カテゴリー「Ba:熱帯植物事典(高木) Trees」の記事

2008年6月 5日 (木)

カポックツリー

Ceiba pentandra

1_99

(miyomamaさんがお花の写真を送ってくださったので、以前書いた記事の修正版で再アップしました)

シンガポール植物園のバンドスタンドとレインフォレストエリアの間に、カポックの木はあります。

板根がとても大きくて、それはそれは見事。子どもだったらすっぽり入ってしまうくらい。これで樹齢が100年足らずだと植物園の人は言っていたのにはビックリ。   

3_77

大きな木なので2006年の年末にお花がいっぱい咲いて落ちているのは見られたんだけど、花序の様子などがよくわからないままになっていました。

先日miyomamaさんが「ホルタム・ホール近くのカポックは
枝が低く出ていて、目の前にお花が見えました。(2007・4・21)よかったら使ってください。
」なーんて素敵な写真を送ってくださったので、以前紹介したページをリニューアルしての紹介です。

花序の様子。まとまって枝にくっついてるんですねー。なんだかすごい数!下の3枚の写真はmiyomamaさんが提供してくれました!

17

1516

こちらは運良くそのままの形で落ちていたお花。7_32

普通ね。日本のサクラとかだったら、お花が咲いててきれい!って思うでしょ。でも、カポックの場合は木が大きいから、お花の咲いている枝が遠くて、普通は花が咲いているのがよく見えない(涙!) 

だから木の下に落ちていた花殻で、「ああ、花が咲いているんだなあー」って気付かされるんです。 

木の下はこんな風景。花殻の量が多くて、2006年にTOMがお花に出会ったときは、靴の底がベタベタになってしまいました。                                    

4_5711_15

落ちていた花殻はほとんどがこんな感じ。12_12

中にはこんなつぼみも…。ガクはカップ状になっています。

花が

2_94

終わると長さが10~15cmくらいのラグビーボールのような実がなります。熟すと割れて中から白い綿毛が出てきます。

14

左の写真もmiyomamaさんが昔提供してくれた写真。タネが整然と綿の中に並んでいる様子がよくわかりますよね。

下の写真は木の上で、ふわふわの綿毛が飛び出してきているところ。

6_46

9_21

綿毛が飛ぶようになると、まるでボタン雪が降っているかのような風景を見る事ができます。

拾ってみたら、1つの綿毛の塊の中に、黒い種が1つずつくるまれていました。なるほどー。こうやってタネを飛ばすのがカポックちゃんの戦術なのねー。

このワタ。パンヤとして使われたり、水をはじく性質を持っているので、救命胴衣などに使われたりしているそうです。

自然友の会の友人たちにはこれを拾い集めて色々作っている人たちもいましたよ。子供と一緒に拾い集めてマスコットなんかを作るのも、シンガポールの思い出作りの1つとしては素敵なんじゃないかな。

綿を作ってくれる植物は綿花だけじゃなくて色々あるって事をカポックはTOMに教えてくれました。ほんとに植物は面白い!!

下に落ちている綿にはこんな虫がよくいます。

8_28

若い時の幹にはこんな棘があるのも特徴のひとつ。5_57

葉っぱはこんなふう。

シンガポール植物園のバンドスタンドのカポックの板根はとにかく記念写真スポットには最高!

ぜひ一度は撮って、シンガポールの記念にしてくださいね!

13_9

キワタ科 Bombacaceae

原産地:熱帯アメリカ、熱帯西アフリカ

Common name: Cotton Tree , Kapok Tree , White Silk Cotton Tree ,カポック、 シロキワタ

資料:「Tropical Trees And Shurubs」Wee Yeow Chin P337

「熱帯植物要覧」 P298

ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

熱帯植物図鑑 (目次…時々更新中)

| | コメント (14)

2007年7月17日 (火)

カシュアリーナの仲間-2

シンガポール植物園国立ラン園のクールハウス入り口の右側に何本かカシュアリーナの木があります。空中回廊のようになっているところなので、時々カシュアリーナちゃんの花が見られます。

しかーし。これがモクマオウ科なのは確かなのだけど、1001に載っていた

Casuarina equisetifolia、Casuarina junghuhnina、

Gymnostoma nobile、Gymnostoma rumphianum、Gymnostoma sumatrana

のどれに当たるのか今手もとにある写真では全然判断がつきません。

1_157

まずは全体の様子。

もうちょっと寄ってみます。

2_145

7_56

3枚目は若い実の写真。

3_118

花は小さくて気をつけていないと花かどうかも気が付きません。

5_93

長いほうで8mmくらいってところか。

4_97

拡大して写真を撮ったら、こんな花びらみたいなのが出ていました。さぁて。これは何でしょう?

実がなっていたから雌花の花序のように思えますが…。

    6_72

「植物の世界」にあった説明はこんなん。

とても退化した風媒花雄花の花序は尾状の穂状花序

雌花の花序は小型の球状または卵形の頭状花序をつける。

雄花は、開花時には脱落する1または2枚の帽子状の鱗片状花被片と、単一のオシベ(葯は底着する)からなる。

雌花は、花被も分化した花床もなく、合着して子房を形成するたった2枚の心皮(そのうち1枚しか発達しない)と、基部に翼のある花柱からなる。

ごめん。説明してることがよくわからない。

どなたか教えてください(涙…)。

モクマオウ科 Casuarinaceae

カシュアリーナの仲間-1

モクマオウ科

資料:「朝日新聞社 植物の世界」 P8-66

ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

熱帯植物図鑑 (目次…時々更新中)

| | コメント (0)

2007年7月10日 (火)

カシュアリーナの仲間-1

Gymnostoma nobile

シンガポール植物園のタングリンゲートを入っていって、スワンレイクの手前右側の芝生の中にこの子は何本かかたまって植えられています。

6_70

←怖い顔

最初は単純に「カシュアリーナちゃんの大きい子で怖い顔の奴」と呼んでいて名前も気にしていなかったのですが、ふと見たら属名がGymnostoma でカシュアリーナじゃなかった。

あれ?いや確かカシュアリーナだった筈…と思って樹名札を見ていったら、古い札では確かにカシュアリーナになってました。

かつてはモクマオウ科は1属と考えられていたけど、後で4属に分けられた…と「植物の世界」にはあったので、「なるほど、新しい名札はこの考えに合わせて新しい呼び名にしたのね」と納得。

イーストコーストパークあたりで拾うカシュアリーナちゃんのは直径1.5~2cmくらいの小さなものだけど、この子は大きい。3~4cmくらいはあるかな。

1_155全体の感じはこんな感じ。

葉っぱが細くてふわふわって感じでしょ。

カシュアリーナの名はヒクイドリ「Casuarius casuariusから付いたというのが、このふわふわ感から納得できます。

実際のところどんな感じの葉っぱかと言うと、下のような感じです。

2_143

拡大。

スギナのような葉っぱで節があって引っ張ると節のところでぷちっと切れます。

10_30

今まで葉っぱと書いてきましたが、じつは葉っぱかなんだか分からない部分は小枝の部分。節のところにあるギザギザが葉っぱです。

これが昨日書いたモクマオウ科の特徴の1つ「のある独特の細い小枝をもち、小枝の節ごとの先端に輪生する鱗片状に退化した葉身がある。」という文の意味。

新しい小枝はこの節の部分からこんなふうに伸びていきます。

4_95

3_116

節のところでぷっつんって切って葉っぱを映したのがコレ。

葉っぱが鱗片状輪生して4枚あります。

じつはこの「輪生した葉っぱが何枚あるか」が属を分ける特徴の1つ。

モクマオウ科4属のうち、この子が属するGymnostoma(ギムノストマ属)とCeuthostoma(ケウトストマ属)は、この葉っぱが常に4枚。

あと2つの属は、カスアリナ属で5~20枚、モクマオウ属では4~15枚となるんだそうだ。

ほぉーーーーーーーーーー。

花ですが、この子では花は観察できた機会がなかったのでパス。

は木にくっついている時はこんな感じ。ほらほら松かさみたいでしょお!

5_91

6_69

落ちてるのはこんな感じ。で、怖い顔してるわけ(笑)

7_52

11_21 9_35

さて長い間避けて通っていた疑問。

タネはどこ?

多分、ここに入っていたんだと思うんだよ。ね、口が開いてるでしょ。

どんなタネだろう?

7_53

考え始めたら気になって仕方がなくなって、手もとにあった、実を調べ始めてしまった。

あったー!コレ?????

ぱかっと開いた口の中に薄い何かがあります。

8_48

中身はこんなんでした。これがタネかな?

ごめん。楊枝でつついたらちょっと崩れてしまった…。

長いほうで5mmくらいしかない小さなものです。

「植物の世界」のモクマオウ科のところには「雌花序は成熟すると、いくぶん木質化した、球果状の複合果となる。果実は1個の種子のように見える偏平な翼果で、成熟すると光沢を持つ」と書いてありました。

翼果…当てはまるよ。これって果実にあたるんだー。はぁーなるほど。難しいわぁ。

私たちがこの怖い顔を拾うときには、この翼果は既にほとんど風か何かで飛んでいってしまった後で、翼果に気が付いたことは今までありませんでした。

この子は植物園にいる実が大きな子ですが、イーストコーストパークで見かけるカシュアリーナちゃんの実はもっと小さいので、翼果ももっと小さいのでしょう。ほんの2mmとかそんなものかもしれません。

うー。そんなんじゃ、絶対に見つけられないよォォーーー(涙)

モクマオウ科についての記事も読んでね。コチラ。

資料:「朝日新聞社 植物の世界」 P8-66

ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

熱帯植物図鑑 (目次…時々更新中)

| | コメント (0)

2007年7月 9日 (月)

モクマオウ科

モクマオウ科 Casuarinaceae

シンガポールに行って間もなく やたらと背の高い針葉樹みたいな木に気がつきました。どのくらいだろう?30m以上は優にあるだろうと思います。

3_115

街路樹になっていたり、イーストコーストパークにもいっぱいあったり。

下にはこんな実が落ちてる。

1_154

やっぱ針葉樹だーって普通思いません?

衝撃だったのはこれが針葉樹でも裸子植物でもなくて、れっきとした被子植物、それも双子葉…だったこと。ま、ものごとをよく見ることもせずに印象でしか植物を見たことがなかったTOMですから、その程度の知識しかなかったのよ…(号泣!)

見てよこの葉っぱ。針葉樹に見えるじゃん。そう思わん???

4_94

調べてみるとモクマオウ科のカシュアリーナって植物らしい。

カシュアリーナぁ?

なんだか、無骨な姿に似合わずカワユイ名前だわね。エカテリーナとか、女の人の名前みたい…。

先日、「マオウ」をアップしました。そのときに、「モクマオウ(木麻黄)があるからには木でないマオウ(麻黄)があるに違いないと思っていた…」って書いたでしょ。そのモクマオウがこの子です。

マオウとモクマオウ…何が似てるって、葉っぱが似ています。どっちもトクサみたい。左がマオウ、右がカシュアリーナ。太さは、マオウの方が太めです。でもスギナみたいに節がある様子とかよく似ているでしょう?

41jpg

5_90

でもよく似ているけど、マオウは裸子植物、モクマオウは被子植物、おまけにトクサはシダ植物で種子植物ですらない…!!!

進化の流れの中では全く違う段階にあるこういった別々の植物達が、期せずして同じ様な形で同時代に出現する…生命の不思議さを感じます。面白いなあ。

で、2枚目の写真にあるように、カシュアリーナと言っても、見た目は同じ様に見えるけど、実が何種類かある。どうも種類が何種類かあるらしい。何がどう違うんだろうと思って、モクマオウ科について調べたのが今日の御題。(アー、長かった…)

資料「植物の世界 P8-66」に書いてあったことを羅列していきます。

モクマオウ科にはクロンキストの分類では4属96種

ギムノストマ属 Gymnostoma

ケウトストマ属 Ceuthostoma

カスアリナ属  Casuarina   15種

モクマオウ属  Allocasuarina   58種

葉や花が見かけ上とても単純なので、かつては原始的な科と考えられていましたが、今では ある程度進化したものが二次的に退化したもの だとされているそうです。

モクマオウ科は、雌雄異株、または同種の、高木または低木。

節のある独特の細い小枝をもち、小枝の節ごとの先端に輪生する葉身がある。

    …つくしの袴みたいな部分が葉っぱって事だね。上の写真で確かめられる???

とても退化した風媒花雄花の花序は尾状の穂状花序雌花の花序は小型の球状または卵形の頭状花序をつける。

    …よくわからないので明日以降に写真で見てみます。

「1001 Garden Plants in Singapore 2nd Edition 」に載っているモクマオウ科は下記の5種類。色々写真は撮ってきたけど、正直言ってどれがどれに当たるのかわかりません。Gymnostoma nobileだけ樹名札があって分かったので、明日にでもアップの予定。

Casuarina equisetifolia

Casuarina junghuhnina

Gymnostoma nobile

Gymnostoma rumphianum

Gymnostoma sumatrana

最後に。街中や公園でこんな風にピンクに染まったカシュアリーナを見かけることが何回かありました。

2_142

ピンク色の正体はブーゲンビリア。カシュアリーナに添うように植えられて、棘でさっさか這い上がって、こんな風景。

植栽プランナーの仕掛けなんでしょうが、こんなアイディアも面白いですね。

細かい写真は明日以降に…。

資料:「朝日新聞社 植物の世界」 P8-66

ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

熱帯植物図鑑 (目次…時々更新中)

| | コメント (0)

2007年1月29日 (月)

ナムナムの実

Cynometra cauliflora

先日ご紹介したナムナムちゃん。ブログを見たmiyomamaさんがメールで実の写真を添付して送ってくれました。miyomamaさん、ありがとう!!!

5_70

6_52

花はこんなの。すっごく小さいです。(前のブログを見てくださいね)

お花が受粉するとこーんな実がなるようです。下の写真2枚はmiyomamaさんが添付して送ってくださったものです。

「熱帯植物要覧」には「豆果は多肉、半円形、果点分布(これってどういう意味?)。長さ、5~8cm、幅3~5cm、厚2~3cm、果表に皺、果点分布(これってどういう意味?)。種子大、1個。半球形。果肉は白、多酸、寡汁、渋味。果を生食、調理、加工。」と書いてありました。

うーーーん。これを食べるんだ…。

9_27 8_38

ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

熱帯植物図鑑 (目次…時々更新中)

| | コメント (0)

2007年1月24日 (水)

ナムナム

Cynometra cauliflora

1_112

シンガポール植物園の新しくオープンしたエリアで見つけたナムナムノキ。名前が面白いよね。

Common name: Nam-nam, ナムナム ノキ

マメ科 Leguminosae

原産地:インドネシア・スラウェシ島、熱帯アジア

3_86

マメ科で幹生花・果。

幹に直接花や実がなってるんだけど、なんだかきれいでないのだ。ぐちゃぐちゃって感じ。

おまけに何か強力関係にあるんだろうけど、小さめのアリがそれはそれはいっぱい。近寄る時はちょっと注意が必要です。

4_65

5_66

「熱帯植物要覧」には「豆果は多肉、半円形、果点分布(これってどういう意味?)。長さ、5~8cm、幅3~5cm、厚2~3cm、果表に皺、果点分布(これってどういう意味?)。種子大、1個。半球形。果肉は白、多酸、寡汁、渋味。果を生食、調理、加工。」と書いてありました。へぇー、食べるんだ。見たときには小さな豆の赤ちゃんしかいなかったけど、本当はけっこう大きくなるんだね。

6_52

お花はわずか1cm足らず。小さいです。かわいいです…。

Cynometra属にはお仲間にCynometra malaccensisという子がいます。この子のコモンネームは「カトンカトン」。カトンラクサで有名なカトンの町(シンガポールの中にあります)の名前の下になったと聞いたような聞かないような…。本当かな??誰かしらない?はっきりしたこと。

    2_106

葉っぱはこんなん。2枚一組の複葉。長さが8cmくらい。新葉は下の写真のようにピンク色をして下向きに下がって出てきます。かわいいよ!

資料:  「熱帯植物要覧」P168

7_38

ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

熱帯植物図鑑 (目次…時々更新中)

| | コメント (2)

2007年1月 6日 (土)

マレーゲール

Myrica esculenta

マレーゲールってヤマモモのことなんだよー。」って言葉が何年も耳に残っていました。

ヤマモモ(Myrica rubra)はTOMが公共造園のお仕事をしていた時代に慣れ親しんでいた植物で、公園などの設計でよく使っていました。赤いボンボンみたいな実がかわいくて、1回食べてみたいなと思いつつ、日本の公園に植えられているヤマモモは薬剤散布されているためにためらって、結局1回も口にしていなかった木です。

そんなこともあって、シンガポールのヤマモモってどんなんだろう?ってずーっと気になっていました。

TOMの周囲の人たちは、みんなよく知っているマレーゲールちゃんだったんですが、何故か縁のない植物はあるもので、ずっと出会えなかったのがこの子。先日マレーゲールちゃんに会いたくて、クレメンティウッズパークに出かけて、ようやくかわいい赤い実に出会えました。

12_13

5_58

「Illustrated Guide to Tropical Plants」で、渡辺先生は「高木、果は赤く熟し食用、日本のヤマモモとほとんど同じ。同一種かもしれない。」と書いておられましたが、TOMのイメージの中にあったヤマモモよりは実がずーっと小型で目立たないもので、「なんか違う」というのが正直な感想。

左のが実なんだけど、直径8mmくらい。「日本の樹木」でヤママモモを調べてみたら、日本のは直径が10~20mmと書いてあったので、私が覚えているのは実が大型の園芸品種かなんかなんだろうか?

大きさのことをのぞけば、マレーゲールちゃん、可愛かったです。でしょ?ノイチゴみたい!

お花はどんなんでしょう?

探してみました。

こんなんあったんですけど、花序みたいに見えるけど、うーーーん。

6_477_33

花序みたいに見えるもの。花みたいに見える小さな突起はわずかに1mmかそこらです。

拡大。

う。なんか2本出てる。もしかしてこれでお花???

8_29

「前はもっと派手な花が咲いていたよ」との言葉があったので、ますます???のTOM。コーナー先生の本なら何かヒントがあるかな?と思って家に帰って探してみました。

あった。

ヤマモモちゃん、雌雄異株。これは雌花でした。日本のヤマモモの雌花のメシベは赤っぽいけど、マレーのはこんな風に緑色をしているようです。こんな目立たない色をして、どうやって花粉が運ばれるんでしょう?

PCをよく探してみたら、雄花の写真がちゃんと撮って保存してありました。先日セントーサ島に行ったときに出会ったマレーゲールちゃんです。でもこのときは赤い実に出会えなくてぐっすんって思っていたのでした。なるほど、雄株だったから、実がなかったんですね。      

10_19

11_16

いわゆる、無花被花のたぐいで、花びらとかないタイプの雄花と雌花。日本のヤマモモの雄花はホウの中にオシベが5~8本入っているそうです。

コーナー先生は「マレーゲールの雄花は触ると花粉の雲ができる」と書いています。「風媒花に違いないだろう」とも書いています。

虫や鳥に運んでもらう必要がないから、こんな目立たないお花をしているんですねぇ。

3_78

コーナー先生の本には幼木の葉っぱは全然違う形をしていると書いてあって、写真を探してみたら、「あ、私、ちゃんと撮ってるよ」と幼木の葉っぱの写真もPCの中に発見。

幼木の葉はこんなふうに切れ込みが入っています。もっと極端に切れ込みがはいっているのもあるらしいです。

4_58

1_101

成木の葉っぱはこんなん。ずーっと小さいです。

2_95

全体はこんな感じ。高さは13mくらいになる高木。

マレー半島やマラヤ南部ではよく見られる植物。海岸沿いの砂地などに生えます。シンガポールでは二次林でよく見られるのだそう。

ヤマモモ科 Myricaceae

原産地:マラヤ南部、マレー半島、シンガポール

Common name: Malay Gale , Telur Chichak , マレーゲール

資料:「Illustrated Guide to Tropical Plants」P13

「Wayside Trees of Malaya」Corner P559

ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

熱帯植物図鑑 (目次…時々更新中)

| | コメント (0)

2006年12月29日 (金)

タケの花

ウビン島をチェックジャワ方面に歩いていて見つけた変なもの。

「TOMちゃん、これってタケの花??」

「え、タケの花事体どんなんものか知らないから、わからないよー!!」

1_97

タケから下がるペンダントのようなもの。これ何だ?って思うでしょ??

2_92

タケの種類もよくわかりません。確実なのはバンブーの仲間だということだけ。葉っぱはこんなのでした。

.

.

下がっていたペンダントのようなのは下の写真のようなものでした。

3_75

タケノコの赤ちゃんのようなものが放射状にくっついていて、結構カワイイ。お星様みたいですね。

4_56

剥いてみれば花か葉っぱの赤ちゃんははっきりするかな?と思って剥いてみました。

タケノコの赤ちゃんみたいなのは大きさはばらつきはありますが、長さ1cmくらいかな。

 

5_56

何枚か剥いだあとに出てきたのはこんなもの。メシベ????オシベ????7_31

さらに何枚か剥がします。透明なベールに隠れた何かが中に見えます。ベールは2つ。

8_27

これをさらに剥ぐとこんな感じ。

すみません。これらってなんでしょう?

花なんだろうということは確実だと思うけど、それ以上のことがわかりません。どなたかご存知の方がいたら教えてくださーい!!!9_20

ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

熱帯植物図鑑 (目次…時々更新中)

| | コメント (0)

2006年11月25日 (土)

レインツリー

Samanea saman

Synonym : Enterolobium saman , Mimosa saman , Pithecellobium saman

シンガポールの街路樹で多いのはこの子です。チャンギ空港からECPを通ってシティエリアに向かう時には、大きな樹冠を広げた街路樹が日陰を作ってくれています。日本の街路樹の常識からすると、とても大きくて、「これはなんだろう?」って思うのですが、この子。

1_75

じつは「この~木何の木気になる木~」と日立のコマーシャルで使われている木は、このレインツリーちゃん。

日立の樹オンラインというサイトでは、歴代のCMを見る事ができます。現在は9代目のCM、第2代でレインツリーちゃんは初登場、3~5代目はなんと別の樹で、6代目以降がレインツリーに定着しています。撮影場所はハワイのオアフ島。地元では何の変哲もないのに、日本人旅行者が行きたがる不思議な樹として有名らしいです。(笑)ハワイではモンキーポッドと呼ばれています。

このサイトでコマーシャルをあらためて見ていただくと、レインツリーがどんなに大きくなる木か想像が出来ると思います。大きくなると言っても樹高は30mくらい、横に枝葉が広がるんですね。それでCMのような形の樹になるようです。シンガポールでは街路樹として下の枝が切り払われているので、CMのイメージとはちょっと違います。

葉っぱはこんな感じの2~4回羽状複葉。小葉2~6対で、いびつな楕円形をしています。1枚の小葉は3~4cmくらいの小さなかわいい葉っぱです。

4_41

2_73

夜になるとこんな風に葉を閉じます。

資料には「降雨前に雨を予知し葉をたたむのでレインツリーと言う」と書いてありますが、単に暗さを感じて葉っぱをたたんでいるだけのようです。でも見ていると夜は確かに葉を閉じているけど、本当に昼間でも葉を閉じているのだろうか?と疑問に思う部分があり、この記述は眉につばを付けて読んでいます。

レインツリーの名前はこういった理由で付けられたのは確かなんでしょうね。

3_58

お花が咲いているときに遠くから見るとこんなふうに見えます。ピンク色の花が咲いているのをよく街路樹や公園で見る事ができますよ。

近づくとピンクの細い糸のようなものがいっぱい集まっているのだということがわかります。

7_23

この花なじみの花に似ていると思いませんか?

そう。ネムノキです。レインツリーちゃんはネムノキとはご親戚。この花の形と原産地から和名をアメリカネムと言います。覚え易いでしょ。

9_14

10_14

さらにアップにします。左と上と下の写真3枚はKeikoさんが提供してくれたもの。Keikoさん、ありがとーーー!樹の高いところにお花が咲いていることが多くて、TOMは結局アップの写真が撮れていないのです。(涙!)

ピンクの部分はじつは花びらが目立たない小さな花のオシベの花糸の部分でした。この小さなお花が集まって、1つの花みたいに見えてるんですね。

花びらの部分とガクの部分がわかりますか?

11_12 小さな花が集まっている真ん中には大きめの花があります。ここにメシベと子房があるって聞いた覚えがあります。

レインツリーのお花を見る機会があったら、1つだけ違うお花があるのを探してみてくださいね。

6_34

こんな感じのサヤがなります。中のマメが熟しても開きません。サヤには糖分を含むので、家畜の飼料として使われると資料には書いてありました。

5_41

どこに書いてあったか忘れましたが、レインツリーというのはもともとはアメリカ大陸に1万年くらい前まで生息していた大型の哺乳類にタネを運んでもらうように進化していたのだろうと言われているそうです。人間がアメリカ大陸に入ってきて、動きがのろめの大型哺乳類たちはあっと言う間に絶滅してしまいました。その後、タネを運んでくれる生物がいなくて絶滅への道を歩んでいたところを救ったのがスペイン人たちが連れてきた馬や牛たち。…ってどこかに書いてあったと思うのだけど、資料が手元になく、根拠を示せないです。ゴメン!

8_20

樹皮がごつごつしているので、着生植物がくっつきやすいらしく、こんなふうにいっぱいバーズネストファーンやらシダやランがいっぱいくっついている様子をよく見る事ができます。

人に日陰を提供してくれるだけでなくて、他の植物たちにも住処を提供してくれる。太っ腹な樹ですねーーー。

マメ科 Leguminoaeae

原産地: 熱帯アメリカ

Common name: Rain Tree , Pukul Lima , Cow Tamarind, Monkeypod Tree , レインツリー、モンキーポッド、アメリカネム、アメフリノキ 

「1001 Garden Plants in Singapore」P438

熱帯植物要覧」P200

ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

熱帯植物図鑑 (目次…時々更新中)

| | コメント (4)

2006年10月26日 (木)

大豆(おおまめ)の木

Millettia atropurpurea  、 Callerya atropurpurea

5_29

公園とかでよく見かける木。TOMたちは「大豆(オオマメ)の木」と呼んでいます。

文字通り、豆がデカイから。大抵は1個~数個の豆がでっかい莢の中に入っています。左の写真のとおり。

花や実は下から見るとこんな風になっています。

30mにもなる高木なので、花は大抵は下に落ちているのを見て、「あ、花が咲いてる!」って気がつくことが多いです。

2_57

3_39

こんなふうにお花はまとまって咲いています。下から順繰りに咲いていく様子がわかるね!

濃いきれいな赤紫色をしている中に黄色の筋。かわいいね!黄色の筋で虫ちゃんに「おいで、おいで」って誘っているんでしょうねぇ。

8_13

9_7

10_6

マメの仲間らしい花の形をしています。

分解してみるとこんなふう。オシベの一部ががくっついています。

4_28

マメはこんなふうに木になっています。種子は「サポニンを含み有毒」と資料には書いてありました。マメなのに食べられないんだー。残念!

6_22

葉っぱは羽状複葉。小葉は3~4対。若葉は食べられると資料にはありました。

1_54

マメ科 Leguminosae

原産地:ビルマ~ボルネオ

Common name: Purple Millettia,  Tulang dain ,トランダイン

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P411

「熱帯植物要覧」P185

ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

| | コメント (0)

2006年10月10日 (火)

仏陀のココナッツ

種子のことばかりで恐縮ですが、Pterygota AlataBuddha’s coconutブッダナッツ)というのをご存知じでしょうか。シンガポールでも見られると聞きますが、実態はよく分かりません。殻はドライフラワーやアレンジ素材などとして輸入されているようですが、種子の様子は全く分かりません。カエデのような翼をもっているようですが。教えてください。

Pterygota Alata

「ジャカランダの実が見たい!」というリクエストにお応えして、ジャカランダをアップしたら、コメント欄にこんな質問をtodokiさんがしてくださいました。とりあえず熱帯植物要覧とかコーナー博士の本とかで学名を検索したけど、載ってないし、「知らんなぁー、わからんなぁー、お手上げー」と思ってました。教えてもらったブッダナッツでインターネットで検索すると出るわ出るわ、山のようなヒット。ドライフラワーの材料としてポピュラーなもののよう。

1_41 属名からアオギリ科ということがわかったので、セブンスシスターみたいな実なのかなと思ってました。左のはセブンシスターズ(Sterculia monosperma)の実の写真です。でもこれは決して「翼果」とは言わないシロモノ。謎は深まる…(涙!)

2_51

しかし。偶然というものはあるもので、その矢先、写真を整理していたらこんな樹名札の写真を発見。

「見てるじゃん。私…」記憶の糸を辿ったら、シンガポール植物園のパームバレーで撮ったことを思い出しました。2005年の7月に撮ったもので、このときはお花が沢山下に落ちていました。

4_25

詳しいことを知りたいと思ったんだけど、グーグルで検索してもヒットはするものの、なかなかよいページが見つからなくて、ここでもお手上げ状態。1つだけ「パキスタンのフロラ」ってなサイトを発見。

これによるとブッダナッツには雄花両性花の両方があるよう。雌雄異株とはなかったので、1本の木に2種類の花が咲くということかな?

6_19  雄花の葯の頭は1-2mmの大きさでまとまっていて4-6mmの長さの柱の先にくっついているとあり、両性花のオシベの葯は無柄で子房の曲線に沿って4-5個の房になってくっついている…と書いてあるようなので、この写真はどうも両性花みたいだなって思います。

花びらに見えるところはガクらしくて4枚~7枚。不定。分厚くて数ミリはありそう。中はこんな風に赤っぽい紫色をしてるけど外側は茶色で毛が生えています。うーーん、けったいなお花じゃ(でもカワイイ…)。資料には花序は小さくて、お花が数個付くって書いてありました。木の上のほうでどんな風に咲いているんでしょ?見てみたいです。原産地では花の咲く時期は決まっているらしく、2月~3月に咲く とありました。原産地は雨季と乾季がはっきりしているようだから雨季の前に咲くって感じなんでしょうか?

1_40

5_25

どんな木だったか全然覚えていなかったので、あらためてパームバレーに出かけてみました。デカイ!

比較対象になるものがないので、わからないと思うけど、最低でも30m以上はあるわな。葉っぱの様子も何も、下からは全然わかりません!

下に落ちていた葉っぱは下の写真のようなものでした。日本のキリの木とも似てる感じがしますね。

7_13

ブッダナッツでインターネットで検索すると、商品説明として「ブッダココナッツは、インド南部原産の落葉樹であるゴルダーの果実です。熟して一方が割れ、種子が飛び出た後の果皮を色抜きし、乾燥させたものです。」という一文が出てきます。このゴルダーという名称がどこの国での呼び名なのかどんな綴りなのかは、全然わからずじまいでした。

6_18

さてさて。todokiさん念願の種子ですが、救世主がいましたー!このコメント覧を見てガイドグループの先輩hitomiさんが写真を送ってくれました。これはマレー半島の自然保護区で撮った写真だそうです。シンガポールの植物園では何年も見ているけど、花は咲くことはあっても実がなったところはまだ1度も見ていないと教えてくれました。

3_34

実の直径は7~12cm、ちょっとゆがんだ球形、その中に横長で平べったい種子が2列に並んで40個ほど入っているそうです。(資料より)

todokiさん情報の通り、カエデのような翼果ですね!あの高い高い木の上から、この翼果がくるりくるりと回りながら落ちてくる様子…見てみたいよー!新たな事実を知ることが出来てTOMも大満足。todokiさんありがとう!

写真提供hitomiさんも本当にありがとう!!!

パキスタンのフロラの資料には、「樹形がかっこいいので庭や道路に植えられて日陰を作るのに使われている。種子は食べられると言われていてSylhetでは麻酔の代用品として使われている」とあったのだが、麻酔になるようなものを食べて大丈夫なんだろうか????

アオギリ科 Sterculiaceae

原産地:南西インド、インドのSikkim, Assam 、アンダマン諸島、ビルマ、バングラデシュ

Common name:Kasah, Buddha’s coconut, ブッダナッツ、ブッダココナッツ

資料:パキスタンのフロラ 注:TOMの英語能力はとってもとってもpoorです。すべてを鵜呑みにしないように。きちんと知りたい場合はちゃんと自分で訳しましょう(涙…)。

ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

| | コメント (2)

2006年10月 6日 (金)

トルエンの木

Myroxylon balsamum

高さ35m、直径1mにもなる中南米原産のマメ科の木。

シンガポール植物園で新しくオープンしたエリア(正門近く)を歩いていたら、面白いマメの赤ちゃんが道に落ちているのをruiさんとyoukoさんが発見。「どこから落ちてきたのーーー?」と正体を探したら、この木の赤ちゃんでした。

葉っぱや花や実は遠い木の上なので、どんな形をしているのか分かりませんが、とにかく花がカワイイ!

5_24

4_24

 

ガクがカップ状になっていて、中から何本ものオシベが目立って出ています。花びらは4枚。(本当は5枚あるのか??)そのうち1枚は大きく(って言っても長さ1cmくらいあとの3枚はおまけ程度の小さいのがついているだけ

この白くて大きめの花びらで花粉を運んでくれるもの(白いからガか何かか?)を誘ってるんだと思うんだけど、いったい何が送粉をしてるんだろう?

1_38

3_33

総状花序で、下から見上げるとこんな風に見えます。マメの赤ちゃんもちゃんと付いてるね。

マメ科 Leguminosae

原産地: 中央・南アメリカ

Common name: Balsam of Tolu ,バルサモ

6_17

このたくさんのオシベの中にちゃあんとマメの赤ちゃんの子房が隠れていて、大きくなれなくて途中で落ちちゃった、こんなのもいっぱい落ちていました。全体で3cmくらいかな?ガクのカップとオシベがそのまま残っているのもかわいいと思わない?

7_12

もう少し大きくなるとこんな形になります。最終的にどのくらいの大きさやふくらみ具合になるのかはわかりませんが、熱帯植物要覧には翼果と書いてあったので、タネが入っている部分を重心にして、くるくる回って遠くへ運ばれていくのかな?と思いました。資料がなさ過ぎてよくわかりません。ゴメンネ。

見た目以外何にもわからなかったので、あとは資料の記述から。
熱帯植物要覧によると、材は赤褐色で光沢があり、とても重くて硬く、耐久性があると書いてありました。そのため構造用や橋、道具の柄、荷車、床板、家具、指物などに使われるそうです。樹脂のバルサムは軟膏や賦香料に使うともありました。

バルサムという言葉はなじみがなかったので、広辞苑で引いてみました。「植物から分泌される樹脂が揮発性油に溶解しているものの総称。松脂・カナダ-バルサムの類。香料などとする。服務油樹脂。」とのこと。

トルエンって科学物質の名前を聞いたことがあるでしょ。今は石油から作られているようなんですが、最初はこの木から抽出されたことによって発見されたんだそうです。昔はトルエンのことを「トルーオール(toluol)」と呼んでいたんだけどこれはトルエン発見の功労者「Tolu Balsam」の名を取って付けられたんだって。あ、英名の「Balsam of Tolu」は彼の名前から来ていたんだー。

トルエンは溶媒としてペンキや塗料用シンナー、ゴム、印刷用インク、接着剤、マニキュア、皮なめし、殺菌剤など色々なものを溶解するのに使われていて、私達の生活にも身近な物質。植物園で見たカワイイお花の木が、調べているうちに身近なことに関わっている事がわかって、けっこうびっくりしたTOMでした。

資料:「熱帯植物要覧」 P188 

ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

| | コメント (3)

2006年9月25日 (月)

タベブイア

Tabebuia rosea

1_31

2_42 ここのところまたタベブイアちゃんがきれいにあちこちで咲いていますね。シンガポールの街路樹や公園でよく見かける、お花のきれいな木です。

木いっぱいのピンクか白のお花が咲いて、こんな風に遠目で見るとサクラか何かが咲いているように見えます。「あ、きれい!なんていう名前の花だろう?」って思ったことがある人も多いのでは…?

5_17

左の写真のようにトランペット型の花を咲かせるので、トランペットツリーと呼ぶこともあるよう。(でも私達は学名のタベブイアで呼んでいるので、タイトルはこっちにしました)

ピンクのお花もキレイでしょ。

7_8  花の大きさは直径7~8cmってところ。花が咲いているときは下にピンクや白のじゅうたんができます。

  Tabebuia_pallida_4s

葉っぱはこんなん。5枚の葉が掌みたいに集まって1枚の葉っぱになります。

左の写真では分かり難いので、下に同じタベブイア属の葉っぱの写真を載せました。

3_26

下の方の小葉は先が丸っぽくて、今日の御題の子はとんがっていて、葉が何となく波打っている感じになっています。

上の写真との違いがわかるかな?

4_18

花が終わるとこんな棒みたいな実がぶら下がります。

これが熟すと下の写真のようになって、1つ1つのタネが風で飛ばされていくの。いっぱい飛んでいるときはまるで雪でも降っているようです。

6_11 ノウゼンカズラ科のタネはセロファンみたいなのが付いて、風でヒラヒラと舞っていくものが多いです。前に紹介したアフリカンチューリップジャカランダのタネとも比べてみてくださいね。

ノウゼンカズラ科 Bignoniaceae

原産地:熱帯アメリカ 

Common name: Trumpet Tree, Pink Poui, トランペットツリー、 タベブイア、キダチベニノウゼン

資料:「シンガポールの街路樹」シンガポール日本人会「自然友の会」P18

ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

| | コメント (17)

2006年9月18日 (月)

桜のようなお花の木

Cratoxylum formosum

kaoruさんからこんなメールが届きました。

>ところで、また別の桜に似た植物を発見。仕事から戻ってくるときに、AYEを使うのですが、その中央分離帯に薄ピンクの花が満開の木がありました。全体的にソメイヨシノよりも線が細い印象の木でしたが、花は先日のタベブイヤよりも小ぶりで、色も白っぽいです。
花が咲いているものはほとんど葉は見えませんでした。花が散ったあとなのか、花の付きが少ない木には少し葉がついていました。車でさっと通り過ぎたので、じっくりは見られませんでしたが、葉はタベブイヤよりも桜よりもかなり小さめだったような・・・色も明るい黄緑だった気がします。でも、ぱっと見た目はタベブイヤよりも桜の木にに似ていたなあ。

ピンクメンパットじゃないかなあと思うんだけど。ピンクメンパットは桜と同じように葉を落とした後に、お花を咲かせます。赤っぽい新葉が一緒に出ていたりします。

1_28

2_39

花が終わると黄緑から緑へと葉の色が変わって、桜を思い出させてくれる優しげな様子は何処かへ行ってしまいます。

お花の写真も昔に撮ったもので、ボケてて残念。ごめんね、kaoruさん。どうでしょう?アタリかな?

葉っぱや木の写真は全然撮ってなかったみたい。今度フォートカニングパークに撮りに行かなきゃ。砦の門がある広場に並木になって植えられています。

桜のようなお花の木-2へ続く

オトギリソウ科 Guttiferae

原産地:東南アジア(インドシナ半島、マレーシア、フィリピン)

Common name: Menpat、 Pink Menpat , ピンクメンパット

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P342
フォートカニングパーク植物散歩 シンガポール日本人会自然友の会 P12

ブログランキングの投票にご協力を…ぽちっ

| | コメント (2)

2006年9月17日 (日)

ジャカランダ

Jacaranda obtusifolia  熱帯植物要覧ではJacaranda acutifolia  , Jacaranda ovalifolia … どれが本当じゃー???

Photo_57

Photo_55

先日、アフリカンチューリップこと火炎木を紹介したけど、熱帯3大花木の一つのジャカランダを紹介しますね。

キリモドキという日本名がついているとおり、日本のキリの花に似た優しい色の花を初めて見たときは、日本の初夏の頃を思い出してちょっとホームシックになってしまいました。

花はきれいですねー。

Photo_60

葉っぱもきれいです。2回羽状複葉。2_38

マメ科のフレームオブザフォレストとかの葉もこんな感じなので、てっきりマメ科の木かと思いましたが、ノウゼンカズラ科で、アフリカンチューりップの仲間でした。花を見れば一目瞭然。タネの様子とかは本当によく似ています。

0_1

花が終わると長さが7cmくらいのこんな平べったい実がなります。

Photo_56

しばらくたつと、実は2つに割れて、それぞれの片が反り返って、中からアフリカンチューリップに似た薄いセロファンをくっつけたようなタネが出てきます。これが風に乗ってヒラヒラと舞っていくんです。

タネがいくつかまだくっついているのを見て取ることができますか?

Photo_59

ノウゼンカズラ科 Bignomiaceae

原産地:ブラジル原産

Common name: Jacaranda 、Greem-ebony, Fern-Tree, ジャカランダ、キリモドキ

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P390

「熱帯植物要覧」 P460

shumhoさんのブログに満開のジャカランダの写真があります。こちらも遊びに行って見てね。

ブログランキングの投票にご協力を…ぽちっ

| | コメント (14)

2006年9月 9日 (土)

火炎木(カエンボク)