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2008年4月29日 (火)

ベネチアで見た風景と植物達 in イタリア

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ご存知の通り、ベネチアは海の上に作られた都市。土地が貴重なので、公園のようにまとまった緑の空間はありません。

大体は窓際の小さな空間で楽しんでいて、あまり凝った種類の植物などは見つけられませんでした。

でも生活を楽しんでいる感じが素敵だったのでアップです。

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後は、ベネチアらしい風景も幾つか。

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夕暮れのサンマルコ広場。15

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お店の区切りにはアイビーが。

育てやすいものねぇ。

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花はないんですけど、こんな路地が好きです。ふふふ。

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2008年4月25日 (金)

ハナイバナとキュウリグサ(日本)

野山北公園で行われている里山ガーデナー講座で泉先生が「これはハナイバナ」と教えてくれました。

がーーん。

無知のTOMは今まで両方とも「キュウリグサ」だと思ってました。

両方とも花の直径はほんの2mmくらい。

オオイヌノフグリよりもさらに小さい。めっちゃかわいい!!!!です。

2008年4月15日撮影 Photo

ハナイバナ

Bothriospermum tenellum

ムラサキ科 ハナイバナ属

東アジアに広く分布する1~2年草。畑で普通に見られる雑草で、「春から秋にかけ、枝の上部の葉のわき」に花をつけます。

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キュウリグサ

Trigonotis peduncularis

ムラサキ科キュウリグサ属

アジアの温帯に広く分布する2年草。花の後に花序が見たとおり長く伸びるのが、ハナイバナと見分けるコツらしい。ハナイバナが春から夏にかけて咲いて花期が長いのに対し、キュウリグサは春だけ。なるほど。

すっごく似てるって思ったけど、属まで違うんだ。反省。もっと観察眼を持たないとねー。

道端の雑草に心惹かれる日々を送っている最近のTOMです。

泉先生のとっても役立つホームページ

資料:「日本の野草」山と渓谷社 P236、P237

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2008年4月24日 (木)

ベローナで見た植物達 in イタリア

ベローナと言えば、「ロミオとジュリエット」の舞台として有名なのだそう。この町の実話をシェークスピアがアレンジしたらしいです。実際にロミオの家もジュリエットの家もあります。市街は世界遺産にも登録されているのだそうです。

東西貿易と南北貿易の交わる交通の要所として商業と観光を中心に発展してきた町。想像していた以上に見どころのいっぱいある町でした。

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フィレンツェと同じように町の中はそんなに緑はないので、歩いたかぎりではあんまり植物は撮れませんでした。写真の整理のためにアップです。

広場の市場。仮面とかおみやげ物もいっぱいでしたけど、フルーツ屋さんが綺麗だったので。

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バルコニーのお花たち。

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アイビー使いが上手いです。

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こんなに華やかなバルコニーもありましたよ!きれいーー!!

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ジュリエットの家は公開されていて、小さな中庭にジュリエットの像が立っています。

その後ろを飾っている植物は…。

あれれ?

ヤツデでした。

丸い実が造形的でかっこいい!

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町外れの風景。2つ。

1枚目の奥に見えるのはイトスギでしょうか?

2枚目の中心にある丸い樹形の木はカサマツ?

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町外れにヒマラヤシーダーみたいな樹形の松が立っていました。

何かぶら下がっているのが見えます。まるでクリスマスの飾りみたい…。

TOMの目ではなんだかわからないので、カメラの望遠でアップしてみました。

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おおーー、松ぼっくりだ。大きいぞー、これは。

欲しい…。

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2008年4月23日 (水)

カナリーヤシ

Phoenix canariensis

ローマのヤシがカナリーヤシじゃないかな?ということで、日本でカナリーヤシを撮った写真をアップします。

夢の島の熱帯植物館の外で撮った写真です。カナリーヤシは日本の暖地によく植えられているヤシの代表種で、耐寒性がかなり強いヤシのひとつ。ま、シュロほどじゃないとは思うけどねぇ。

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資料によると高さは15~20m。径50~90cm。

日本で見る子はそんなに背が高いという印象は受けないかな。ずんぐりむっくり。せいぜい10mくらいという印象が強かったの。

写真のこの子も決してそんなに背は高くない。

こちらのサイトの説明によると日本ではせいぜい10~12mどまりなのだそうだ。そっか、TOMの印象はさほど間違っていなかったのね。

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特徴的なのは幹の葉痕

葉柄の基部が小さい突起状に残るので、左の写真の上部のぼこぼこした感じの部分が印象に残りやすくて、カナリーヤシというと、このぼこぼこの幹が特徴って思ってる人もけっこういるんじゃないかなと思います。

背が小さい株では地上部がこのでこぼこの部分だけだったりするので、印象がかなり違います。

こちらのサイトの下から2枚目の写真なんかが小さい株の特徴をよく現しています。

で、この葉っぱの落ちた痕の突起はそのうち取れちゃうらしくて、その後に、左の写真のような波状の模様が残ります。

ヤシの葉っぱは大きく分けて鳥の羽のような形をしている「羽状葉とうちわのような形をしている「掌状葉」の2タイプがあります。見てわかるようにカナリーヤシは「羽状葉」。でも他の多くの羽状葉と全然違う部分があるのです。,

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それは、なんと言っても小葉の軸へのつき方。

葉っぱを表から見たときに、小葉が軸に対してV字型にくっついているの。

他の羽状葉は、これが「逆V字」にくっついているのだ。

だから見分けられます。カナリーヤシちゃんの場合はこんなふう。

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ローマのヤシでTOMが「フェニックスの仲間だー」と断定した理由はこんなところにありました。

あと葉っぱの基部に近い小葉は固いトゲみたいになっているのも特徴です。

下の写真には花序も写ってます。

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フェニックス属は雌雄異株。この写真はどちらでしょう?

花粉が付いていたので雄花でした。ということは男の子ですね。

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花序をちょっとだけアップ。11_3

資料のフェニックス属の説明には「雄花のガク片はカップ状に合成し3裂片を持ち」花びらは「敷石状」とありました。オシベは普通は6個だそう。

雌花の場合もガクの様子は同じで、花びらは かわら重ね状になっているとありました。大きさは雄花が長さ9mmくらいに対し、雌花は長さ4mmくらい。なので雌花が半分くらいの大きさですね。心皮は3個で離生、うち1個のみが成熟するそうです。ま、よくあるヤシの実のパターンだわな。

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こちらは葯がまだ開いていない雄花かなと思うけどどうでしょう?

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花序をもっとアップ。んーー、でもこれが限界。

お花は1個ずつらせん状に着いているらしい。

下のは実がなってるみたいなので雌株かな。

花序の様子とかローマのヤシに似ているでしょう?

果実は長さ1.9cm、径1.3cm。橙色。中に1個種が入っています。

交雑種が多いそうで、原産地以外では本来の野生種は少ないのだそうです。耐寒性が強いので公園樹、街路樹に使われるとも資料にはありました。

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タリポットヤシ亜科 ナツメヤシ連 フェニックス属

Coryphoideae Phoeniceae Phoenix ( Dachel, Elate, Palma, Zelonops )

原産地:カナリー諸島

Common name: Canary date palm, Canary Island date, カナリーヤシ

資料;園芸植物大事典 小学館 P115

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2008年4月19日 (土)

ムラサキケマン (日本)

Corydalis incisa

雨の日も多いけど、春だねぇ。

雑木林でムラサキケマンに出会いました。すごいでしょ。一面!1_2

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ササを刈り取って管理したら、こんな風な森に変化したんだって。すごいねぇ。

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夕方、もう日も暮れ始めていたので光線不足で色が出ていませんが、夕暮れだからなのか、あたり一面むせ返るような甘い香りが立ち込めていました。何の香り?

ムラサキケマンでした。

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森の外で数株ずつしか見たことがなかったTOMは、初めてこの子の香りに遭遇してびっくり。

日本の植物も自己主張がいっぱいあることに改めて気が付いたTOMなのでした。

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2008年4月15日撮影。

ケシ科

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タビビトノキの花と実

今日はPTAの懇談会です。

慌てて家事をやってます。

でもninoさんのブログを見たら、紹介しないでいられなかったです。

モーリシャスで彼女が見たタビビトノキ。

シンガポールと違います。

http://sketchdiary.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_4dc9.html#comments

青い空とバナナみたいなタビビトノキの実。素敵です!

ninoさん、この写真欲しい!!おっと、よだれが…。

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2008年4月18日 (金)

ローマのヤシ

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ローマで出会ったヤシです。

何者でしょう?

最初TOMはエジプトとも深い交流があったローマだから、ナツメヤシ(Phoenix dactylifera) なんかだったらよいなあと思ってました。

なぜか?8_2

シンガポールではナツメヤシにはお目にかかれないのです湿気が多すぎて駄目らしい。ずっと古代オリエントのお話を読むと出てくるナツメヤシの木、シンガポールでもおなじみのデーツ(甘い干したフルーツとして売ってる。イスラム教徒の人たちが断食の間に食べる)の木に出会いたい!!って思っていました。ローマなら見られるか?だったら素敵!(これを素敵と言う人間はあまりいないかもしれないが)と思って、勝手にナツメヤシにターゲットを絞って調べはじめました。

うーーーん。でも花序や実の付き方がやっぱり違う比べてみて

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でも羽状葉の小葉の軸へのつき方がV字型をしてるぞ。やっぱりナツメヤシと同じナツメヤシ属(Phoenix)だ。

(他のヤシの羽状葉は反対向き、つまり逆V字になってるのです。)

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ナツメヤシ属の特徴の「基部に一番近い小葉はとげのように変化している」(植物の世界P11-107)というのも合ってる。

ナツメヤシ属には間違いない。

ではフェニックスの仲間のどれ???

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あれこれ見ているうちに、あれあれ?

カナリーヤシ??

http://www.dipbot.unict.it/orto/0086-1.html

そっくりじゃん。似てる。

カナリーヤシ(Phoenix canariensis)だったら、シンガポールではお目にかからないけど、日本の暖地の公園や街路樹に植えられてる、日本でもよく見るヤシです。

でもローマで見たようにすらりと背が高くなっていなくて、どちらかというとずんぐりむっくりに仕立てられてる感じで、印象としては高さ5~8mという印象がTOMにはあった。ので、気が付かなかったのだ。幹に葉が落ちた痕の突起が残るので、それを目立たせて仕立ててあるものが多い。あ、でもあれはまだまだ背が低いからか?

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葉柄の基部は小突起状には残るが、徐々に脱落し、その痕跡が波状紋となる

資料にはこう書いてある。うんうん、そのとおり。

カナリーヤシなら日本でも東京、千葉あたりまではよく見かけるし、温度的にもローマあたりで問題ないだろうと思う。

というわけでカナリーヤシじゃないかなと思うんだけど、Keikoさん、どう??

次回はカナリーヤシを取り上げます。比べてみて。では。

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2008年4月17日 (木)

フィレンツェで見た植物達 in イタリア

ローマからバスで280km、約4時間、北緯43度のフィレンツェに入りました。

写真はサンタマリアデルフィオーレ大聖堂、ピンクと白の大理石で作られた建物は花の女神の都の名に本当にふさわしいなあと思います。

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でもってこの大聖堂のドームの上から見たのがこの風景(360度展望できるので、ほんの一部ですが)。

見て分かるように、町の中にはほとんど緑がありません。

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中庭とかにちょっとあるくらいかな。上からのぞかないとこんな緑があることさえ気がつかないくらいに、町の中に街路樹のようなものはありません。

その代わり人々がどんなところで緑を楽しんでいるかと思ったら…ありました!

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窓辺や屋上。

大聖堂の上からの景色からはこんな屋上ガーデンを覗くことができました。

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何が植えてあるかまではわからないんですけどね。

暮らしを楽しんでいる感じがよく出ているでしょう?

町を彩る緑もいいけれど、自分を家族を癒してくれるプライベートな緑もまたよいなーと思いましたよ。

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これはフィレンツェで有名なベッキオ橋。橋の両側に宝石店とかが並ぶことで有名です。

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その一画のバルコニーもなにやら鉢が並べられていました。上の写真のどこのバルコニーかわかるかな?

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ベッキオ橋から水辺のアパートを見るとこんな窓辺が…。

なんだろう?拡大…。

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パンジーとチューリップでした。

見ていると、窓辺の花に関しては日本でもアタリマエの花が多いです。こんなの知らないなあ…なんてのはあんまりなかった気がします。

あとはゼラニウムとか、シクラメンとかアイビーとか…。

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遠目で薄紫に見えたお花は、まさかと思ったけど、やっぱりフジのお花でした。

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さて、フィレンツェの街中から外に目を転じてみましょう。

下の写真2枚ははミケランジェロ広場からの風景。1枚目の写真の大聖堂から、左側に120度くらい目を転じた時にはこんな美しい風景を見る事が出来ます。

ローマでも見られたイトスギイタリアカサマツが風景にアクセントを与えています。

ルネサンス絵画の奥の方に描かれている風景そのもの!美し~い!!!

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フィレンツェとローマでは町の規模や出来方がまるで違うのですが、植物で大きく違っていたのはヤシがなくなったことでした。

ローマではあんなに町のあちこちに植えられていた背の高いヤシはフィレンツェにはありません。

シュロのような寒さに強いタイプのヤシは、この後ミラノなどでは見ましたが、ローマで見て「これなんだ?」と思ったヤシは結局フィレンツェ以降は見ることはありませんでした。ローマで見たヤシが寒さに弱いヤシだからなのか、それともローマ人がよほどヤシ好きなのか?

イタリアと言えば、南部と北部くらいの違いしか、日本人にはわかりませんが、こんなふうに南から北への移動すると、ローマとフィレンツェでさえも育つ植物が違い、それが風景に影響を与えることがわかって面白かったです。

てなことで。また。

ローマで見た植物達はこちら。

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2008年4月14日 (月)

ローマで見た植物達 in イタリア

今回は20年ぶり(正確には19年ぶり)のイタリア行きでした。前回と比べると倍近く年を取って、色々なことを知った後なので、窓から見る植物たちの変化もなかなか興味深いものがありました。

ローマにまず入り、フィレンツェ、ベネチア、ミラノと日本と同様に南北に長いイタリアを北上していった今回の旅。ローマは北緯41度、ミラノは45度。ミラノで稚内とほぼ同緯度なので日本と比べると北によっているのですが、東京、北緯36度、青森、北緯40度の緯度の4度違いの距離を数日の間に移動をすると色々な変化が見られて、とーーっても面白かったです。

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今日はまずはローマで見た植物たちを紹介します。車窓から撮ったものが多いので、写真としては今ひとつなんだけどね。

まずは笠松。(Pinus pineaイタリアカサマツです。ローマではいたるところで見ることができました。ルネサンスの絵なんかでも見る変な形の松。日本では見られないから日本人が見ると違和感を覚えるけど、あちらではアタリマエの木なんですね。

資料には「地中海の北岸地域に分布する二葉松。傘を開いたような樹冠になることから単に「笠松」ともいい、英名も同じ意味の「アンブレラパイン」。」とあり、松ぼっくりは受粉から3年目に成熟して種子は食用になると書いてありました。私たちがよく食べる松の実はいくつかの松から取るんだけど、イタリアカサマツはそのひとつ。松ぼっくりも日本の何倍も大きく、実が入っていた後がくっきり残っていました。バジルからジェノベーゼを作るときに、ニンニクと松の実を入れるけど、イタリアだからきっとこのカサマツの実を入れてたんだろうねぇ。

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次にイトスギ(ホソイトスギ)(Cypressus sempervirens)。スギと名前が付いていますが、杉ではなくてヒノキの仲間です。これもルネサンス絵画によく登場しますね。フィレンツェ郊外の風景にもいっぱい登場していました。説明はそのときに。

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それから、いくつかの種類のヤシ。残念だけど種類まではわからなかったー!また詳しく写真をアップします。

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街路樹で多かったプラタナス。ちょうど新葉が出る直前あたりで去年の実がいっぱいぶらさがっていました。

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街路樹で目を引いたのがピンクのお花。サクラとかの仲間かなと思ったら、マメ科の花でした。ハナズオウとかに近いのかな?

あとオレンジの仲間も街路樹に植えてあって、黄色いオレンジ色の実がいっぱい実っていました。みかんが街路樹…日本人には違和感がありますね。でも暖かさの象徴でもあるオレンジを町に植えるということは、ちょっと誇らしかったのかもしれません。イギリスやフランスの少し前の時代には、オレンジを育てるためにわざわざ温室を作り、実らせ、「うちはこんなにお金持ち!」って周囲の人に自慢をしたんですもんねー。

熱帯に比べると日本に近いような気がしますが、やっぱり樹木は違います。面白いねー。次回はフィレンツェ編。緯度が違うからなのか、町が違うからなのか、少しずつ植物の様子も違います。個々の植物についてももう少し詳しい写真を少しずつアップしていきますね。

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2008年4月10日 (木)

ゲッケイジュの花 inイタリア

Laurus nobilis

イタリア旅行でもTOMのお花探しは続きましたが、ツアーだったので、ゆっくり停まって写真を撮るなんて事は出来ません。アタリマエだけどちょっと心残り。自由時間も隣で「まだ撮ってるのー!!!!!?」なーんて娘の檄が飛びますんで…。それでも少しは写真を撮ったので忘れないようにアップしておきます。

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フィレンツェの庭園でゲッケイジュの(月桂樹)お花が咲いていました。我が家にも植えてあるのですが、残念ながらお花が咲いたことがなかったので、「さすが原産地」と喜んでいっぱい写真を撮っちゃいました。

でも日本に帰って来てご近所を歩いていたら、咲いてましたー。我が家で珍しかっただけで、日本で普通に咲くのよね。熱帯植物とは違うんだということを忘れてたわ…。

でもせっかく撮ってきたので、記念にアップです。

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こんなふうにお花がいくつかずつまとまって咲きます。ちょっと離れたところからはクリーム色の塊のボンボンが群れて咲いているように見えました。

1つのお花は直径1cm弱といったところ。

ゲッケイジュは雌雄異株なので、これは雄株のオバナ。つぼみが開き始めるところとか色々な段階の花が見えるでしょ。

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かわいい~!!って思ったのはつぼみちゃん。7~8個の花のつぼみがかたまって丸い1つの大きな塊で出てきます。まるでこれ自体がつぼみみたい。

ね、かわいいでしょ。

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咲き始めのお花。葯がまだ開いていません。かたーい感じ。

下の写真を見ると、葯はオシベに折りたたむように格納されていて、起き上がって花粉を出すように見えます。うーーん、面白い。

それからオシベの基部に黄色のべとべとした感じのものが見えます蜜かしら?

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横から見るとオシベの基部の様子がよくわかります。

こんな風にお花の奥の方だけが黄色くて虫にアピールするものがシンガポールでも多かったんだよね。

熱帯の植物、温帯の植物、全然違うけど、同じようなところもいっぱい。比較するのも面白いなあって思うようにようやく最近思うようになってきました。

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一見花びらが4枚のように見えますが、ガクらしきものが見えなかったので、花びらなのか実はガクなのかよくわかりません。

今回見たのは雄花だけ、家のご近所にあったのも雄花が咲いていたので、雄株でした。調べたら、雌株は雄株に比べ数が少ないとあって、うちのはどっちかなぁ?と思った次第。

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クスノキ科

原産地:地中海沿岸

Common name:ゲッケイジュ、ローリエ、ローレル

フィレンツェのピッティ宮殿のお庭の生垣にゲッケイジュは使われていました。お庭はこんなん。ここからの眺めがよかったですよー。

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でも雄花しか見られないと雌花の形が気になります。調べるとけっこうヒットしました。こんなページもありましたよ。

http://homepage2.nifty.com/kimamakansatu/kimama/kinohana/kusunoki-ka/gekkeiju.html

http://www.asahi-net.or.jp/~hu2a-kdm/tree/tree-2003/03_04_23-niwa.html

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2008年4月 8日 (火)

ただいま…です

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ただいま~。

娘と二人でイタリアへ旅行へ行ってました。8日間。

成田に夕方に着いて、翌日高校の入学式。何でこんな無謀な計画を立ててしまったんでしょう?

帰ったらエゴノキがすっかり芽吹いていました。アオキも一回り成長。斑入りのアジサイの葉っぱもきれいでしょ。シャクナゲも咲いていました。

家主の不在もなんのその。お庭の季節は確実に変化しています。

ようやく一段落着きました。ブログもちゃんと再開します。コメントの返事もします。ではでは。

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