千のバナナの木
「Sun Yat Sen」 …なんだかわかりますか?人の名前です。
答えは 「孫中山」 こと 「孫文」。中学の歴史で習った、辛亥革命を起こして成功させた人です。
孫文記念館がシンガポールにもあるということで、誘ってもらいました。
孫文が少しの間滞在していた家が2001年に改修されて庭と共にオープンしていて、彼の一生を資料と共に学べるようになっています。孫文については、私はほとんど知識が無かったので、すごく面白く見学することができました。
で。前庭。
こんなんあります。
ん。何かある。なんじゃこれ。バナナだよね。
上から下までずーーーーっとバナナ。バナナ。バナナ。え、雄花はどこに行っちゃったの????
記憶の糸を辿って資料を探しました。
あったー。「Tropical Plants of Malaysia & Singapore」子供用に作られている絵本みたいな小さな本。
バナナの中には美味しくもないし、タネがいっぱいで食べるには適さないものもあるが、園芸的な興味からは面白いものがいっぱいある。長い長い花序にくっついた、このバナナはインドネシアやマレーシアでは「the 1000 banana plant」と呼ばれている。花序はとても長いので、地面にまで達してしまっていることがよくある」
なんてことが書いてありました。学名とかは分かりません。知ってる人がいたら教えてね。
バナナの世界は奥が深い!!!
資料:「Tropical Plants of Malaysia & Singapore」P12
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コメント
千の風ならぬ千のバナナ、熱帯は不思議なとこだねえー。
投稿: 熱帯樹 | 2007年1月23日 (火) 15時16分
このバナナの標準和名は、センナリバナナです。そのものずばりですね。
学名は、Musa chiliocarpaです。和名や学名でぐぐると、画像がいくつも見られますよ。
バナナの仲間は、ものすごく種類が多いですね。
残念ながら、温帯に住む身では、多様なバナナに会う機会はほとんどありません。TOMさんのブログなどが頼りです。いつもありがとうございます。
投稿: 松沢 千鶴 | 2007年1月26日 (金) 15時44分
熱帯樹さん
いつも暖かく見守ってくださってありがとうございます。千の風…引っ掛けるつもりはなかったけど、タイムリーでしたね。ふふふ。
投稿: TOM | 2007年1月29日 (月) 23時22分
松沢さん
センナリバナナというネーミングに笑ってしまいました。英名も面白いけど、和名も面白いですね。植物に名前をつけるとき、どこの言語でも「言いえてなんか笑える…」ような名前が付けられるのは、人間が元来ユーモアをもった種族だからなのかな。
なにはともあれ、教えてくださって本当にありがとうございました。
投稿: TOM | 2007年1月29日 (月) 23時26分