エゴノキの実 (日本)
Styrax japonica (エゴノキ科)
なかなか熱帯の植物に戻れません。四季の移ろいが早い日本では、ふっと気をゆるすと植物の様子が変わり、ねたには事欠きません。でも…ヤシがTOMを呼んでいる…(本だけは眺めてニヤニヤしているのだが)
エゴノキです。
うちの庭で既にかなり落葉しています。
5月にいっぱい花が咲き、青い1cmくらいの実がなりました。
この青い実にはサポニンが含まれ、石鹸のように使ったり、サポニンの毒を魚毒に使ったりすると聞きかじっていたので、じゃ、何がこの実を運ぶんだ?というのが5月以来のTOMの疑問でした。
青い実。赤や黒に変化するにあらず。
しわしわに変化。おおーー。予想外でした。
で、これが剥けるんだ。
剥けて出てきた実はどんぐりのよう。
ってことはリスみたいな小動物が冬の食料として溜め込むタイプのものか?
って予想はしたけど、ここのところ外出の多いTOMは庭に何が来ているのかゆっくり観察している時間もない。
そうこうしているうちに1つ2つと落ち始める。
おーーーい。
どうなるんだ?このタネたちは?
しょうがないのでネットで検索。
「エゴノキ 鳥」 あたりでどうだ??
Googleで検索!
いっぱい出てきたよ。
ヤマガラがエゴの実を好きらしい。
ほかの鳥は見向きもしないのに、よほどお気に入りらしくまだ青いものも含めてせっせと運んで行くなんて書いてありました。
鉄棒しているヤマガラの写真が載ってるブログ。めっちゃかわいい!!
で上記のブログの記事によれば、ヤマガラは食べきれない内エゴの実を明るく開けたところに運んで行って、貯蔵するのだが、時々忘れてしまうので、忘れられたエゴの実は無事に芽を出すことができると書いてありました。
リスのパターンのヤマガラ版だね!
春はハチたちに蜜を与えて花粉を運んでもらい、秋は鳥にえさを与えて種を遠くに運んでもらう。
自然の植物たちは一人で生きているのではないのねぇ…と改めて思います。
そう考えると、故郷を遠く離れて人間の都合で生きている園芸植物たちはちょっと孤独に見えたりしちゃいます。
残念ながら、うちの庭にヤマガラが来ているところにまだ出会ったことがありません。
あーーあ、タネがもったいないなあ。
エゴノキの写真とかいっぱいで参考になるウェブサイト
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コメント
TOMさん、講演では大変お世話になりました。
いま、やっとブログの返事を書きました。
すごく情報が充実したブログですね。
ヤマガラ、うちにもやってきますが、
エゴノキとの関係、とても勉強になりました。
植物と鳥は、ほんとうに親密な関係にあるんですね。
これからも、どうぞよろしく。
投稿: kajiny | 2008年11月 6日 (木) 15時51分
Tomさんご無沙汰でーーす、よかった、お元気そうですね。
わたしも新天地、だいぶ落ち着きましたー
なんとエゴノキの実はその後こんな風になるんだぁ。それにこの実が好物の鳥さん、あんな可愛い鳥だなんて。夏にバッサバッサと切り落としてしまいましたああ。でも空気ののいいところじゃないと来ないかなー(来ても見れないけどね、、、)。
ヨハネスブルグは10月中旬からジャカランダが満開だったよ。葉もなくあの薄紫の花だけが木について、サクラのように迫力満点!ブラジル産なんですね。写真送りマース
投稿: mugu | 2008年11月 9日 (日) 06時34分
わ~い、久し振りにTOMさんのブログを見れた~(o^-^o)やっぱり写真が綺麗だわ~!
エゴノキの実は堅いから、昔は集めてお手玉の中身に使ったものだと、以前近所のおばさんが言ってました。
エゴノキの実って堅いんですか?
投稿: keiko | 2008年11月 9日 (日) 17時58分