チェンペライ
Champereia manillana
マクリッチ自然保護区の中にはたくさんのウォーキングトレイルがあります。幾つかのトレイルにはマクリッチで見られる植物の名前が付いているのですが、その1つがこの子、チェンペライちゃんです。
正直なところ、いっぱいあるけれどもあんまり 特徴がなくて思えられない植物の代表格。葉っぱに地衣類でもくっついているのか、ほとんどの場合ちょっとすすけたような感じの葉っぱをしていて、きれいって感じでもなくてなかなか覚えられない木の代表格。
高さ10m足らずの低木で、シンガポールでは二次林の中でよく見られる木らしいんですけどねぇ。
唯一目立つのは、実。実が熟してくると、オレンジ色になってきれいです。実は地中海地方原産で有名なオリーブの実を少し小さくしたような形をしています。
花はこんなのが咲いていました。小さな小さな5mmに満たないお花が集まった花序です。
資料によると雌雄同株だけど、雄花と雌花は別々の花序に咲くと書いてあります。
コーナーさんの本には雄花と雌花の絵が描いてあって、この写真の花序は雄花の花序のよう。
雌花はさらに一回り小さく、花びらが開くようなたぐいの花ではなく、子房だけがある…ような格好をしていました。
拡大。おおー、かわいい!
雄花だから真ん中のポッチは両性花だったときの名残なんだね。下の部分の黄色のリングに蜜が入っていることが多いので、これで小さな虫を誘っているのかもしれません。
チェンペライトレイルはマクリッチリザーバー沿いに作られた水辺のトレイルです。平坦なので、気負うことなく気軽にお散歩することができます。気持ちが良いですよー。ぜひ一度お散歩に行ってください。
カナビキボク科
原産地: シンガポール あたり
Common name : Chemperai ,Cheperi , False Olive , カナビキボク
資料:「Wayside Trees of Malaya」Corner P604
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