ハリンハラ
Aphanamixis polystachya
マクリッチリザーパーパークの西の丘の上にシンガポールの抗日戦における英雄、リンボーセンのお墓があります。その後ろ側にあるのがこの子。東南アジアに広く分布する中高木、ハリンハラちゃんです。名前がなんかかわいいよね。ヒンズーの呼びかただそう。
葉っぱは奇数羽状複葉で、小葉が15cmくらいもあります。
ちょうどこんな丸い実がいっぱいなっていました。1個3.5cmくらいってところか。
実は熟すと3つに割れるようです。こんなのが木の下に落ちていました。
それぞれに赤い衣を纏った黒いタネが入っています。この間紹介したディソキロンと同じような感じだねぇ。このオレンジがかった赤い衣はするっとタネからはずれます。
このオレンジ色で鳥を呼び寄せて食べてもらってタネをどこかに糞として落としてもらうって作戦かな?
黄色の小さな花が咲いていました。大きさは1個あたり、1cmはないなぁ。小さいです。資料には「混性異株、雄花円錐花序 葉とほぼ同長。雌花は葉身の半分、柱頭3稜」とありました。
花はちゃんと開きません。先っちょがちょっと開いているくらい。
まるで空中に浮いている壺のように、小さな虫には見えるかもしれませんね。
硬い花びらを広げて中を覗いてみました。けっこうなかはキチキチで狭そうです。
オシベが見えます。混性異株とあったけど、コレは雄花?雌花?それとも両性花? すみません。言葉の意味がよくわかっていません。
センダン科 Meliaceae
原産地: インド、 インドシナ 、台湾、マレシア(シンガポール含む) 、太平洋
Common name: Harin Hala (ヒンズー),Pasak Lingga , ハリンハラ
大きさを比べたくて並べてみました。下に並んでいる小さな黄色のが花びらです。
資料: 「1001 Garden Plants in Singapore 2nd Edition 」P513
「熱帯植物要覧」P249
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