カテゴリー「Cc:熱帯の花 (白 ) White」の記事

2006年9月 4日 (月)

テンブス

Fagraea fragrans

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シンガポールドルの5ドル紙幣をお持ちの方は出してくださいね。

裏側に上の写真と同じ絵が描いてあります。この木がテンブスです。シンガポール植物園のスワンレイクの横の芝生広場に植物園の開園前からずっといらっしゃるそうです。なので、樹齢は150年以上。それ以上のことはわからないんだって。シンガポールのヘリティジツリーに指定されています。

   

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シンガポールにはまだナショナルツリーはありませんが、人気投票をしたら、テンブスが1番だったという話があります。そのくらいシンガポールの人には親しまれていて、自然公園や普通の街中の公園や街路樹でよく見かけます。

花は直径2cmくらい白く咲いてだんだんとクリーム色に変化します甘い香り がするので、学名にもfragransという種名がついています。

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白っぽい花に良い香り。たぶん夜に花粉を蛾とかに運んでもらうんだろうね。

幹肌に特徴があって、縦に深い溝が入っていてしわしわです。だからTOMたちは「しわしわテンブスちゃん」と呼んでいます。特徴を覚えるとすぐに見分けられるようになる木の1つです。

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花が終わると直径8mmくらいの小さな赤い実がなります。この実が鳥さんが大好きでよく食べに来ています。

材はタンニンを多く含んで抗菌作用があるので、まな板とかによく使われてきた木なんだそうです。

葉っぱは長さが10cmくらいかな。主脈以外はのっぺりした感じの葉っぱです。

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マチン科 Loganiaceae

原産地: タイ、マラヤ、スマトラ、フィリピン

Common name: Tembusu , テンブス

資料: 「熱帯植物要覧」P401

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2006年6月25日 (日)

キキョウラン

Dianella ensifolia

Dianella_ensifolias05

科: Phormiaceae (単子葉 ユリ亜綱 ユリ目)

原産地: 日本紀伊半島以南~インド

Common name:  Umbrella dracaena, Dianella ,ディアネラ、 キキョウラン

シンガポール植物園のミンデンゲートの近くに植えられている単子葉の植物。

目立たない存在ではあるけれど、1cmくらいの青い色の実がとってもきれいで、TOMはぐぐぐっと惹かれてしまいました。

Dianella_ensifolias01

ん? でも日本でも見たことがあるし、確かうちの庭に植えたような気がするぞ?花は見たことがなかったけど、この実、この草姿、見覚えがある…。

って思っていたら、下記のウェブサイトに日本にも紀伊半島以南の海岸に自生すると書いてありました。そっか。だから見たことがあったんだね。

Dianella_ensifolias04

葉に斑入りのものなどもあり、花や実を観賞するというよりはフイリヤブランのように日陰のグランドカバーとして植えられていることが多いようです。でもご覧の通り、フイリヤブランとかよりもちょっと暴れる感じなので、街路樹の下ばえとしては見たことがなく、公園に植えられています。

お花の大きさは1~1.5cmくらいの小さなもの。でもよく見るとすっごくかわいいです。ご覧あれ。Dianella_ensifolias03

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P108

参考にさせてもらったウェブサイト: http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-k/naiyou/kikyouran0.htm

ごめんなさい。科がよくわかりません。上記サイトには  ツルボラン科(ユリ科)とあったのですが、「1001」にはPhormiaceae とありました。Phormiaceae を調べると、リュウゼツラン科をさらにわけるという考えもあって、その中に、Phormiaceaeがあると書いてありました(コチラのサイト)。単子葉類、ユリ亜綱 ユリ目までは確かだと思いますが、ユリ科の仲間なのか、リュウゼツラン科の仲間なのかよくわかりません。知ってる方がいらしたら教えて下さい。

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2006年6月16日 (金)

ノボタンの仲間の高木

Bellucia pentamera

synonym Bellucia costaricensls

Rimg0448s_1シンガポール植物園は今、正門周りを工事中。(2006.6.16現在) なので仮ゲートが何箇所かにできています。プラントハウスと呼ばれるエリアの近くの仮ゲートの近くには、こんな実が落ちている場所があって、自然友の会の先輩方に「ノボタンの仲間だよ」と教えてもらっていたのですが、花はとーんと見たことがありませんでした

先日、アンブレラツリーのお花を見に行ったときに、帰りにこのゲートを使ったら、なにやらいつもと違う雰囲気が…。

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なんだなんだ?

枝になんかいっぱいついてる…。

え、まさか。花?

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あった、あった!花だよー。

しかも幹生花!

シンガポールで普通によく見かけるノボタン科の「シンガポールロードデンドロン」は幹生花ではないので、大きさの差こそあれ、葉や実の形がよく似ているこの植物が、シンガポールロードデンドロンとは全然違う「花の付き方」をしているのをすっごく面白いと思いました。

左の写真でつぼみや、花が落ちた後の様子を観察できますか?

次は無意味にアップ。

1つの花の大きさは直径5~6cmってところでしょうか?

花びらは5枚だったり7枚だったり…。オシベの形が可愛いね”

060614181s_2

「お花が遠くてよくわかんないよー」って思っていたら、汚くなってしまったお花が落ちていました。

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花びらがね。薄くて華奢なのを想像していたら、全然違いました。堅い。分厚い。1mmはありそうな厚さ。どうしてこんなに分厚い花びらをつけるようになったんでしょ。植物達は、無意味なことはしないので、不思議です。何か意味があるんだと思うけど、想像も付きません。

060614184s_1

はこんなふう。

縦に3本の太い葉脈がはしっています。これが他のシンガポールでよくみるノボタンの仲間とよく似ています。でも、こちらは大きさは15cm~20cmはあろうかという大きなものでした。

木自体は、花とかが付いていなかったら全然目がいかないような地味めの木。でも人知れず、こんな面白いお花を付けている事がわかってハッピーなTOMでした。

ノボタン科 Melastomataceae ( バラ亜綱 フトモモ目 )

原産地:中央アメリカ

資料:まったく見つけることができず撃沈…(誰かもっと詳しいことを知ってる人がいたら教えて下さい)

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2006年6月 8日 (木)

チョコレートの木

Theobroma cacao

言わずと知れたチョコレートの木。チョコレートがカカオから作られたってことはみんな知ってるけど、カカオがどんな木かは意外と知らないんじゃないかな?

ってわけで。じゃーん。カカオの実です。

長さが15cmくらいのラグビーボールみたいな形幹生果って言って、幹や枝に直接実ります。

シンガポール植物園の果樹エリアには何本ものカカオの木が植えられていて、いつでも実も花も観察できます。

Theobroma_cacao1s

で、お花がコレ。

Theobroma_cacao3s

Theobroma_cacao5s

かわいいでしょー!!!

不思議な形でしょー。

芸術的!!!

Theobroma_cacao9s

こっちは横からの写真。構造とかわかりますか?

しつこく写真を載せてしまったけど、じつはこのお花、1cmかそこらしかない、ものすごーーーーく小さなお花なんです。でも、よく見ると、ものすごく繊細なつくりをしていて、かわいいの!!

そう思うでしょー!!

こんな風にお花も幹に直接咲きます。

Theobroma_cacao9s2

Theobroma_cacao10s

花の小ささを感じてもらうためにしつこくもう1枚。

実が2つ見えるでしょ。その左上の小さな白い点。これがお花です。

ある時たまたま、キレイな状態の実が落ちていたので、2つに割ってみました。普段は少し大きくなってくると、リスに表面をくりぬかれて中身を食べられてしまうのです。そのため、なかなかよい状態の実を見ることはできません。(TOMの場合、後にも先にもこのとき1回だけでした)

Theobroma_cacao2s

小さな白い塊がいっぱい入ってるのがわかりますね。この白いものを恐る恐る食べてみました。

クリーミィで甘酸っぱい感じ。おいしいです。これならリスが食べるのもよくわかります。

白いものの中身は種。この種を加工してチョコレートを作ったり、ココアやココアバターを作ります。でもその周りの部分が食べられるなんて知らなかったー。

野生の状態では、この白い果肉に惹かれて小動物がやってきて、タネごと食べ、タネをどこかに糞としてばら撒いてくれるのでしょうね。

Theobroma_cacao12s 葉はこんな感じでした。長さが30cmくらいもあったかな。

アオギリ科 Sterculiaceae 

原産地: 中央アメリカ

Common name: Cocoa , Cacao, ココア、 カカオ

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2006年6月 7日 (水)

クイーンズランドの青いアーモンド

Terminalia muelleri

Terminalia_muelleri10s_1

シクンシ科 Combretaceae (バラ亜綱 フトモモ目)

原産地: オーストラリア

Common name: Queensland Blue Almond , Muellers Terminalia . クイーンズランドブルーアーモンド、ミューラーズターミナリア

1ヶ月前くらいにフォートカニングパークで咲いていたお花。

木の高さがまだ5mくらいなので、枝が低く、目の前でお花を見ることができました。

木のあった場所は、リャンコート側からフォートカニングパークに上り、ラッフルズテラスの広場に入る角。数本、まとめて植えられています。

Terminalia_muelleri12s_1

1つ1つのお花は小さくて、1cmくらいの大きさ。花びらに見える部分は肉厚です。つぼみは花序によっては赤く染まってとっても可愛かったですよ。

実は熟すと青くなります。この青い色と、長さが2~3cmの大きさから、コモンネームの「青いアーモンド」という名前が付いたのだろうなと思いました。クイーンズランドというのはオーストラリアの北東部の暖かい地域の州。オーストラリアのこのあたりが原産地なんでしょうか?

Terminalia_muelleri15s_1

Terminalia_muelleri1s_2

葉は長さが20cmか、それ以上。先がとがっていなくて丸いです。

例によって樹名板がなくて名前も何もわからなかったので、ガイド仲間のMさんに学名を教えていただきました。手持ちの本には資料がなかったので、学名でネット検索しました。でもあんまりよくわからなかったなあ。

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Terminalia_muelleri7s_1

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2006年6月 4日 (日)

ハトのラン

Dendrobium crumenatum

Dendrobium_crumenatum10s

この写真はオーチャードロード、タイ大使館前のイエローフレームの木。目線をちょっとあげると、こんなもんが幹にくっ付いています。

知ってた?気がついてた?

シンガポールでは多くの街路樹にこーんなものがくっ付いています。

Dendrobium_crumenatum9s

根元を見るとこんな風。

左に緑に見えているのは葉っぱ。遠目で見ると、薄くてぺらぺらの葉っぱのように見えるんですが、近くで見ると意外と肉厚です。

根元のふくらみは何かに似ているような…。って思い出すものはありませんか?

じゃじゃーん。見てみて!

白いものがくっ付いています。何?

お花だよー。

膨らんでいたのはバルブ。デンドロビウムのバルブでしたぁ。

Dendrobium_crumenatum2s

Dendrobium_crumenatum12s

Dendrobium_crumenatum13s

じつは、これはランの株でした。実際の花の大きさは3cmくらい。真っ白なんだけど、唇弁だけ黄色をしています。

このお花は「ピジョンオーキッド」。シンガポールじゅうの街路樹にくっついています。でもお花が咲くのはごくごくたま。(って言っても1年に何回も見かけますけど…)朝、花が咲いたら、午後には花が閉じてしまうので気を付けていないと花に気がつかないのです。

シンガポールに何年も住んでいるアナタ。見たことあるかな?

ピジョンオーキッドは、気温が急激に5.5℃かそれ以上下がると、つぼみをつける性質を持っています。例えば暑く晴れた日に激しいスコールが降ったりすると急激に気温が下がるので、つぼみをつけ、花を咲かせる準備をします。その日から数えて、9日めにお花を咲かせるそうです。スコールが降るのは局地的だったりするので、同じエリアのピジョンオーキッドは一緒にお花を咲かせたりしますが、シンガポールじゅうでいっせいに開花するということは滅多にありません。

学名を見ればわかるように、日本で家庭によく飾られるデンドロビウムの仲間。よく見るとバルブの感じとか、葉っぱの感じとかよく似ていますよ。

分布範囲は広くて、インド、中国、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピンなどの東南アジア一帯で広く見ることができます。もちろんシンガポールでも。街中の街路樹とかにランがいっぱいくっ付いているっているのは、日本人のTOMにはない感覚で、この緑の塊が「ラン」だって知ったときには、ものすごく嬉しくなったし、初めてお花を見つけた時は「やったー!」てな感覚でした。

ピジョンオーキッドのピジョンは「ハト」という意味。つぼみがハトみたいなかっこうしてるんだよ。かわいいです。(写真がどこかに入ってしまって見つかりません。ごめん。)

ラン科 

Common name: Pigeon Orchid , ピジョンオーキッド

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2006年5月31日 (水)

スパティフラムの花はどこ?

Spathiphyllum cv.

Spathiphyllum_cv5s_1

昨日のスパティフラムの回では、メシベとかオシベとか言われたら「そうかなーー?」って思える程度のものが見えたでしょー?

TOMが観察して敗北し続けていた奴はコイツです。

仏炎苞自体が小さめで、肉穂花序の太さが大人の人差し指くらいの太さ。この子をよーく見てたんだけど、全然わからなかったのだー!!

Spathiphyllum_cv1s_1

蜂だったかな?表面を動き回っていたので、花が見えるかと思って肉穂花序を撮影し拡大したもの。ボコボコした突起が見えるけど、それ以外は何がなにやら…??なんだ?コレ?

Spathiphyllum_cv6s_1

同じ種類の別の肉穂花序の写真。

とーっても大きく見えるけど、花序全体の太さが指くらいですからねー!

昨日の記事を書いた後だと、この写真の意味はちょっとわかる…。

この肉穂花序ではメシベの部分が全然盛り上がってないんだね。まっ平ら!

でもよく見るとメシベの柱頭だったらしき痕が…。この段階ではオシベが出て来ているところのように見えますね。

この写真からだとオシベは6本みたいに見えます。あ、ここにも単子葉植物の3の倍数が…。

5角形か6角形に見えるオシベが出てきている部分が花びらの痕なのかな?

Spathiphyllum_cv3s_1

だんだん実を作っている段階の写真。前の写真ではわかりにくかった1つ1つの花の切れ目がはっき見えるようになりました。

オシベの残骸ががちょこっと残っています。

メシベの柱頭だったらしき場所はYの字のように見えます。これは子房が3心皮で1つ1つの実が3つに分かれるってことなのかな?

Spathiphyllum_cv4s_1

完全に1つ1つの実が分かれてしまいました。

昨日の記事を読んだ後なら、上の写真が「ああ、こういうことなのかな?」って思えるでしょ。でもコレの写真だけでは何がなんだかTOMは全然わからなくてずーっと悩んでいたのですぅ。決して老眼のせいで見えなかったわけじゃないと思うよー。

厄介なスパティフラムちゃんでした。(こんなことで悩み続けられるなんて、オマエは暇だねーと言われそう…)

昨日の続きでくどくてごめん。でもお願い。ブログランキングの投票にご協力を!…ぽちっ

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2006年5月30日 (火)

スパティフィラムの花

Spathiphyllum cv.

Spathiphyllum_cv4s街路樹の下や公園によく植えられているスパティフラム。熱帯の島、シンガポールでは日本で言うところの観葉植物は屋外の植物達なので、街路樹の下ばえとしてよく出会うことができます。

スパティフラムを含むサトイモの仲間たちはツルやシュラブの形で本当によく見かけるのだけど、TOMはこのサトイモ科の植物に特徴的なお花…仏炎苞を持った肉穂花序…のことがよくわからないでいました。

この中に見えるものがたくさんのお花が集まったものだということは理解できるのですが、じゃあ、オシベとメシベはどうなってるの?1つ1つの花はいったいどんなんだろう?と思い、肉穂花序の植物を見かけるたびにじーーーっと探していたのですが、毎回、敗北。(わからんということ)

Spathiphyllum_cv5s

そんなわけで道路っぱたにあったスパティフラムを今回も懲りずに観察してみました。

咲き始めは白い苞に包まれています。多分この状態ではどんなお花にしても咲いていない状態だよね。パチッ!

拡大してみます。あれ?

Spathiphyllum_cv6s

ブツブツの1つ1つの元部分に花びらみたいなのがついてる。もしかしてコレは花びらやガクの痕跡?単子葉植物の例に漏れず、もしかして内側3枚外側3枚の構成になっているのかしら?写真だけではよくわかりませんが…。もしコレが花びらなどの痕跡なら、このブツブツはメシベに当たるものかも…?。

Spathiphyllum_cv8s_1

別の新しめのお花を撮ってみました。拡大…。もしこれがメシベならブツブツの先っぽにメシベの柱頭らしきものが見えるはず…。ありましたぁ!よくわからないけど、メシベの柱頭に見えませんか?コレ。

ちょっと黒づんだ別のお花も撮影。拡大…。メシベと思ったブツブツの脇から「おおお!オシベが出ています!!」。 びーっくり!

もし最初に見た花びらやガクの痕跡らしきものが、本当に花びらやガクなら、このブツブツの1つ1つはメシベ、オシベ、花びら、ガクと上から順番についている普通のお花と同じ構造になります。えー?、全然知らなかったし、気がつかなかったよー。スゴイスゴイ。

Spathiphyllum_cv3s

Spathiphyllum_cv1s今までも肉穂花序の別の種類の花を何度も写真に撮って来たけど、ハエとかの虫はちゃんと来ていて、盛んに花の上をはいずっているのに、花がどうしても見つけられないということがありました。多分、同じことが起きてるのだけど、TOMの目には小さすぎて見えなかったのでしょう。次からはオシベとメシベが時期をずらして別々にでてるんだ…と思いながら観察をしたいと思います。

どなたか、「オマエの観察と想像、間違ってるよー」って真相を知っている方はどうぞお知らせください。

メシベとオシベをつけて受粉を完了したサトイモのお花は、人知れず花の生涯を終えて、実を結ぶ段階に入っていきます。

この段階になると仏炎苞は虫を呼び寄せる人寄せパンダの役割を終えて、白い輝きをなくしていきます。緑に変わったこの様子を見ると、仏炎苞も葉から出来ていたんだなあということがよくわかりますねー。

この子よりずっと花がわかりにくいスパティフラムちゃんはコチラ。

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2006年5月18日 (木)

タンピネスツリー

Streblus elongatus

タンピネスと言えば木の名前…と知っているシンガポール在住日本人は少ないでしょうねぇ。コチラではお馴染みの町や道路の名前、「タンピネス」は実は木の名前だったのです

とは言ってもこれと言ってお花がきれいなわけではありません。お花は下の写真みたいなの。えー、これがお花?違反でしょ?って言われそう…。でもよく見るとけっこう面白いんですよ。

白い10cmくらいの房がぶら下がっていて、これがお花の塊です。

Streblus_elongatus11s

Streblus_elongatus8s丸い円柱のような形をしているかと思いきや、よく見ると平たいのがくるんと丸まった格好になってます。左の写真でわかるかな?

Streblus_elongatus6sこれは雄花と雌花の集まったもので、雌花はこの房1本につき、1~3個しか着いていないんだって。真ん中よりちょっと左に見える丸いのが雌花のあったところで、周囲の粒々がみんな雄花。面白いねー。

Streblus_elongatus13sだんだんこの雌花の子房が育ってこんな感じの実を見ることができます。

この実は甘くて小さな動物達が食べ、熟した時には種子がはじけて飛ぶそうです。普段、私達が見るのはせいぜい下の写真のような実なので、どんな風にはじけるのかまた、気を付けていたいなぁって思ってます。 Streblus_elongatus14s  

Streblus_elongatus1s

木の形はこんな風。シンガポール植物園で撮ったものです。

資料には、「普通は12mくらいになる木ですが、ジャングルの中では30mくらいになります」とありました。公園とかで見るのはせいぜい10mくらいなので、30mもの大木は見たことがないなあと思っていたら、見つけました。これについてはまた明日。

シンガポールが原産地ですが、建材として色々に使われて、自然のものは減ってしまったとブキティマの説明版には書いてありました。

  Streblus_elongatus4s

クワ科 Moraceae (マンサク亜綱 イラクサ目)

原産地:マレー半島、スマトラ、ボルネオ

Common name: Tempinis , タンピネス

資料 「Singapore Botanic Gardens シンガポール日本人会 自然友の会」P201

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2006年5月13日 (土)

インスタントコーヒーの木

Coffea canephora synonym  Coffea robusta

アカネ科 Rubiaceae (キク亜綱 アカネ目)

原産地: 熱帯西アフリカ

Common name: Congo Coffee-Tree, Robusta Coffee, コンゴコーヒー、ロバスタコーヒー

私達がよく飲むインスタントコーヒーの原料になっているのが、このロバスタコーヒーの豆なんだそうです。

フォートカニングパークにはスパイスガーデンがあり、その一角にロバスタコーヒーの木は植えられています。

低木で枝が長く伸びて葉の元に花が咲き、実がなります。下の写真は葉と花。葉は20cmくらいの長さになるかな。大きめです。花は長さが3cmくらい。

Coffea_canephora5s

Coffea_canephora6sCoffea_canephora1s_1

  Coffea_canephora2s   

上の写真は実。1.5cmくらい。この中に2つのタネが向かいあわせで入っていて、これがコーヒー豆。

もともとコーヒーはアラビカ種が飲まれていて、東南アジアでも大々的にプランテーションされていたそうですが、あるときに病気が出て大打撃! アラビカ種は冷涼な環境が好きなので、高温多湿の東南アジアには合わなかったのです。その代わりに栽培されるようになったのがロバスタ種。アフリカのコンゴの熱帯雨林で発見されたロバスタちゃんは、「高温多湿もオッケー!」で、東南アジアで広く栽培されるようになったんだそうです。

品質はアラビカ種に劣るんだけど、香りは良いので、現在はインスタントコーヒーの原料はこちらのロバスタちゃんが使われているんだそうです。

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P338

    「熱帯植物要覧」P420

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2006年5月 6日 (土)

ンコバコバ(???)

Baikiaea insignis

Baikiaea_insignis4s

15~20cmもある大きな花です。マメの花とは一見しただけでは全然わかりません。

Baikiaea_insignis2s

高さは7~8mくらいかな。シンガポール植物園のスワンレイク近く、Tyersall Av.側のゲート近くにある木です。

遠目で見るとこんな素敵な花が咲いているなんてわかりません。

Baikiaea_insignis3s

Baikiaea_insignis1s

マメ科

Common name: Nkobakoba、Nkoba (Uganda)

原産地:熱帯アフリカ

落ちてる花びらとオシベ。

Baikiaea_insignis5s木にはメシベがこんな風に残ります。もうマメの格好してるよ。かわいい!

続けて観察して、マメができたらまたアップします。

  Baikiaea_insignis8s

葉はこんな感じ。

サイトを検索して出てきた説明には、ウガンダやタンザニアの森や川沿い、湖の岸、湿地などに生育しているとありました。高さは20~30mになり、林冠は広く広がるそうです。木材として使われるようです。

Baikiaea_insignis7s

これはつぼみ。

コモンネームはNkobakobaとありましたが、これなんて読むのでしょ?Nを「ン」と呼ぶのかな?と思ってタイトルを「ウコバコバ」にしてみました。これって合ってます?知ってる人がいたら教えてね!

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」  P307

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2006年5月 4日 (木)

オスモキシロンのお花

Osmoxylon lineareRimg0316s 

オスモキシロンの花の謎にはまりっぱなしのTOMです。いつまでもしつこくてすみません。わからないとなると、とことん気になって、夜も眠れません(嘘です)。

前のオスモキシロンの記事はこんなんです。見てね。

謎の1番花。発見しました。コレです。下の写真が大きめの白いのを拡大したところ。

Rimg0323s_1

おおーー。これ花だよ!それもメシベみたいなのがあるから雌花???

この先に付いているメシベみたいなのはすぐに落ちてしまいます。そうするとこの白い部分は黒紫になって膨らんできます。一番大きくなると8mmくらいの玉になります。

osmoxylon_lineare4s

そうすると次に、一番上の写真にあった小さいヤングコーンの先っぽみたいな部分がずずっと伸びてきます。これが左の写真。街中で見かけるオスモキシロンの普通の姿です。前のブログに書いたけど、コレだけじゃどこが花でどこが実なんだか、全然予想がつきません。

上の写真の白い粒々がある程度の大きさになると、その先から白いものが膨らんできて、まとまりの下の方から先が割れて咲いてきます。

Rimg0310s

よく見ると上で見た最初に咲く花とはまったく別の形です。飛び出してきているのは明らかにオシベって感じ。Rimg0313s

1つのお花の拡大写真です。

雄花だよー!これ!

Rimg0312s_1

でもってお花が終わると花はポロっと取れてしまい、この写真の株のポツポツのように花が付いていた跡だけ残ります。

Osmoxylon_lineae1s雄花が全部咲き終わったところです。

なるほどー。この姿は雄花が咲き終わったところだったんだー。

雄花が咲き終わるとその下に残った白い粒々は少し膨らんで紫がかった粒々になってきます。

osmoxylon_lineare2s

観察結果

ココから先は観察してTOMが勝手に「こうじゃないかなー?」と思ったことなので、間違っていたらどうかお知らせください。

オスモキシロンは自家受粉を避けるため雄花と雌花を時期をずらして咲かせるようになったんだと思います。これはオスモキシロンにかぎらずお花の多くがやっていることですよね。

まず雌花が咲きます。当然のことながら、持っているのはメシベだけです。雌花は何の虫かわからないけど、何かの昆虫が運んできてくれた花粉で受粉し、紫色の実になります。雌花が付いていたのだから、おそらくこの中にタネが入っているのでしょう。何か…たぶん鳥か何かだと思うのですが…が見つけて食べて遠くへタネを運んでくれるのだと思います。

その後、雄花を咲かせるために雄花の花序が上がってきます。この花序は雌花が咲いているときにはもう既に用意されていたものです。

Rimg0334sで、雄花が花序の下のほうから咲いていきます。当然、オシベしかありません。オシベは1つの花につき、5本ありました。このオシベの花粉はやはり昆虫によって他の株のオスモキシロンに運ばれていくのでしょう。こうして自家受粉はしないですんだので、どこかで新たにできたタネは、新たな組み合わせの遺伝子を持ち、未知の可能性を秘めたタネとなります。

雄花が終わると普通はそこで花が咲いていた部分はなくなってしまいますが、オスモキシロンの場合は不思議なことに紫色の粒々に変化します。オシベしかなかったんだから、中にタネが入っているわけもなく、実であるはずはありません。紫色になる?全く無駄じゃん!なぜ???

わからないけど、こんな予想をしてみました。

ブーゲンビリアとかのピンク色の部分は本当の花ではなく包の部分。この包は花が咲き終わっても長い間、色を保ってくれるので、夏のお庭を長い間美しく彩ってくれます。必要もないのに色を維持し続けるのにはきっと理由があります。

1つのピンクの包に花はなくても、同じ株の中でお花が咲いてることはよくあります。花が咲き終わった部分もピンク色であり続けることで、その株は「ここに花があるよー!」と虫にアピールしているのでしょう。小さな点の色よりも面で色がある方が、虫の目にも付きやすいのだそうです。

Rimg0348sオスモキシロンの場合は雄花の花序の下に実がなっています。これを何かに食べてもらって運んでもらわないといけません。目に付きやすいように雄花も紫色に変化して、タネを運んでくれる何かにアピールしているのかもしれません。

その証拠と言ってよいのかわかりませんが、本当の実が落ちてなくなる頃、雄花が変化した紫色の粒々は枯れて無くなってしまうのです。

ウコギ科 Araliaceae ( バラ亜綱 セリ目 )

原産地:マレーシア

Common Name: Miagos Bush, Green Aralia, ミアゴスブッシュ

上の写真は雄花を開いたところ。5枚の花びらのようなものが下部で合着していてその間にオシベがありました。

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2006年5月 2日 (火)

チョウチョのショウガ

Hedychium coronariumHedychium_coronarium4s

Hedychium_coronarium6sショウガ科 Zingiberaceae (単子葉 ショウガ亜綱 ショウガ目)

原産地:ヒマラヤ~中国

Common name: Butterfly Ginger. Garland Flower, Ginger Lily , White Ginger, Fragrant Grand Flower,  ハナシュクシャ(花縮砂)

シンガポール植物園のジンジャーガーデンにあるショウガの仲間のお花。真っ白くてきれいなので、目立ちます。高さは1.5mくらい。葉の様子もショウガとよく似ています。Hedychium_coronarium3s

お花の構造がよくわからないので、後ろから見てみました。後ろに細長いガクみたいなのが見えます。細長いガクが3枚と、花びら3枚。上の花びらは大きくて真ん中に裂け目が入っていて、まるで2枚の花びらが合着しているかのよう。単子葉植物だから、多分3枚が正解だと思います。

Hedychium_coronarium1s 

そしてオシベとメシベが1個にまとまったようなのが1個。双子葉のお花とはちょっと違った感じで面白いです。

よい香りがして、香料などに使ったりするそうです。お花がきれいなので、日本にもけっこう入ってきているみたい。

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P136

    「熱帯植物要覧」P548

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2006年5月 1日 (月)

セイロンライティア

Wrightia antidysenteria   

Synonym: Wrightia zeylanica

Wrightia_antidysenteria2s

キョウチクトウ科 Apocynaceae (キク亜綱 リンドウ目)

原産地:インド、スリランカ

Common name:セイロンライティア、ライティアゼイラニカ

日本では学名と原産地からセイロンライティア(Wrightia)と呼ばれて流通しているみたいですね。前にご紹介したスイメイorウォータージャスミンのお仲間です。

Wrightia_antidysenteria3s

お花が3~4cmってところかな?真っ白できれいなので、公園や街路樹の潅木として植えられていると「何かな?」って気になるお花の一つです。

熱帯植物要覧では「樹皮は赤痢・駆虫・熱病に使う」と書いてありました。でもキョウチクトウ科なので、生兵法をしないのがいいです。下手すると死にますから(マジで)。

熱帯植物要覧」P413

「1001 Garden Plants in Singapore」P231

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Wrightia_antidysenteria1s

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オスモキシロン

Osmoxylon lineare

名古屋のお友達との間で(だけ?)超話題のオスモキシロンちゃん。

osmoxylon_lineare1s

ウコギ科 Araliaceae ( バラ亜綱 セリ目 )

原産地:マレーシア

Common Name: Miagos Bush, Green Aralia, ミアゴスブッシュ

シンガポールの高級なマンションの庭先などで見かける潅木です。オーチャードロードでも潅木として植えられている場所があります。

osmoxylon_lineare4s

山渓の「観葉植物」には「小低木で高さ5~6mになる」とあったけど、シンガポールで見るのはせいぜい高さ1.5m程度の潅木。刈り込みをしているのを見た記憶はないけれど、いつも一番上の写真のようにこんもりとまとまっています

「観葉植物」には「摘芯しなくても、自然に分岐して形のよい鉢物になる」とあったけど、自然の状態で5mにもなった時に、どのような草姿になるのか想像がつきません。それから、原産地がマレーシアとあったけど、マレーシアのどのような環境が原産地の環境なのかも、こちらの資料もひっくり返したけど、よくわかりませんでした。

日本のサイトでは「半日陰を好む」と書いてあります。でも日本の何倍もの光量があるシンガポールのお庭の日なたで、元気に育って花が咲いています。

ずーっと見過ごしていたのだけど、あるときよく見たら花が面白かったので写真を撮ってみました。

上の写真のような直径10cmくらいのまとまりが花のようについてます

osmoxylon_lineare4s2jpg

普通だと黒いのが実のように見えるのだけど、そうではないようにも見えます。黒い粒々(5mmくらい)から、左の写真で見て取れる白いブロッコリーみたいなのが立ち上がっている。コレが花の本体になるのかなあと思ったんだけど、最初の時はオシベもメシベも発見できず、つぼみなんだかどうなんだかも、よく分かりません。

日本のお友達のサイトにはこんな写真があります。名古屋の東山植物園の温室で咲いたお花なのだそう。日本ではやはり、あまり咲かないとの話でした。

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この後、オスモキシロンのお花を観察して、お花特集をしました。こちらのページも見てください!

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資料:「1001 Garde Plants in Singapore」 P181
    「観葉植物」 山と渓谷社 P73

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2006年4月19日 (水)

クチナシ

Gardenia carinata

Gardenia_carinata1s

アカネ科 Rubiaceae ( キク亜綱 アカネ目 )

原産地:マレー半島

Common name: Kedah Gardenia , Cempaka Hutan

日本のクチナシのご親戚だと思うんだけど、こっちのは花が大きい!です。10cm程もあるかな?木も5~6mはあるでしょうか。(シンガポール植物園に植えられているものの場合)

最初に白で咲き、強烈な香りを出します。クチナシと同じようによい香りです。何日かたつと黄色に花の色が変化して終わります。木を見ると2色の花が同時に咲いているように見えます。

資料:「1001Garden Plants in Singapore 」P377

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2006年4月17日 (月)

黄色ハンノキ

Turnera ulmifolia
Turnera_ulmifolia_elegans1s

シンガポールへ来てすぐの頃に撮った写真なので、どこで撮ったかよく覚えていないのだけど、多分ゴルフの練習場かなんかの植え込みにあった植物だと思います。花は直径5cmくらいかな?熱帯地域にはあちこちに帰化しているそうですが、これはちゃんと植えてあったものでした。このきれいで印象的なお花は、1日花なんだそうです。

サイトで調べると「ターネラ」とか「ツルネラ」とか学名を色々な読み方をしていて、悩んだけど、朝日百科の「トゥルネラ」を採用。英名のAlderは「ハンノキ」という意味。葉が似ているからそう読んだのかな?日本で出回っている種類は鮮黄色1色のものが多いようです。真ん中の紫がかった目が美しいよね!

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この回を書いた後でよく見回してみたら、最近の公園にはよく植えられていることに気がつきました。よく、名前を知るとそのものが今までよりもよく見えてくるということがあるでしょう?今まで目に入っていなかったのが不思議なくらい…。

熱帯樹さんの話によれば、このお花はきれいなんだけど、昔からあるタイプは午前中しか咲かなかったのでちょっと残念だったんだけど、最近よく植えられているのは午後までちゃんと咲くタイプなんだそうです。お花の色は白というよりはもう淡い黄色のタイプをよく見ます。

トゥルネラ科 Turneraceae (ビワモドキ亜綱 スミレ目)

原産地:熱帯アメリカ(メキシコから西インド諸島あたり?)

Common name : Sulphur Alder, Yellow Alder

資料:「A Guide to Common Horticultural Shurubs」 P74

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2006年4月 5日 (水)

象の耳の木

Enterolobium cyclocarpum

Enterolobium_cyclocarpum8s

マメ科

原産地:ジャマイカ、ベネズエラ

Common name: Elephant's Ear, Earpod, エレファントイヤーツリー,ゾウノミミ

何が「象の耳」かというと、この実の形…だと思う…。

象の耳みたいでしょ?

こんな格好をしているけど、マメの仲間で、中には下のような種が入っています。

Enterolobium_cyclocarpum10s

3月の始めに「シンガポール植物園のエレファントイヤーツリーのお花が咲きそうだよー」とお知らせしていたのですが、その後、ポチポチと咲き、3月半ばには下の写真のような「白いボンボン」のようなお花が咲きましたよ。

メキシコでは果実を食用、つぼみを飼料、果皮は石鹸の代用などに使うそうです。

Enterolobium_cyclocarpum1s

Enterolobium_cyclocarpum4s

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2006年3月26日 (日)

クシフィディウム・カエルレウム 

Xiphidium caeruleum

xiphidium_caeruleum2s

 

xiphidium_caeruleum2s2植物園の仮正門(ミンデンゲート)のそばに咲いている小さなお花。高さは50cmくらいかな。知らないお花だったので調べてみました。

ハエモドルム科 Haemodoraceae (ユリ(単子葉)綱 ユリ亜綱 ユリ目)

原産地:西インド諸島 中央アメリカ,南アメリカ 

属名の Xiphidium は「剣に似た」という意、葉の形から。caeruleum は「青色の」という意で、葉が青みがかるところからなんだそう。でも青いか?って感じではありますよね。  

xiphidium_caeruleum1s

ハエモドルム科って聞いたことがなくて、なんじゃそれ?と思いましたが、オセアニアや南アフリカ、南米、北米東部などに分布する植物なのだそう。カンガルーポーもハエモドルム科って聞いて、記憶にひっかかるものもなく、へぇーって思っただけでした。それよかカンガルーポーがユリ目ってのは思ってもみてなかったよー。

原産地の人々が足のひび割れ治療や婦人病の治療に用いる地域もあるようです。

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P232 

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2006年3月18日 (土)

ドリアン

Durio zibethnus

durio_zibethnus7

この花なーんだ?

ほらほら、腐った匂いがするという…あれ。

果物の王様、ドリアンちゃんのお花でーす

3年くらい前に撮った写真かなあ。管理が悪いのでいつ撮った写真かはっきりしません。ごめんね。シンガポール植物園の果樹エリアで咲いていたもの。

durio_zibethnus8

ドリアンちゃんのお花はコウモリとかが花粉を運ぶので夜に咲きます。

昼間に行っても茶色になって落ちたお花しか見ることはできません。なので、このときはつぼみの様子を見ておいて、夜暗くなる7時くらいに出かけました。

ドリアンちゃんは幹に直接花や実をつける「幹生花」もしくは「幹生果」です。だから、こんな風に幹からぶら下がっています。右の奥に見えるのはつぼみです。

durio_zibethnus1s

ドリアンちゃんの実はこんな風に枝にどーーーんと実ります。

ちょっと面白いでしょお?!!!(面白かったらポチッ

パンヤ科 Bombacaseae(ビワモドキ亜綱 アオイ目 )

原産地:マレー半島

ドリアン体験の記事はこちらです。

   

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2006年3月14日 (火)

アルタボトリス

Artabotrys uncinatus かな?

artabotrys_uncinatus3s2

このブログにいつも登場してくださってるOさんのおうちに遊びに行かせいただいたときにお庭で咲いていたお花がコレ。どこかで種を採取してきて、育てたものだのだそうで、そんな出生のせいか、私は他では見たことはありませんでした。一緒にいた友人達は「バンレイシだー」(彼女らはバンレイシフリーク)と騒いでいましたが…。

バンレイシ科 Annonaceae (モクレン亜綱 モクレン目)

原産地: 熱帯アジア

Common name:Ylang Ylang vine, Bhandari vine, Climbing lang-lang, Tail grape, ilang-ilang
artabotrys_uncinatus3s

artabotrys_uncinatus2s

イエローオレアンダーと同じように、上から見た限りだとオシベもメシベも花びらがしっかりとガードしていて見えません。残念ながら、その様子は写真に撮って無かったので、様子が見たい方はこちらのサイトの写真をごらんください。

  左はその花びらを向いてしまったあとの様子。ちゃんと真ん中にメシベの塊があって、その周りにオシベが取り巻いています。

artabotrys_uncinatus4s

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ほんでもってできた実がこれ!1つの花でこんなにいっぱいの実がなってなんともユニークな形!普通だと、こういうふうに実がついていたら、お花が実の数だけ咲いていたと思うでしょ?でもこのタイプ(多心皮類という)のお花は1個の花から、たくさんの実がつくの。説明が難しいので、多心皮類の話はまた後日…。

artabotrys_uncinatus5s

花の元にはこんな特徴的な形をしたツメがついていました。種名の「uncinatus」は「ぺったんこのフック(ツメ)」という意味なのだそうです。

色々書いてはみたものの、TOMにとっては、よくわからない謎の植物。Oさーん、記述が間違っていたら指摘してくださいねー。

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2006年3月13日 (月)

サンスベリア

Sansevieria trifasciata cv. Laurentii

sansevieria_trifasciata_cvシンガポールではあんまりサンスベリアは見かけません。多肉質の葉からすると、あんまり湿気のある場所は好きじゃないのかも。でも、ちょっとデザインちっくな植栽をしてあるところではオーナメント的にあえて使っている時もあります。

このサンスベリアはいつも行く明治屋スーパーの入り口に植えてある子。遠目から見たら、まるで日本の雑草のヤエムグラでもはえちゃったかのようで、「あら、珍しい、雑草なんか出てる」と思って注目したら、花だった。もしかしてサンスベリアの花?家に帰って調べたら、当たり!日本でもよく咲くのかなあ?私は見たことがなかったんだー。

リュウゼツラン科 Agavaceae (ユリ(単子葉)綱 ユリ亜綱 ユリ目)

原産地:アフリカと南アジアの熱帯・亜熱帯

Common name:サンスベリア、サンセベリア、チトセラン、フクリンチトセラン

sansevieria_trifasciata_cv sansevieria_trifasciata_cv

今回初めてサンスベリアの花を見たけど、ユリ目で、ユリのお仲間ということで、花の構造がよく似ていました。つまり6枚の花びらでガクがない。(本当は3枚の花びらと3枚のガクの変化したもの)葉のごつさに似ず、ちょっと可憐なお花だと思いませんか?花の直径は3cmってところかな?いっぺんに咲くわけではないので、派手さはないし、あんまり観賞価値はないかな?って思いました。次は実がなるのかな?楽しみ!忘れず買い物のたびにチェックしよう!

本の記述は「多年草で地下には太くて短い根茎がある」とあり、アフリカでは繊維植物として使われてなわや織物になると書いてありました。もちろん日本では観葉植物としてもおなじみですよね。

sansevieria_trifasciata_cv 資料:「観葉植物」山と渓谷社 P436

「500Popular Tropical Plants 」P195

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2006年2月28日 (火)

コカコーラの実

Cola nitida

cola_nitida2s

アオギリ科 Sterculiaceae (ビワモドキ亜綱 アオイ目)

原産地:西アフリカのガーナ~象牙海岸の森林

コカコーラってどこからきた名前かと思っていたら、コーラは「コラの木」の「コラ」だった。ビックリ。植物の名前だったんだー。

シンガポール植物園のシンフォニーレイクの近くに樹名札は付いていないけど、コラの木だろうという木がある。

cola_nitida6s花は左の写真みたいなのが咲きます。これは私たちがいつも観察している木に咲く花なんだけど、本にはコラの木の花は「黄色」と書いてあるので、色違いか、ともすると違う種類の木なのかもしれません。でも、実や種の様子は本の写真にそっくりだし、色以外はお花も本の記述とそっくりの大きさと形をしてるんだよね。誰か分かる人がいたら教えて下さい。

cola_nitida3s

実は15cmくらい。中を割るといくつかの種が入っていて、種は白い果肉に包まれています。白い果肉を取ると表面が赤い種が出てきます。

cola_nitida4s

この種は現地ではコラナッツと呼ばれ、市場でよく売られているのだそうです。カフェインを含んでいるので、そのまま生のまま噛んで興奮作用を楽しむのだと資料にはありました。そのほかにはコラニン、デンプンを含んでいて、このナッツを食べると疲労回復に効果があると言われています。

この種がコカコーラの原料になるのだそうで、あの薬みたいにいやーな香りは(あくまで個人の好みです)この種から来ていたものなのかしら?とにかくコカコーラに原料になる植物があるなんて考えたこともなかったので、ビックリでした。

資料:朝日百科「植物の世界」7-P115

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いつも色々教えてくださる松沢さんがコラの木情報をコメントしてくださっています。ぜひぜひコメント覧も読んでくださいね。

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2006年2月27日 (月)

カムウッド

Baphia nitida

baphia_nitida1s

マメ科 

原産地: 西中央アフリカ(シエラレオネ リベリア コートジボワールなどなど)

Common name: Camwood

baphia_nitida3sシンガポールで生垣に出会ったら、こんな白いお花が咲いていないか探してみて。

baphia_nitida2s本来は10mくらいまで育つ木らしいですが、シンガポールではもっぱら生垣に使われて、3m~5mくらいの高さで剪定されて写真のような感じになっています。

葉の長さが10cmくらいあるのに対して花は1.5cmくらいかな?1個ずつしか咲いていないので、目立たないけど、こんな可愛いマメのお花が咲いています。

樹皮と木の芯の部分を赤色の染料として使うそうです。

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2006年2月23日 (木)

マニラパーム

Veitchia merrillii

veitchia_merrillii3s

ヤシ科 (ユリ(単子葉)綱 ヤシ亜綱 ヤシ目)

原産地:フィリピンのライムストーンヒルズ

Common name : Manila palm , Merrill's palm

シンガポールの街路樹で見かける小型のヤシ。高さがせいぜい10mくらいにしかならないそうだ。ロイヤルパームが25mとかにもなるのに、これは小さい。

フィリピン出身だけど、今では造園材料として東南アジア全体によく植えられているらしい。

veitchia_merrillii1s

お花はこんな風。直径2cmくらい。花びらみたいに見える細長いところはおしべ。花びらとガクは3枚ずつ。

花が終わると小さな、まるでうずらの卵のような赤い実がたくさん咲きます。

veitchia_merrillii2s

花序はこんな風に、葉の下のほうからまとめて出てきます。

資料:「Tropical Trees and Shrubs」P189

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2006年2月22日 (水)

アフリカのマホガニー

Khaya grandifoliola

khaya_grandifoliola5sセンダン科 Meliaceae (バラ亜綱 ムクロジ目)

原産地:中央アフリカ

Common name:African Mahogany

高級木材として有名な「マホガニー」という言葉を聞いたことがない人はいないでしょ。

この子は本家本元のマホガニーの親戚です。本家のマホガニーちゃんは中米出身。この子はアフリカ出身。でもまあ、けっこう材も美しいので、本家のマホガニーちゃんの代用品としてもよく使われているようです。

khaya_grandifoliola3s2アフリカンマホガニーちゃんは、シンガポールでは街路樹にとってもよく使われていて、樹形や幹肌に特徴があるので、すぐにそれとわかります。

葉っぱの上を見ると、特徴のある実がなっているのを遠くからも観察できます。12cmくらいのまん丸のげんこつを一回りでっかくしたような実がなっていて、それが縦に5列して、薄い膜のような種がたくさん風で飛ばされていきます。写真で、丸い実と、裂けた実のシルエットがわかるかな?

種が飛んでしまうと1枚目の写真のようなチューリップみたいな形の実の残骸が落ちてきます。

khaya_grandifoliola1sこんな頑固な実に反して、お花はすごーーく小さいの!5mmくらいでしょうか?指の上に乗せて写真を撮ったんだけど、小ささがわかるでしょ?真ん中のめしべと、おしべみたいなのが見えるよね。

もう1枚はお花の中を覗くと赤いんだよ…という様子を撮りたかったもの。なかなかピントが合わなくてねー、接写ができるカメラが欲しいよーーー!

資料:シンガポール日本人会自然友の会「Singapore Botanic Gardens」P183

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khaya_grandifoliola3s

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2006年2月21日 (火)

ドゥアバンガの実

Duabanga grandiflora

以前、ドゥアバンガの花 を紹介したことがあったんですが、今日は実とか種を見ることができました。

duabanga_grandifloraa7s

これは「つぼみ」。

ミソハギ科 Lythraceae ( バラ亜綱 フトモモ目 )

原産地:北東インド~マラヤの低地~1000mくらいまでの山

Common Name:Beremban Bukit

duabanga_grandifloraa8s

お花はこちらのページをごらん下さい。

ドゥアバンガの花

お花が終わると左のような星型のものが残ります。

duabanga_grandifloraa1s

お星様の真ん中が大きく盛り上がってきてになります。

duabanga_grandifloraa5s

やがて実が縦に裂けてきて、中から細長い埃みたいな、種が無数に出てきます。軽いので、ふっと吹くとすぐに飛んでいってしまいます。種の長さは7~8mmくらいでしょうか?

duabanga_grandifloraa1s2

埃みたいな種が全部飛んでいってしまうと、こんな形のお花みたいな種の器だけが残ります。着色してアレンジとかしたらきれいだろうなあ。

duabanga_grandifloraa10

シンガポール植物園の国立らん園の管理エリアで見たんだけど、左の写真の通り、大きな木でした。人の大きさと比べてみてくださいね。

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2006年2月17日 (金)

バナナの花

これなーんだ?

banana-2s答。バナナのお花。知ってたー??こんな形をしていて、ちゃんとオシベとメシベがあるんだよ!どこがどうか、写真でわかるかな?

おとといくらいに「ウツボカズラの花が小さいけれどスミレとかに似てる…」なんて書いたら、何気に見ているお花が実際にどんな形なのか気になりだしちゃって…、昨日はバナナと出合ったので、写真を撮ったのです。

実際の長さは3cmくらいかな?このお花の1つ1つがバナナになります。花粉のつき方とかちょっと普通のお花とは違ってますよね。

以下だんだんと大写しに…

banana-3s

banana-1s

全体像はこんな風。下に垂れている大きな塊から、右上のような花びらみたいなのが(実際は包?)1枚ずつめくれ上がってその間にこんな小さな花がいっぱい付いています。これらが受粉して左上のように私たちが見慣れている房のバナナになるわけ。

食べられるバナナは世界の熱帯に300種類くらいあるんだそうですが、その元になったのはたった2種類の野生のバナナなんだそうです。300種類がたった2種類から???どうやって作られたの??自然に?それとも人間が品種改良をして?…というのが私の長い間の疑問だったのですが、その気持ちのよい解答が栽培植物と農耕の起源」中尾佐助著 岩波新書 に載っているのを発見。この報告はまた明日。

とりあえずは熱帯に来ると、たくさんのバナナに出会えます。お花も様々。面白いよ!ってなメッセージでした。

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後日の追加とお詫び:すみません!バナナは両性花ではなくて単性花でした。上の記述、間違ってます。この続きを読んで、まちがいを確認してくださーい!

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Musa sp.

バショウ科 Musaceae (ユり(単子葉)綱 ショウガ亜綱 ショウガ目) 

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2006年2月 6日 (月)

ワイルドペッパー

Piper sarmentosum

piper_sarmentosum2s

コショウ科 Piperaceae (モクレン亜綱 コショウ目)

原産地:マレー半島 ボルネオ島 ジャワ島

Common name: Wild Pepper, Sirih Duduk , Cabai , Kaduk などなど

piper_sarmentosum1s1

上の写真を見てくださいね。緑の葉がつやつやしてきれいでしょ?

シンガポールでは街路樹の下や、公園の木の下などで頻繁に見かけるグランドカバーです。シンガポールに元々あった草なので、気候もあっていて強い強い!

高さはせいぜい50cmくらい。暗い場所にかなり強いらしく、他のグランドカバーが弱っているような場所でも、ワイルドペッパーだけは青々と美しい葉を茂らせています。

piper_sarmentosum1s2 白いのは「花」…かな?「つぼみ」…かな?この白い塊の長さが6mmくらい。たぶん1つ1つの粒々が花の部分だと思います。小さすぎてね、いつ花が咲いているんだか全然わかりません。

花が終わると左のような茶色の粒々ができてきます。最終的には黒い粒々になります。

ワイルドペッパーの名前からもわかるようにコショウの仲間ですが、これからコショウは取りません。

ただ、昔から薬として使われてきたようです。この葉を頭に湿布して子どもの頭痛の薬として使ったり、根っこをベテルナッツと一緒に噛んで、喘息とかしつこい咳の薬として使ったり…そんなことが本には書いてありました。

piper_sarmentosum1s3 シンガポールやマレーシアの田舎では野菜として使うそうです。話を聞いて、私も食べてみました。ちょっとぴりっとするけれど、慣れてしまえば嫌な感じではないのでは?って思いました。庭のシソの葉を食べるとかなりの刺激があるでしょ。風味は違うけどあんな印象。

資料:「A Guide To Growing The Native Plants Of Singapore 」P109

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2006年2月 4日 (土)

ツンベルギア-2

Thunbergia laurifolia

thunbergia_laurifolia1s .

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キツネノマゴ科 Acanthaceae ( キク科 ゴマノハグサ科 )

原産地 : ミャンマー、マレーシア

thunbergia_laurifolia2s .

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1枚目の写真は、シンガポール植物園のビジターセンターを入って、右に曲がると見える風景。このパーゴラに絡ませてあるのが、このツンベルギアです。吊り下がるように薄い紫の花がいっぱい咲いていてとってもきれい。同じパーゴラに白いお花も絡んでいます。花の直径は7~8cmくらい。

実はこの花、ブキティマとか色々な場所で咲いています。勝手に増えたのか、誰かが植えたのかわからないけど、「あ、また…」って意外なところでよく出会う植物。

真ん中に穴が開いているでしょ。ここによくカーベンタービーという大きなクマンバチの仲間が入り込んで、蜜を吸っています。アリも大好きみたいでいっぱい群がっているから、きれいなお花と思っても不用意に手にとったりしない方がいいですよ!

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資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P33

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2006年1月23日 (月)

ドリアン体験

今日は3年半も前、2002年7月に友人に送ったメール便りからのコピペです。この頃、毎日が驚きの連続で、ワクワクしてました!(今もだよ!)

020721_099

ウビン島って知ってますか?シンガポールは本土は淡路島くらいの大きさの島ですが、この周りに小さな島をいくつも従えています。その中でもっとも大きいのがウビン島です。日本語の観光ガイドには載っていない地元の人の遊び場で最近は海の生き物を見ようと、けっこう土日はにぎわっているようです。

 

そのウビン島に植物を見に行ってきました。チャンギジェッティーという船着場から、小さな船に乗ってウビン島に渡ります。片道2ドル。15分くらいの船旅です。船を下りた辺りにはレストランとか、土産物屋とか、貸し自転車屋などがあって、そこからそれぞれの目的に沿って、遊びに散っていくようです。

このときは「自然友の会」の定例会で行き、

植物を見るための散策だったので、自転車には乗らず、徒歩でちょっと面白い植物を求めて2時間ほど歩き、船着場付近に戻ってきて食事をとりました。

「きれい」とかとはほど遠い食堂でしたが、シーフードを含めとっても美味しい中華をいただくことができました。

前置きが長くなりましたが、ここからが本番!本日の「影の」メインイベント!そう。ウビン島の「ドリアン」を食べようというのです。 

020721_100腐った臭いがする…

とゲテモノのように日本では言われている「ドリアン」ですがシンガポールではとっても人気がある果物です。

スーパーでは中の果肉を出して、プラスチックのトレーに載せてラップをかけたものが普通に並んでいます。

チャイナタウンに行っても、リトルインディアに行っても、どこにでもドリアンが籠いっぱい、壁一面置いてあって、外で切って美味しそうに食べている人たちがいます。

あの臭いも好きな人たちにはたまらなくかぐわしい臭いなのだそうです。

ウビン島のドリアンは美味しいと聞いていたので私はこの日に初挑戦しようと心に決めて出かけたのでした。 

ウビン島の土産物屋の前には、ドリアンをはじめ、南国の森の果物がいっぱい売られていて、行きつけのお店のお兄さんによさそうなものを選んでもらって、切ってもらいました。

020721_101ドリアンは切らない状態では、実はそんなには臭いません。少しは臭うのだけど、よく言う耐えられない臭さほどではないと思います。

切って、空気に触れた瞬間から時間がたつにつれ、あの独特の臭いを強くしていくのだそうです

切りたてほやほやのドリアンの果肉を指でつまんで、パクリ。びわくらいの大きさの種の周りにとろんとした果肉がついていて、この部分を食べるのです。 

ふっふっふ…、なんて表現したらいいのでしょ。とにかくクリーミィ口の中に甘い果肉が溶けていくかのよう…。甘さも程よくて美味しかったですよー。

同行者18人中15人までが食べたのですが、ほとんどの皆さん、おいしいーーっ!!!と絶賛しておられました。 

なるほど、これならドリアンにとりつかれる人たちの気持ちもわからないではない…。

お兄さんがどんどん切るので、ドリアンの「わんこそば」状態でとにかく沢山食べました。

個人的な感想としては…確かに美味しかったです。ただ、クリーミィ過ぎて、めっちゃ甘いレア-クリームチーズケーキって感じ??? ちょっと重すぎて、メロン系よりミカン系のすっぱい果物が好きな私の好みでは、たくさんは食べられないなあって思いました。臭いも食べたときには気になりませんでした

でもね。

食べたあとから、臭いが胃から上がってくるの。これがちょっと私にはつらかったです。

ただ、これは個人の好みの問題だと思うので勇気のアル方は、1度、挑戦してみるのをお勧めします

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2006年1月12日 (木)

長ラッパ花

Solandra longiflora ?

solandra_longiflora1s ナス科 Solanaceae ( キク亜綱 ナス目 )

原産地:キューバ、ヒスパニオラ島

Common name: Trumpet plant , ナガラッパバナ

テロックブランガヒルパークで撮った写真です。

ごめんなさい!この花が本当にlongifloraかどうかはわかりません!longifloraに形はそっくりだと思うんだけど、どの本を見ても色がクリーム色なのです。これは黄色。だから確信がないの。ごめんね!maxima という種類は色は黄色ですが、どう見ても花の根元の膨らみ方が違う気がするんです。

longifloraについてせっかく調べたので載せときますね。

grandiflora とはとってもよく似ているのだそうです。どうも、ガクの長さが grandiflora の方が長くて目立つということが違うらしい。そこだけ違うよ…と英語のサイトには書いてありました(…と思う(^^ゞ)

それから花は、最初は白で、2日目には黄色、やがて茶色がかった黄色に変化する…ともある!(英語のサイトなので、自信はないが…)ということは、私が見たのはやっぱりlongiflora で、2日目の花だったかも!

高さが3mくらいになるツル植物で、このときも何かの植物に絡まってぐちゃぐちゃだったような気がします。また、次回にしっかりと観察して確かめてみますね!

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」P30

    http://www.botanic.jp/plants-sa/sollon.htm

    http://florawww.eeb.uconn.edu/acc_num/198500483.html

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2006年1月10日 (火)

ポンポンの木

Cerbera odollam

cerbera_odollam1s キョウチクトウ科 Apocynaceae (キク亜綱 リンドウ目)

原産地:インド~太平洋

Common name: Buta Buta , Pong Pong Tree , Reva , Yellow -Eyed Cerbera , ケルベラ、ポンポンの木、ミフクラギ

お花の直径は8cmくらいかな?きれいな白いお花がたくさん咲いています。

cerbera_odollam2sよく見る木は公園に植えられているので、5m~10mくらいでしょうか?それほど大きくなる木には見えません。

お花が終わると、ポンポンという名前がぴったりのグレープフルーツくらいの大きさの緑の実がいっぱいなります。白いキョウチクトウみたいなお花が咲いていて、グレープフルーツみたいな実がなっていたら「ポンポン?」と思ってみてください。緑の実は赤緑、黒と変化して自然に落ちます。

cerbera_odollam4s木の下を見ると写真のようなクリスマスツリーの飾りみたいなのが落ちているのを見つけることができます。これは実の表面の部分が腐ってなくなったもの。そして、このような状態になるとすぐには腐らないようです。

グレープフルーツの重さを想像しながら、実を持ってみると、拍子抜けするくらいに軽い! 

じつはポンポンの木は自然の環境では、マングローブ林の後ろの水辺に生えていて、この実が水に落ちて水に浮かんで遠くまで運ばれていくのだそう。だからパシリスパークなどでも見られます。原産地がインド~太平洋までと広いのもこのせいなんですねぇ。

cerbera_odollam3sョウチクトウの木は有毒だから気をつけて…というのは皆さんよくご存知のことだと思うんだけど、ポンポンも例に漏れず「有毒」で危険です。しかも実だけでなくて、葉や枝も有毒だから安易に近づいたり、触らないのが賢いかも。

種はねずみを毒殺するのに使われたり、魚毒としても使われてきたそうです。ほら、怖いでしょ?

写真にある表面の皮がとれた繊維質の実は、金色や銀色のスプレーがほどこされて、クリスマスの飾りやドライフラワーの飾りとして売られているのをよく見ます。日本ではこの実から発芽したものを鉢植えとして売られているようです。形がちょっと面白いもんね。

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」 P330

   「フォートカニング植物散歩」シンガポール日本人会自然友の会 P41

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2006年1月 7日 (土)

ヒルギモドキ

Lumnitzera racemosa

lumnitzera_racemosa1s

シクンシ科 Combretaceae ( バラ亜綱 フトモモ目 )

原産地 :オーストラリア~ニューギニア~東南アジア~中国、台湾、沖縄

Common Name: ヒルギモドキ

代表的なマングローブ植物の1つがヒルギだとシロバナヒルギの時に書いたけど、かわいそうなことに、他のマングローブ植物は、この子のように「ヒルギモドキ」とか「ヒルギダマシ」とか、嬉しくない名前で呼ばれているものがあります

lumnitzera_racemosa7s

でもって、この子の和名は「ヒルギモドキ」。お花とか全然違うのに何でヒルギモドキなんだろう?答を知ってる人がいたら教えてくださいね。

上の写真のような小さな花が咲きます。花の直径は5~6mmくらいでしょうか? 

花が終わると左の写真のような感じになります。長さは1cmくらい。最終的にこの実がどうなるのかは、観察したことがなくて、わかりません。ごめんね。

lumnitzera_racemosa7s2

葉は4~5cmくらいで左の写真みたいなのです。つるるんとした感じの表面を持っています。

資料:「マングローブ入門―海に生える緑の森」P209

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2006年1月 5日 (木)

シロバナヒルギ

Bruguiera cylindrica

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ヒルギ科 Rhizophoraceae ( バラ亜綱 ヒルギ目 )

原産地:東南アジア~ニューギニア、オーストラリアのマングローブ域

Common Name:シロバナヒルギ

bruguiera_cylindrica3s 

左の写真の花みたいに見えるのは花びらが落っこちてガクだけが残ったもの。上の写真のように、ガクの中に薄い花びらがあるのを、時々見つけることができます。

花は3つずつ付いていることが多いです。

bruguiera_cylindrica1s 

スンガイ・ブローやパシリスのマングローブウォークで1番多く見ることができるマングローブ植物の一つかな?

ヒルギ科の16属の植物のうち、4属がマングローブにあって、どれも胎生種子という陸の植物にはない、変な子孫を残す性質があります。

左のはシロバナヒルギの若い胎生種子。シロバナヒルギの胎生種子の特徴は、ガクだったところが反り返ってくっついていること。長さは15cmくらいで、オオバヒルギとかに比べると小さめです。

bruguiera_cylindrica5

胎生種子が木になっているときはこんな感じでくっついています。

葉も小ぶりでつるんとした感じです。こんな感じの葉を見つけたら、反り返ったガクがくっついている胎生種子がないか探してみて。あれば、「シロバナヒルギ」と見分けることができます。

スンガイ・ブローの入り口付近に作られたマングローブウォークでは、シロバナヒルギ、オヒルギ、フタバナヒルギ、オオバヒルギ、コヒルギなどのヒルギ科のマングローブ植物を目の前でじーっくり観察することができます

資料:「マングローブ入門―海に生える緑の森」P188

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2005年12月26日 (月)

オオバヒルギ

Rhizophora mucronata

rhizophora_mucronata1s

ヒルギ科 Rhizophoraceae ( バラ亜綱 ヒルギ目 )

原産地:東アフリカ~インド、東南アジア、南太平洋地域のマングローブ域

Common Name:オオバヒルギ

沖縄のマングローブ林にあるヤエヤマヒルギのごくごく近いご親戚。幹や葉や、まあ、ヤエヤマヒルギの色んなところを、一回り大きくしたようなのがオオバヒルギなんだって。私は沖縄には行ったことがないので、いつか行って比べられたらなあって思ってます。

左の写真を見て!

胎生種子がとにかく長いの!写真のは60cmくらいだったけど、長いものは 1mにもなるんだって。 

胎生種子はこのまま、地面にブスリと突き刺さって成長をはじめるものなんだけど、オオバヒルギの胎生種子は長いので、水が深くなるところでも成長できて、そんなわけで、マングローブ林の一番前面の水深が深いところに帯状に群落を作っていることが多いのだそう。

この写真はパシリスのマングローブウォークの入り口で撮ったもの。ここはそんなに水深があるわけでもないのに、なぜかオオバヒルギが何本もあって、胎生種子もいーっぱい付けていて、写真もいっぱい撮れてラッキーでした。スンガイ・ブローでも木はよくあるけど、なかなか胎生種子の写真は撮れずにいます。

rhizophora_mucronata2s

これはつぼみの写真。つぼみの長さは1.5~2cmくらいかな?

オオバヒルギの仲間でフタバナヒルギというマングローブ植物があって、混在しているのだけど、フタバナヒルギに比べると花柄が少し長めで、下向きについているのが、特徴と言えば特徴。

残念ながら、お花の写真は見つけられませんでした。どっかで撮ったことがあると思ったんだけどなあ。見つけたらあらためてアップしますね。

rhizophora_mucronata8s

これは花が終わった後の様子。まずはこの3角形みたいな茶色の帽子ができあがります。その後、帽子の先から緑の棒がにょきにょきっと伸びてきて、一番上の写真みたいになるわけ。面白いでしょ。

資料:「マングローブ入門―海に生える緑の森」P203

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2005年12月24日 (土)

ドゥアバンガ

Duabanga grandiflora

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ミソハギ科 Lythraceae ( バラ亜綱 フトモモ目 )

原産地:北東インド~マラヤの低地~1000mくらいまでの山

Common Name:Beremban Bukit

シンガポール植物園のエコガーデンを歩いていたら、終わりかけだけど花を発見。

木はこんな風に長い枝がたれる、樹形がなんともきれいじゃない木。(手前の小さな苗木じゃなくて、奥に写ってる暴れた木) 

実際は30mくらいまで成長する木だということだから、生長するともうちょっと何とかなる形になるんだろうか?

前に書いたマヤプシキとそんなには遠い親戚ではないらしい。そのため、花が落ちた後の実がすっごく似てる。比べてみて!

この花は夜に咲く花で夕方5時くらいに咲き始め、7時くらいまでに完全に開き、腐ったミルクのような臭いがすると、コーナー先生の本には書いてありました。実際はどんな臭いなのかこの日は臭いをかがなかったので、確かめていません。翌朝に日が出るまでにはお花は落ちるんだよとも書いてあったけど、午前中に見たので、あれー?もしかして違う花???(違っていたらごめんなさい!)

コウモリやガが蜜を吸いに来て、受粉を手伝うのだそうです。

関連記事:「ドゥアバンガの実」

資料:「Wayside Trees of Malaya 」 E.J.H.Corner P471

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2005年12月22日 (木)

白花のベニノキ

Bixa sp.

bixa_sp

bixa_sp .

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ベニノキ科 Bixaceae ( ビワモドキ亜綱 スミレ目)

原産地:資料がないのでわからないけど、ベニノキと同じ中南米あたりかなあ

Common Name: ??

ちょっと前に紹介したベニノキの白花。シンガポール植物園のエコガーデンのトイレの近くに植えられています。ちょっと前まではピンクの花で赤い実がなるベニノキしかなかったんだけど、先日エコガーデンを歩いたら、白花の若木がベニノキの横に植えられていました。

木の感じはそっくりだけど、花の色と、実の形や色が違います。調べてみたけど、資料は全く皆無。何にもわかりません。知ってる人がいたら教えてね。

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2005年12月17日 (土)

インドのプライ

Alstonia scholaris

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キョウチクトウ科 Apocynaceae (キク亜綱 リンドウ目)

原産地:スリランカ、インド、マレシア、熱帯オーストラリア、ソロモン諸島

Common Name: Indeian Pulai, シチヨウジュ(七葉樹)

alstoina_scholaris1s alstoina_scholaris7s

alstoina_scholaris6s .

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ブキバトネイチャーパークを散策していた時に、大学の先生に教えていただいたのが、このインドのプライ。

コモンプライというこれの仲間の木があって、コモンプライは公園や街路樹で本当によく見かける樹形のきれいな木なんだけど、ちょっと違うんだよと教えていただきました。

葉の付け根がちょっと膨らんでいて、茎への付き方が違うのだけど、写真を撮るのをわすれてしまったので、ごめん、ここではうまく説明できません。

コーナー先生の本によると、この木は学校のスレートに使う木なんだよと書いてありました。スレートって何じゃ?って思ったけど、どうも、ノートの代わりに使う石盤のことらしいです。この木の材をパイプ粘土でコーティングして石盤を作り、Arenga-wood で作ったペンで書き物をし、それをざらざらした葉(例えばMenpelasの葉)でこすると字がきれいに消えるのだそうです。でもって、scholaris(学校の…という意味) という学名はそこから付いた名前なんだそう。学名って意味がわかると面白いねー。

資料:「Wayside Trees of Malaya 」 E.J.H.Corner P152

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2005年12月13日 (火)

スパイダーりリー

Hymenocallis speciosa

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ヒガンバナ科 Amaryllidaceae ( 単子葉 ユリ目 )by新エングラーによる分類

原産地: 西インド諸島

Common Name: Spider Lily, White Spice ,スパイダーりリー

hymenocallis_speciosa1s2

シンガポールの街路や公園、コンドミニアムの庭などどこででも見られるお花。

スパイダーりリーという名前は多分、この花の形からつけられたのでしょう。面白い形をしていますよね。

葉もこんもりとまとまってきれいだし、花もきれいなので、よく植えられています。

資料:「観葉植物」P450

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2005年12月 9日 (金)

ちっちゃーい時計草

Passiflora suberosa

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トケイソウ科 Passifloraceae ( ビワモドキ亜綱 スミレ目)

原産地: アメリカ、太平洋の島々

シンガポールに住んで30年という友人Oさんの御宅の庭に咲いていた時計草。

めっちゃ小さいくてかわいいの!

大きさは1.5cmくらいかなぁ。ボールペンと比較しても小ささが想像できるでしょ。

でもちゃーんと時計草の花の形をしてる!

実(み)はこんな黒い小さいのがなります。パッションフルーツの仲間だから食べられるのかな?でも挑戦はしませんでした。

雑草化しそうな雰囲気の植物だけど、隅々まで管理の行き届いたシンガポールでは、あんまり雑草らしい雑草を目にする機会がなくて、(あることはあるのだけど)この時計草は、この時に初めてお目にかかりました。Oさんありがとう!

資料:「1001 Garde Plants in Singapore」 National Parks' Publication P24

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2005年12月 4日 (日)

あり植物 マカランガ

Macranga triloba

macranga_triloba1s

トウダイグサ科 Euphorbiaceae (バラ亜綱 トウダイグサ目)

原産地:インドシナ、西マレシア

Common Name: Common Mahang

マカランガは属の名前。地元ではコモンマハンと呼ぶのが普通のようです。

熱帯雨林の中は生存競争が激しくて―栄養分の争奪戦のための―あの手この手を考えて進化してきているところが、すごく面白いんだけど、これもその代表選手の一つ。

アリ植物という言葉を聞いたことがありますか?

ブキティマやマクリッチなどの、森の少し明るいところによく生えているこの植物は、私達にとっては「あり植物」の代表選手です。茎についている黒い輪が目印です。

macranga_triloba2s

左の写真を見てみて。小さなアリがマカランガの茎にたむろしているでしょう?

このアリ(学名 Crematogaster borneensis)はこの茎の中にがあります。茎に小さな穴(このありだけが通れるような大きさの)が開いていてそこから出入りするのです。

アリはこの巣の中で子どもを育て住むだけでなく、アリマキを育てそれらが出す甘い汁をエサにします。つまり栽培をしているというわけ。スゴイネーーー!

マカランガは写真にも写っている黒い輪みたいなところに栄養分をためて、アリに提供もしています。

ここまで書くとアリばっかりいい思いをしているようですが、マカランガもその見返りをアリから受けています。

例えば、茎の中でアリやアリマキが死ぬとその死骸がマカランガの栄養分になります

また、生存競争の激しい森の中で、つる植物などがマカランガに絡みついてきたりすると、アリがこれを噛み切って、マカランガを守り、マカランガの美味しそうな葉を食べに昆虫などがやってくると、その昆虫を撃退するのだそうです

こういった持ちつ持たれつの関係を 「共生関係」 と言い、このようにアリに住まいを供給して共生関係を持っている植物のことを 「アリ植物」 と言います。トウダイグサ科だけでなくて色々な科にアリ植物はあります。特に厳しい環境に置かれている植物に多いです。

マカランガは1.5mくらいの高さのものをよく見かけますが、3~5mくらいの高さになって、花や実をつけているのも、たまに目にすることがあります。

マカランガの仲間の種類は他にもいくつかあって、これらもよく森の中で見かけますが、全部が「アリ植物」というわけではありません。

資料:「A Guide To The Bukit Timah Nature Reserve」 P74

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2005年12月 3日 (土)

さそりのしっぽ

Pentaphragma ellipticum nar. ellipticum

pentaphragma_ellipticum1s

ユガミウチワ科  Pentapharamataceae (キク亜綱 キキョウ目)

原産地:ジョホール州南部、 Lingga(私にはどこだかわからない) & シンガポール

Common Name : Scorpion's Tail 、スコルピオンプラント

pentaphragma_ellipticum2s

ブキティマ自然保護区で、それと分かりながら探して歩くと、左の写真のような草を発見することがあります。葉が分厚くて、先が丸まっていて、長さが15cmくらいで、テカテカ光っています。株の高さはせいぜい30cmってところでしょうか?

その葉の付け根辺りをよーく探すと、この「さそりのしっぽ」のように小さな花が集まった面白い花を発見することができます。

小さな花の固まりは全長6~8cmくらいかな? 小さな花の1つ1つは6mmくらいというとても小さなもので、真ん中がほんのり紫っぽく染まっています。じつは新しいお花はこの真ん中が、黄色というか白っぽくて、虫による受粉を終えると「もうあんたたち来なくていいよー」と、真ん中の色を変えて知らせるのだそうです。

資料が全然見つからなくて、たった一つ見つけた資料には、原産地はシンガポール周辺のとても狭い地域しか、書いてありませんでした。ということは、シンガポール周辺でしか見られない、とても珍しい植物なのかしら?ネットでも学術関係のサイトにしかひっかからず(それも英語!)、その内容の意味がさっぱりわからずギブアップ! 

どなたかスコルピオンプラントについて、情報をお持ちの方がいらしたら、教えてくださーい!!

資料: 1001 Garden Plants in Singapore P186

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2005年11月29日 (火)

コンペイトウの木

Mallotus paniculatus

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トウダイグサ科 Euphorbiaceae (バラ亜綱 トウダイグサ目)

原産地:中国南部~マレシア~オーストラリア北部、石垣島、西表島

Common Name: Balek Angin, Turn-in-the-Wind,ウラジロアカメガシワ

良い写真じゃなくてごめんなさい。実際は直径1cmもないトゲトゲの実。まるでコンペイトウみたいなんです。日本名がない、でもよく森の端っこなどで見かけるこの木のことを私たちは「コンペイトウの木」と呼んでいます。

mallotus_paniculatus8s

これはつぼみと花の写真。とても小さな目立たないパフ状の白い花が咲きます。

mallotus_paniculatus10s

葉の裏は白い色をしていて、風で揺れると、白と緑のコントラストが目に入ります。そのため英名はTurn-in-the-Wind。本当に目立たない木だけど、こう呼ぶとちょっとおしゃれな感じですよね

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2005年11月28日 (月)

七里香(しちりこう)

  Murraya paniculata

murrara_paniculatas1

ミカン科 Rutaceae (バラ亜綱 ムクロジ目)

原産地:アジア南部 インド~オーストラリア

Common Name: Orange Jasmine, Satinwood, ムラヤ、シチリコウ、モックオレンジ、ゲッキツ(月橘)

シチリコウ(七里香)というのは日本ではジンチョウゲのことを指すと聞いたこともある。七里もの遠くまで香りが届くという意味らしい。名前の通り、強い、甘い香りがするお花

murrara_paniculata2s

東南アジアでは広く公園や庭に使われている木。刈り込みをすると丁度日本のツゲとかのようで、(もっと葉はソフトな感じだけど)、生垣とかによく使われている

花が終わると2~3cmの赤い実が実る。かわいい。

資料: 1001 Garden Plants in Singapore P172

           500 Popukar Tropical Plants P111

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2005年11月27日 (日)

ノニジュースの木

Morinda citrifolia

morinda_citrifolia1s

アカネ科 Rubiaceae ( キク亜綱 アカネ目)

原産地: オーストラリア クイーンズランドあたり (ここから海にのってインドを経て太平洋各地へ広がった??今では東南アジア一帯で見られるそうです)

Common Name: Noni , Awl Tree, Brimstone, Indian Mulberry, Morinda,  ノニ、 モリンダ

morinda_citrifolia2s

はっきり言って異様な姿の果実です。最初見たときは「何だこれ?」って思いました。健康食品として最近よく話題にのぼっている「ノニ」の木と知ったのはだいぶ後になってからでした。

面白いのは実だけじゃありません。花のつき方も面白い!白い直径1cmくらいの花なんだけど、小さな変な塊があって、そこにもじゃっと付きます。だけどいっぺんに咲いているのは数輪。で、花の根元の細胞みたいなのがそれぞれ大きくなって、ノニの実になるわけです。

実はどの本を見ても「まずい」と書いてあります。インドネシアでは塩をかけて食べるんだって。ジャワでは若い葉は野菜として食べるそうです。

木の根の皮は染料に使うそうです。バティックの赤はノニから取るんだって。知らなかった。そう言えば「アカネ科」だ。日本のアカネ(赤根)と同じだねぇ。

この植物は伝統的な薬として使われてきました。根や葉やフルーツ、色々な場所が、色々な用途の薬として使われてきたようです。最近、売られている「ノニジュース」はフルーツを使った健康食品で、ノニはポリネシアでのこの植物の呼び名なのだそうです。

資料:「Tropical Trees and Shrubs」 P317

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2005年11月23日 (水)

甘い香りのスイメイ

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Wrightia religiosa

キョウチクトウ科 Apocynaceae (キク亜綱 リンドウ目)

原産地:タイ~マレーシア

Common Name : Wild Water Plum, Water Jasmine ,スイメイ

厚ぼったい葉が多い熱帯の植物の中で薄手の葉を持つこの木は、公園の中でも涼しげな感じを与えてくれてふと振り返ってしまいます。この植物の特徴はとにかくお花の香りがよいこwrightia_religiosa2s。花は1.5cmくらいかな?下向きに咲くのでちょっと日本のエゴノキを思い出させてくれます。

キョウチクトウ科の植物なので、実が二つ対でなるのも面白いです。

こちらでは盆栽の材料の木としてよく使われているようです。英語のサイトでは盆栽材料としての記述が多く見つかりました。

日本語のサイトで探すとお花の写真はみんな八重。どっちも同じ種類だけど、八重のは挿し木でしか増やせないということなので、突然変異かなんかなのでしょう。八重の方が見栄えがいいので、鉢植えとして売られているんでしょうね。でも私は一重の清楚な感じがとーっても好きです。

ウビン島で撮影。でもシンガポールの公園のあちこちによく植えられています。

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2005年11月18日 (金)

ホウガンヒルギ

xylocarpus_granatum1s xylocarpus_granatum3s xylocarpus_granatum5s

Xylocarpus granatum

センダン科 Meliacea ホウガンヒルギ属 ( バラ亜綱 ムクロジ目) 高木だけどせいぜい10mくらい。

Common Name: Nyireh bunga, ホウガンヒルギ

原産地: 西アフリカ~東南アジア

ウビン島北部のマングローブ林の中で見つけた。じつは、ホウガンヒルギは2種類あるらしくて、どちらかわからない。もう一つの種類は Xylocarpus moluccensis 。赤ちゃんの実とそこそこ大きい実の2つの写真を載せたけど、この大きい方が直径13cmくらいあったので、こっちかな?…と。本には granatum の実はグレープフルーツからポメロくらいの大きさと書いてあり、moluccensis はオレンジくらいの大きさとあったので。

スンガイ・ブローでもよく見かけるホウガンヒルギ。日本のヒメシャラを思い出させるまだらの幹の模様で簡単に見つけられる。無意味に大きいと思える実の大きさに、いつもなんだか顔がにやけてしまうのは私だけなのかな?

資料:A Guide to the MANGROVES of Singapore 1 P146

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2005年11月14日 (月)

パパイアのお花

caria_papaya2s Carica papaya

パパイア科 Caricaceae ( ビワモドキ亜綱 スミレ目 )  

原産地 熱帯~亜熱帯アメリカ

パパイアという果物の名前は誰でも知っているけれど、パパイアの木を見たことがある人はあんまりいないんじゃないかなー。ましてやお花なんて!

パパイアの木…木と言ってもせいぜい3mくらいだから草というか低木と言うか悩んでしまうのだけど、そんな感じのものなんです。マンゴーはれっきとした木なので、パパイアも同じ感じかと思っていたから最初に見たときは本当にビックリしました。

 

caria_papaya3s 

雄と雌の木は別々でお花の様子も違います。1枚目.2枚目の写真は雄木の花の様子。ペンダントみたいにぶら下がっていてすっごく可愛かったよー!

シンガポール ウビン島にて。2005.11.8撮影。

caria_papaya1s

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2005年11月13日 (日)

サナダムシの草

homalocladium_platycladum1s homalocladium_platycladum2s

Homalocladium platycladum

タデ科 Polygonaceae ( ナデシコ亜綱 タデ目 )

原産地: ソロモン諸島

Common Name: Centipede plant, Tapeworm bush, カンキチク(寒忌竹)

ウビン島の村長さんちの前には色々な植物があって楽しい。この変な草もその中の1つ。

葉みたいに見える緑の部分がとっても薄べったくてヒラヒラしてる。よーく見ると節みたいになっているところに小さな小さな花が咲いてるんだよー。びっくり。小さすぎて写真はボケボケ。残念。

実はこの薄べったい葉のようなものは茎。葉はほとんど無いんだって。

英名の「tapeworm」はサナダムシという意味。サナダムシ草…あんまり嬉しい名前じゃないね!

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2005年11月 7日 (月)

シーアップル:白いぽんぽんの花

syzygium_grande Syzygium grande(Eugenia grandis)

フトモモ科 (Myrtaceae) (バラ亜綱 フトモモ目)

原産地:シンドシナ、マレーシア

Commom Name: Jambu Air Laut, Sea Apple

街路樹定番の種。白い直径3cm位のぽんぽん型の花が特徴。花が終わるとオリーブを一回り大きくしたような実が成る。葉は椿のように肉厚で、光沢があり、葉の先がくるりと反り返ったようになっているのが特徴でわかりやすい。

syzygium_grande

シンガポールの森の中にもある樹木だけれど、森の中のシーアップルはとっても大きくて、花や葉を見ることはできない。だから、森の中で「それ」とわかることは少ない。樹名札がついていて初めてわかる。

写真は River Valley Rd. のリャンコートの近くの街路樹のシーアップル

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