ディソキシロン
Dysoxylum cauliflorum
この植物のことをTOMは勝手にディソキシロンと呼んでいたけど、本当はどうやって発音するんだろう?と今回書き始めて悩んでしまいました。ディソキロンかな?それともディソキラム?よくわかりません。こうだ!って知ってる人がいたら教えてください。
変な疑問ではじめてしまってごめんなさい。日本でポピュラーでない植物はなんと呼べばいいんだろう?と毎回悩んでいます。
この子は、赤い実が木の幹にびっしりとついていることが多いので、そんなときに初めて目に入る木です。TOMはマクリッチのローニートレイルやネイチャートレイルで何回か実にお目にかかりました。
20m以上になる高木で、だから花や実が無い時には葉っぱも上のほうだし、気が付くこともありません。花や実が目の高さくらいにびっしり付いていて、はじめて「おおーー!こんな木があったんだー!!!」と気が付きます。
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センダン科 Meliaceae
原産地:マラヤの低地熱帯林ではよくある木
Common name: Stem Dysoxylon, ステム ディソキロン
赤い実の1個1個は4cmくらいかな。十分に熟すと4つに割れます。
割れると中からタネが出現。1.5~2cmくらい。黒く光るタネの周りにオレンジの皮がかぶっています。
黒っぽいタネの周りにこんなふうに赤やオレンジの皮みたいなものをくっつけているものってけっこう多いです。ナツメグなんかも同じパターンだよね。この色の付いている皮を鳥に見つけてもらって食べてもらって、タネを遠くに運んでもらおうという戦法の由。
お花は、あるとき(2006年2月)こんなんが咲いていました。
形よりなにより、とっても強い甘い香りがして、気が付いたのを覚えています。
このときは森の中が暗くて、おまけに新しいカメラを買う前だったので、撮った写真は全てボケボケ。ごめんなさい。修正してもこの程度でした。ぐっすん。
とにかく甘い香りが暗い森の中に立ち込めている感じは、植物の「私を見て!」「私に気がついて!」というメッセージがずどーーんと伝わってきてちょっとショックだったのを覚えています。
その半年後くらいに、別の場所で、今度は実が成っている様子を観察できて、とっても嬉しかったのでした。
葉っぱはこんな感じです。下から仰いで撮った写真なのでこれで限界。
マクリッチのローニートレイルの2kmポストの周辺の左側の森の中に何本かこの子がまとまってあります。今度、行く時には気を付けて探してみてね!赤い実を見つけられたら感動!だよぉ!
資料にはセンダン科のマラヤの仲間の中では、この子とLangsat(Lansium)だけが幹生花なんだよーと書いてありました。
資料:「1001 Garden Plants in Singapore 2nd Edition 」 P577
資料:「Wayside Trees of Malaya」Corner P501
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