうやって共有できることだなあって思います。TOMもまだヨナクニサンには会っていないので、「いつか…」って思ってます。
投稿: TOM | 2006年11月 3日 (金) 09時17分
突然のメールにつき失礼いたします。
2013年7月25日、出版社竹書房より発売した『世界最凶!!ヤバすぎる昆虫図鑑』の
編集制作を担当しております、編集プロダクションノトーリアスの佐藤と申します。
同書籍内に掲載した画像に一部無断掲載が判明したため、ご連絡をさせて頂いております。
本書P27内のヨナグニサンの紹介ページにおきまして、当サイトのお写真を、許諾なしに掲載していたことが、判明致しました。
大変申し訳ございませんでした。
サイトの管理人様および読者様、各関係者様に多大なご迷惑をかけたことを深くお詫び申し上げます。
今後は同じ過ちを繰り返さぬよう、細心の注意をもって書籍の制作・管理の向上に務めます。
なお、本件におきまして、順序が逆となってしまい、大変申し訳ございませんが、掲載料の方をお支払いさせて頂けますと幸いです。
また、増刷時にはクレジットをご指定頂き、表記を入れさせて頂ければ、と考えております。
この度は、多大なご迷惑をかけたことを改めて深くお詫び申し上げます。
大変申し訳ございませんでした。
お忙しいところ大変申し訳ございませんが、
何卒ご検討のほどよろしくお願い致します。
投稿: 佐藤裕二 | 2014年3月19日 (水) 18時00分