ベツレヘムの星
Laurentia longiflora
スターオブベツレヘムはシンガポール植物園の国立ラン園の足元に多く植えられていた小さなお花。確かに星型をしています。
日本ではスターオブベツレヘムと言えば、ハナニラやオーニソガラムのことを指していたよねと思うのですが、シンガポールではそんなお花は咲くはずもなく、熱帯のシンガポールではこのお花のことを「スターオブベツレヘム」と呼んでいました。花の大きさはハナニラやオーニソガラムと似ています。
このお花ぱっと見ると「星型のお花」で終わってしまうのですが、オシベ、メシベが変なんです。
左の写真みたいにオシベ、メシベがぎゅっと固まってるのがわかるでしょ。
メシベの柱頭はこれだと思います。
オシベと思われるものの先っぽはこんなふうにヒラヒラがくっついてる。つまり片面にメシベの柱頭みたいなのがあって、もう片面にオシベの塊みたいなんだけど、そこにはこんなヒラヒラがついている。
何のためにこんな格好をしているんでしょう?不思議な形です。
それから子房から、星型に開くお花の先までは5cm以上も筒状になってる。
長い口吻を持つ蝶とか類似のものが花粉を運んでいるのかなあ?とは思いますが、不思議です。
花が終わるとこんな実が成ります。残念ながら中を分解したことはありませんでした。上の方の実にはお花の筒状の部分がまだ残っています。
キキョウ科 Campanulaceae
Common name: Star Of Bethlehem
Synonym: Hippobroma longiflora , Isotoma longiflora
原産地 :Caribbean
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