カテゴリー「Bc:熱帯植物事典(低木) Low Trees」の記事

2006年9月 6日 (水)

シンポエア

Dillenia suffruticosa synonym Wormia suffruticosa

「2種類の花が咲いてるー!!」
と最初に不思議に思うのがシンポちゃん。2種類のお花が下の2つです。

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左がお花で右が実が開いたもの。まるでお花みたいでかわいいでしょ。

シンポちゃんはシンガポールの二次林の外縁部でよく見られる潅木。
公園や町の中ではあまり見ませんが、マクリッチなどの自然保護区に行くとまず確実に出会います。株の高さは2~3m。葉っぱが大きいのですぐにシンポってわかります。

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黄色のお花は直径10cmくらい朝にうつむきかげんに下を向いて咲きます。そこへ虫ちゃんがやってきて下からつんつんってやって花粉を運んでくれます。
黄色のお花は甲虫とかによく見える色なんだって。だから黄色のお花で「虫さん、来て~!」と誘っているわけ。

このお花は1日花。午後になると花びらが散り始めます。だから夕方に行くともう花びらがなくなっちゃっていて悲しいのー。

シンポちゃんの面白いところは花びらが散ると、ガクが閉じ始めること。お花の咲いた晩にはガクが閉じ始めて、翌日の午後には5枚のガクがきっちり閉じ終わって まるでつぼみに戻ったみたいに見えます。

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見てみて!

1つの枝に並んで蕾がついているように見えます。でも全部が蕾じゃないのがミソ。
先っちょについている幾つかが蕾。枝元に近いところのがお花が咲いた後にガクが閉じたもの。見分け付く?ちょっと難しいけど、こんなのがいっぱいシンポちゃんの株では見ることができます。

さて。お花が終わってガクが閉じた蕾もどき。どうなるんでしょう?

気になりません?

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コーナーさんの本には、花びらが落ちてから36日後に、ガクが再び開くと書いてあります。そうすると、こーんなお花みたいな実が開くわけ。面白いでしょ。

中に見える赤いのがタネ。赤いのはタネの周りをくるんでいるもので、ほの甘い味がします。この赤いのを小さな鳥ちゃんが大好き。

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シンポちゃんの実が開くとやってきて、パクパク。お昼頃にはもうすっかり平らげられてこんな姿になっています。
鳥ちゃんの目に付きやすいように、お花のときはうつむきかげんだったのが、36日かけて上向きに動いていき、実が開くときには上向きに開きます。

すごいねー。虫や鳥をうまーく利用するためにあの手この手を使ってるんだー。

シンガポールでは、ほっとかれている場所では本当によく見かける植物。鳥ちゃんのウンチとしてあっちこちに運ばれるんだね。

大きな葉っぱは、ちょっと昔までは色々なものを包むのに使われていたんだって。

とにもかくにもあまりによく見るお花なので、意外と写真を撮っていなくて、PCの中を探し回ったけど、全体の写真とかがない!そのうち撮ってきて機会があればUPしまーす!

ビワモドキ科 Dilleniacea

原産地:マレー半島南部、シンガポール

Common name: Simpoh Ayer, Shrubby Sinpoh , シンポエア

資料: 「Wayside Trees of Malaya」Corner  P232

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2006年6月28日 (水)

ソーセージの木

Kigelia pinnata  synonym Kigelia africana

シンガポール植物園のスワンレイクからバンドスタンド方面へ緩やかな芝生の傾斜を登り、細い園路を超えてまたほんの少し行った所に、こんな感じの木があります。高さは10mかそのくらいで、枝が横に伸びています。

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見つけられたら、木の下に入ってみてください。

Kigelia_pinnatas03

こんな感じの変な実が時にはいっぱいぶら下がっています。

これがソーセージの木こと、ソーセージツリー

ソーセージが連なってぶら下がっているようでしょ?

日本からのお客様をご案内した時、「これがソーセージの木です」と紹介したら 「えー??ソーセージってこんな風に木になるものだったんですか!!」と驚かれた方がいて、(もちろん一瞬後には「そんなバカな…」と我に帰られたんですけどね) そのくらいにリアルなソーセージがぶら下がっています。

友の会の資料には「茶色で堅く、中に多数の種があり、数ヶ月にわたってぶら下がる。食用にはならないが、ゾウは好物らしい。」と書いてありました。TOMが自分で開いてみたことはありません。

ノウゼンカズラ科なので、ノウゼンカズラに似た感じの、でも中が毒々しい濃い赤色のお花が、夜に(それも明け方がよいとのこと)咲きます。私達が植物園をお散歩するのは、お日様があがりきった9時半ごろ以降なので、お花は既に落ちてしまって、お花の季節は木の下が赤いじゅうたんのようになっていたりします。筒型のお花で長さは8cmくらい。

Kigelia_pinnatas1

Kigelia_pinnatas02

私達が見られるのはこんなつぼみの状態。

3つのお花が輪生についているのがわかりますか?

夜にお花が咲くのはコウモリや蛾に花粉を運んでもらうからだそうです。

それにしても「大砲の玉の木」とか「ソーセージの木」とか「猿のポット」とか、熱帯は変なものが多くて、刺激がいっぱいだねー!!笑えます。

ノウゼンカズラ科 Bignoniaceae ( キク亜綱 ゴマノハグサ目)

原産地:熱帯アフリカ (モザンビーク)

Common name:Sausage Tree , Cucumber Tree , ソーセージツリー、キューカンバーツリー

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資料:熱帯植物要覧 P460

「1001 Garden Plants in Singapore」P393

「Singapore Botanic Gardens シンガポール日本人会 自然友の会」P90

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2006年6月22日 (木)

マルメラ?マルメロ?カリメロ?

Bunchosia armeniaca

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シンガポール植物園のビジターセンターから、本などを売っているショップの横の屋根のある園路をエボリューションガーデン方面に進むと、その左側にはフルーツなど実が面白い木々が植えられています。

6月のはじめに歩いていたら、今まで気がつかなかった黄色の花と赤い実が目に飛び込んできました。高さは3mくらいの低木。だからお花も実も間近で見られました。

樹名板を見ると一般名「マルメロ」とあります。マルメロって聞いたことがあるけど、どんなものだっけ?カリメロと混乱しそうな名前だなあー(TOMだけ?)などと思いつつ、観察。

きれいー。黄色のお花!

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お花は直径が3~4cmくらい。大きなお花ではないけれど、まとまって咲くので、きれいです。

お花の正面から撮った写真。5枚ある花びらのうち3枚しかまだ開いていないけど、構造はよくわかるでしょ。

左に写ってるつぼみも見て!めっちゃ、かわいい!!!

Bunchosia_armeniaca006s

Bunchosia_armeniaca005sお花を横からアップで撮ったもの。すっごく面白いなあって思ったのは、オシベとメシベの形。そう思いませんか??

花びらの出方もなんかおもしろーい!

熱帯植物要覧によると、高さは10mくらいにまでなるそうです。 

下のは、花序の写真と若い実の写真。ガクだったところかなあ。しっかりと形が残っていて、フリルみたい。

Bunchosia_armeniaca008s

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最終的には実は3~4cmの大きさになって、赤くなります。ガクのフリルは大きくなっても健在。Bunchosia_armeniaca015s

熱帯植物要覧には「果はほぼ球形、径2~4cm、淡緑。果皮薄、果肉クリーム色。やや厚、甘酸味。果は現地で生食。」とも書いてありました。ちょっと実際に見たものとは違います。本の記述は若い実を見て書いたのかな?

でも食べられると書いてあったので、かじってみました。赤いところがジューシーではないけど、カリカリと食べられました。「ん?甘くはないぞ。」どちらかと言うとアーモンドか何かのように香ばしい感じ。TOMは幸いにもおなかをこわしませんでしたが、誰もが大丈夫とはかぎらないので、挑戦してみる方は自己責任で。

Bunchosia_armeniaca

キントラノオ科 Malpighiaceae (バラ亜綱 ヒメハギ目)

原産地:エクアドルのアンデス山地原産、Pastaza河渓谷

Common name: Marmela, Ameixa, Ciruela , Ciruela de la China, ブンチョシア、アメイシャ、マルメラ

Bunchosia_armeniaca013s名前なんですが、樹名板には確かにマルメロと書いてありましたが、「1001 Garden Plants in Singapore」P315には「Marmela」とありました。どっちが正しいんでしょ。ちなみに他の資料には、似た名前さえも無かったので、どっちが正しいのか全然わかりません。

マルメロの名で「熱帯植物要覧」を調べたら、まったく別のミカン科の植物(Aegle marmelos)で、ヒンズーの聖木の木でした。色々使える植物らしいです。

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TOMの悩みに松沢さんが情報をくださいました。コメント欄をついでに是非お読みください。マルメロと呼ばれる植物はじつは複数あるのだそうです。

資料:熱帯植物要覧 P259

「1001 Garden Plants in Singapore」P315

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2006年6月 9日 (金)

ルリダマの木の雄花

Sauropus androgynus

Sauropus_androgynus2s2

前にもルリダマノキを紹介したことがあったんですが、ブログにアップしながら「あれ?このお花のオシベはどこにあるんだ?」とはたと不思議に思いはじめてしまいました。(左の写真は雌花の写真)

次に散策した時に「オシベちゃん、どこぉ?」って探していたところ、Sさんが「雄花が別にあるんだよー」と教えてくれました。教えてもらった枝を捜したところ、ありました。雄花ちゃん。

ひとつの枝の根元に近いところに先に雄花が咲いて、同じ枝の先の方に雌花が咲いて、実がなるというのがルリダマちゃんのパターンみたいです。

Sauropus_androgynus15s

Sauropus_androgynus13s

雌花と違ってペッシャンコの形がなんともユーモラス。真ん中のY字の部分にちゃんと花粉らしきものがくっ付いていましたよ。

雌花と雄花、どうしてこんなに違った形をしているんだろうねぇ。

おまけにこんなペッチャンコのオシベでどんなものにどうやって花粉を運んでもらうんでしょう?不思議。

雌花と実もかわいいよ!前の時のも見てね!

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2006年5月26日 (金)

カシューナッツ

Anacardium occidentale

これなーんだ?すぐにわかる人はけっこう通かも…(笑)

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オレンジ色の実の下についている緑色の勾玉を見てください。ピンと来たかな?

カシューナッツの実です。

ナッツのたぐいって食べることは多いんだけど、それがどんな風に木になっているか、けっこう知らないよね!カシューナッツはこんな風に木になるものだったんです!!TOMは初めて見たとき興奮しましたよー。おおー、本当にカシューナッツの形をしているよー!こんな実1つから、1つしか収獲できないんだーー!!

ナッツの上の部分のオレンジ色の部分は「カシューアップル」と呼びます。リンゴのようなよい香りがして鳥が好んで食べるそうです。人間も食べると聞いたので、一度は食べてみたいと思っているのだけど、まだ経験はありません。

Anacardium_occidentale1s2

左と下が花の写真。かわいいねー。

下の写真の指と比べると小さな花というのがわかると思います。

Anacardium_occidentale6s

葉はこんなふう。まるっこくて、葉脈が目立ちます。長さは15~20cmくらいでしょうか。

低木で高さは12~15mくらいです。

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花が終わると実がなります。最初は下の写真のようで、だんだん、上の部分が膨らんで色づいてきます。オレンジでまるで実に見える部分は、じつは実ではなくて、花の根元の花梗部分が膨らんでまるで実のようになる、うそっぱちの実、偽果。(タネを含まないけど偽果と呼んでいいのか??) 本当の実は下の部分で、殻の中の仁の部分を炒って食べるそうです。人から聞いた話だと、そのままでは毒があって食べられないので、何らかの加工が必要だそうです。(どの程度の毒なのか、また、本当かどうかは知りません)

殻からは油分(Cardol, Anacardic acid )が取れ、塗料や工業原料として用いられ、樹皮は黄色の染料にするそうです。あちこちをそれぞれ民間薬に使い、家具にしたり、木炭にするとか…。うーーん、なんて役に立つ木なんでしょ。熱帯に住んでいたら、一家に1本の木かな??

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ウルシ科 Anacardiaceae ( バラ亜綱 ムクロジ目  )

原産地:ブラジル

Common name: Cashew, Cashew-nut tree, Gandaria, カシューナッツツリー, カシュー

下の写真みたいに鈴なりになっている場所もありました。ちょっと不気味だけど、おもしろーい!

今回の写真は、ビンジャイパークとウビン島で撮ったもの。ラブラドールパークにも結構植えられているそうです。

資料:「熱帯植物要覧」P262

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2006年5月25日 (木)

オバケの足

Trevesia burckii

 シンガポール植物園のレインフォレストエリアにひっそりとある低木。よく見ると葉の形がとーっても個性的!!! 日本のヤツデの葉っぱをちょっと大きくしたくらいの大きさの葉です。(ヤツデとはご親戚で同じウコギ科で、草姿も似ています。) この面白い葉の形から、「ゴーストフット」とかちょっとロマンチックな「スノーフレークツリー」(雪の結晶に見える??)とか呼ばれています。マレーでは「トラの手」とか「アヒルの手」「サイの手」などという意味で呼ばれているそうです。幹はトゲだらけで、これまた個性的。

Trevesia_burckii1s

ウコギ科 Araliaceae ( バラ亜綱 セリ目 )

原産地: マレー半島 スマトラ島 ボルネオ島

Common name : Ghost's Foot , ゴーストフット Snowflake Tree, スノーフレークツリー、Daun Tapak Badak , Mati Sedangor(Sedangor's death) 、トレベシア

ゴーストフットという名前は、マレーの昔話から来ているそうです。ある村人(Orang Sedangor )が戦いに負けて森に逃げ込んだ時に、この葉を食べたら姿が消えてしまったとか…。

常緑の森の下に生える低木で、とっても丈夫。お日様さんさんから、暗い環境まで広い範囲の環境に耐えるのでインドアプラントとしても優秀だとサイトには書いてありました。インドネシアではこのお仲間のT.sundaicaを生のまま野菜としてご飯と一緒に食べるそうです。

「Singapore Botanic Gardens シンガポール日本人会 自然友の会」P200

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2006年5月16日 (火)

ルリダマの木

Sauropus androgynus

フォートカニングパークのスパイスガーデンに植えられている低木。なんたって実がかわいい!あまりの可愛さに拡大してしまったけど、本当は2cm足らずの小さな実。お花に到っては1cm。巨大な指と比べてみておくれ。

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Sauropus_androgynus2s Sauropus_androgynus7s 

トウダイグサ科 Euphorbiaceae (バラ亜綱 トウダイグサ目)

原産地:東南アジア

Common name: Sweet Leaf Bush、アマメシバ(天芽芝)、ルリダマノキ、スイートリーフブッシュ

「熱帯植物要覧」には葉を煮て食べたり、果物を砂糖漬けにして食べると書いてありました。根や葉は薬用に使うそうです。

ただし、最近ではダイエットによいとされて健康食品として出回り、摂取しすぎた人(女性たち)が肺に障害が出て問題になっているとのことなので、安易に取るのはよくないようです。こちらをご覧あれ。

今まで気がつかなかったけど、シンガポール植物園のスイレンの池のほとりにもひっそりと植えられていました。シンガポール在住者はデビルズコットンのお隣の小さな木に次の機会には注目してみてね。

「1001 Garden Plants in Singapore」P206

「熱帯植物要覧」P228

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2006年5月13日 (土)

インスタントコーヒーの木

Coffea canephora synonym  Coffea robusta

アカネ科 Rubiaceae (キク亜綱 アカネ目)

原産地: 熱帯西アフリカ

Common name: Congo Coffee-Tree, Robusta Coffee, コンゴコーヒー、ロバスタコーヒー

私達がよく飲むインスタントコーヒーの原料になっているのが、このロバスタコーヒーの豆なんだそうです。

フォートカニングパークにはスパイスガーデンがあり、その一角にロバスタコーヒーの木は植えられています。

低木で枝が長く伸びて葉の元に花が咲き、実がなります。下の写真は葉と花。葉は20cmくらいの長さになるかな。大きめです。花は長さが3cmくらい。

Coffea_canephora5s

Coffea_canephora6sCoffea_canephora1s_1

  Coffea_canephora2s   

上の写真は実。1.5cmくらい。この中に2つのタネが向かいあわせで入っていて、これがコーヒー豆。

もともとコーヒーはアラビカ種が飲まれていて、東南アジアでも大々的にプランテーションされていたそうですが、あるときに病気が出て大打撃! アラビカ種は冷涼な環境が好きなので、高温多湿の東南アジアには合わなかったのです。その代わりに栽培されるようになったのがロバスタ種。アフリカのコンゴの熱帯雨林で発見されたロバスタちゃんは、「高温多湿もオッケー!」で、東南アジアで広く栽培されるようになったんだそうです。

品質はアラビカ種に劣るんだけど、香りは良いので、現在はインスタントコーヒーの原料はこちらのロバスタちゃんが使われているんだそうです。

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P338

    「熱帯植物要覧」P420

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2006年5月 7日 (日)

ブランガン

Gmelina elliptica  Synonym: Gmelina villosa

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Gmelina_elliptica1s 

シンガポール植物園のバンドスタンド近くにランをポール仕立てにした場所があります。その後ろでひっそりと咲いているのがブランガンちゃん。

お花はそんなに大きくなくて長さが4cmくらいかなー。実も3cmくらいの小さな緑のがなってました。続けて観察すればもっと大きくなるのかな?よく見たらつぼみも可愛かったです。

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クマツヅラ科 Verbenaceae  (キク亜綱 シソ目)

原産地:マレシア

Common name: Bulangan、グメリナ・エリプティカGmelina_elliptica_3s

「1001 Garden Plants in Singapore」P380

資料は全然見つからなくてわ名前だけがわかりました。

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2006年4月19日 (水)

クチナシ

Gardenia carinata

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アカネ科 Rubiaceae ( キク亜綱 アカネ目 )

原産地:マレー半島

Common name: Kedah Gardenia , Cempaka Hutan

日本のクチナシのご親戚だと思うんだけど、こっちのは花が大きい!です。10cm程もあるかな?木も5~6mはあるでしょうか。(シンガポール植物園に植えられているものの場合)

最初に白で咲き、強烈な香りを出します。クチナシと同じようによい香りです。何日かたつと黄色に花の色が変化して終わります。木を見ると2色の花が同時に咲いているように見えます。

資料:「1001Garden Plants in Singapore 」P377

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2006年3月25日 (土)

グスタビア

Gustavia superba

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gustavia_superba4sキレイなお花です。微妙なピンクの具合にうっとり。つぼみは桃をかたどった和菓子のよう。実はまるでろうそくのようですね。

サガリバナ科 Lecythidaceae (ビワモドキ亜綱 サガリバナ目)

原産地:コスタリカ、パナマ、コロンビア

Common name: Membrilla

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P382

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2006年3月21日 (火)

おむつの木

Claoxylon indicum

お子チャマのように柔らかい頭なら植物の名前もすぐ覚えられるのかもしれないけれど、はっきり言って肌の曲がり角も頭の折り返し地点も過ぎてしまったTOMには、植物名は暗号と化しています。

みんなで歩いて楽しいのは、色々な些細な感動を共有できるから。そしてその感動を植物のニックネームにすると…忘れないんだよねー、不思議と。(本当の名前はすぐ忘れるのだが…)

今日のご紹介は、花も実も写真がない。葉っぱで感動し、その手触りのよさで「オムツの木」と勝手に命名してしまったクラオザイロンちゃん。

claoxylon_indicum1s

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トウダイグサ科 Euphorbiaceae (バラ亜綱 トウダイグサ目)

原産地:中国南部 、マレーシア

Common name : Lampin Bndak

オムツの木は森の外側を歩いていると出会う低木です。葉が柔らかくてなんとも言えず気持ちが良いのよ。

claoxylon_indicum3s

左の写真のように ぐにゅぐにゅって握りつぶしても、また簡単に元に戻るの。気持ちがいいから、オムツカバーにでも使ったら良さそうだねって「オムツの木」になりました。

本には、葉が柔らかくて、裏側がベルベットのような感じ。雄花の総状花序は40cmくらい、雌花は20cmくらいになる。実は「2~3 lobed capsule,6~8mm wide」と書いてありました。lobed capsuleってどんな感じだろう?わからん。

資料:「Concise Flora of Singapore Gymnosperm and Dicotyledons」Hsuan Keng

(^_^)

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2006年2月28日 (火)

コカコーラの実

Cola nitida

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アオギリ科 Sterculiaceae (ビワモドキ亜綱 アオイ目)

原産地:西アフリカのガーナ~象牙海岸の森林

コカコーラってどこからきた名前かと思っていたら、コーラは「コラの木」の「コラ」だった。ビックリ。植物の名前だったんだー。

シンガポール植物園のシンフォニーレイクの近くに樹名札は付いていないけど、コラの木だろうという木がある。

cola_nitida6s花は左の写真みたいなのが咲きます。これは私たちがいつも観察している木に咲く花なんだけど、本にはコラの木の花は「黄色」と書いてあるので、色違いか、ともすると違う種類の木なのかもしれません。でも、実や種の様子は本の写真にそっくりだし、色以外はお花も本の記述とそっくりの大きさと形をしてるんだよね。誰か分かる人がいたら教えて下さい。

cola_nitida3s

実は15cmくらい。中を割るといくつかの種が入っていて、種は白い果肉に包まれています。白い果肉を取ると表面が赤い種が出てきます。

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この種は現地ではコラナッツと呼ばれ、市場でよく売られているのだそうです。カフェインを含んでいるので、そのまま生のまま噛んで興奮作用を楽しむのだと資料にはありました。そのほかにはコラニン、デンプンを含んでいて、このナッツを食べると疲労回復に効果があると言われています。

この種がコカコーラの原料になるのだそうで、あの薬みたいにいやーな香りは(あくまで個人の好みです)この種から来ていたものなのかしら?とにかくコカコーラに原料になる植物があるなんて考えたこともなかったので、ビックリでした。

資料:朝日百科「植物の世界」7-P115

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いつも色々教えてくださる松沢さんがコラの木情報をコメントしてくださっています。ぜひぜひコメント覧も読んでくださいね。

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2006年2月27日 (月)

カムウッド

Baphia nitida

baphia_nitida1s

マメ科 

原産地: 西中央アフリカ(シエラレオネ リベリア コートジボワールなどなど)

Common name: Camwood

baphia_nitida3sシンガポールで生垣に出会ったら、こんな白いお花が咲いていないか探してみて。

baphia_nitida2s本来は10mくらいまで育つ木らしいですが、シンガポールではもっぱら生垣に使われて、3m~5mくらいの高さで剪定されて写真のような感じになっています。

葉の長さが10cmくらいあるのに対して花は1.5cmくらいかな?1個ずつしか咲いていないので、目立たないけど、こんな可愛いマメのお花が咲いています。

樹皮と木の芯の部分を赤色の染料として使うそうです。

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2006年2月20日 (月)

ビルマの誇り

Amherstia nobilis

amherstia_nobilis1s マメ科 Leguminosae

原産地:ミャンマー

Common name: Pride of Burma , Queen of Flowering Tree 、ヨウラクボク

シンガポール植物園のジンジャーガーデン脇の駐車場近くに何本かあります。先週行ったときにきれいなお花を何個も咲かせていましたし、つぼみもいっぱいあったので、しばらくまだ見られると思いますよ。(2006.2.17撮影)

木はそんなに高くありません。せいぜい8mくらいでしょうか?でも枝の下がスッキリしていて、そこに、こんな美しいお花が垂れて咲いています。

花びらの1枚が色が変わっているところなど、同じマメ科の「フレームオブザフォレスト」と、似ていますね。

インドのカルカッタ植物園園長Dr.Wallich が、ビルマの森の中で、この花を発見したのだそうです。こういう花の付き方だと森の外からは見えないだろうから、きっとビックリしたし、喜んだでしょうねぇ。学名の Amherstia は、インド植物の研究に後援した Amhert伯爵夫人にちなんでつけられたものだそうです。

amherstia_nobilis2s和名のヨウラクボクの「瓔珞」は広辞苑によれば「インドの貴族男女が珠玉や貴金属に糸を通して作った装身具」とありました。豪華なアクセサリーみたいに美しいと言うことなんでしょうね。英名も「ビルマの誇り」とか「花咲く木の女王」なんて、お花としては最高の賛辞を込めた名前をもらっています。

資料:シンガポール日本人会自然友の会「Singapore Botanic Gardens」P78

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2006年2月14日 (火)

ゴールデンペンダ

Xanthostemon chrysanthus

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フトモモ科 Myrtaceae (バラ亜綱 フトモモ目)

原産地:オーストラリア北西部

Common name: Golden Penda

シンガポールの街路樹で8cmくらいの黄色のボンボンがたくさん咲いていたら、ゴールデンペンダだと思ってよいかも。上の写真は拡大したものなので、大きいんだけど、じつはこのボンボンは小さなお花が集まってできています。可愛いでしょ。

最近は樹形が整いやすいことや、高さが10mくらいでまとまることや、お花がきれいなことから本当によくシンガポールの街路樹に使われています。

お花が終わると下の写真のような実がつきます。観察してみてね!

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2006年1月13日 (金)

あり植物 セクロピア

Cecropia peltata

cecropia_peltata2s

ケクロピア科 Cecropiaceae (マンサク亜綱 イラクサ目 )

原産地:中央アメリカ、南アメリカ北部、西インド諸島

Common name:セクロピア

ブキバトネイチャーパークの見晴台の辺りを歩いていた時にあった低木。実際はもっと大きくなるらしいです。

マカランガと同じようにあり植物」なんだよ…と教えられて興味を持ったので調べてみました。

原産地は中央アメリカの方で、アジアではありません。シンガポールではシンガポールZOOとかに植えてあったものが、だんだんと広がってきているのだそうです。

原産地では伐採地などで最初に生えてくるパイオニア植物の一つなのだそうです。

cecropia_peltata1s

葉が大きいの!

葉に刺してあるシャーペンと比べてみてね。

花や実は鳥や哺乳類が好きで、葉をナマケモノが好んで食べるのだとか。雌雄異株で、ネコのしっぽのような花が長く垂れ下がって咲き、たくさんの種をつけるのだそうです。今度、ZOOに行ったら探してみよう!

cecropia_peltata3s

葉の下を覗いて見ると、葉の付け根の部分になにやら奇妙なものが…。

拡大してみると下の写真みたいなのがついています。茶色の色の中に白い粒々。何だ?コレ?

この部分は「フード・ボディーズ」と呼ばれる、グリーコーゲンを含んだ粒なのだそうで、アステカアリの食べものになるのだそうです

あれ?どっかで聞いた話だぞ?

そうそう。シンガポールの熱帯雨林の端っこでよく見られるマカランガとおんなじだー。

全然違う世界の中で、おんなじような性質を獲得した、全然違う植物がいる…これってすごく面白い!

さらに資料を読んでいったら、もっともっと同じだった。

cecropia_peltata5s

茎の中は空洞になっていて、その中にアステカアリが住んでいて、食べ物と住居の両方をセクロピアは与えてるんだって。

それでもって、そのお返しに、アステカアリは、セクロピアを食べるほかのアリや、哺乳類を追っ払うのだそうです。

うーーん。アリもセクロピアも意思を持ってるみたいだねぇ。自然の底力、あなどれません!

資料:朝日百科「植物の世界」 P8-138

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2006年1月10日 (火)

ポンポンの木

Cerbera odollam

cerbera_odollam1s キョウチクトウ科 Apocynaceae (キク亜綱 リンドウ目)

原産地:インド~太平洋

Common name: Buta Buta , Pong Pong Tree , Reva , Yellow -Eyed Cerbera , ケルベラ、ポンポンの木、ミフクラギ

お花の直径は8cmくらいかな?きれいな白いお花がたくさん咲いています。

cerbera_odollam2sよく見る木は公園に植えられているので、5m~10mくらいでしょうか?それほど大きくなる木には見えません。

お花が終わると、ポンポンという名前がぴったりのグレープフルーツくらいの大きさの緑の実がいっぱいなります。白いキョウチクトウみたいなお花が咲いていて、グレープフルーツみたいな実がなっていたら「ポンポン?」と思ってみてください。緑の実は赤緑、黒と変化して自然に落ちます。

cerbera_odollam4s木の下を見ると写真のようなクリスマスツリーの飾りみたいなのが落ちているのを見つけることができます。これは実の表面の部分が腐ってなくなったもの。そして、このような状態になるとすぐには腐らないようです。

グレープフルーツの重さを想像しながら、実を持ってみると、拍子抜けするくらいに軽い! 

じつはポンポンの木は自然の環境では、マングローブ林の後ろの水辺に生えていて、この実が水に落ちて水に浮かんで遠くまで運ばれていくのだそう。だからパシリスパークなどでも見られます。原産地がインド~太平洋までと広いのもこのせいなんですねぇ。

cerbera_odollam3sョウチクトウの木は有毒だから気をつけて…というのは皆さんよくご存知のことだと思うんだけど、ポンポンも例に漏れず「有毒」で危険です。しかも実だけでなくて、葉や枝も有毒だから安易に近づいたり、触らないのが賢いかも。

種はねずみを毒殺するのに使われたり、魚毒としても使われてきたそうです。ほら、怖いでしょ?

写真にある表面の皮がとれた繊維質の実は、金色や銀色のスプレーがほどこされて、クリスマスの飾りやドライフラワーの飾りとして売られているのをよく見ます。日本ではこの実から発芽したものを鉢植えとして売られているようです。形がちょっと面白いもんね。

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」 P330

   「フォートカニング植物散歩」シンガポール日本人会自然友の会 P41

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2005年12月22日 (木)

白花のベニノキ

Bixa sp.

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ベニノキ科 Bixaceae ( ビワモドキ亜綱 スミレ目)

原産地:資料がないのでわからないけど、ベニノキと同じ中南米あたりかなあ

Common Name: ??

ちょっと前に紹介したベニノキの白花。シンガポール植物園のエコガーデンのトイレの近くに植えられています。ちょっと前まではピンクの花で赤い実がなるベニノキしかなかったんだけど、先日エコガーデンを歩いたら、白花の若木がベニノキの横に植えられていました。

木の感じはそっくりだけど、花の色と、実の形や色が違います。調べてみたけど、資料は全く皆無。何にもわかりません。知ってる人がいたら教えてね。

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2005年12月14日 (水)

ベニノキ

Bixa orellana

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ベニノキ科 Bixaceae ( ビワモドキ亜綱 スミレ目)

原産地:中南米一帯、カリブ諸島、メキシコの一部

Common Name: Anatto, Kesumba, Lipstick Tree, ベニノキ、アチオテ

bixa_orellana3s

シンガポール植物園のエコガーデンアリアにある低木。3m~5mくらいになるのではないかなと思います。

上の写真のようなピンクの花(10cmくらい)が咲いた後に、左の写真のような赤い実がなります。

赤い実が熟れて縦に裂けてはじめると小さな5~6mmの赤い粒々が出てきます。赤い部分はタネを覆ってるもので触ると手に赤い色がつきます。

bixa_orellana8s

この赤い部分は、オレンジや黄色の顔料の原料になります。

種をつぶして水につけ、水分を蒸発させると色鮮やかなペーストができるのだそうで、このペーストは南米から北米やヨーロッパへ輸出され、マーガリンやチーズ、ポップコーンなどの食材の天然着色料として、またサフランの代わりに使われることもあるそうです。繊維の天然着色料やペンキ、化粧品などに使われることもあるそうです。

シンガポールに来るまで知らない植物だったけど、知らず知らず、私達の生活とかかわりがある植物もたくさんあるんですねー。

資料:「1001 Garde Plants in Singapore」 National Parks' Publication P71

http://www.amazon-herb.com/plant/plant_achiote.html

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2005年12月 4日 (日)

あり植物 マカランガ

Macranga triloba

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トウダイグサ科 Euphorbiaceae (バラ亜綱 トウダイグサ目)

原産地:インドシナ、西マレシア

Common Name: Common Mahang

マカランガは属の名前。地元ではコモンマハンと呼ぶのが普通のようです。

熱帯雨林の中は生存競争が激しくて―栄養分の争奪戦のための―あの手この手を考えて進化してきているところが、すごく面白いんだけど、これもその代表選手の一つ。

アリ植物という言葉を聞いたことがありますか?

ブキティマやマクリッチなどの、森の少し明るいところによく生えているこの植物は、私達にとっては「あり植物」の代表選手です。茎についている黒い輪が目印です。

macranga_triloba2s

左の写真を見てみて。小さなアリがマカランガの茎にたむろしているでしょう?

このアリ(学名 Crematogaster borneensis)はこの茎の中にがあります。茎に小さな穴(このありだけが通れるような大きさの)が開いていてそこから出入りするのです。

アリはこの巣の中で子どもを育て住むだけでなく、アリマキを育てそれらが出す甘い汁をエサにします。つまり栽培をしているというわけ。スゴイネーーー!

マカランガは写真にも写っている黒い輪みたいなところに栄養分をためて、アリに提供もしています。

ここまで書くとアリばっかりいい思いをしているようですが、マカランガもその見返りをアリから受けています。

例えば、茎の中でアリやアリマキが死ぬとその死骸がマカランガの栄養分になります

また、生存競争の激しい森の中で、つる植物などがマカランガに絡みついてきたりすると、アリがこれを噛み切って、マカランガを守り、マカランガの美味しそうな葉を食べに昆虫などがやってくると、その昆虫を撃退するのだそうです

こういった持ちつ持たれつの関係を 「共生関係」 と言い、このようにアリに住まいを供給して共生関係を持っている植物のことを 「アリ植物」 と言います。トウダイグサ科だけでなくて色々な科にアリ植物はあります。特に厳しい環境に置かれている植物に多いです。

マカランガは1.5mくらいの高さのものをよく見かけますが、3~5mくらいの高さになって、花や実をつけているのも、たまに目にすることがあります。

マカランガの仲間の種類は他にもいくつかあって、これらもよく森の中で見かけますが、全部が「アリ植物」というわけではありません。

資料:「A Guide To The Bukit Timah Nature Reserve」 P74

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2005年12月 1日 (木)

ンガンボ

Mejidea zangubarica

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ムクロジ科 Sapindacsae (バラ亜綱 ムクロジ目)

原産地:熱帯アフリカ

Common Name: ンガンボ、 Ngambo

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クレメンティ―の日本人小学校の子ども達ならよく知っている(学校の隣にあるからね)「クレメンティーウッズ」という公園は、憩いの公園としてはけっこう○。銀座プラザの隣にあるので、銀座プラザのパン屋でローカルっぽいパンを購入し、ここでパンをほうばりながらちょっと休憩…なんて過ごし方も休日の過ごし方としてはいいんじゃないかな?と思ってる。ちなみに日本人中学校からは歩いて20分ほど。私は中学での行事の後、ちょっと歩いてパンを食べて休憩、そのあとバスで帰るなんてこともやってる。(暑い中、物好きな…なんてお母さん仲間からは呆れられそうだ…)

で、そのクレメンティーウッズの銀座プラザよりにたくさん植えてあるのがこの「ウガンボ」。なんと言っても、実が可愛い。内側が赤いさや(?)の中から黒い種が6つ顔を覗かせている。この黒い種が白い細かい毛で覆われていてベルベットみたいな手触りなのだ。大きさはちょうと黒豆くらい(乾燥マメの方)。

mejidea_zangubarica8s

花は5枚のガクの上にオレンジ色の4枚の花びら。他の届かないところで咲いていて確認ができないけれど、本当は5枚あるのか、ないのか? でもどれを見ても4枚しかついていなくて、おまけに片側半分に偏ってついてる。…こういう形の花なのかなあ?

公園の木はだいたい3mから5mくらいの高さ。

2005.11.18 クレメンティーウッズにて撮影。

資料:「Singapore Botanic Gardens」シンガポール日本人会 自然友の会 P49

 

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2005年11月29日 (火)

コンペイトウの木

Mallotus paniculatus

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トウダイグサ科 Euphorbiaceae (バラ亜綱 トウダイグサ目)

原産地:中国南部~マレシア~オーストラリア北部、石垣島、西表島

Common Name: Balek Angin, Turn-in-the-Wind,ウラジロアカメガシワ

良い写真じゃなくてごめんなさい。実際は直径1cmもないトゲトゲの実。まるでコンペイトウみたいなんです。日本名がない、でもよく森の端っこなどで見かけるこの木のことを私たちは「コンペイトウの木」と呼んでいます。

mallotus_paniculatus8s

これはつぼみと花の写真。とても小さな目立たないパフ状の白い花が咲きます。

mallotus_paniculatus10s

葉の裏は白い色をしていて、風で揺れると、白と緑のコントラストが目に入ります。そのため英名はTurn-in-the-Wind。本当に目立たない木だけど、こう呼ぶとちょっとおしゃれな感じですよね

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2005年11月27日 (日)

ノニジュースの木

Morinda citrifolia

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アカネ科 Rubiaceae ( キク亜綱 アカネ目)

原産地: オーストラリア クイーンズランドあたり (ここから海にのってインドを経て太平洋各地へ広がった??今では東南アジア一帯で見られるそうです)

Common Name: Noni , Awl Tree, Brimstone, Indian Mulberry, Morinda,  ノニ、 モリンダ

morinda_citrifolia2s

はっきり言って異様な姿の果実です。最初見たときは「何だこれ?」って思いました。健康食品として最近よく話題にのぼっている「ノニ」の木と知ったのはだいぶ後になってからでした。

面白いのは実だけじゃありません。花のつき方も面白い!白い直径1cmくらいの花なんだけど、小さな変な塊があって、そこにもじゃっと付きます。だけどいっぺんに咲いているのは数輪。で、花の根元の細胞みたいなのがそれぞれ大きくなって、ノニの実になるわけです。

実はどの本を見ても「まずい」と書いてあります。インドネシアでは塩をかけて食べるんだって。ジャワでは若い葉は野菜として食べるそうです。

木の根の皮は染料に使うそうです。バティックの赤はノニから取るんだって。知らなかった。そう言えば「アカネ科」だ。日本のアカネ(赤根)と同じだねぇ。

この植物は伝統的な薬として使われてきました。根や葉やフルーツ、色々な場所が、色々な用途の薬として使われてきたようです。最近、売られている「ノニジュース」はフルーツを使った健康食品で、ノニはポリネシアでのこの植物の呼び名なのだそうです。

資料:「Tropical Trees and Shrubs」 P317

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2005年11月23日 (水)

甘い香りのスイメイ

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Wrightia religiosa

キョウチクトウ科 Apocynaceae (キク亜綱 リンドウ目)

原産地:タイ~マレーシア

Common Name : Wild Water Plum, Water Jasmine ,スイメイ

厚ぼったい葉が多い熱帯の植物の中で薄手の葉を持つこの木は、公園の中でも涼しげな感じを与えてくれてふと振り返ってしまいます。この植物の特徴はとにかくお花の香りがよいこwrightia_religiosa2s。花は1.5cmくらいかな?下向きに咲くのでちょっと日本のエゴノキを思い出させてくれます。

キョウチクトウ科の植物なので、実が二つ対でなるのも面白いです。

こちらでは盆栽の材料の木としてよく使われているようです。英語のサイトでは盆栽材料としての記述が多く見つかりました。

日本語のサイトで探すとお花の写真はみんな八重。どっちも同じ種類だけど、八重のは挿し木でしか増やせないということなので、突然変異かなんかなのでしょう。八重の方が見栄えがいいので、鉢植えとして売られているんでしょうね。でも私は一重の清楚な感じがとーっても好きです。

ウビン島で撮影。でもシンガポールの公園のあちこちによく植えられています。

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2005年11月21日 (月)

ミッキーマウスの木

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Ochna serrulata

オクナ科  Ochnaceae (ビワモドキ亜綱 ツバキ目)

原産地:南アフリカ原産

Common Name : Mickey Mouse Plant, オクナ、ミッキーマウスの木

上の写真では緑色の実の部分が最終的には黒くなる。そうするとミッキーの耳みたいに見える…かな?ともあれ、魅力的なネーミングで日本で鉢植えでも人気があったと記憶しています。花も実も楽しめるオトクな低木。

オクナ科はブラジルなど南アメリカを中心に、世界の熱帯に約40属600種もあるのだそう。多くは木本で有用高木も多いと「観葉植物」に書いてありましたが、これ以外のオクナ科、私はまだ出会っていません。日本でも身近なオクナ科の植物を知っていたら教えてね。

写真はウビン島の民家の前で撮影。

資料:「観葉植物」山と渓谷社 P334 

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2005年11月20日 (日)

ホワイトリーフドフィグ

ficus_grossularioides1s Ficus grossularioides

クワ科 Moraceae (マンサク亜綱 イラクサ目)

Common Name : White-leafed Fig

原産地:シンガポール近辺の二次林

ウビン島で撮った写真ですが、ウビン島でなくても森に行けば見られます。イチジクの仲間です。

二次林の端のそこそこ明るい場所で黄色の実をつけていて、葉を裏返すと白い低木を見つけたらこれ。目につくのは黄色だけど、熟すと赤くなるらしい。本には赤く熟した実の写真が載っていました。

葉は色々な形をしていて面白い。ぎざぎざのついているもの、まったくないもの。色々あります。

資料:A Guide to the Fabulous Ficus of Singapore P86-87

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2005年11月15日 (火)

カスタードアップル

annona_squamosa1s Annona squamosa

バンレイシ科 Annonaceae (モクレン亜綱 モクレン目)

Common Name: Custard apple, Sweetsop, Suger Apple, カスタードアップル、 シャカトウ(釈迦頭)

原産地: 南アメリカ

高さ5mくらいになるので、低木とすべきか高木とすべきか変なところで迷ってしまったけど、熱帯の高木の大きさは半端じゃないので、あえて低木としてみました。

これはウビン島の民家の周りにあったフルーツの木の中にカスタードアップルがあったので撮った写真ですが、私がカスタードアップルをはじめて食べたのはオーストラリアのケアンズでのことでした。見た目の不気味さからは想像できない甘ーいフルーツ。シンガポールでも実の季節になるとローカルのスーパーではよく見かけるようです。

熱帯のフルーツの代表種の1つだけど、汁気が多くて傷つきやすいために「輸送が難しく、なかなか輸出ができない!」とのことで、食べるなら現地で!というフルーツなのだそうです。そう言えば、マンゴスチンとかは日本でも見かけたことがあるけど、カスタードアップルは見たことない気がする…。

日本名の「釈迦頭」はフルーツの形を見ればわかるよね。まんまや…。

資料:朝日百科 植物の世界 9-102

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2005年11月14日 (月)

パパイアのお花

caria_papaya2s Carica papaya

パパイア科 Caricaceae ( ビワモドキ亜綱 スミレ目 )  

原産地 熱帯~亜熱帯アメリカ

パパイアという果物の名前は誰でも知っているけれど、パパイアの木を見たことがある人はあんまりいないんじゃないかなー。ましてやお花なんて!

パパイアの木…木と言ってもせいぜい3mくらいだから草というか低木と言うか悩んでしまうのだけど、そんな感じのものなんです。マンゴーはれっきとした木なので、パパイアも同じ感じかと思っていたから最初に見たときは本当にビックリしました。

 

caria_papaya3s 

雄と雌の木は別々でお花の様子も違います。1枚目.2枚目の写真は雄木の花の様子。ペンダントみたいにぶら下がっていてすっごく可愛かったよー!

シンガポール ウビン島にて。2005.11.8撮影。

caria_papaya1s

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2005年11月 3日 (木)

ジャイアントミルクウィード

calotropis_gigantea1Calotropis gigantea 

ガガイモ科 (キク亜綱 リンドウ目)

Commom name: Crown Flower,  Giant Milkweed, Ivory Plant

原産地: インド、インドネシア

これもアレキサンドラホスピタルで撮影。

花の造詣がよく見るとまるで作り物のようで、自然のものではないように見える。日本で切花によく使われる「ブルースター オキシペタラム」も同じガガイモ科で、花の形がよく似ていることに気がついて面白いなあと思った。個人のお庭や公園によく植えられています!

ジャイアントミルクウィードのミルクウィードは「トウワタ(唐綿)」のこと。種子にくっついた白い毛からついたのかな?

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