ピナンガかな
Pinanga sp. かなぁ?
イスタナパークのパークモール側に何種類かのヤシが植えられていて、通るたびに見ています。
今回はこの子のお花に注目したのだけど、帰って調べてみましたが、なんだか分かりませんでした。分かる方がいたら教えてください。
まず全体像はこんな感じ。
背は高くありません。3~5mってところでしょうか。
株立ちで明るい色の羽状の葉っぱが涼しげに熱帯の風に揺れてきれいです。
葉っぱが落ちたところから花序が出てきて花を咲かせるタイプのヤシ。
植栽帯の中で咲いているので、ちょっと仲間では入り込めなかったのですが、幾つかの花序を見つけて写真にパチ!
左の写真を一部拡大したのが下の写真です。
遠目では花が終わって実がつき始めているように見えましたが、どうも違う感じ。
別の花序を発見。コレは明らかに雌花たちですねぇ。咲いてる咲いてる!
ということは、このヤシは1本の花序に雄花と雌花をつける花序のよう。まずは雄花が咲いて、その後に雌花が成熟して咲くのかなあ。
こちらは雄花の花序と思って撮って来た写真です。
拡大。
あらら、雄花の間に未成熟の雌花のつぼみがあったわ。
なるほどー。
このヤシくんはいわゆるトリアドと言われるタイプの花の付け方をするんですね。
TOMはよくは分かっていないんですが、トリアドというのは、2つの雄花の間に1つの雌花があるタイプのヤシのお花こと。(説明が十分でなくごめん)
つぼみの時は3つのつぼみがが仲良く並んでいてかわいいんだよ!
で、雄花が先に咲いて、雄花が完全に落ちてしまったら、雌花が成熟して花が咲き、実をつけるんですね。自分の花粉で受粉しない工夫。(詳しくは 男と女の話 & 男と女の話-2 を見てね。)こんなところにもありました。面白いね!
実がなっていました。
幹はこんなふうに葉っぱが落ちた後がはっきりとした線になって残ります。
葉っぱの落ちたところから花序が出ているのがはっきりと分かるでしょ。
幹は直径がせいぜい5cmといったところ。
新しく出た花序と、小さな実がなっている花序と思って撮った写真ですが、なんか変ですね。左のは本来なら古い花序だから、こっちが実がなってないといけない…。成熟しないまま枯れてしまった花序なのかしら。…で、次に出た花序が先に花をちゃんと咲かせて実をつけちゃった???
このヤシ、1001のセカンドバージョンでも探してみましたが、一番姿が似ているなと思ったのが、Pnanga densiflora (P494)でした。
「Genera Palmarum」P413のピナンガ属のお花のページを見ても特徴がよく似ていると思いましたが、なにせこの本イラストだけなので、確信が持てません。
どなたか判る方がいたらお教えください。
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