« シンガポール植物園ラン園ガイド | トップページ | 馬の鈴草の仲間の実 »

2008年7月11日 (金)

ブラジルのウマノスズクサ

Aristolochia littoralis

日本に帰ってきて面白いなあと思うのは、日本語の科名の元になっている植物と出会えること。先日はジャコウアゲハの食草として育てているウマノスズクサちゃん(Aristolochia debilis)に会いました。(この写真は撮ったんだけどカメラを忘れたので届くまでに時間がかかるので届いてからUPします)

ウマノスズクサって言ったらTOMたちにとってはコレ。

2_3

アリストロキア・ギガンテアちゃん。(A.gigantea) シンガポール植物園のエコエリアのあずまやに2002年に絡んでいたもの。(今は残ってるのか??)茶色のお化けみたいなのが面白いでしょ。でかいでしょ。

もっと写真を撮ってあったかと思ったけど、結局見つからなくて、今日の御題はリトラリスちゃんです。

リトラリスちゃんのお花は一回り小さくてこんなん。それでも大きいよね。

1_3

4_2

横から見たものと後ろから見た写真。

入り口が狭くなっていて、奥に袋みたいなのがあります。

これは「花粉を運んでもらうための仕掛けが罠タイプだな」ということが今はわかりますが、初めてこの植物を見たときには、この植物の奇妙奇天烈さの意味がまったく理解できませんでした。

ただ面白くてゲラゲラ笑ってましたーー!

5_2

罠タイプで花粉を運んでもらうお花は、メシベがまずお年頃になります。そこへどこかで花粉をつけてきた虫が臭いか何かに誘われての中に飛び込むんです。

この子の場合はこの後ろにあるですね。

この袋、最初のうちは外に出にくい仕掛けを持つようで、中に入ってしまった虫は、まずはお年頃になったメシベにその花粉を付け、外に出ようと中で暴れまわります

その後にオシベがお年頃になります。あいかわらず暴れている虫の体にオシベの花粉がつく頃、虫が外に出やすいような何らかの仕掛けがなされて、虫が脱出。再びよそのお花のメシベに花粉をくっつけに行くって寸法。

蜜で誘ったり香りで誘ったりとは違う戦法なんですよ。

同じように罠タイプの送粉の仕掛けを持つものには、「オオオニバス」とかがありますよね。

日本のウマノスズクサの罠の様子を詳しく説明しているページがあります。こちらです。面白いよ!(fumin さん、泉先生教えてくれてありがとう!)

シンガポール植物園の進化園の中にも古いタイプの植物の紹介としてウマノスズクサの仲間が植えられています。ここで実を見ることができました。

1_4

実は熟してくると、こんなふうに落下傘を逆さにしたような形に開いて、小さな翼のあるタネが入っています。

2_4

ウマノスズクサ科 ARISTLOCHIACEAE

原産地:ブラジル

Common name: Calico Flower

仲間の実をもっと詳しく載せたページはこちらです。

ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

熱帯植物図鑑 目次 (時々更新中)

|

« シンガポール植物園ラン園ガイド | トップページ | 馬の鈴草の仲間の実 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« シンガポール植物園ラン園ガイド | トップページ | 馬の鈴草の仲間の実 »