カテゴリー「Ch:熱帯の実 (緑色) Green」の記事

2006年9月 3日 (日)

アメダマノキ

Cicca acida   or Phyllanthus acidus  or Phyllanthus disticus

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公園で時々見かける木。低木です。せいぜい5~6m。かわいい飴玉のような実がなっているので、わかります。

小さな小さな花です。直径2mmくらいと言ってもいいんじゃないかな。1~2個の雌花の周りを雄花が取り囲む総状花序…と自然友の会の資料にはありました。でも撮った写真からはよく分かりません。

写真から分かるかな。真ん中あたりに写っているピンクのぐちゃぐちゃっとした部分が花序です。小さいでしょ。

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雌雄異株か同種。

もうちょっと拡大してみよう…。

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うーーん、なんて可愛いんでしょう!!

ミクロの世界でこんな美しい花を咲かせてるなんて、虫くんにちょっと嫉妬してしまうわ…。

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実の赤ちゃん。メシベがまだ残ってます。これがだんだんと大きくなっていきます。

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実は最終的には直径2~3cmになります。名前の通り飴玉のようです。かわいいでしょ!

アメダマノキ…なんて名前がかわいいよねー。英語名の和訳でもないし、どんな日本人がつけたんでしょう?

幹生果で、下の写真のように枝に直接なっているのをよく見ることができます。

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実は生食ができて、すっぱい味がするそうです。料理の風味づけに使ったり、砂糖漬けやピクルスにします。根や種子を薬用に使うそうです。

トウダイグサ科 Euphorbiaceae

原産地: インド、マラヤ

Common name: Malay Gooseberry , Starberry , Country Gooseberry ,アメダマノキ

資料:「熱帯植物要覧」 P218

    シンガポール日本人会自然友の会資料 B-22

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2006年6月 8日 (木)

チョコレートの木

Theobroma cacao

言わずと知れたチョコレートの木。チョコレートがカカオから作られたってことはみんな知ってるけど、カカオがどんな木かは意外と知らないんじゃないかな?

ってわけで。じゃーん。カカオの実です。

長さが15cmくらいのラグビーボールみたいな形幹生果って言って、幹や枝に直接実ります。

シンガポール植物園の果樹エリアには何本ものカカオの木が植えられていて、いつでも実も花も観察できます。

Theobroma_cacao1s

で、お花がコレ。

Theobroma_cacao3s

Theobroma_cacao5s

かわいいでしょー!!!

不思議な形でしょー。

芸術的!!!

Theobroma_cacao9s

こっちは横からの写真。構造とかわかりますか?

しつこく写真を載せてしまったけど、じつはこのお花、1cmかそこらしかない、ものすごーーーーく小さなお花なんです。でも、よく見ると、ものすごく繊細なつくりをしていて、かわいいの!!

そう思うでしょー!!

こんな風にお花も幹に直接咲きます。

Theobroma_cacao9s2

Theobroma_cacao10s

花の小ささを感じてもらうためにしつこくもう1枚。

実が2つ見えるでしょ。その左上の小さな白い点。これがお花です。

ある時たまたま、キレイな状態の実が落ちていたので、2つに割ってみました。普段は少し大きくなってくると、リスに表面をくりぬかれて中身を食べられてしまうのです。そのため、なかなかよい状態の実を見ることはできません。(TOMの場合、後にも先にもこのとき1回だけでした)

Theobroma_cacao2s

小さな白い塊がいっぱい入ってるのがわかりますね。この白いものを恐る恐る食べてみました。

クリーミィで甘酸っぱい感じ。おいしいです。これならリスが食べるのもよくわかります。

白いものの中身は種。この種を加工してチョコレートを作ったり、ココアやココアバターを作ります。でもその周りの部分が食べられるなんて知らなかったー。

野生の状態では、この白い果肉に惹かれて小動物がやってきて、タネごと食べ、タネをどこかに糞としてばら撒いてくれるのでしょうね。

Theobroma_cacao12s 葉はこんな感じでした。長さが30cmくらいもあったかな。

アオギリ科 Sterculiaceae 

原産地: 中央アメリカ

Common name: Cocoa , Cacao, ココア、 カカオ

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2006年5月18日 (木)

タンピネスツリー

Streblus elongatus

タンピネスと言えば木の名前…と知っているシンガポール在住日本人は少ないでしょうねぇ。コチラではお馴染みの町や道路の名前、「タンピネス」は実は木の名前だったのです

とは言ってもこれと言ってお花がきれいなわけではありません。お花は下の写真みたいなの。えー、これがお花?違反でしょ?って言われそう…。でもよく見るとけっこう面白いんですよ。

白い10cmくらいの房がぶら下がっていて、これがお花の塊です。

Streblus_elongatus11s

Streblus_elongatus8s丸い円柱のような形をしているかと思いきや、よく見ると平たいのがくるんと丸まった格好になってます。左の写真でわかるかな?

Streblus_elongatus6sこれは雄花と雌花の集まったもので、雌花はこの房1本につき、1~3個しか着いていないんだって。真ん中よりちょっと左に見える丸いのが雌花のあったところで、周囲の粒々がみんな雄花。面白いねー。

Streblus_elongatus13sだんだんこの雌花の子房が育ってこんな感じの実を見ることができます。

この実は甘くて小さな動物達が食べ、熟した時には種子がはじけて飛ぶそうです。普段、私達が見るのはせいぜい下の写真のような実なので、どんな風にはじけるのかまた、気を付けていたいなぁって思ってます。 Streblus_elongatus14s  

Streblus_elongatus1s

木の形はこんな風。シンガポール植物園で撮ったものです。

資料には、「普通は12mくらいになる木ですが、ジャングルの中では30mくらいになります」とありました。公園とかで見るのはせいぜい10mくらいなので、30mもの大木は見たことがないなあと思っていたら、見つけました。これについてはまた明日。

シンガポールが原産地ですが、建材として色々に使われて、自然のものは減ってしまったとブキティマの説明版には書いてありました。

  Streblus_elongatus4s

クワ科 Moraceae (マンサク亜綱 イラクサ目)

原産地:マレー半島、スマトラ、ボルネオ

Common name: Tempinis , タンピネス

資料 「Singapore Botanic Gardens シンガポール日本人会 自然友の会」P201

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2006年4月28日 (金)

悪魔のワタ

Abroma augusta

シンガポール植物園のスワンレイク近くのスイレンの池のほとりに植えられている潅木。花は下の写真のように深い赤紫。直径5~6cmと言ったところかな?

Abroma_augusta1s   

Abroma_augusta5s

潅木と言ってもサツキのようにきれいにまとまるタイプではなくて、一言で言えば暴れた感じ。こんな風に枝がつーっと伸びて枝の元に近い方から順番にお花が咲いていきます。

お花が終わると下の写真のアップみたいに面白い形の実がなります。大きさはお花と同じくらいかな?

アオギリ科 STERCULIACEAE (ビワモドキ亜綱 アオイ目)

原産地:インド~中国~オーストラリア

Common name: Devil's Cotton, トゲアオイモドキ,デビルズコットン

トゲアオイモドキという名前は、花や実がアオイ科の植物に似ていて、葉にさわるとチクチクする感じから来たものなのかな?

デビルズコットンの名は、やっぱりアオイ科のワタに似ているのて、でも実がはじけてもワタがどこにもないからガッカリ! なんてところからついた名前なんだろうか?コモンネームは名前をつけた人の気持ちを想像したりすることができて面白いねー。

Abroma_augusta4s

Abroma_augusta2s

でもって実が熟すとこんな風にはじけます。面白い形でしょ。

中には5mmくらいの黒い種子が入っていてぽろぽろと落っこちています。こんな風にぽろぽろ落ちちゃっていいの?って思うんですけど…。遠くまで運んでもらわなくていいのかなぁ???

根っこの繊維を縄の原料にしたり、荒れて放置された土地に植えるのにいいんだって。なぜ?マメ科のように何かの菌でもいるのかしら???

トゲアオイモドキという名前だけ自然友の会の先輩達に聞いていて、資料が全然見つからなかった植物で、全部ネットで調べました。あってるのかなーー?ちょっと不安。

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2006年3月18日 (土)

ドリアン

Durio zibethnus

durio_zibethnus7

この花なーんだ?

ほらほら、腐った匂いがするという…あれ。

果物の王様、ドリアンちゃんのお花でーす

3年くらい前に撮った写真かなあ。管理が悪いのでいつ撮った写真かはっきりしません。ごめんね。シンガポール植物園の果樹エリアで咲いていたもの。

durio_zibethnus8

ドリアンちゃんのお花はコウモリとかが花粉を運ぶので夜に咲きます。

昼間に行っても茶色になって落ちたお花しか見ることはできません。なので、このときはつぼみの様子を見ておいて、夜暗くなる7時くらいに出かけました。

ドリアンちゃんは幹に直接花や実をつける「幹生花」もしくは「幹生果」です。だから、こんな風に幹からぶら下がっています。右の奥に見えるのはつぼみです。

durio_zibethnus1s

ドリアンちゃんの実はこんな風に枝にどーーーんと実ります。

ちょっと面白いでしょお?!!!(面白かったらポチッ

パンヤ科 Bombacaseae(ビワモドキ亜綱 アオイ目 )

原産地:マレー半島

ドリアン体験の記事はこちらです。

   

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2006年3月14日 (火)

アルタボトリス

Artabotrys uncinatus かな?

artabotrys_uncinatus3s2

このブログにいつも登場してくださってるOさんのおうちに遊びに行かせいただいたときにお庭で咲いていたお花がコレ。どこかで種を採取してきて、育てたものだのだそうで、そんな出生のせいか、私は他では見たことはありませんでした。一緒にいた友人達は「バンレイシだー」(彼女らはバンレイシフリーク)と騒いでいましたが…。

バンレイシ科 Annonaceae (モクレン亜綱 モクレン目)

原産地: 熱帯アジア

Common name:Ylang Ylang vine, Bhandari vine, Climbing lang-lang, Tail grape, ilang-ilang
artabotrys_uncinatus3s

artabotrys_uncinatus2s

イエローオレアンダーと同じように、上から見た限りだとオシベもメシベも花びらがしっかりとガードしていて見えません。残念ながら、その様子は写真に撮って無かったので、様子が見たい方はこちらのサイトの写真をごらんください。

  左はその花びらを向いてしまったあとの様子。ちゃんと真ん中にメシベの塊があって、その周りにオシベが取り巻いています。

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ほんでもってできた実がこれ!1つの花でこんなにいっぱいの実がなってなんともユニークな形!普通だと、こういうふうに実がついていたら、お花が実の数だけ咲いていたと思うでしょ?でもこのタイプ(多心皮類という)のお花は1個の花から、たくさんの実がつくの。説明が難しいので、多心皮類の話はまた後日…。

artabotrys_uncinatus5s

花の元にはこんな特徴的な形をしたツメがついていました。種名の「uncinatus」は「ぺったんこのフック(ツメ)」という意味なのだそうです。

色々書いてはみたものの、TOMにとっては、よくわからない謎の植物。Oさーん、記述が間違っていたら指摘してくださいねー。

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2006年3月 9日 (木)

イエローオレアンダー

Thevetia peruviana

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キョウチクトウ科 Apocynaceae ( キク亜綱 リンドウ目)
原産地: 熱帯アメリカ (メキシコ、西インド諸島、ペルー、ブラジル)
Common name: Yellow Oleander , Trumpet Flowerthevetia_peruviana5s

イエローオレアンダーは公園や街路樹などでよく見かける低木。あんまりよく見かけるので、今までじっくり見たことが無かった。ふと気になったので写真に撮ってみた次第…。

お花が終わると黄色の部分だけ、スポっと抜けて、こんな星型の子房が残ります。

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thevetia_peruviana1s

これが大きく膨らんで、こんな実がなるの。

中はどうなってるんだろう?どれどれ…と開けてみたら、こんなん。種が1個だけ入っていました。周りはふわふわしています。

thevetia_peruviana10sthevetia_peruviana9s 本には実は緑から赤~黒へと変化していく…とありました。木全体に毒があって、実にも毒があるとも…。写真を撮るために分解をしている間も白いミルクのような樹液が次から次へと出てきましたよ。これが間違って目とかに入ると大変だし、もちろん口に入れたりすると危ないのでご注意!子どもなら死んでしまうくらい…らしい。材をインドネシアでは魚毒に使ってきたとも本には書いてありました。そんなに毒があるものを、どんな動物が食べて、種を運ぶんでしょう?とっても不思議です。

thevetia_peruviana13s今度は落ちていた花を覗いて見ました。あれー?メシベもオシベも見えないよー。星みたいな模様が見えるだけ。花の奥のほうをツンツンって突付いてみます。星の真ん中に当たる部分にベルベットみたいな毛が生えていて、開きドアのようにぺらぺらしています。そこをくぐると、あれあれ?中に何かあるぞー?(写真は花びらの部分をむしってしまって撮っています。)

外から見えなかったオシベとメシベはベルベットの扉の向こうにありました。

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thevetia_peruviana15s   

こんな風に「入り口をくぐってオシベに出会う構造」ってことは、よほど小さな甲虫とかが花粉を運んでいるのかな?今まではこんな風に漏斗状の花を覗き込めば、チューブ部分にくっついたオシベを見つけることが多かったので、覗き込んで、オシベもメシベも何もない!ってのは、けっこう新鮮な驚きでした。(写真はチューブの部分を裂いて撮ったもの。上のがメシベ。下のちょっと白っぽくなっている部分の左側の端が上から覗いた時に星の中心に見えていた部分です。すぐ下にオシベがあるのがわかるかな?)次に機会があったら、他のキョウチクトウ科のお花もよく観察してみよう…。

thevetia_peruviana8s

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2006年2月28日 (火)

コカコーラの実

Cola nitida

cola_nitida2s

アオギリ科 Sterculiaceae (ビワモドキ亜綱 アオイ目)

原産地:西アフリカのガーナ~象牙海岸の森林

コカコーラってどこからきた名前かと思っていたら、コーラは「コラの木」の「コラ」だった。ビックリ。植物の名前だったんだー。

シンガポール植物園のシンフォニーレイクの近くに樹名札は付いていないけど、コラの木だろうという木がある。

cola_nitida6s花は左の写真みたいなのが咲きます。これは私たちがいつも観察している木に咲く花なんだけど、本にはコラの木の花は「黄色」と書いてあるので、色違いか、ともすると違う種類の木なのかもしれません。でも、実や種の様子は本の写真にそっくりだし、色以外はお花も本の記述とそっくりの大きさと形をしてるんだよね。誰か分かる人がいたら教えて下さい。

cola_nitida3s

実は15cmくらい。中を割るといくつかの種が入っていて、種は白い果肉に包まれています。白い果肉を取ると表面が赤い種が出てきます。

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この種は現地ではコラナッツと呼ばれ、市場でよく売られているのだそうです。カフェインを含んでいるので、そのまま生のまま噛んで興奮作用を楽しむのだと資料にはありました。そのほかにはコラニン、デンプンを含んでいて、このナッツを食べると疲労回復に効果があると言われています。

この種がコカコーラの原料になるのだそうで、あの薬みたいにいやーな香りは(あくまで個人の好みです)この種から来ていたものなのかしら?とにかくコカコーラに原料になる植物があるなんて考えたこともなかったので、ビックリでした。

資料:朝日百科「植物の世界」7-P115

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いつも色々教えてくださる松沢さんがコラの木情報をコメントしてくださっています。ぜひぜひコメント覧も読んでくださいね。

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2006年2月21日 (火)

ドゥアバンガの実

Duabanga grandiflora

以前、ドゥアバンガの花 を紹介したことがあったんですが、今日は実とか種を見ることができました。

duabanga_grandifloraa7s

これは「つぼみ」。

ミソハギ科 Lythraceae ( バラ亜綱 フトモモ目 )

原産地:北東インド~マラヤの低地~1000mくらいまでの山

Common Name:Beremban Bukit

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お花はこちらのページをごらん下さい。

ドゥアバンガの花

お花が終わると左のような星型のものが残ります。

duabanga_grandifloraa1s

お星様の真ん中が大きく盛り上がってきてになります。

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やがて実が縦に裂けてきて、中から細長い埃みたいな、種が無数に出てきます。軽いので、ふっと吹くとすぐに飛んでいってしまいます。種の長さは7~8mmくらいでしょうか?

duabanga_grandifloraa1s2

埃みたいな種が全部飛んでいってしまうと、こんな形のお花みたいな種の器だけが残ります。着色してアレンジとかしたらきれいだろうなあ。

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シンガポール植物園の国立らん園の管理エリアで見たんだけど、左の写真の通り、大きな木でした。人の大きさと比べてみてくださいね。

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2006年2月14日 (火)

ゴールデンペンダ

Xanthostemon chrysanthus

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フトモモ科 Myrtaceae (バラ亜綱 フトモモ目)

原産地:オーストラリア北西部

Common name: Golden Penda

シンガポールの街路樹で8cmくらいの黄色のボンボンがたくさん咲いていたら、ゴールデンペンダだと思ってよいかも。上の写真は拡大したものなので、大きいんだけど、じつはこのボンボンは小さなお花が集まってできています。可愛いでしょ。

最近は樹形が整いやすいことや、高さが10mくらいでまとまることや、お花がきれいなことから本当によくシンガポールの街路樹に使われています。

お花が終わると下の写真のような実がつきます。観察してみてね!

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2006年1月23日 (月)

ドリアン体験

今日は3年半も前、2002年7月に友人に送ったメール便りからのコピペです。この頃、毎日が驚きの連続で、ワクワクしてました!(今もだよ!)

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ウビン島って知ってますか?シンガポールは本土は淡路島くらいの大きさの島ですが、この周りに小さな島をいくつも従えています。その中でもっとも大きいのがウビン島です。日本語の観光ガイドには載っていない地元の人の遊び場で最近は海の生き物を見ようと、けっこう土日はにぎわっているようです。

 

そのウビン島に植物を見に行ってきました。チャンギジェッティーという船着場から、小さな船に乗ってウビン島に渡ります。片道2ドル。15分くらいの船旅です。船を下りた辺りにはレストランとか、土産物屋とか、貸し自転車屋などがあって、そこからそれぞれの目的に沿って、遊びに散っていくようです。

このときは「自然友の会」の定例会で行き、

植物を見るための散策だったので、自転車には乗らず、徒歩でちょっと面白い植物を求めて2時間ほど歩き、船着場付近に戻ってきて食事をとりました。

「きれい」とかとはほど遠い食堂でしたが、シーフードを含めとっても美味しい中華をいただくことができました。

前置きが長くなりましたが、ここからが本番!本日の「影の」メインイベント!そう。ウビン島の「ドリアン」を食べようというのです。 

020721_100腐った臭いがする…

とゲテモノのように日本では言われている「ドリアン」ですがシンガポールではとっても人気がある果物です。

スーパーでは中の果肉を出して、プラスチックのトレーに載せてラップをかけたものが普通に並んでいます。

チャイナタウンに行っても、リトルインディアに行っても、どこにでもドリアンが籠いっぱい、壁一面置いてあって、外で切って美味しそうに食べている人たちがいます。

あの臭いも好きな人たちにはたまらなくかぐわしい臭いなのだそうです。

ウビン島のドリアンは美味しいと聞いていたので私はこの日に初挑戦しようと心に決めて出かけたのでした。 

ウビン島の土産物屋の前には、ドリアンをはじめ、南国の森の果物がいっぱい売られていて、行きつけのお店のお兄さんによさそうなものを選んでもらって、切ってもらいました。

020721_101ドリアンは切らない状態では、実はそんなには臭いません。少しは臭うのだけど、よく言う耐えられない臭さほどではないと思います。

切って、空気に触れた瞬間から時間がたつにつれ、あの独特の臭いを強くしていくのだそうです

切りたてほやほやのドリアンの果肉を指でつまんで、パクリ。びわくらいの大きさの種の周りにとろんとした果肉がついていて、この部分を食べるのです。 

ふっふっふ…、なんて表現したらいいのでしょ。とにかくクリーミィ口の中に甘い果肉が溶けていくかのよう…。甘さも程よくて美味しかったですよー。

同行者18人中15人までが食べたのですが、ほとんどの皆さん、おいしいーーっ!!!と絶賛しておられました。 

なるほど、これならドリアンにとりつかれる人たちの気持ちもわからないではない…。

お兄さんがどんどん切るので、ドリアンの「わんこそば」状態でとにかく沢山食べました。

個人的な感想としては…確かに美味しかったです。ただ、クリーミィ過ぎて、めっちゃ甘いレア-クリームチーズケーキって感じ??? ちょっと重すぎて、メロン系よりミカン系のすっぱい果物が好きな私の好みでは、たくさんは食べられないなあって思いました。臭いも食べたときには気になりませんでした

でもね。

食べたあとから、臭いが胃から上がってくるの。これがちょっと私にはつらかったです。

ただ、これは個人の好みの問題だと思うので勇気のアル方は、1度、挑戦してみるのをお勧めします

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2006年1月10日 (火)

ポンポンの木

Cerbera odollam

cerbera_odollam1s キョウチクトウ科 Apocynaceae (キク亜綱 リンドウ目)

原産地:インド~太平洋

Common name: Buta Buta , Pong Pong Tree , Reva , Yellow -Eyed Cerbera , ケルベラ、ポンポンの木、ミフクラギ

お花の直径は8cmくらいかな?きれいな白いお花がたくさん咲いています。

cerbera_odollam2sよく見る木は公園に植えられているので、5m~10mくらいでしょうか?それほど大きくなる木には見えません。

お花が終わると、ポンポンという名前がぴったりのグレープフルーツくらいの大きさの緑の実がいっぱいなります。白いキョウチクトウみたいなお花が咲いていて、グレープフルーツみたいな実がなっていたら「ポンポン?」と思ってみてください。緑の実は赤緑、黒と変化して自然に落ちます。

cerbera_odollam4s木の下を見ると写真のようなクリスマスツリーの飾りみたいなのが落ちているのを見つけることができます。これは実の表面の部分が腐ってなくなったもの。そして、このような状態になるとすぐには腐らないようです。

グレープフルーツの重さを想像しながら、実を持ってみると、拍子抜けするくらいに軽い! 

じつはポンポンの木は自然の環境では、マングローブ林の後ろの水辺に生えていて、この実が水に落ちて水に浮かんで遠くまで運ばれていくのだそう。だからパシリスパークなどでも見られます。原産地がインド~太平洋までと広いのもこのせいなんですねぇ。

cerbera_odollam3sョウチクトウの木は有毒だから気をつけて…というのは皆さんよくご存知のことだと思うんだけど、ポンポンも例に漏れず「有毒」で危険です。しかも実だけでなくて、葉や枝も有毒だから安易に近づいたり、触らないのが賢いかも。

種はねずみを毒殺するのに使われたり、魚毒としても使われてきたそうです。ほら、怖いでしょ?

写真にある表面の皮がとれた繊維質の実は、金色や銀色のスプレーがほどこされて、クリスマスの飾りやドライフラワーの飾りとして売られているのをよく見ます。日本ではこの実から発芽したものを鉢植えとして売られているようです。形がちょっと面白いもんね。

資料:「1001 Garden Plants in Singapore」 P330

   「フォートカニング植物散歩」シンガポール日本人会自然友の会 P41

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2006年1月 7日 (土)

ヒルギモドキ

Lumnitzera racemosa

lumnitzera_racemosa1s

シクンシ科 Combretaceae ( バラ亜綱 フトモモ目 )

原産地 :オーストラリア~ニューギニア~東南アジア~中国、台湾、沖縄

Common Name: ヒルギモドキ

代表的なマングローブ植物の1つがヒルギだとシロバナヒルギの時に書いたけど、かわいそうなことに、他のマングローブ植物は、この子のように「ヒルギモドキ」とか「ヒルギダマシ」とか、嬉しくない名前で呼ばれているものがあります

lumnitzera_racemosa7s

でもって、この子の和名は「ヒルギモドキ」。お花とか全然違うのに何でヒルギモドキなんだろう?答を知ってる人がいたら教えてくださいね。

上の写真のような小さな花が咲きます。花の直径は5~6mmくらいでしょうか? 

花が終わると左の写真のような感じになります。長さは1cmくらい。最終的にこの実がどうなるのかは、観察したことがなくて、わかりません。ごめんね。

lumnitzera_racemosa7s2

葉は4~5cmくらいで左の写真みたいなのです。つるるんとした感じの表面を持っています。

資料:「マングローブ入門―海に生える緑の森」P209

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2006年1月 5日 (木)

シロバナヒルギ

Bruguiera cylindrica

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ヒルギ科 Rhizophoraceae ( バラ亜綱 ヒルギ目 )

原産地:東南アジア~ニューギニア、オーストラリアのマングローブ域

Common Name:シロバナヒルギ

bruguiera_cylindrica3s 

左の写真の花みたいに見えるのは花びらが落っこちてガクだけが残ったもの。上の写真のように、ガクの中に薄い花びらがあるのを、時々見つけることができます。

花は3つずつ付いていることが多いです。

bruguiera_cylindrica1s 

スンガイ・ブローやパシリスのマングローブウォークで1番多く見ることができるマングローブ植物の一つかな?

ヒルギ科の16属の植物のうち、4属がマングローブにあって、どれも胎生種子という陸の植物にはない、変な子孫を残す性質があります。

左のはシロバナヒルギの若い胎生種子。シロバナヒルギの胎生種子の特徴は、ガクだったところが反り返ってくっついていること。長さは15cmくらいで、オオバヒルギとかに比べると小さめです。

bruguiera_cylindrica5

胎生種子が木になっているときはこんな感じでくっついています。

葉も小ぶりでつるんとした感じです。こんな感じの葉を見つけたら、反り返ったガクがくっついている胎生種子がないか探してみて。あれば、「シロバナヒルギ」と見分けることができます。

スンガイ・ブローの入り口付近に作られたマングローブウォークでは、シロバナヒルギ、オヒルギ、フタバナヒルギ、オオバヒルギ、コヒルギなどのヒルギ科のマングローブ植物を目の前でじーっくり観察することができます

資料:「マングローブ入門―海に生える緑の森」P188

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2005年12月26日 (月)

オオバヒルギ

Rhizophora mucronata

rhizophora_mucronata1s

ヒルギ科 Rhizophoraceae ( バラ亜綱 ヒルギ目 )

原産地:東アフリカ~インド、東南アジア、南太平洋地域のマングローブ域

Common Name:オオバヒルギ

沖縄のマングローブ林にあるヤエヤマヒルギのごくごく近いご親戚。幹や葉や、まあ、ヤエヤマヒルギの色んなところを、一回り大きくしたようなのがオオバヒルギなんだって。私は沖縄には行ったことがないので、いつか行って比べられたらなあって思ってます。

左の写真を見て!

胎生種子がとにかく長いの!写真のは60cmくらいだったけど、長いものは 1mにもなるんだって。 

胎生種子はこのまま、地面にブスリと突き刺さって成長をはじめるものなんだけど、オオバヒルギの胎生種子は長いので、水が深くなるところでも成長できて、そんなわけで、マングローブ林の一番前面の水深が深いところに帯状に群落を作っていることが多いのだそう。

この写真はパシリスのマングローブウォークの入り口で撮ったもの。ここはそんなに水深があるわけでもないのに、なぜかオオバヒルギが何本もあって、胎生種子もいーっぱい付けていて、写真もいっぱい撮れてラッキーでした。スンガイ・ブローでも木はよくあるけど、なかなか胎生種子の写真は撮れずにいます。

rhizophora_mucronata2s

これはつぼみの写真。つぼみの長さは1.5~2cmくらいかな?

オオバヒルギの仲間でフタバナヒルギというマングローブ植物があって、混在しているのだけど、フタバナヒルギに比べると花柄が少し長めで、下向きについているのが、特徴と言えば特徴。

残念ながら、お花の写真は見つけられませんでした。どっかで撮ったことがあると思ったんだけどなあ。見つけたらあらためてアップしますね。

rhizophora_mucronata8s

これは花が終わった後の様子。まずはこの3角形みたいな茶色の帽子ができあがります。その後、帽子の先から緑の棒がにょきにょきっと伸びてきて、一番上の写真みたいになるわけ。面白いでしょ。

資料:「マングローブ入門―海に生える緑の森」P203

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2005年12月24日 (土)

ドゥアバンガ

Duabanga grandiflora

duabanga_grandiflora4s duabanga_grandiflora3s duabanga_grandiflora2s

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ミソハギ科 Lythraceae ( バラ亜綱 フトモモ目 )

原産地:北東インド~マラヤの低地~1000mくらいまでの山

Common Name:Beremban Bukit

シンガポール植物園のエコガーデンを歩いていたら、終わりかけだけど花を発見。

木はこんな風に長い枝がたれる、樹形がなんともきれいじゃない木。(手前の小さな苗木じゃなくて、奥に写ってる暴れた木) 

実際は30mくらいまで成長する木だということだから、生長するともうちょっと何とかなる形になるんだろうか?

前に書いたマヤプシキとそんなには遠い親戚ではないらしい。そのため、花が落ちた後の実がすっごく似てる。比べてみて!

この花は夜に咲く花で夕方5時くらいに咲き始め、7時くらいまでに完全に開き、腐ったミルクのような臭いがすると、コーナー先生の本には書いてありました。実際はどんな臭いなのかこの日は臭いをかがなかったので、確かめていません。翌朝に日が出るまでにはお花は落ちるんだよとも書いてあったけど、午前中に見たので、あれー?もしかして違う花???(違っていたらごめんなさい!)

コウモリやガが蜜を吸いに来て、受粉を手伝うのだそうです。

関連記事:「ドゥアバンガの実」

資料:「Wayside Trees of Malaya 」 E.J.H.Corner P471

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2005年12月 9日 (金)

ちっちゃーい時計草

Passiflora suberosa

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トケイソウ科 Passifloraceae ( ビワモドキ亜綱 スミレ目)

原産地: アメリカ、太平洋の島々

シンガポールに住んで30年という友人Oさんの御宅の庭に咲いていた時計草。

めっちゃ小さいくてかわいいの!

大きさは1.5cmくらいかなぁ。ボールペンと比較しても小ささが想像できるでしょ。

でもちゃーんと時計草の花の形をしてる!

実(み)はこんな黒い小さいのがなります。パッションフルーツの仲間だから食べられるのかな?でも挑戦はしませんでした。

雑草化しそうな雰囲気の植物だけど、隅々まで管理の行き届いたシンガポールでは、あんまり雑草らしい雑草を目にする機会がなくて、(あることはあるのだけど)この時計草は、この時に初めてお目にかかりました。Oさんありがとう!

資料:「1001 Garde Plants in Singapore」 National Parks' Publication P24

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2005年12月 4日 (日)

あり植物 マカランガ

Macranga triloba

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トウダイグサ科 Euphorbiaceae (バラ亜綱 トウダイグサ目)

原産地:インドシナ、西マレシア

Common Name: Common Mahang

マカランガは属の名前。地元ではコモンマハンと呼ぶのが普通のようです。

熱帯雨林の中は生存競争が激しくて―栄養分の争奪戦のための―あの手この手を考えて進化してきているところが、すごく面白いんだけど、これもその代表選手の一つ。

アリ植物という言葉を聞いたことがありますか?

ブキティマやマクリッチなどの、森の少し明るいところによく生えているこの植物は、私達にとっては「あり植物」の代表選手です。茎についている黒い輪が目印です。

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左の写真を見てみて。小さなアリがマカランガの茎にたむろしているでしょう?

このアリ(学名 Crematogaster borneensis)はこの茎の中にがあります。茎に小さな穴(このありだけが通れるような大きさの)が開いていてそこから出入りするのです。

アリはこの巣の中で子どもを育て住むだけでなく、アリマキを育てそれらが出す甘い汁をエサにします。つまり栽培をしているというわけ。スゴイネーーー!

マカランガは写真にも写っている黒い輪みたいなところに<