ジロニエラ
Gironniera nervosa (synonym Gironniera subaequalis )
ジロニエラはシンガポールではマクリッチなど二次林でよく見かける木。ブレアロードさんの質問に応えてアップ!
葉っぱが分厚くて、毛むくじゃらで、おまけにその葉っぱが妙にゆがんだ感じで、一度覚えたら、TOMの脳みそでも覚えていられる特徴を持っています。
左の写真が落ち葉の裏を撮ったものだんだけど、左右が対象じゃなくて、なんとなくゆがんでいるでしょ?
面白いよねぇ。
ジロニエラと言えば、思い浮かべるのは下の写真のようなオレンジの実。メシベの跡が実の先にちょろっとついたままになっていて、いかにもおいしそう。色からすると鳥とかが食べるんでしょうねぇ。
葉っぱの裏も表も細かい毛が生えていて、裏を見ると、木についているときは白っぽく見えます。
そして新葉はもっとかわいかった…!!
熱帯の例にもれず赤っぽいのだけど、おまけに白い毛でおおわれていて、こんなふう。
かわいいーーー!!!
若い実はこんな感じ。
お花は写真が残っていないけど、目立つものではないと思います。
ニレ科エノキ亜科の中の1属で、ムクノキモドキ属とも言うらしいのでムクノキに似ているとすればこんなに地味~~。(写真は拡大してるけど、実際は1つの花が5mmもない超ミニサイズ。雄花は花っぽい格好をしているけど、雌花は写真の上の方に写ってる2本のひげみたいなのが出てるやつじゃないかと思う。まったく目立たないが、しかしTOMのツボにはハマってる…)
そんな花が人知れず咲くので、TOMたちはほとんど花は見たことがなかったのだけど「101 Trees of MacRitchie」には、雌花の写真は載ってます。ごらんあれ。さすがMさん!!
この青い実がオレンジになります。
葉っぱはブレアロードさんによるとコムラサキの一種の食草なんだって。こんな固そうなのを食べるんだ…。
詳しい情報は前回の記事の英語文を参照してください。そのうち訳します…(汗!)
ジロニエラはシンガポールでは二次林の遷移が進んできたときにあらわれてくる植物なんだそうです。以前書いたブキバトの記事にもちょっとだけ触れています。
ニレ科 ULMACEAE
Common name : Common Rough Laurel
原産地:Malaya
参考資料:「1001 Garden Plants in Singapore」 P609
「101 Trees of MacRitchie」 P58
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