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2006年12月 7日 (木)

バルボフィラム

Bulbophyllum vaginatum だと思う…

12月はじめに植物園を歩いていたら、レインツリーの上になにやら違和感が…。
何か咲いてる???

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バルボフィラムだーーーー!
えー?これってシダかと思ってたけど、ランだったの?
それもバルボちゃん!

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Bulbophyllum vaginatum …じゃないかなーと思いますが、違ってるぞーと思う方はご連絡ください。
もし、この子がバギナツムちゃんだとすると、こんな説明が資料にはありました。

熱帯の低地の着生ラン大きな木の上にコロニーを作ります。町の中や田舎、農地の街路樹の上などでよく見られます
1年に2回か3回お花の時期があります。同じエリアではどの個体も同時に開花し、花は2~3日咲きます。

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写真で見ると、トゲトゲが出たボンボンのようになっていますが、このトゲトゲに見える部分はお花の花びらの部分。ボンボンのように見えるのは沢山のお花が集まってボンボンのように見えています。先日紹介したレインツリーが沢山のお花が集まって、1つの花のようになっていたでしょ。あれとおんなじです。

葉っぱは着生なだけあって、遠目でも肉厚な感じがします。
今までは、この木にいっぱい着生しているシロモノがランとは全く気が付いていなくて、本当にビックリ。シダだとばかり思っていましたよーー。

「やさしい洋ラン」主婦の友ベストBOOKSという本の「育ててみたいラン」という項の中に、バルボフィラムの紹介がありました。
原産地は世界中の熱帯・亜熱帯で、小笠原諸島に自生種がある。原種は1000種以上で、今も新種の発見がインドネシアの島などからされている。虫媒花の代表ですべてにおいて個性的。
とのことです。

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TOMが出会ったことがあるバルボフィラムはlepidumちゃん。写真を見て!小さな花がいくつも集まって1つの花のように見えるでしょ。小さな花もちゃんとランの特徴を持っているところが面白いよねー。

帰りがけに新しくできたタングリンのビジターセンターのところを歩いていたら、そこのペナガラウトの大木にもびっしりとバルボフィラムちゃんがくっついていて、いっぱいお花が咲いていました。これもバルボちゃんだったのねー。気がつかなかったよー!!!

毎回発見がある植物園探索。止められません…。

ラン科 Orchidaceae

原産地:マレー半島、東マレーシア、スマトラ島、シンガポール

資料:「A to Z of South East Asian Orchid Species」P37

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熱帯植物図鑑 (目次…時々更新中)

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