カテゴリー「Bg:熱帯植物事典(つる植物) Climbers」の記事

2007年1月 7日 (日)

ヤドリギ

ヤドリギ オオバヤドリギ科 Loranthaceae の仲間だと思いますが、学名がわかりません。

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ヤドリギというと、日本では木の上にぼこっとできている丸い緑の塊…というイメージがあって、「あれがヤドリギだよ」って初めて説明された時、何を言われているのか全然理解できなかったのがこの子。

左のは、ウビン島で1個だけひろったお花。この森の高い木の上のどこで咲いてるのかな?そんなことを考えながら、写真を撮りました。

シンガポールのこの子は、日本のヤドリギとは科も今は全然違うらしいんだけど、セミパラサイト(半寄生植物)という意味では同じらしいです。

日本でもヤドリギは高い木の上にあって、よく実体を見たことがないように、シンガポールでも高い木の上にあって、なかなか実体を見る機会がありませんでした。

先日クレメンティウッズパークで、低めのコプシアの木にいーっぱいくっついているのを発見。

半寄生植物だから、厳密には公園の植物としては、厄介でやっつけたい植物なんでしょうけど、TOMたちとしては色々な発見ができて、とってもラッキーだったのでした。

日本のヤドリギみたいにボコってなってるんじゃなくて、ツル植物のように木に絡みついているのが特徴です。でもツル植物と違って、地面に根っこがあるんじゃない。木にこんな風にくっついてる。うーーん、面白い。このぼこっとした土の塊みたいなのはどうやって作られたんでしょう?アリがいっぱいいたけど、何か関係があるんだろうか???

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上のはつぼみの写真。長さは3~4cmくらいのがいっぱい付いていました。お花が咲いているのがなかなかないぞー。

ありました!きれいな朱色。すぐに色あせてしまうのか、こんな状態のものはなかなか見つけられません。

何気につぼみに触っていたら、ちょっと先っちょをつまんだりして刺激を与えると、先がぱっと反り返って花が開きます。

えーーーー!おもしろーい!おもちゃみたい!

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下の写真は面白がって触って開かせてしまったお花たち。ちゃんと普通に開いたお花と違って花びらが色づいていません。

ごめんね。ヤドリギちゃん…。

アリが多いので気をつける必要があるけど、これは子どもにあそばせてやりたい発見でした。ほんとに面白いよ!

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そうこうしているうちに本田ファミリーのパパが面白いことを発見。つぼみの下部の膨らんでいるところと指で押さえると、こんな風に汁が出てくるのです。

もしかして…甘い???

ビンゴ!!

甘いです。ほのかに…ではなく、とっても。それでもって指でこんなふうに押さえても、お花がクルっと開きます。

自然の状態ではどんな風に開くんでしょう?知りたいです。

 

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開いてみたらこんなふうになっていました。写真ではよく分かりませんが、オシベは花びらにくっついてはいないけど、花びらにできた溝にはまるようにくっついています。

花びらは肉厚で、花びらじゃなくてガクかな?とも思いましたが、下のほうに短いガクがちゃんとついていました。だから、これは花びら。

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実もありましたよ。赤くて小さな1cmくらいの。鳥が食べてタネを運ぶんでしょうか???

葉っぱはこんなふう。地面に根っこを下ろしていないせいか、着生ランなんかと同じように肉厚です。

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オオバヤドリギ科については今日は調べ切れませんでした。学名などご存知の方がいたら、教えて下さい。お願い!

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2006年9月12日 (火)

色戻りの木

Bauhinia kockiana 

シンガポールの住宅街をお散歩していて出会った、すっごく見事なアーチのあるおうち。その見事なアーチを作っているのがバウヒニアコッキアナちゃんです。どうです?「熱帯の住人もやるなー」って感じでしょ。

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コッキアナちゃんは公園でも一般の住宅でもよく見かけます。つる植物で狭い場所でも自由自在に育てられることと、お花がきれい!ってのが人気のヒミツでしょう。

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こんな風に いくつものお花が球状に付いて、遠めに見ると鞠みたい。オレンジ色の中に黄色の花が見えるでしょ。これが咲き始めの花です。

黄色の花は受粉が終わっていないので、虫に「おいでー」と特に強く誘いをかけているんだね。受粉が終わった花は濃いオレンジ色に変わり、でも色は残して色の面積を広くし、鞠全体で虫の目に付くようにしています。

ポチッと小さく色があるよりも、面でどどーんとあった方が人間だって見つけ易いでしょ。虫くんも同じだから、「受粉ができるお花がここにあるよー!」とまとまって咲いて主張しているわけ。

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1つ1つのお花は直径5カラcmくらい。お花の真ん中にメシベと柱頭が見えます。子房も見えるよね。

コッキアナちゃんはマメ科のつる植物なんだけど、子房がね、こんなに小さいのにちゃんとマメの形をしてるよー。おもしろいでしょお!

5_13花が終わると、子房が大きくなってきて実になります。その頃には花びらの色があせてきて、またまた黄色に戻ります。

だからイロモドリノキ(色戻りの木) という和名がついているんです。英名とかの訳ではなさそう。シンガポールの植物は、第二次世界大戦中にシンガポール植物園にいた日本人植物学者たちが日本名をたくさんつけたと聞いているので、これもその一つなんだろうか?植物に名前をつけるのも楽しそうだねぇ…。

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さっき、「花びらが色が変わる」というところで、「花びら」って書いちゃったんだけど、こんなにしつこく残り続ける花びら。花びらでいつまでも残るのって珍しいよね。もしかしてこれはもともとはガク??今度、もっとよくお花を観察してみようっと。

アーチだけでなくて、左の写真みたいに塀とかに沿わせてもキレイです。パーゴラの上にいっぱい咲いている子もシンガポール植物園にはいます。

2_34 葉っぱはこんな風。長さは10cmくらいかな。

バウヒニア属だけど、私達がよく見るバタフライツリーのバイヒニアちゃんとは、葉っぱもお花も違っています。

マメ科 Leguminosae

原産地:マレー半島

Common name: イロモドリノキ

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P5

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2006年6月 1日 (木)

イポメア 2種

Ipomoea sp.

日本でイポメアと聞くと、夏に葉の色を楽しめるグランドカバーとしての存在を思い浮かべます。それは多くの場合、Ipomoea batatas の葉がライム色や赤色のもの。バタータちゃんはじつはサツマイモでして、日本にいたとき何年も植えっぱなしにしていた鉢植えを掘り出したら、立派なサツマイモが出来ててビックリしたことがありました。

シンガポールではそんな色の装飾のためのイポメアはあんまり見かけないような気がします。ポトスライムみたいな感じのが代わりによく使われているかな?ヒルガオ科イポメア属の仲間たちはむしろ花がきれいで通年観賞できるのでツル植物として公園などのフェンスで使われています。

Ipomeasp4s_010この子はシンガポールに来たばかりの5月に写真に撮ったもの。雑草みたいにゴルフの練習場のお庭に生えていました。

何かな?と思いつつずーっと放置してあったのですが、先日シンガポール植物園でフェンスに絡ませてある下のイポメアちゃんに遭遇。ラベルを見て、「あ、あのわからなかったのもイポメアかも…」と思い至って調べたら、やっぱりありました。

学名: Ipomoea cairica

ヒルガオ科 Convolvulaceae

原産地: 熱帯~亜熱帯のアジア~アフリカ

Common name: Cairo Morning Glory. モミジヒルガオ、タイワンアサガオ、モミジバアサガオ

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P18

一方、先日シンガポール植物園のエボリューションガーデン出口付近のフェンスに絡ませてあった子はこちら。

Ipomeasp1s

Ipomeasp2s同じ種かと思っていたら、葉が全然違ってました。こちらは

学名: Ipomoea digitata

原産地:熱帯に広く分布

Common name: ヤツデアサガオ

でした。花の大きさは7cmくらいで上のよりちょっと大きめだったと思います。アサガオという名前が付いていますが、午後までちゃんと咲いていましたよ。コモンネームの「ヤツデアサガオ」っちゅうのはなんとも覚えやすいですねー。この手のひら状の葉は5~7裂します。

Ipomeasp3s

Rimg0376s こういうラベルから学名をさがします…。読める??TOMはなかなか判読できずに苦労しとります。ワハハ…

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2006年5月28日 (日)

ウォルフのツル

Petraeovitex wolfei

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去年あたりかな。シンガポール植物園のバンドスタンドからプラントハウスと呼ばれる古い植物園のたたづまいを残しているエリアに下りる階段にアーチがついて、見慣れない植物が絡ませられました。

どんなんだろうと思っていたら、最近になってだいぶ茂ってきて、いい感じのお花を咲かせましたよ。

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写真があまりよくないのでイメージが伝わらないかもしれませんが、熱帯のキングサリって感じ。

イングリッシュガーデンのキングサリにあこがれる人は多いと思うけど、これはキングサリに勝るとも劣らぬ優美さを持っている植物とTOMは断言します。

藤のように天井全体に垂れる感じではまだありませんが、1本1本が長くて、優雅な感じが本当にキレイ

もしこのブログを日本の熱帯植物園の人が見る機会があれば、この植物の導入をオススメしまーーす!来園者がきっと「わぁーっ」て言うと思います。

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上の写真で見える、ぶら下がっている花序を撮ったものです。黄色の花のように見えますが、じつはこれは花の(ほう)。包の中にクリームホワイトの本当の花が咲きます。

黄色のはいつまでも色が変わらず、虫を誘います。花は…というとあんまりたくさん見つかりません。黄色の量に対して、よーく探さないと見つからないくらい。うっかりすると、黄色の苞の方を花と勘違いしてしまいそうです。

シンガポール植物園には最近に再導入された植物なのだそうです。前に導入されて記録に残っているのは1956年とのことですから、50年も前の話。ちゃんと記録が残っているところがスゴイ。

50年前に導入したのは植物園のアシスタントキュレーターのJ.W.Ewart氏。彼は、1939年にEric.D.B.Wolfe(マラヤ連邦のメディカルサービスの副長官)からこの植物を手に入れました。この植物の名前にもなっている人物です。ウォルフズバインは最初マレー半島のケダ州とトレンガヌ州で発見されました(1938年)。

E.D.B.Wolfeアマチュアのプラントハンターでもありました。1903年生まれで医学を学び、オランダ東洋航路の船医を経た後に、マレーにやってきて、ここで結婚、家を建てました。植物になみなみならない興味があった彼は、今回紹介したウォルフズバインやバウヒニアなどの希少な植物の標本を標本室に進呈したそうです。ランは特に彼を魅了しましたが、残念ながら、彼が初めて紹介した様々なランたちは、今では生き残っていません。(ガーデンワイズの記事を超要約)プラントハンターは名前も知られていない人たちがたくさんいたという話は読んだことがありますが、こんな人もいたんですねー。

話を元に戻して…。

最近になって植物園に戻ってきたウォルフズバインは、2002年にタイの民間のコレクターから購入したものなのだそうで、どうりで…今まで全然目にしたことがなかったわけです。

Petraeovitex_wolfeis3

花序が出てきている所かな。これも黄色です。 下の写真が本当のお花です。

クマツヅラ科 Verbenaceae (キク亜綱 シソ目)

原産地:マレー半島

Common name: Wolfe's Vine. ウォルフズバイン

Petraeovitex_wolfeis4

資料:「Gardenwise Vol.25 July 2005 」P17~18

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2006年4月29日 (土)

バットマンかずら

Dioscorea sansibarensis

シンガポールの森の端を歩いているとよく出会うのがこんな葉のツル植物。ちょっとコウモリが飛んでいる形に似ていない?葉によって大きさが違うんだけど、葉の横の長さは20cm程もあって、おまけに鮮緑色なので目立ちます。

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ヤマノイモ科 Dioscoreceae (単子葉綱 ユリ亜綱 ユリ目)

原産地:東アフリカの熱帯雨林

Common name: Zanzibar Yam

 

シンガポール植物園のレインフォレストガイドをするにあたって、植物園の人から「バットマンプラント」と紹介してもらったのがコレでした。外来のものなんだけど、勢力が旺盛でどんどん増えてしまって困ってるというお話でした。

その当時の(3年位前)シンガポール植物園のレインフォレストエリアは、鬱蒼としていて薄暗くちょっと怖いくらいだったのですが、その鬱蒼とさせてた原因の1つがコレだったようです。今はこういった本来の植物相を圧迫する植物は取り去るという手入れがされるようになって、うそみたいに明るいエリアになっています。本来、熱帯雨林は暗く光が入らない場所なので、残念なことにシンガポール植物園のレインフォレストエリアは、熱帯雨林特有の植物は残っているものの、見た感じとしては熱帯雨林ぽくない場所になってしまっています。(貴重な植物群を守るためには必要な作業であろうとは思ってますけど…)

取り去られたので、植物園のレインフォレストエリアではあんまり見かけなくなったのですが、他のエリアでは時々見かけます。マクリッチリザーバーの外縁部とか。一度覚えたら、忘れられない印象的な葉だと思いますよ。

ヤマイモの仲間でむかごができます。花も咲くようですが、見たことはありません。

コモンネームのザンジバルってどこ?(ガンダムの船の名前ではない…笑)って思ったので広辞苑を引いてみました。(常識だったらゴメン) 答は「アフリカ中部東海岸沖合いの島」でした。学名もどうやらここから付いているようです。原産地から付いたものなんでしょうね。

ついでに「ヤムYam」も広辞苑から引用。「ヤマノイモ属Dioscoreaのこと)植物のうち、栽培されているものの総称。熱帯アジア・アフリカで主食として重要。日本のナガイモ・ヤマノイモもこれに属する」とあります。ザンジバルヤムについては、シンガポールでイモを食べるという話は聞いたことがないのだけど、最初にシンガポールに導入されたのはもしかしたらイモを食べるためだったのかもしれませんね。

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2006年4月22日 (土)

深紅のトケイソウ

Passiflora coccinea

Passiflora_coccinea1s

トケイソウ科Passifloraceae(ビワモドキ亜綱 スミレ目)

原産地: 熱帯アメリカ(ベネズエラ、ボリビアあたり?)

Common name:Red Passion Flower, ベニバナトケイソウ

最初にこの花を見たときはあまりの赤色の鮮明さに感動したものでしたが、そのうちシンガポールじゅうあちこちの公園や住宅で見られることに気がつきました。

資料には「きれいだから熱帯で広く植えられるのは何の不思議も無いけれど、繊細な島のエコシステムの中ではあちこちでエコシステムを破壊する元凶となっている」と書いてありました。勢力が旺盛すぎるってことなのかな?

前に紹介した別のトケイソウちゃんはコチラ

資料:「A Guide to Common Horticultural Shrubs」P89

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2006年4月15日 (土)

乙女の嫉妬

Tristellateia australasiae

メイデンスジェラシーはつる植物で公園のアーチなどによく使われている黄色のきれいなお花。

日本ではコウシュンカズラ(恒春葛)という名前で呼ばれて流通し、沖縄とかでは屋外で見られるみたいです。「恒春」というのは「常に春」ということ。「葛」は「ツル性」という意味です。熱帯で季節性がなく、暖かければずーっと花をつけているのでこういう名前が付いたんでしょうね。

Tristellateia_australasiae1s

Tristellateia_australasiae2s

キントラノオ科 Malphigiaceae ( バラ亜綱 ヒメハギ目)

原産地:インド~マラヤ

Common name:Bagnit, Galphimia vine, Maiden's jealousy,コウシュンカズラ(恒春葛)

私たちはメイデンスジェラシーと読んでいますが、調べたらすっごくたくさんの英名がありました。その中のMaiden's jealousyのMaidenは「乙女」とかの意味があるそうです。「乙女の嫉妬」…んんーーっ?すっごく不思議な名前ですよね。何か物語りでも潜んでいるのかな?

資料:「A Guide to Common Horticultural Shurubs」P96

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2006年4月 8日 (土)

シャワーオーキッド

Congea tomentosa

国立ラン園(シンガポール植物園内)のクールハウスから出ると、両側の手すりに絡ませてあるツル植物があります。これがシャワーオーキッド。

オーキッドなんて名前がついているけど、ランではなくて、クマツヅラ科の植物。クマツヅラ科の植物はたくさんあるけれど、日本の人がよく知ってるのは、「ゲンペイカズラ」あたりでしょうか?3枚の葉(包?)の上にちょんと乗って咲いているかわいい花が、ゲンペイカズラとよく似てるでしょ?

Congea_tomentosa1s

このお花は実は植物全体から見ると全然目立ちません。目立つのは数個の花の元にある3枚の葉(包?)。本当のお花はこんなふうにひっそりと咲いています。

この3枚セットの葉が、遠くから見るとランの花のように見えて、しかも大量に咲いているように見えることから、シャワーオーキッドの名前がついたのかな?って思います。

3枚セットってところが、ちょっとブーゲンビリアに似ていますね。

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シンガポールの公園で見かけるものは、この3枚セットは白い産毛をつけて銀色に見えるものがほとんどですが、日本のサイトで見つけたものはこの部分が薄いピンク色でした。

つる本体の葉は下の写真のように濃い緑色をしています。そこから花の季節になると(シンガポールに花の季節があるかどうかわからないけど)左の写真のようなお花のための茎が無数に出てくるのです。

Congea_tomentosa5s 1つ1つの花の命は短いけれど、ブーゲンビリアなどと同じように、この花を支えている3枚セットの葉は長持ちして人の目を惹きます。人と同じように、花粉を運んでくれる虫も遠くから見つけることが出来るのでしょうね

クマツヅラ科 Verbenaceae (キク亜綱 シソ目)

原産地:マレーシア、ビルマ

Common name: Shower Orchid,  Lavender Wreath

資料: 「1001 Garden Plants in Singapore 」P14

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2006年3月19日 (日)

ヒスイカズラ

Strongylodon macrobotrys

strongylodon_macrobotrys1s 水曜日にラン園に行ったときに、ジェイドバインことヒスイカズラがきれいに3箇所で咲いていました。その日はあろうことか財布もカメラも忘れて出かけてしまったTOM。写真が撮れずがーーーーん!土曜日に植物園に行く時に写真を撮ってこようと思っていました、でも、もうすでに見るも無残な姿に…。

先週の金曜日には「まだだった」という話を聞いていたので、キレイな時期は本当に数日しかないのだということを実感。

それならば前に撮った写真で紹介…と思ったけど、膨大な写真群の中から見つけきれず断念しました。こんなサイトがあったので、こちらを見てみてください。

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今回の写真は落ちていたお花を拾ってきて家で撮ったものです。

またまた分解。

まずは旗弁(きべん)を取る。

翼弁(よくべん)を開くと、オシベ、メシベの根元が見えてきます。

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でもって竜骨弁(りゅうこつべん)を開きます。出てきたーー。オシベとメシベ。開かない状態では先だけが竜骨弁の先から出ています。

strongylodon_macrobotrys13s オシベ・メシベの根元を開いてみました。なにやら透明な液がいっぱい。なめてみたらほんのり甘かったよ。

こういう構造の場合、どんな虫がどうやって受粉をしているんだろう?蜜を吸いに中に入ってきて、竜骨弁の中を這い上がっていく過程で受粉するのかなあ?知っている人がいたら教えて下さい。

ちょっと面白いでしょお?!!!(面白かったらポチッ

マメ科

原産地:フィリピン諸島(ルソン島やミンドロ島)

Common name: Jade Vine

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2006年3月14日 (火)

アルタボトリス

Artabotrys uncinatus かな?

artabotrys_uncinatus3s2

このブログにいつも登場してくださってるOさんのおうちに遊びに行かせいただいたときにお庭で咲いていたお花がコレ。どこかで種を採取してきて、育てたものだのだそうで、そんな出生のせいか、私は他では見たことはありませんでした。一緒にいた友人達は「バンレイシだー」(彼女らはバンレイシフリーク)と騒いでいましたが…。

バンレイシ科 Annonaceae (モクレン亜綱 モクレン目)

原産地: 熱帯アジア

Common name:Ylang Ylang vine, Bhandari vine, Climbing lang-lang, Tail grape, ilang-ilang
artabotrys_uncinatus3s

artabotrys_uncinatus2s

イエローオレアンダーと同じように、上から見た限りだとオシベもメシベも花びらがしっかりとガードしていて見えません。残念ながら、その様子は写真に撮って無かったので、様子が見たい方はこちらのサイトの写真をごらんください。

  左はその花びらを向いてしまったあとの様子。ちゃんと真ん中にメシベの塊があって、その周りにオシベが取り巻いています。

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ほんでもってできた実がこれ!1つの花でこんなにいっぱいの実がなってなんともユニークな形!普通だと、こういうふうに実がついていたら、お花が実の数だけ咲いていたと思うでしょ?でもこのタイプ(多心皮類という)のお花は1個の花から、たくさんの実がつくの。説明が難しいので、多心皮類の話はまた後日…。

artabotrys_uncinatus5s

花の元にはこんな特徴的な形をしたツメがついていました。種名の「uncinatus」は「ぺったんこのフック(ツメ)」という意味なのだそうです。

色々書いてはみたものの、TOMにとっては、よくわからない謎の植物。Oさーん、記述が間違っていたら指摘してくださいねー。

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