Corypha lecomtei
山東さんからこんな素晴らしいメールをいただいていたのに、全然アップできていなくて本当にずっと気になっていました。 スゴイです。大好きなヤシちゃんの仲間!!!!
じつはシンガポール植物園でもこの子の仲間がTOMが帰国する直前に開花し、巨大な花序にドキドキわくわくしました!
写真が多いし、どれも削りたくないので、何回かに分けてアップしますね。
以下、山東さんからのメールです。
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こんにちは。
以前からHPでヤシの仲間に興味があると言っておられたので、今回はタイのヤシの情報をお知らせします。
私が住んでいるタイの東北部の近くに、カオヤイ(タイ語で「大きな山」という意味)のタイでも有数の山地があります。
その一部の地域に、1種のヤシが群生しています。
初めてその道を通ったとき、道路わきに現れるその姿に目が釘付けになり、車を止めずにはいられなくなりました。なんといってもその姿、とてつもなく巨大なのです。
今まで、ココヤシ、アブラヤシ、カナリアヤシ、ナツメヤシ、サトウヤシ、オウギヤシ、サゴヤシ、ニッパヤシ、ビンロウジュ、サラッカヤシ、ラタンetc.と様々なヤシを見てきましたが、その葉の大きさと葉柄の長さは群を抜いています。
写真に写っている人の大きさと比べてみてください。
色々調べてみると、正体は Corypha lecomtei というヤシでした。
このヤシは、リュウゼツランやサゴヤシなどと同じく、生涯で一度だけ花を咲かせ、その後枯れてしまう一回結実性植物です。
葉の大きさもさることながら、花序の大きさも世界最大級というから、半端ではありません。 (日本に導入しようにも、温室内での栽培はスペース的に無理だろうなぁ。)
また、タイでは、この実の半透明の胚乳部分をシロップ漬けなどにして、そのままデザートとしたり、カキ氷の具として食べられています。食感は、ナタデココを少し柔らかくした感じです。
これまでも道路脇で開花後の株がポツポツ見られたのですが、先月末から数十個体が一斉に角状の花序を出し始め、今月それらが一斉に開花し始めたので、その眺めは壮観です。
この子たちが結実し、そこから実生が生えてくれば、また数十年後には今年のような一斉開花が見られることでしょう。
植物って本当に興味が尽きませんね。添付にて写真送ります。HPのネタにお使い頂いて結構です。
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写真が大きすぎる…と指摘を受けることもあるのですが、あんまり素敵過ぎて小さくすることなんかできません~。
開花したところです。
原産地なのかどうなのか、植物園でも無いところで、こうやって自由にヤシが育っている姿を見るとジ~ンと来ます。だって本当に熱帯に行ったってなかなか見られない光景なんですから。すごいです。嬉しいです…
上に突き出したモノが花序。これにいっぱい小さな花が咲きます。これについては次回に。
圧巻!!!!!…と思うのはTOMだけ???
みんなもすごい!!!って思うでしょお?!!!
山東さん、本当に貴重な写真を送ってくださってありがとうございました!!!
まだまだ続きます…。
ぽちっ!。多謝。
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