ウビンで出会ったキノコ
先日のウビン島散策で出会ったキノコたち。
ウビン島には、パララバーツリーのプランテーション跡が森へ戻る途中の二次林があります。その中で見つけた子たちです。
鮮やかな黄色の子ときれいなピンクの子に出会いました。
名前も何も今はわからないけどいつか知りたいなあと思って忘れないようにアップです。
今年も終り。1年間、ブログを見てくださってありがとうございました!
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先日のウビン島散策で出会ったキノコたち。
ウビン島には、パララバーツリーのプランテーション跡が森へ戻る途中の二次林があります。その中で見つけた子たちです。
鮮やかな黄色の子ときれいなピンクの子に出会いました。
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ウビン島をチェックジャワ方面に歩いていて見つけた変なもの。
「TOMちゃん、これってタケの花??」
「え、タケの花事体どんなんものか知らないから、わからないよー!!」
タケから下がるペンダントのようなもの。これ何だ?って思うでしょ??
タケの種類もよくわかりません。確実なのはバンブーの仲間だということだけ。葉っぱはこんなのでした。
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下がっていたペンダントのようなのは下の写真のようなものでした。
タケノコの赤ちゃんのようなものが放射状にくっついていて、結構カワイイ。お星様みたいですね。
剥いてみれば花か葉っぱの赤ちゃんははっきりするかな?と思って剥いてみました。
タケノコの赤ちゃんみたいなのは大きさはばらつきはありますが、長さ1cmくらいかな。
何枚か剥いだあとに出てきたのはこんなもの。メシベ????オシベ????
さらに何枚か剥がします。透明なベールに隠れた何かが中に見えます。ベールは2つ。
これをさらに剥ぐとこんな感じ。
すみません。これらってなんでしょう?
花なんだろうということは確実だと思うけど、それ以上のことがわかりません。どなたかご存知の方がいたら教えてくださーい!!!
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Rafflesia pricei
4泊5日のコタキナバル旅行から帰ってきました。またボルネオ?ハイ、その通りでございます。今回は家族旅行だったので、森ばっかではもちろんなく、普通の旅行でしたよ。でも…。
ふっふっふ。ようやく。念願のラフレシアちゃん、見られました。
大きさは直径65cmとのこと。本物は思っていたよりも迫力がありましたよー。感動しましたよー。詳しい話はまた後で。
今日はウビン島。シンガポール生活の最後にウビン島の散歩マップを作って帰ろうと思ってます。
だんだん元の生活に戻します。コメントとメールの返事はちょっと待ってね。すみません。
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Agave americana
アオノリュウゼツランことセンチュリープランツ。名前のとおり、花が咲いて実がなったら枯れるのかと思っていましたが、なかなか枯れません(笑)。
左の写真は花が咲いていたときのものですが、そのときと遠目ではほとんど変わっていません。
なにやら何かが上の方にあるんだけど、何??あるとき傍へ寄って見ました。
これって実じゃないようね。オコチャマだよね。
花が咲いていたってことは実ができたんだよね。その実はどこに????
おまけにこの写真を撮ってから数日して見て見ると、このオコチャマの束の中から新しい花序があがってる。
マジですか??
笑わせてくれます。アオノリュウゼツラン。
ただただ、花が咲いたら枯れるだけではなかったのねー。
単子葉植物はユリやヤマイモのムカゴのように、同じ遺伝子のオコチャマをよく作るけど、この子のそういう性質を持っていたんだなーと思った次第。
ボケた写真でごめんなさい。
お花が咲いているときの記事は こちらでです。
もともとも花序と比べて見てね。
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「 1001 Garden Plants in Singapore」という本のセカンドエディションがシンガポールのナショナルパークスボードから発売されました。
TOMはシンガポールガーデンフェスティバルで買ってきちゃいました。値段は22ドル。フェスティバルのパンフレットを事前に購入していたので、2ドルのバウチャーがその中に入っていて、20ドルで購入。でも植物園とかの方がもしかしたら安い値段がついているかもしれません。
ファーストエディションはTOMがいつもいつもお世話になっているスグレモノ。セカンドエディションはさらにパワーアップ。1001と書いてあるけど、もっともっと多いでしょう??
今回はタイトルがガーデンと冠しているにもかかわらず、森の中で見かけるだけのものとかもいっぱい載っていました。不思議。だけどおもしろーい!!
ぜひごらんあれ。内容のわりには値段はとってもお手ごろだと思いますよ。
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ラッフルズホテルは今年もとってもきれいでした。今年もあと少しですね。よいクリスマスをお迎えください。
↓クリックして大きな写真にして堪能してくださいね!
ホテルの前の照明の飾り。
ホテルの周りの道路の様子。
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Jumellea commorensis かな。
昨日ご紹介したシンガポールガーデンフェスティバル。サンプルガーデンとは別にランの展示会が行われていました。
じつはTOMは東京ドームとかで行われていたラン展には一回も行ったことがありません。日本にいた時、ランは育てるのに手間がかかるので、一番嫌いな植物のカテゴリーだったんです。でも今回は事情が違いました。シンガポール植物園の国立ラン園のおかげですっかり「原種」のとりこになってしまったTOMには宝の山また山。しかし。残念。国立ラン園のようにアウトドアーだと光量が多いので、結構いい感じの写真が撮れるのだけど、今回は全然ダメ。敗北でありました。
あんまり写りはよくないけど、ちょっと紹介したかったので。
この子。距(きょ)がとっても長いんです。
花から下に垂れている長い長いひものようなもの。これが距です。
このランの場合、花が小型だったにもかかわらず、15cmか、それ以上の長さがありました。
普通のランの距はもっと短いです。
距の中には、蜜が入っているそうです。それを昆虫が飲みに来て、ついでに受粉のお手伝いをしてくれています。
ある特定の昆虫と共進化を遂げている種が、ランには多いのですが、ある特定の昆虫だけに蜜を与えて、確実に仲間のランに花粉を運んでもらおうとするランの中には、その昆虫の口の長さに対応して距を伸ばすものも現れました。
朝日の「植物の世界」によると、そんな仲間の中でも最も距が長いものは、長さ30cmもの距を持つそうです。その名は「アングラエクム・セスクィペダレ(Angraecum sesquipedale)」。セスクィペダレというのはラテン語で1フィート2分の1という意味なのだそうです。距がとても長いのでこういう名前が付けれらたんですね。おもしろーーーい!
朝日にはさらに面白いことが載っていました。
1862年にダーウィンがこのランを熱帯アフリカで見つけました。彼は「この長い距の底にある蜜を吸える長い吸管をもつ蛾が存在するはずだー!!!」と予言したんだそうです。そして40年後にキサントパンスズメガが発見されたんだそうです。
今回の写真はアングラエクムちゃんとは全くの別人です。でも距が長くて面白かったので紹介しちゃいました!!
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先日、The Singapore Garden Festival…なーんてのをやるよってお知らせしましたが、行ってきました。考えることはいっぱいあったんですが、旅行準備をしないといけないので、写真のアップだけです。ごめんなさい。
予想通り、西武ドームで開かれている「バラとガーデニングショー」と規模も形式も同じような感じでした。
全体の内容については前回の記事を見てね!こちらです。
今日アップした写真はこーんなうたい文句で展示されていた部分です。
最高のガーデンデザイナーによるサンプルガーデン
シンガポールや世界のガーデンショーで最高賞に輝いたガーデンデザイナーによるガーデンを展示。イギリス、アメリカ、フランス、オランダ、オーストラリア、日本、中国、シンガポール、東南アジア各国から20人以上のデザイナーが参加しています。その中には、ジュリアン・ドーウェル(英)、ジム・フォーガティー(豪)、ミッシェル・ブルース(米)、第5回SILAデザインコンペとLIAS賞(どちらもシンガポールのガーデンコンテスト…と思う…)の受賞者たちなどがいます。
Home For The Holidays
Between Heaven and Earth
↑ Garden Impressions
←上のお庭の上にぶら下がっていたコチョウランのコンテナ
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↓ The Chelsea Pensioners' Garden " A Soldier's Dream of Blighty"
The Philosopher's Seat
Christmas In A Philippines Village
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Cyrtostachys renda
シンガポール植物園のシンボルツリーに選ばれて、パンフレットやベンチの模様など色々な場所に図案として使われているヤシの一種。
株立ちだし、幹が竹の幹のようなので、「タケ」と勘違いされやすいですが立派なヤシの仲間です。
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←シンガポール植物園ビジターセンター入り口の透かし彫り。
幹の一部が鮮やかな赤で、きれいなのと、中華系の人たちは赤をおめでたい色と喜ぶので、公園や個人の庭によく植えられています。
じつはこの赤い部分は葉っぱの元の部分の葉鞘(ようしょう)と呼ばれる部分。だから葉っぱが取れてしまうとこの赤い部分も取れてしまって、幹はただの緑色になります。
シーリングワックスパームという名前は、封蝋(ふうろう…シーリングワックス)の色に似ているので、こんなふうに呼ばれるようになったんだそうです。
猩猩椰子の猩猩(しょうじょう)はオランウータンとかサルのこと。サルは赤い顔をしているでしょ。だから赤い椰子ということでこんな名前が付けられたんでしょう。
花序は葉鞘が取れたところから出てきます。下の写真のような感じです。
右側の花序が若い花序で、まだお花が咲いていません。左側は咲き終わった花序です。
つぼみの拡大写真です。
資料によると1つの雌花の横に2つの雄花がくっついている。というふうに書いてあるんだけど、記憶がないなあ。隣り合っている大きな方が雄花の蕾。小さな方が雌花の蕾だと思います。
お花はねー。何故か遭遇しないのだよ。残念なんだけど。
かろうじて見つけた開きかけの雄花。資料の写真によるとちゃんと開いて、オシベが伸びて、花らしい格好になるようです。
割れてきている部分が緑色をした花びらの部分。ガクは軸にへばりついているのがかろうじて見て取ることができます。
上の写真の蕾がくっついているベースは緑色をしているでしょ。何故か、雄花が咲き、続いて雌花が咲き終わるとこの部分が赤く変化するようなんだな。
TOMはいつも赤い軸になった花序のなれの果てばっかり見つけて、お花が見つけられません。ぐっすん。
下のは雄花が咲き終わって、雌花が咲き終わったところか、雌花がこれから咲くところ???資料によると、雌花はメシベの3本に分かれた柱頭が、緑色をした花びらからちょろっと顔を出しているだけのもので、花らしさはありません。
雌花も完全に終わってしまった花序。赤い色が目立ちますね。ところどころに実った実が黒く色づいています。
ヤシ科
原産地:マレー半島、ボルネオ島
Common name: Lipstick palm , Sealing Wax Palm,シーリングワックスパーム、ショウジョウヤシ(猩猩椰子)
「Tropical Trees And Shurubs」Wee Yeow Chin P173
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Attacus atlas
ヨナグニサン(ヨナクニサン?)のご紹介を前にしたことがあるんですが、スンガイ・ブローに行ったら、幼虫くんがいましたぁ!!「ヨナグニサンの幼虫だよ!」と誰かが教えてくれて、わかった次第。
世界最大の蛾なだけあって、幼虫も迫力ありましたぁ!長さ15cm以上あったんじゃなかろうか。TOMはそんなに虫が好きなわけでも、得意なわけでもありません。むしろ苦手と言っていいんですが、いやぁ、これだけ大きくなるともう気持ちが悪い…とか、怖い…とかいう気持ちはぶっ飛びます。もう、感動!!!!です!!!シンガポールにいてよかったよぉー――!
TOMたちが叫んでいたのは「うわー、大きい!」「うわー、かわいい!」そんなんばっかりでした。
足がね。きれいな青色なんだよ。青いお靴を履いているみたいで、はっていく様子がなんともユーモラス。可愛すぎ!デジカメのムービーで撮ったのでみんなにも見せたいよー!(でも見せられないのが残念ですぅ)
左はお顔の写真。
下が青色の足!!!昆虫ってさ。足が6本って学校時代に習ったけど、イモムシは足は6本じゃないんだね。って初めて知ったよ…。
一番後ろの足。ふふふ…。コメントはもうすまい…。
ふと見ると、茶色の違和感のある葉っぱが…。よく見ると繭でした!こっちも負けずに大きいです。
葉っぱを利用しています。わかる?
写真の幼虫くんがくっついて食い荒らしていたのはウラジロヒルギモドキでした。食草が決まっている虫もいるけど、この子は何箇所かで見たけど、全部違う木の葉っぱだった記憶があります。
ふと昔のページを見ていたら、「誰か教えて―!」と叫んでいたイモムシちゃんがヨナグニサンの幼虫にそっくりでした。あのとき頂いていたコメントでもちゃんとヨナグニサンという名前が出ていましたよ。こちらで紹介した子よりも今回見た子の方がぐーーーーっと大きかったです。
成虫についてはこちらを見てくださいね。→ヨナグニサンを紹介したページ
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Prunus polystachya
先日、チェンペライトレイルのチェンペライを紹介したので、今日はプルヌストレイルのプルヌスを紹介します。
プルヌスというのはこの植物の属名。Prunus属には、杏や桃、プラム、梅、桜などが含まれていて、じつは私たちにもおなじみの植物たちのお仲間のようです。
実を見て!梅の実みたいでしょ。大きさもそんな感じ。
お花は写真が撮れていないのですが、梅のお花の花びらをぐぐぐっと小さくして変わりにオシベをもしゃもしゃにしたような感じ。だから一見、梅や桜のお仲間の花とは思えなくて、フトモモ科の花のように見えたりします。言い忘れてました。花びらもオシベも白い色をしています。
面白いのは葉っぱ。葉っぱの付け根のところが2つ、1~2mmくらいの大きさでブクっと膨らんでいる のです。街路樹とかで見る木ではなくて、マクリッチなどの二次林でよく見かける木なので、木を見分ける時は落ちている葉っぱを見て判断することが多いのですが、このポッチを見つけたら一目瞭然。葉っぱは長さが15cm~20cmくらいかな。落ちてるのはこんな濃い茶色をしています。
何でこんなポッチが付いているのかなぁと常々不思議に思っていたら、ある時、こんなふうにアリがいっぱいポッチのところに群れているのを発見。人に聞いたら「いつもアリがいるわよね」とのこと。「何かここに美味しいものがあるに違いない!」TOMは思って、パチっ。何かあるように見えませんか?ここからある種の蜜みたいなものを出しているんじゃないかなあ。どうでしょ?
植物がアリを呼び寄せるときには何かしら理由があるのですが、プルヌスちゃんの場合、アリを葉っぱの付け根から出る甘い汁で誘って、他の葉っぱを食べる虫などから守ってもらっているんでしょうか?
プルヌストレイルにある、プルヌスについて書いてある説明版は、この子のことを「ローカルプルヌス」と呼んでいます。ここには、「シンガポールのプルヌスは人間にとっては美味しいフルーツではないけれど、オナガザルなどにとってはよい食料となる。そして、彼らがプルヌスのタネの運び役をしてくれている」と書かれています。食欲を誘うような香りを出して、オナガザルを誘うらしいです。
アリに蜜を提供して葉っぱを守ってもらい、サルを香りで誘ってタネを運んでもらう。花粉は誰に運んでもらうんでしょ?小さなハチかしら?こんなふうに動物と…1対1ではなく、色々な動物を利用、利用されつつ生きている熱帯の森の動植物たち。複雑に絡み合う関係の一端を見たような気がしました。
バラ科
原産地:シンガポールのあたり
Common name : Bat's Laulel ,Prunus 、プルヌス、バッツローレル
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Crocodylus porosus
スンガイ・ブローにワニが出たぁーーー!!…パート2
オネエサマたち、何やってるの?普通「ワニ!」って言ったら怖がるでしょ。
「橋の下にワニがいる!隙間から見えるよ!」
って言われたらいっせいに座り込んで木板の隙間からワニを捜し求めるって…ハイ、TOMもその一人です。ごめん。あんまり楽しかったので、araiさんに写真をもらってアップしちゃったよ…。小さくしたから許してーーー!先日のスンガイ・ブローでの出来事です。
ワニの写真は今回はTOMが撮ったもの。下の写真は顔から胴体にかけての部分。隙間から撮った写真です。もちろん(笑)。
ワニくんについては、前にアップしたことがあります。こちらも見てね。
この後、前の記事から抜粋。
******************
じつは世界最大の爬虫類のイリエワニ君でした。 なんと最大で9mにも達するんだって。と下記の資料には書いてありました。おおー怖い!
でも実際にはもっと小さい感じらしいです。オスで5mくらい、メスで2~3mくらい。なんだ。メスはオオトカゲの大きいのと同じくらいじゃん。
あ、でも獰猛さが違ってるよね。舐めてはイカン…。
シンガポールではシンガポールリバーやカランリバー、スンガイセレター、クランジリザーバーで観察されているそうです。スンガイ・ブローではマングローブの中や奥にあるプロウンポンドで観察されています。
*************************
今回、実際に見たものも想像していたよりもずっと大きかったです。ミズオオトカゲくんなんて目じゃないよ。多分、幅で30cmくらいはあったような気がする。びっくり。
しばらくすると川下方面に泳いでいってしまいました。しばらく水の中にいたんだけど、顔だけ出してちょっと一休みしているところです。
どう?カワイイ??
Common name: Estuarine Crocodile
原産地:インドから西太平洋にかけて広く分布
イリエワニについてはフリー百科事典ウィキペディアに詳しい説明があったので、こちらをご覧ください。
資料:「A Guide to the Amphibians & Reptiles of Singapore」P123
「A Guide to the Threatened Animals of Singapore」P124
写真提供:araiさん 多謝!
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Champereia manillana
マクリッチ自然保護区の中にはたくさんのウォーキングトレイルがあります。幾つかのトレイルにはマクリッチで見られる植物の名前が付いているのですが、その1つがこの子、チェンペライちゃんです。
正直なところ、いっぱいあるけれどもあんまり 特徴がなくて思えられない植物の代表格。葉っぱに地衣類でもくっついているのか、ほとんどの場合ちょっとすすけたような感じの葉っぱをしていて、きれいって感じでもなくてなかなか覚えられない木の代表格。
高さ10m足らずの低木で、シンガポールでは二次林の中でよく見られる木らしいんですけどねぇ。
唯一目立つのは、実。実が熟してくると、オレンジ色になってきれいです。実は地中海地方原産で有名なオリーブの実を少し小さくしたような形をしています。
花はこんなのが咲いていました。小さな小さな5mmに満たないお花が集まった花序です。
資料によると雌雄同株だけど、雄花と雌花は別々の花序に咲くと書いてあります。
コーナーさんの本には雄花と雌花の絵が描いてあって、この写真の花序は雄花の花序のよう。
雌花はさらに一回り小さく、花びらが開くようなたぐいの花ではなく、子房だけがある…ような格好をしていました。
拡大。おおー、かわいい!
雄花だから真ん中のポッチは両性花だったときの名残なんだね。下の部分の黄色のリングに蜜が入っていることが多いので、これで小さな虫を誘っているのかもしれません。
チェンペライトレイルはマクリッチリザーバー沿いに作られた水辺のトレイルです。平坦なので、気負うことなく気軽にお散歩することができます。気持ちが良いですよー。ぜひ一度お散歩に行ってください。
カナビキボク科
原産地: シンガポール あたり
Common name : Chemperai ,Cheperi , False Olive , カナビキボク
資料:「Wayside Trees of Malaya」Corner P604
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Gnetum sp.
グネツムという言葉を聞いたことはありますか?
TOMは日本にいたときには聞いたこともありませんでした。
←ツルのグネツムの落ちていた葉っぱ(表面)。落ちるとこんなチョコレート色になる。
←ツルのグネツムの落ちていた葉っぱ(裏面)。
グネツムはシンガポールではメリンジャなどと呼ばれてビールのつまみにとってもよく合うスナック菓子の材料になることでポピュラー。でもTOMを魅了したのはこの木が「裸子植物の1つだー」ということでした。TOMの中の裸子植物の常識を見事にひっくり返してくれたグネツム科という裸子植物の1つの科。詳しくはポピュラーなグネツムを紹介する時に書こうと思っています。
←ツルのグネツムの葉っぱの裏面の葉脈。主脈に側脈らしきものまであるぞ!
このグネツムちゃんの仲間を先日のお散歩でショーン先生に教えていただいて、とんでもなくハッピーになっちゃったので、写真だけでも…と思ってご紹介します。
どうしてハッピーになったかと言うと、この子がツル性のグネツムちゃんだったから。
普段見るグネツムちゃんはみんなグネツム・グネモンという実をお菓子にしたりしてよく使う木になる子達。 「本当はグネツム科の植物たちはほとんどがツル植物なんだよー」と聞いていたので、ずーーっとツルのグネツムちゃんに出会いたいなぁーと思っていたからなんです。裸子植物なのにツル!なんだよー。びっくりしない??
上の写真がツル。枯れているみたいに見えるけど、はるか上の方では葉っぱが深緑色に茂っていました。
左の写真のようにあちらこちらにこぶのようなものがありました。葉っぱの落ちた痕でしょうか?
このツルのグネツムちゃん、名前はTOMにはわかりません。「The Concise Flora of Singapore」によると、「グネツム科はグネツム属1属で約5種類がシンガポールではネイティブだ」 と書いてあり、グネツム・グネモンだけが直立する木になり、あとの4種類はツル植物でした。ツルの4種は
G.gnemonoides
葉の長さ10~12cm タネの大きさ5~7cm
G.latifolium
葉の長さ12~18cm タネの大きさ1.5~2.5cm
G.macrostachyum
葉の長さ18~20cm タネの大きさ2cm
G.microcarpum
葉の長さ8~10cm タネの大きさ1.5~2cm
とあって、葉の大きさやタネの大きさから G.microcarpum あたりか、G.latifolium かな?と思いましたが、はっきりとはわかりません。写真を見てどう思う?
タネは表面が一皮柔らかいものがあり、剥くとこんなふうな固いものが入っていました。
左のは花序。
うーーーん、裸子植物なのに花序って言っていいのだろうか?上が雄花の花序。下が雌花の花序。もちろん、下に落ちていたのを拾ったので、腐りかけてるシロモノです。木にくっついているときにはどんな感じだったんでしょうねえ?
花序を拡大したのが上の写真。どこがどうなって何者か…はグネツム・グネモンちゃんの回でごらんください!
上を見上げたら、深い緑色の葉っぱがどばーっと、茂っていました。
資料:「The Concise Flora of Singapore」HSUAN KENG Singapore University Press P6
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Eurema sari sodalis
黄色の小さなチョウはシンガポールを歩いているといつも出会うんだけど、なかなか写真は撮れません。次から次へとせわしなく蜜を吸いに動いていて、全然ピントを合わせられないのよ…。
先日植物園のレインフォレストエリアを歩いていたらたまたま撮れた子がいたのでご紹介。2cmくらいのとっても小さな子でした。
資料をめくってみたら、
Chocolate Grass Yellow チョコレートグラスイエロー
って書いてありました。とっても似たのにCommon Grass Yellow コモングラスイエローという子がいるんだけど、羽の先っちょに見える茶色のシミみたいなのがこちらの子はないんだって。
そうなんだー。1種類かと思っていたけど、色々いたんだねー。
資料:「A Guide to Common Butterflies Of Singapore 」P77
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2006年12月16日から25日までの10日間、シンガポールガーデンフェスティバルが開催されます。
ここのところ、植物園のビジターセンターにもパンフレットが置かれるようになり、日本人会にも日本語バージョンが置かれていました。詳しいことはこちらで見る事ができます。
www.singaporegardenfestival.com
日本語バージョンのパンフレットですが、読んで最初に「おい!」って思いました。翻訳ソフトで直訳しているわけではないようだけど、日本人のガーデニング愛好者にアピールするにはかなりお粗末なアピールの仕方。せめて日本人の、少しは精通している人間に監修してもらってくれーと叫んでしまった次第。
かようなことはよくあることで、余談ですけど、日本人がよく行く明治屋というスーパーマーケットあたりでも翻訳ソフトで直訳したものをそのまま印刷したような妖しげなポップが日本人に対してアピールしていて、密かに(大っぴらに?)笑わせてもらってます。例えば「microwave oven」で調理する…というのを「極超短波天火」と訳してあるといった具合。「電子レンジ」と書いてください。お願い…。
前書きが長くなってすみません。そんなわけで、日本語バージョンをそのまま使って紹介したかったんだけど、日本語的にキッツイものがあるので、超意訳でご紹介。英語能力ゼロのTOMの意訳なので、信用しないように…。
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シンガポールガーデンフェスティバル
熱帯のガーデンシティー、シンガポールは、赤道直下地域でははじめての「国際花とガーデンショー」を2006年12月16日~25日に開催!最初の試みということで、世界各国から有名なガーデンデザイナーたちを特別に招待し、彼らのスキルを披露してもらいます。他では類を見ないとってもすごい催しです!会場はサンテックシティー(国際コンベンション&エキシビションセンター)。広さは2.3haで、屋内での開催です。皆さんの目と心を満足させること請け合い。是非来てね!
こんなブースがあります…
最高のガーデンデザイナーによるサンプルガーデン
シンガポールや世界のガーデンショーで最高賞に輝いたガーデンデザイナーによるガーデンを展示。イギリス、アメリカ、フランス、オランダ、オーストラリア、日本、中国、シンガポール、東南アジア各国から20人以上のデザイナーが参加しています。その中には、ジュリアン・ドーウェル(英)、ジム・フォーガティー(豪)、ミッシェル・ブルース(米)、第5回SILAデザインコンペとLIAS賞(どちらもシンガポールのガーデンコンテスト…と思う…)の受賞者たちなどがいます。
花のディスプレイ
国内外のフラワーデザイナーによる花のディスプレイをお楽しみください!
蘭展
ラン科は植物の中で一番大きな科で、多様な形と美しさで人々を魅了しています。また国際的花卉産業では最も重要な植物。このブースでは東南アジアのすばらしいランたちを展示します!
ガーデンフェスタと即売会
本格的にガーデニングに取り組んでいる人も、ちょっと趣味でやっている人も、みんなが楽しめる様々なイベントをいっぱいご用意したガーデンフェスタ。一方、即売会場ではベランダガーデンに使えるような植物や、ガーデニングや造園に使えるような商品、サービス、ガーデンアクセサリーなどを提供していまーす。
開催時間は、土日祝日は10時~21時。平日は11時~21時。入場券は大人一人、平日6ドル、土日祝日12ドル。
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てな具合。日本で毎年西武ドームで開かれている国際バラとガーデニングショーみたいな感じかなぁ と予想をしているのですが、見てみないとなんとも…。
植物園のガイドは無料券をもらったので、21日に行ってきます。一応ガーデニング関係のお仕事をしていたので、TOMとしては見逃せません。今までシンガポールで行われていたガーデンショーはお粗末極まりなかったので、どこまで頑張ったか見てくるつもり。レポートするから待っててねー。
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名前のわからない「白いハギのようなお花」です。何者でしょう?
先日、マクリッチのジェルトンタワーの近くの散策路沿いで見つけました。他では気がついたことがないお花でした。
3枚の小葉を持つ複葉のようです。
大きさは見た株は1mくらいの高さでした。
花しか見当たらなかったので、実とかの形はわかりません。でも、マメ科だろうなぁ。葉っぱの感じや花の感じ…。
知ってる方がいらしたら教えて下さい…。(ペコリ)
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Pterisanthes eriopoda
何日か前にプテリサンテスというブドウ科の本当に けったいなお花の紹介をしました。
葉っぱみたいなのにブツブツがついていて、 「どうも花らしいぞ」ということはわかるのだけど、それ以上のことがわからないので、ブドウ科について調べたら何かわかるかな?と思って朝日の「植物の世界」を見てみました。
そしたら…ありましたよー!!!
さすが「全ての属を紹介」っていばっているだけあるわー。「植物の世界」…エライ!! いい本だわー。やっぱり手元に欲しいわー。でも10万円もするのよねー。買えない…。ううう(涙)
葉上に花が付く植物が日本でも身近にないわけではない(ハナイカダとか)が、「それでもプテリサンテス属の花のつき方には、思わず好奇の眼差しを向けてしまう」とまずは説明してあります。
そうだよね。本当に誰でもそう思うよ…(ため息…)。
TOMが「花だよねー」と言っていた部分は やっぱり花で、 「葉状に広がった扁平な巻きひげの一部」と「葉の面、縁」につく とあります。
また、「雄花と雌花、両性花があり、さらに不稔の中性花を持つ種もある」そうです。
「植物の世界」には、TOMが撮ってきた写真より少し長めの花序の、でもそっくりな花序の写真が載っており、写真説明はこんなふうになっていました。
「奇怪な形をしているが、花序である。肉色をおびた部分が扁平に広がった巻きひげ」「花は表面と辺縁についている。辺縁の花は中性花か雄花らしく、肉色の長い柄がある。表面に点在する小さな緑色の部分が雌花か両性花で、緑色の球は果実。おそらく腐った肉と勘違いしたニクバエが訪花し、受粉を助けるのだろう。」とあります。
ううう。面白すぎる…。
プテリサンテス属の一般的な花の形状の項には、「花のガクは杯状で、低いがく歯を持つ」「花びらは4枚、多くは卵型で、雄花では開花期にも残っている。
←雄花の蕾かな?
(ブドウ科のお花の花びらは花弁が先端部分でくっついて帽子状になっていて、花が開く前に脱げ落ちてしまう種類もあるそうなので、雌花は花弁が落ちてしまうけど、雄花は残るという意味なんだと思います) 」
←咲き終わった雄花かな?
「オシベは4本」「メシベの柱頭は頭状で、短い花柱を持つ」「雌花には仮オシベがある」となっていました。
←咲き終わった雌花かな?
イメージできる??
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左のは、全然違う植物、でもたぶんブドウ科だろうと思われるお花の花の写真です。明らかに両性花だし、1つの花が3~4mmしかないのを拡大しています。花の大きさとか4枚の花弁に4つのオシベがある様子はもしかしたら、ちょっと似た感じかも…と想像して載せてみました。どうぞ、皆様、妄想の世界へ飛んでくださいませ!
葉っぱみたいなのの面の部分に雌花が咲くのは、きっとそうでないと実を支えることができないからなんだろうなぁ。
それにしても、あの毒々しい赤色は何を誘ってるんだろうと不思議に思っていましたが、「ニクバエ」だったとは…。腐ったような臭いでニクバエを呼ぶ一部のサトイモ科の植物とか、ラフレシアちゃんとかと同じ戦略を取っているんですね。恐れ入りましたぁ!
「プテリサンテス属は、マレー半島、スマトラ島、ジャワ島にいたる西マレーシア地域に分布するつる植物」で約15種が知られているのだって。ブドウ科11属のうちの1つ。こんな変な奴なのに、私たちにはとっても身近なフルーツのブドウを含む「ブドウ属 Vitis」の近縁にあたるところにある属なんだって。ほんとー??
葉っぱは複葉と単葉の種があり、複葉のほとんどは3つの小葉に分かれる葉を持つのだとか。約15種のうち、単葉はほんの数種と書いてあって、この子はそのうちの1つなんだなあって思いました。
資料:朝日「植物の世界」P4-26
:「The Concise Flora of Singapore 」Hsuan Keng P119
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Bulbophyllum vaginatum だと思う…
12月はじめに植物園を歩いていたら、レインツリーの上になにやら違和感が…。
何か咲いてる???
バルボフィラムだーーーー!
えー?これってシダかと思ってたけど、ランだったの?
それもバルボちゃん!
Bulbophyllum vaginatum …じゃないかなーと思いますが、違ってるぞーと思う方はご連絡ください。
もし、この子がバギナツムちゃんだとすると、こんな説明が資料にはありました。
熱帯の低地の着生ラン。大きな木の上にコロニーを作ります。町の中や田舎、農地の街路樹の上などでよく見られます。
1年に2回か3回お花の時期があります。同じエリアではどの個体も同時に開花し、花は2~3日咲きます。
写真で見ると、トゲトゲが出たボンボンのようになっていますが、このトゲトゲに見える部分はお花の花びらの部分。ボンボンのように見えるのは沢山のお花が集まってボンボンのように見えています。先日紹介したレインツリーが沢山のお花が集まって、1つの花のようになっていたでしょ。あれとおんなじです。
葉っぱは着生なだけあって、遠目でも肉厚な感じがします。
今までは、この木にいっぱい着生しているシロモノがランとは全く気が付いていなくて、本当にビックリ。シダだとばかり思っていましたよーー。
「やさしい洋ラン」主婦の友ベストBOOKSという本の「育ててみたいラン」という項の中に、バルボフィラムの紹介がありました。
原産地は世界中の熱帯・亜熱帯で、小笠原諸島に自生種がある。原種は1000種以上で、今も新種の発見がインドネシアの島などからされている。虫媒花の代表ですべてにおいて個性的。
とのことです。
TOMが出会ったことがあるバルボフィラムはlepidumちゃん。写真を見て!小さな花がいくつも集まって1つの花のように見えるでしょ。小さな花もちゃんとランの特徴を持っているところが面白いよねー。
帰りがけに新しくできたタングリンのビジターセンターのところを歩いていたら、そこのペナガラウトの大木にもびっしりとバルボフィラムちゃんがくっついていて、いっぱいお花が咲いていました。これもバルボちゃんだったのねー。気がつかなかったよー!!!
毎回発見がある植物園探索。止められません…。
ラン科 Orchidaceae
原産地:マレー半島、東マレーシア、スマトラ島、シンガポール
資料:「A to Z of South East Asian Orchid Species」P37
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1日1回のアップを目標としてますが、あれれ?ココログメンテナンス?ちゅうことで何日もアップが出来ませんでした。ごめん!
今出先から帰ってきたところですが、子どものご飯を作ったらアップします。しばし待たれい!
先日、プロのガイドさん にお願いしてシンガポールの寺院めぐり をしてきました。
自然友の会の友人何人かで計画をし、まるまる1日ガイドをしてもらって、1人40ドル、8人で320ドルでアレンジをしていただきました。途中のタクシー移動代やホーカーセンターでのお茶代はガイド代込みになっています。
なんで、このブログで敢えて話題にするかというと、ジョアキムさんのお墓に出会えたから。
「誰…それ?」 と思う方もいらっしゃると思いますが、シンガポールの国花の「バンダ ミス・ジョアキム」のジョアキムさん、その人です。 国花のランについては以前に紹介してあるので、こちらのページを読んでくださいね。
さて。ジョアキムさんですが、120年位前にシンガポールにいた植物好きのアルメニア人の女性ということは知っていたんですが、それ以上のことは知らないまんまでした。
墓碑を見ると1854年4月7日生まれ、1899年7月2日没となっています。45歳でお亡くなりになっているんですね。1893年にこのランが品種登録されているので、彼女が39歳くらいの時にこのランがポッと彼女の家の裏庭で咲いていたんだなぁーって思ったら、頭の中にくるくると妄想が…。
自分と同じくらいの年齢の女性が、この暑い赤道直下で植物に感激をもらいながら暮らしているでしょ。で、自分のお庭で今まで見たこともないきれいなランを発見して「きれいなランが咲いたのー!!見てみてーーー!!」って叫んで騒いでいる様子は、今TOMたちが騒いでいるのと変わりがないじゃん。うーーん、ジョアキムさんがとても身近な存在に感じられるわー。
ジョアキムさんの墓碑は今はアルメニアン教会にあります。シンガポールのシティエリアの観光スポットの一角にあります。家に近いにもかかわらず、入ったことがなかった教会に初めて足を踏み入れました。
手元にあった観光ガイドブックを見たら、ちゃんと載っていました。「1935年設立のシンガポール最古のキリスト教教会。白い尖塔と4つの柱廊式玄関が特徴。セント・グレゴリー教会ともいわれる。当時シンガポールに入植していた、わずか12家族のアルメニア人の募金によって建てられた。」と書いてありました。ガイドさんは、建設費用はシンガポールにいたアルメニア人だけでなくて、海外にいたアルメニア人や、その他の人たちの寄付もあったとおっしゃってました。
アルメニアは今はソ連解体の結果独立していますが、古くから近隣の国々の侵入や支配を受け、多くのアルメニア人はかつてのユダヤ人のように世界に広まっていたのだそうで、東南アジアにもそんな理由から来ていたのだということも聞いて、アルメニア人という言葉をシンガポールで時々聞く理由がようやくわかりました。
ローマカトリックよりはロシア正教会に近いキリスト教の一派らしく、お墓の形も神父(牧師でもないよね??)様の格好もちょっと違っています。
もともとお墓は、教会の近く、今はフォートカニングパークになっている公園の一画にあったのですが、これらのお墓を都市計画によって移動したとき、墓碑だけこちらの教会に運んで再設置したのだそうです。
ちなみにジョアキムさんがランを発見した、彼女のおうちがあったのはチャイナタウンの方のエリア。ここにも記念碑がありますが、これはまた別の機会に紹介しますね。
それとバンダ ミス・ジョアキムが本当に自然交配でできたのか、はたまた人工交配でできたのかは、今は議論が分かれている…ということもガイドさんが教えてくださいました。まぁ、私たちにとってはどっちでもいいな。自然交配の方が夢があるかなーーー。
それにしても、寺院めぐりは面白かったです。
なかなかシンガポールに住んでいても、詳しく宗教のことや、歴史について学ぶ機会はありません。40ドルは惜しくはない金額でした。タクシーの行き先指示なども全部ガイドさんがやってくださるので、英語がダメでシンガポール不案内という方にもオススメだなあって思いました。他にも色々な勉強会のツアーをやってくださるとか。友達集めて、また行こう!っと。
ガイドさん、日本の方(山越裕子さん)で、シンガポール観光局が認定するガイド資格を持っていらっしゃいます。(TOMが持っているのは自然分野の観光ガイドに限ったガイド資格なので、ガイド資格の性格が違います。)もし興味を持った方がいたらこちらまでご連絡を。yamakoshiの後に@pacific.net.sgをつけたのがメールアドレスです。
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Rothmannia macrophylla
Randia macrophylla
今日は土曜日なので、寝ている子どもをほっておいて、朝の植物園までkeikoさんをそそのかしてお散歩に出かけました。
朝のシンガポールは湿気はあるけれど、本当に気持ちがいいの。お散歩は朝か夜に限ります。
植物園まで40分くらい。さらにビジターセンターまで15分くらい。植物園のレザミカフェは朝7時半から開いているので、お散歩後の朝ごはんに最適!とーっても贅沢な気分で朝ごはんを頂きました。
今日は月に1度の土曜日のレインフォレストガイドの日。TOMは今日はお当番ではなかったので、お当番さんに挨拶だけして植物園内を歩いていたんだけど、miyomamaさんが呼びかけてくれたので飛んでいったら、この子が咲いていました。
場所は植物園のレインフォレストエリアの入り口。ビジターセンターに近いほうの、階段を上って入るところです。入って15~20mくらいのところの左側に1輪だけ咲いていました。
ここでこの子が咲いているのを見たのはTOMは2度目。マクリッチのトレイルでは時々見かけます。低木で、高さはせいぜい2mくらい。
花が大きいの。長さが10~15cmくらいもあって、花の直径も12~15cmくらいもあるかな。
お花が目立たないアジアの熱帯雨林のお花としては異例に花が大きくてびっくりします。香りが強くて、少し離れたところからでも甘い香りを嗅ぐことができます。
太いめしべが1本。オシベは…花びらにくっついているみたい。独立したのは見つけられません。おもしろーい!
葉っぱは分厚くて毛がいっぱい。触るとごわごわします。大きさは手と比べると分かるよね。
お花は少し痛んでいたので、早めに行けば見られるかも。見たい人はお早めに!
アカネ科 Rubiaceae
原産地:シンガポールの森の中
Common name: Purple Trumpet , Hidung Babi , Kechubong Hutan , ラッパミサオ
資料:「Illustrated Guide to Tropical Plants」P716 その他
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Pterisanthes eriopoda
ニースンでしか見たことがない変なもの。
初めて見たのは去年の7月にニースンに行った時でした。なんか赤いものが見える!でもなんだか分からない!!
ちょっと拡大してみました。赤い葉っぱみたなのに丸い実のようなものが付いています。なんだろう?不思議。
TOMたちの胸は躍ります。
でもこれは遠くにあって、よく見る事ができませんでした。
その後、手が届くところにあるものを発見。写真を撮りました。撮ったけど、よく見たけど全然わけがわからないシロモノ。こんなけったいなものがあるんだーー。変!!!
裏返してみます。おー、ボコボコ実みたいなのが付いてる。おもしろい!
そして、今年、ニースンに行った時には、実みたいなのは見つけられなかったけど、赤い葉っぱみたいなのは見つけられました。
「The Concise Flora of Singapore 」にこれにそっくりな絵があるのをminagawaさんに教えていただきました。これによると、これはブドウ科なんだそう。ツル植物です。ベリーは6~8mmで最後には黒くなるんだよと書いてありました。
花序は「ribbon-like inflorescense」とあります。リボンのような…と表現するんだー???
とても花序には見えませんけど。
リボンのようなのの、両面についているボツボツがお花なんでしょう。
飛び出しているのもお花なんでしょう。
でもお花??
これがお花なんて、日本人の常識からはずれていて、笑えます。
笑うしかない…。
しょうがない。拡大してやろう…。
お花に見えますか?
これは蕾の状態???
下のは葉っぱです。
お花がこれだけけったいだと、葉っぱなんてどうでもよくなっちゃうねー。
資料:「The Concise Flora of Singapore 」Hsuan Keng P119
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