カテゴリー「ボルネオ島」の記事

2007年1月14日 (日)

ラフレシアはトウダイグサ科

週末は時間がなくてろくな記事がアップできないんですが、だからというわけではなく、ビックリしたーので皆さん、もう知ってると思うけどアップです。

ラフレシアはトウダイグサ科の仲間だった!!!ぜったいに信じられない。自然の命のスゴサを感じます。

これがどういうことかわかりますか?

トウダイグサ科のポインセチアとかとラフレシアは血のつながりのあるご親戚ってことなんだよぉ!どこをどうやって進化していったら、こんなに違うものになってしまうんでしょう。

いやあ、びっくりです。元の記事はこちら。

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単体の花としては世界最大のラフレシアは、ポインセチアなどの小さな花が多いトウダイグサ科の中で、特異的に大きく進化したことが分かった。米ハーバード大などの研究チームが、細胞内小器官のミトコンドリアや細胞核のDNAを分析し、系統分類を解明した成果を米科学誌サイエンスの電子版に12日発表する。

ラフレシアは東南アジアでブドウカズラ類に寄生する植物。葉や茎がなく、最大で直径1メートル、重さ7キロの赤い花を咲かせ、肉の腐ったようなにおいでハエを集め、受粉する。

長らく分類系統が謎だったが、近年のミトコンドリアDNAの分析で、スミレやトケイソウなどが含まれる
キントラノオ目(もく=科の上の分類)に属することが判明。研究チームは今回、同目のすべての科の代表的な植物を詳細に調べ、トウダイグサ科に属すことを突き止めた。

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最近は目で見て取れる範囲のことではなくて、DNAの変異を元に植物と植物の親戚関係を洗い出すという研究がさかんに行われています。DNAがちょっと1箇所変わるでしょ。その変化はずっと受け継がれて、元に戻ることはないんだって。そのDNAの形を調べると、何から何が進化してきたかということが分かるんだって何億年という時間の流れ をDNAの形から、研究室の中で解き明かすことができるってのは、ロマンだねぇ~~!!!

そんな風に調べた結果が、従来の花や実の観察結果から分類してきたクロンキストとかの分類体系とものすごく大きな違いはない…というところがある意味スゴイんだけど、それでも新たな事実がドコドコ出てきて、目(もく)とか科とかが従来のものとはどんどん変わってきているらしいです。でも全部の植物について、研究がすんでいるわけではないので、従来の分類方法は今しばらくは使われるんだろうけどね。

で、ラフレシア。

ウィキペディアのラフレシア科の説明によれば、今まではラフレシアはラフレシア目のラフレシア科という独立した科になっていました。その中に9属約50種があったのですが、その属でさえほんの3属がラフレシアの仲間でその他のものは別系統ということがわかってきたそうです。 

挙句の果てが、トウダイグサ科 の一員。はふ。自然は人間の想像の域を軽く飛び越えますわ。

ラフレシアについては こちらの記事が分かりやすくてTOMとしては好みでした。

「植物の世界」によると肝心のラフレシア属には11種の色々なラフレシアがあるそうです。うーーーん。そそられます。

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熱帯植物図鑑 (目次…時々更新中)

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2006年8月 8日 (火)

セピロクの森でのナイトウォーク

S_3 昨日紹介したオランウータンのリハビリテーションセンターカビリ・セピロク保存林の中にあります。カビリとセピロクというのはこの保存林の中を流れている川の名前なんだそうです。

この森は、1931年、第二次世界大戦以前にサバ州で一番最初に保存林に指定されましたが、この時は熱帯雨林を守るための指定ではなく、「熱帯林経営技術の開発と木材の生産」を目的としたものでした。しかし1957年の政策変更によって「純粋な保護と研究」が目的となり、現在では、「空から見ると原生林との区別がつかない」くらいの森に回復しているそうです。

ここまで森が回復できたのは、
①伐採時代から巨大な商業木だけを切るという選択的な伐採が行われてきたこと
②1957年の伐採終了後に目立った盗伐がなされていないこと
からで、比較的よい自然林が残った上に、50年近く天然更新をしてきた結果が今の森なのだそう

1960年以降、実際にボルネオ島のあちこちで行われてきた重機を使っての伐採や、プランテーションのための大規模な伐採の後には、こんな早い形での回復はありえません。ボルネオ島の中ではある意味とても運のよい森と言えるかもしれません。

現在の保護区は低地混交フタバガキ林とマングローブで構成され、広さは43平方kmです。

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リハビリテーションセンターでオランウータンの餌場を見学した後、TOMたちは特別にロッジのスタッフにお願いして、夕方6時からこの保存林のナイトウォークに出かけました。料金は1人1時間25RM(約30円/RM)で2時間お願いしたので、親子で100RM。(友人親子と出かけていたので4人とガイドさん1人の計5人で歩きました)

リハビリテーションセンターは16時には閉まってしまうのですが、入り口の門には警備員さんがいます。ガイドさんは門の前で待っていてくれて、許可をもらって中へ入れてもらいました。

Photo_26

子どもが「Flying squirrel(ムササビ)が見たい!」とガイドさんにリクエストをしたせいか、まずは昼間にオランウータンを見た餌場の立ち見台に行き、待機。

夜の森は昼の森とは全然違う雰囲気で、聞こえてくる音も時間と共に変わっていきます。特に昼間とは違うセミが何種類か鳴き始めて、薄明かりの中、浮き上がる木々の姿は本当に幻想的で、何も動物を見れなくてもこの中にいられただけでも満足…と思えるくらいでした。
サイチョウ(hornbill)がウホウホっと鳴きながら飛んでいくのを見たりしながらどのくらい待ったでしょうか?

ガイドさんの手招きと指示で、1本の高い木に注目したTOMたちは、穴から顔を出したムササビの目が懐中電灯の光でキラリンと光ったのを見ることができました。

間もなく、ムササビは木をのぼって近所の別の木へ滑空!おおー、テレビじゃないのをはじめて見たよー!!感動!!
うちの子はけっこう目がよくて、あちこちでムササビが木に登って行くのを発見してくれて何回も滑空する様子を見ることができて、TOMたちはみんな大満足

上の写真の木の上の方にかすかに影があるのが分かりますか?

Photo_28

そうこうしているうちに辺りは真っ暗になり、いよいよ本当のナイトウォークに歩き出しました。

木道をしばらく歩いた後、いよいよ土のトレイルに入ります。雨の後だったのか、けっこう道がジュクジュクしていて、泥にはまったりしながら歩きました。

歩く時にはリーチソックスが必要と言われていたので、事前にシンガポール植物園で購入してきたリーチソックスをTOMたちは履いていました。(TOMにはmarikoさんが貸してくれた…)

リーチソックスってなんだか知ってますか?
ヒル避け用の大きな靴下のことです。

シンガポールでヒルにお目にかかることはないんだけど、マレーシアの森ではよくお目にかかるのでマレーシアに出かけるときには必須アイテム。おしゃれじゃないので、うちの子はいやがっていたけど、無理やり履かせ、長袖のシャツを持たせて出かけていました。

Photo_27本当はTシャツのすそはちゃんとズボンの中に入れて、長袖もちゃんと着て…とすると良くて、TOMはちゃんとしてたんだけど、おしゃれじゃないとか、暑いとか文句を言うので「もう知らん」と思った母は警告だけはちゃんとしてほっときました。

いやあ、出る出る。ヒルくん。
軽装の子ども達が餌食。でもくっついた時点で子どもは何故かすぐわかるんですね。「りーーっち!!」と同行のAkkey(友人の子ども)がガイドさんに知らせて、血を吸われる前に取ってもらい、流血沙汰はこのときは逃れることができました。(ゴメン、TOMはまだ慣れなくて触れないのだよ…)

Photo_29 うちの子もTシャツの中に入られて、ものすごくショックを受けたようで、それ以降は素直に厳重すぎるくらいに長袖シャツを着てましたよ。いやぁ、経験に勝る教訓はないですねぇー。(ニヤリ…)

下記資料では安間氏は「夜間保存林を歩くと、ベンガルヤマネコ、ジャワジャコウネコ、マメジカ、幸運であればメガネザルにも遭遇できるかもしれない。」と書いていたので、ネコ科動物フリークのうちの子は期待いっぱいでしたが残念ながら、ネコ科には会うことはできませんでした。

1_4 でもマメジカには出会えたし、小さな生物はちょこちょこ、大きな板根はいっぱいでナイトウォーク…楽しみました!

安間氏の本には「探索道は全て手すりのある木橋になっており、ここでオランウータンをはじめ、ブタオザルやカニクイザル、バナナリス、ミケリス、ボルネオコビトリスなどをほぼ確実に見ることができる」と書いてありました。また「日中に奥地をトレッキングすればヒゲイノシシやマメジカ、オランウータンに出会うだろうし、途中の沢では数頭のコツメカワウソを見ることがあるかもしれない。」とも。

今回は時間がなくてゆっくりできなかったけど、これはじっくりと昼間もトレッキングしなきゃもったいない!って思った場所でした。何にしても往復で何時間もかかるようなので、ちゃんと準備をして、ガイドさんをつけて歩いたほうがよいようです。

参考資料:「ボルネオ島 アニマル・ウォッチングガイド」 安間繁樹 文一総合出版 P66

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2006年8月 7日 (月)

オランウータン リハビリテーションセンター

2s_3 セピロクと言えば、オランウータンのリハビリテーションセンター(Sepilok Orang Utan Rehabilitation center)があることで有名ですね。と言ってもTOMは今まで知りませんでしたぁ。TOMと同じくらい知らない人もいるかも…と思ってご紹介です。

リハビリテーションセンターはボルネオ島北部のサバ州、カビリ・セピロク保存林の中にあります。サンダカンから24km。TOMたちは、サンダカン空港で待っていたガイドさんに拾われて、ほんの30分の距離でした。

3_5 保存林の入り口近くに、リハビリテーションセンターはあります。

ただし、リハビリテーションをしているエリアは一般人は立ち入り禁止で、見ることができません。観光客が見ることができるのは、森の中に設けられたオランウータンの餌台だけです午前10時と午後3時の1日2回、餌台にはバナナとミルクが出されます。観光客は餌台に訪れるオランウータンの姿を、10mほど離れた立ち見台から眺めることができるというわけです。

TOMたちは「セピロクジャングルリゾート」というすぐ近くのロッジにチェックインしていたので、午後の回を見るために2時半ごろロビーに行き、ロッジの人の案内でタラタラとリハビリテーションセンターまで歩き、受付で大人15RM(リンギット:約30円/RM)の入場料と、カメラ1台につき、10RM持ち込み料を払って、300m程の木道を歩いて餌台にたどりつきました。

2s_2 3時まではまだ時間がありましたが、餌台の周りに張られたロープには大きめのオランウータンが既にいてのらりくらりと遊んでおり、うちの子どもはおおはしゃぎ。無意味なほどの写真の山ができましたよ。

周りには西洋人の観光客の山。(ほとんど西洋人。このときは他には日本人は見当たらなかったです。)
ロッジの人は、午前の回はもっと人が多くて、午後は少なくて見やすいよと話してくれました。

5_43時になるとバナナとミルクを持って係員さんが餌台に登場。(写真は登場直後のもの)それを追いかけるように母子(だと思うけど)のオランウータンが餌台にやってきて食べ始めました。ちゃんとバナナの皮をむいているのを見て、TOMはビックリ。オランウータンがバナナの皮をむいて食べるなんてTOMは知りませんでしたぁ。(無知?)

ひとしきり母子が食べ終わって餌台を去ってから、3時前からロープにいたオランウータンが入れ違いに餌台に向かい、一人で黙々と残ったバナナを食べていました。

ここを訪れるオランウータンは野生ですが、ほとんどがリハビリテーションセンターで育った子たちなんだそう。赤ちゃんが一緒の場合は、リハビリを受けたお母さんが野生に戻って森の中で出産した子を連れてきている場合もあるとか。餌場へ来るか来ないかはオランウータン次第。だからオランウータンがあんまりいないときもあるらしい。

3_6 ここのセンターでは親を亡くした(密猟や事故などで)孤児や不法に飼育されていた子どもオランウータンを引きとって、野生に戻れる訓練をした後に野生に返しています

オランウータンは2才半までが幼児で、赤ちゃんは食事その他の一切をお母さんオランウータンに頼って生きており、それ以後も4才まではいつもお母さんと一緒にいて、移動する時はお母さんに抱えられ、一緒の巣で眠るとのこと。7才位までは子ども時代で、だんだんと自立をしていくものの、やっぱりお母さんと一緒。
1年やそこらで大人になってしまう犬や猫よりずっと人間に近いんだね~。

だから赤ちゃんのときはちゃんと世話をしてあげ、少し大きくなればちゃんと教育してあげないと赤ちゃんオランウータンは生きていけないわけです。赤ちゃんのときは授乳したり、抱っこしたり、お風呂に入れたり、少し大きくなると食べ物の探し方はもちろん、巣の作り方、泳ぎ方、木登りの仕方まで必要に応じて教えるんだそう。本当にセンターはお母さん代わりなんだなー。

Photo_25 3才以上になると屋外飼育場で生活させるんだけど、これが事実上の「森へ解き放つ」時。最初はセンターの近くにいても、野外に慣れるにつれてセンターから離れて暮らすようになるんだって。
これは、オランウータンにとって、「森で自由に自立して暮らすのが快適という証し」ですね。

ただし、森へ解き放っても完全に見放してしまうんじゃなくて、森の中の4箇所に作られた餌場へ行けばいつでも食べ物にありつけるようにはしてあるんだって。(観光客が見ることができる餌場は1箇所だけです)

1960年代はじめまでには、既にオランウータンの減少は明らかだったそうです。原因は乱獲や海外への輸出。そのため1961年に保存林長のブルゲス氏はリハビリテーションを立案、63年に「動物相保護条令」ができて、法律のもとで保護されることになり、翌64年にこのセンターが公式にスタートしました
現在ではオランウータンのリハビリだけでなく、自然保護教育、研究助成、希少な動物の調査研究まで行っているそうです。

オランウータンはスマトラ島北部とボルネオ島にしかいない動物で、昔はボルネオ島全体にいたということなんだけど、今はあちらこちらに点々と残された森に隔離された状態になっているそう。食べ物は森のくだものや葉っぱだし、樹の上で暮らすサルだから、あんなにアブラヤシ畑が増えちゃ、残された数少ない森に逃げ込むしかないよね。

野生のオランウータンのどのくらいの数が森の中で生き延びているのか、正確なことはわからないとか。でも今でも、もちろん違法なんだけど、お金になるという理由で、銃で撃ち殺したり、捕まえて売ろうという輩がたくさんいて、オランウータンはいつも脅かされています。

そんな中、少しでも自然の中にオランウータンを返し、なおかつ観光客に餌台を見学させることによって啓蒙活動を続けているリハビリテーションセンターの存在意義は大きいものなんだろうな思いました。

話を元に戻します。

餌台にいるオランウータンちゃんをじーっと眺めていたら、いつの間にか周りの観光客はすーっと引いていって、残りの人影がまばらになった頃、TOMたちは案内してくれたロッジの人に促されて、餌台を後にしました。「3時半からインフォメーションセンターで映画の上映があるから見るといいよ」と言うのです。リハビリの様子を詳しく見ることができました。その隣には写真や資料の展示室。こちらも思う存分見て、センターを後にしました。

ボルネオのコタキナバルまで成田から直行便だと6時間なんだそうです。なーんだ、シンガポールより近いじゃん。ボルネオ専門の旅行会社もあります。興味があれば調べてみてくださいね。TOMと子どもはボルネオ島がすごく好きになりました。また行こうねと話しています。

参考資料:「ボルネオ島 アニマル・ウォッチングガイド」 安間繁樹 文一総合出版 P70

日本人女性の研究者がリハビリテーションセンターで研究をしていました(羨ましい…TOMももうちょっと若かったらなぁ…)。オランウータンに関するアレコレをまとめてあるサイトです。こちらもぜひご覧になってください。

Welcome To Orang Utan Life

Sepilok Orangutan appeal UK

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2006年8月 6日 (日)

エコツーリズムの正体

2s_1 オランウータンを知らない人はいないと思うけど、オランウータンがアフリカとかアマゾンにもいるって思っている人はまだまだ、いるんじゃないかなって思います。オランウータンはスマトラ島とボルネオ島にしかいない動物だって、アナタは知ってた?
(TOMはダチョウがオーストラリアにいると思っていて、子どもに思いっきりバカにされた経験があります(涙!)

植物と同じように動物にもその地域なりの動物相というものがあります。動物園に行けば、全世界でゾウもオランウータンも見られはしますが、彼らをそのままその場所で野に放しても決して生きてはいけません。彼らが進化してきた場所でなければ、エサも環境も無くて、結局は死んでしまいます。

だから本当の意味で動物を守るためには、彼らが生きてきた環境を守らないと駄目なんです。
動物園で動物を見るとき、せめて親くらいは「私達人間のために、生きていける環境から無理やり切り離して連れて来たのだ。」という感覚はきちんと持っておくべきだと思います。

20年くらい前から、動物園は従来の「単に動物を展示して人に見せる場所」から「種の保存」をする場所へと変わってきています。それだけ生息地での生存が危ういってことなんですけどね。
展示方法も「コンクリート張りの檻の中に入れて見せる」という形から、「その動物にとってできるだけ快適な環境であるように工夫する」という形へと変わってきています。旭山動物園は生態展示と呼んで、日本でも話題を呼んでいますよね。

一方で、動物達が生きてきた環境の中で、エコツーリズムとうまく折り合いをつけながら動物達を守っていこう という動きもあります。

つまり、今までは
「動物を自然から切り離して、人間の生活環境の中に連れてきて、檻に入れて人間が外から眺める」
という方法だったものを、逆に
「人間が動物の生きている自然環境の中に出かけていって、人間が(ある意味)檻の中に入って檻の中から動物を眺める」
という方法も出てきているということかな。
これが最近流行のエコツーリズムの正体かななんて思います。

どちらが動物にとってストレスフルなのかは一目瞭然。
考えてみて。
「今、この瞬間に自分がわけもわからず捕まえられて、
中東とかの言葉も分からない国に監禁されて3度の食事だけ与えられたら…」

…やだよね。生きていく元気がなくなっちゃうよね。

4_3 オーストラリアのパースへ行ったときに、イルカを見に行くツアーに参加しました。
そのとき、「水族館で飼われているイルカの寿命はせいぜい15年くらいだけど自然の中で生きているイルカの寿命は50年なんだ。だから私達は捕まえて飼育するのではなく、こうやって人間を友達と思ってくれている自然のイルカと遊ぶツアーをして、少しでもイルカのことをわかってくれる人を増やしたいと思っているんだ」と説明されてショックを受けました。

5_3 (確認していないので本当はどうかは知りません。水族館での寿命についてご存知の方がいらしたら教えて下さい)

動物対象のエコツーリズムというのは…

自然の中に動物がいて、人間が追いかけるのも十分ストレスフルだと思うけど、それでも自然から切り離してしまうよりはずーっとマシ。

エコツーリズムのようなお金に換算できるものがなければ、人間は際限なく、環境を破壊していくから、その歯止めをかけるものとして、やはり必要なもの。

という感覚をTOMは持っています。

何より実際見て聞いたもの、触ったもの、そういったものから得られる実感や感動は何にも変えられないです。そこから自分がこれからどう行動していけばいいのかが見えてくることもあります。だから、TOM出かけちゃうのかもしれません。(こちらは昔、日本でアカウミガメの放流に参加したときのレポートです。良かったら見てみて)

Photo_24 エコをうたっていたとしても、お金が絡むからにはお客も色々な人間がいるし、ガイド側にも色々な人間がいます。お客は自分だけはできるだけいい位置で動物の写真を撮りたいし、ガイドもお客に喜んでもらいたい…というわけでマナーを忘れてるんじゃないの?と思う輩もいっぱい。
ボルネオゾウを見たときもたくさんのボートがゾウの前にひしめき合って、中には強引に割り込んできて、必要以上にゾウに近づきすぎるボートもあって、そんなわけでお食事を邪魔されたゾウたちは早々に食事を切り上げ、陸の方へ消えていってしまいました。

食事をこんなふうに邪魔されるのは、動物達にとってストレスフルだけど、エコツーリズムという手段が無ければ、動物は連れ去られ、生きていく環境が破壊されるしかない…
そう考えるとこの程度のストレスは動物達に我慢していただかないといけないのかもしれないです。
ごめんなさい。動物さん。

この乱暴なエコツーリスト達、アフリカのサバンナでも南米のアマゾンでも同様のよう。
くれぐれもエコツアーに行くこと自体に酔うこと無かれ…自戒です(涙!)

今日は今回行ってきたセピロクのオランウータンのリハビリテーションセンターについて書きたくて、こういう出だしになったのだけど、もう既にあまりにも多く書きすぎてしまったので、明日に回します。
しばらくシンガポールではなくてボルネオの記事が続きます。すみません。熱帯での自然散策の場所としてのシンガポールの位置付けはボルネオ島とかの現実と無関係ではないので、ちゃんと書いておきたいのでした。
ほんでわ。

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2006年8月 5日 (土)

ヤシ畑

Elaeis guineensis

Photo_227月29日から8月1日までの3泊4日でボルネオ島のサバ州に動物を見に行って来ました。

ジョホール(マレーシア)の空港から2時間40分でボルネオ島の北東にある町サンダカンに到着です。写真はサンダカン到着直前の空からの写真。空から見ると、土地がどんな風に使われているのか一目瞭然。

左の写真なら上部が森、下部は川と草原ですね。

そんな中、一面に広がっていた風景が下の写真でした。

なんだ? ヤシ畑です。一面に広がるアフリカンオイルパームの畑でした。

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4_2

この後に続く写真は、2日目にセピロクからスカウに向かう途中のバスから撮ったヤシ畑の写真。

今回のボルネオ旅行では、何時間もヤシ畑の中の道を車で走って、テングザルたちの住む森へとTOMと子どもはたどり着きました。バスのガイドさんは「長い道のりだからゆっくりしていってねー。寝て起きてもヤシ畑、またまた起きてもヤシ畑だから、景色は変わらないから安心して寝ていいよー(英語だから、この通り言っていたかどうかはちょっと危ういのだが)」なんて冗談を言っていましたが、その通り。

Photo_20走っても走っても見えるのはヤシ畑。ずーっとヤシ畑でした。

TOMがシンガポールに来ることになったとき、熱帯雨林についての知識はほとんどありませんでした。TOMは日本では大学で造園を勉強し、造園・環境関係の仕事をしてきたんだけど、それでもこんな程度だから日本で都会生活を満喫している人はもちろん、ガーデニングで緑を楽しんでいる人たちでさえ、熱帯雨林についての知識がほとんどないのはアタリマエなのかもしれません

8_1んなんだから、シンガポールに来るまでは、赤道直下の東南アジアの地域は減少しているとは言っても熱帯雨林でいっぱいなんだろうなあ と思っていました。

だからはじめて車でマレー半島に出かけたときの衝撃は忘れられません。(シンガポールからほんの車で30分で橋を渡ってマレーシアに入れるのです。)
見渡す限りのヤシ畑!
熱帯雨林はどこ?ない!ない!全然ない!
熱帯雨林は地球全体の気候を調節する場所なんて言われてるけど、こんなんでいいのー???

数限りない種類の生物が住んでいたはず の熱帯の森だったところが、今はこんな状態です。
こちらのヤシ油を使って作られた環境に優しい(?)製品日本人の多くは、環境にやさしいと信じて安心して使っています。

いいのか?

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これでいいのか?

シンガポール植物園のビジターセンターには、アブラヤシが植えられていて、TOMたちガイドはまず最初にアブラヤシの紹介をし、日本で環境に優しい石鹸やシャンプーと言われている製品の材料のヤシ油が、熱帯雨林の減少の原因の1つになっているんだよという説明をします
シンガポールに住んでいる日本人なら、一度はマレーシアに出かけ、見渡す限りのヤシ畑を見ているので、それがどういうものなのかを知ってもらいたいと思っているからです。

6_1

その中で時々出る意見が「同じ緑なんだから、熱帯雨林でもヤシ畑でもどちらでも問題はないんじゃないんですか?」というもの。

一言で言えば、「熱帯雨林は生物の多様性がある けれど、アブラヤシは1種の植物しかない」というのが問題なんだけど、長くなるので、これについてはまたの機会に…。

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「アブラヤシのプランテーションがあることでマレーシアの人々が潤っているのは確かなのだから、それを使って安価にものを手にいれている日本人があれこれ言う権利はない」という意見もあります。
そうかもしれません。でも、多くの日本人が「環境にやさしい」という「うたい文句」を信じて使っている製品の多くがこういった原材料を使って作られているということを「知ったうえで選択」する必要はあると思うのです。

Photo_23

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アブラヤシの実は道路端に集められ、集積場に集められて、工場に持っていくようです。上の写真は集積場と思われる場所の写真。

先日NHKの朝のニュースを見ていたら、化石燃料に替わって、ヤシ油を使った燃料で走る車をトヨタが開発。2009年くらいからヤシ油から作る燃料生産をマレーシアではじめるという話をしていました。化石燃料を使わないから「環境にやさしい画期的な試み」というような扱いだったと思いますが、家族達が異口同音に「これ以上、ヤシ畑を作るんですかー??」って朝っぱらから叫んでしまいました。
でもNHKでそう言っていたら、日本人の9割方が「環境にやさしい画期的な試み」って思うわな。
化石燃料をこれ以上使うのは良くない。それはわかってる。わかっていながら、今も電気を使ってTOMはこれを書いてるし、おまけにクーラーもつけてる。
でもね。でも…なんだよぉー!!
日本の学校ではこんなことをやらないんだろうなぁ。
シンガポールの小中学校でもやっていないだろうなぁ。
でも、知らないでいいのか?グローバルに地球をこれから背負ってく子ども達!

サバ州では年間に州面積の1.2%、9万haくらいがアブラヤシのプランテーションに変わり、残存森林面積率は51%。けれどもその大部分がすでに手つかずの熱帯雨林ではありません。ここ30年間で森林の30%が焼失し、対してアブラヤシ畑は25年間で15倍。2003年には州全体の15.3%にのぼっています。サバ州は東南アジア最高峰のキナバル山があり、エコツーリズムの盛んな場所で、熱帯雨林の動植物を見るために世界各地から先進国の人々が訪れています。でも現実はこうだということだけ知っておいていただけると嬉しいです。

熱帯雨林は有限の資源で、その生物の多様性は一度失われたら、二度と取り戻せません。何千万年もの自然の営みの中で進化と絶滅を繰り返して作られてきたものということを、私達はもうちょっと知ってもいいような気がします。

色々なホームページの紹介です。見てみてくださいね。

ヤシ油を使った石鹸のなにが問題なのか知りたい方は見てください。http://www.jca.apc.org/unicefclub/research/93_palm/index.html

サバ州の地図: 右側に表示のあるLower Kinabatanganが今回TOMたちが行った場所
http://www.bbec.sabah.gov.my/TheMap.htm

サラヤという会社のホームページ ボルネオゾウとアブラヤシとの共存を模索していますhttp://www.saraya.com/env/05env8_3.html

アブラヤシの説明はこちらです。見てね!

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2006年8月 3日 (木)

ボルネオ象

Photo_18 昨日「アジア象を見たよー」という記事を載せたら、F先生から情報をいただけたので、ボルネオの象について調べてみました。

まず基本知識から。
世界には大きく分けてアフリカゾウとアジアゾウの2種類のゾウがいます。
アフリカゾウに比べてアジアゾウは小さめで気性が温和です。
アジアで人間と仲良く暮らして人間のために色々働いてくれているのは、アジアゾウ。
アフリカゾウは気性が荒く、こういったことはできないらしいです。

NHKで昔やっていた番組では、こんな風に解説していました。
ゾウの祖先は約4000万年前にアフリカ北部の湿地帯で生まれたそうです
その後アフリカの草原に残って乾燥化に適応していったのがアフリカゾウ、アジアの森に移動したものがアジアゾウになったのだとか。
アフリカはライオンなどの大型肉食獣が多かったのに比べ、アジアの熱帯雨林にはゾウを襲うほどの肉食獣があまりいなかったために、アジアゾウの方が穏やかな気性を持つようになったのだろうと言っていました。

ボルネオのゾウは別の地域のアジアゾウに比べて「頭が小さい」「オスの鼻が直線的に伸びている」などの特徴があって、
ボルネオゾウ」という亜種名でよぶ研究者もいるとのこと。
つい最近までは「ボルネオのゾウは人間が持ち込んだものの子孫」という説もあったそうですが、つい最近になって遺伝子解析によって、人間が持ち込んだのではないことがわかりました
昔、7万年前~2万年前の氷河期の海水面が今よりも100m以上も低かった時代には、ボルネオ島、スマトラ島、ジャワ島、マレーシア半島は「スンダランド」と呼ばれるアジア大陸の1部の、「巨大な半島(?)(こういう大きさのものを半島と呼んでいいのか疑問ですが)」でした。世界地図を持ってきてください。ボルネオ島がどこにあるか定かでない人も中にはいるでしょ。シンガポールを含む、この島々が全部繋がっていたと想像してみてください。「デカイ!」って思うでしょお?

2_4TOMの想像ですけど、最初、この地域全体にアジアゾウはいたんでしょうね。
でも2万年くらい前に直近の氷河期が終わって、100m以上も海水面が上昇、海抜が高かったところだけが島として残りました。その各地にアジアゾウさんも取り残されて、その地その地で独自の進化をしていったんでしょう。
F先生が教えてくださったサイトには「ボルネオ島に生息するゾウは更新世(新生代第四紀の前半:200万年前から約1万年前まで)の中期から後期に移動し、遺伝的に隔離されてきた個体群であることを示めしました。そして、ボルネオに生息しているアジアゾウは進化上貴重な隔離群である」という表記がありました。
詳しく見たい人はこちらをどうぞ。
http://www.bbec.sabah.gov.my/japanese/01_nature/na_040331.html

 ちなみにこちらのトップページは こちらのページで、メールマガジンも発行しています。 ボルネオの自然に興味がある方がいらしたら、ぜひ登録されるといいと思います。役につ立つ、 現地にいないと得られない雰囲気を感じられるメルマガです。

Photo_19 現在、ボルネオ島のサバ州のゾウの個体数は1000頭くらいと考えられているそうですが、
下記資料で安間氏は「群れの数は驚くほど少なく、、私は合計でも600頭が限度だと私は考えている」と書いています。

サバ州では1980年代以降、アブラヤシなどのプランテーションが急速に広まり、多くの熱帯雨林がプランテーションに変わっています。
そのため、ゾウが生息できる地域が急速に狭められてきました
同時に害獣駆除という名での合法的な射殺、密漁なども行われ、個体数は減少し続けているのだそうです。
現在、アブラヤシなどの農園にやってくるゾウは射殺するか、できるなら捕まえてタビン野生生物保護区へ放逐しているとも安間氏は書いています。捕まえて放逐するにしても、どの範囲の地域の農園で捕まえたら野生生物保護区へ運ぶのか、資料には細かいことまでは書いてありませんでした。
先日TOMと子どもが行ってゾウを見たのは「キナバタンガン下流生物サンクチュアリ」と呼ばれるあたりですが、この地域も、ほんの少し行けば見渡す限りのアブラヤシ畑の風景に変わってしまいます
TOMたちが見たゾウさんたちが農園に現れたら、どうなるんだろう…
資料を読んでちょっと悲しい気分になってしまいました。
日本のクマと同じように、人間が開発して山の自然が少なくなって食べるものがなくなるから、彼らは人間の生息域に出てくるのです。その結果射殺されてしまう…。
単にカワイソウと思うのではなく、解決策を考えられないのだろうか…そんなことを強く感じます。
少しでも現実を伝えたいなって思うと、こんなに長いページになってしまいます。飽きちゃった人、ゴメンネ。

ゾウのような大型の動物は、1頭生きていくのに最低限必要な森の広さがあります。タビン野生生物保護区(1205平方km)でもこのまま放逐を続ければ、この地域の生息可能な限度を越えてしまいます。そのためサバ州政府はゾウの輸出を始めているそうです。自然環境の中でなくても、遺伝子が世界のどこかで残っていればいいってワケか…。うーん。

あまりに長くなってしまったので今日はこの辺で。

ゾウの写真撮影 : Sachiho 

参考資料:「ボルネオ島 アニマル・ウォッチングガイド」 安間繁樹 文一総合出版 P123

 この本は、ボルネオ島に行こうと思ってるなら、アジアの熱帯雨林の動物について興味があるなら絶対お勧めの1冊です。 TOMがこの本を紹介した人のほとんどが後で、自分で買っています。スンダトゲネズミの見分け方の絵なんか、もう大うけ!

ウィキペディアのゾウについての記事はこちら 

アジアゾウとアフリカゾウの違いについて書いてあるページ http://www.paopaoland.com/data/data/data.html

上記のページのTOPページ パオパオランド http://www.paopaoland.com/
ゾウさんのページ。あったかい語り口調がとってもいい!絶対見てみて!

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2006年3月 5日 (日)

ラフレシア-3

Rafflesia-byHonda-1s

ブログってのは面白い機能があって、アクセスをしてくれた人たちがどんな検索ワードでブログにたどり着いてくれたかがわかる機能があります。ホームページっていうのは書きっぱなしで、よほどの物好きさんがメールをくれる以外は反応がわからなくて、けっこうつまらなかったのだけど、ブログはそのほかにもコメントが来たり、トラックバックが付いたり、双方向のやり取りがあるんで面白いんですよね。流行るわけが、やってみてすごくわかりました。

で、最近、検索ワードで多いのが「ラフレシア」。1月に友人がくれた写真を載せたので、これを見に来てくれてるらしい。でも何にも説明を入れずに載せたので、調べた人はきっとガッカリしてるだろうなと思って、説明を載せようと思った次第です。

ラフレシア科 Rafflesiaceae (バラ亜綱 ラクレシア目)

原産地: ラフレシア属は スマトラ島~ボルネオ島~フィリピン西部  マレー半島~タイ南部

1枚目の写真はRsfflesia arnoldii に似ているけれど、ちょっと小型かな?(たぶん違うと思う…)。アーノルディちゃんはラフレシアの代名詞になってるくらい有名な種類で、1818年にシンガポールを貿易港として開いたラッフルズ卿のおかかえ自然誌研究者アーノルドが発見したので、二人の名にちなんで属名はラッフルズから、種名はアーノルドからとって、この名が付けられました。

この時代、世界の植物にはまだまだ未知のものがたくさんあり、海外へ進出する船には必ずと言っていいほど植物学者が乗っていて、行く先々で植物を採集し、標本を作って、本国に報告をしていたそうです。南アメリカをはじめ、世界のランが多くイギリスに運ばれ、栽培を試みられたのもこの時代だったと記憶しています。そんな植物探しの探検の中で、ラフレシアも見つけられました。

それにしてもものすごく大きな、花とは思えないようなグロテスクな花を発見したときの彼らの驚きは、すごいものだったでしょうねぇ。

シンガポールでラフレシアは咲かないのですか?という質問をよく受けますが、残念ながらシンガポールではラフレシアは咲きません。観光立国として呼び物にしたいという気持ちはのどから手が出るほどあるのでしょうが、人工栽培に成功したという話はとんと聞いたことがありません。

ラフレシア目はバラ亜綱の中にあり、ラフレシア科・ヤッコソウ科・ヒドノラ科の3科があります。ラフレシア科の中には8属50種。中でも皆さんが興味があるであろうラフレシア属には約11種が発見されていると「植物の世界」には書いてありました。何種ある…という記述は資料によって少しずつ違っているので、正確な数字を求める必要はないでしょうね。

ラフレシア科は「植物体をつくる物質も生活に必要なエネルギーも、すべてを他の植物から収奪して暮らす生物群」と「植物の世界」にはありました。つまりは寄生植物ってことですね。

rafflesia_priceibyhondas

例えばアーノルディちゃんは、ブドウ科のミツバビンボウカズラ属を寄生の宿主にして、養分をもらって暮らしているそうです。始めのうちは、宿主の根や地表近くの茎の内部にいて、菌糸のような組織として成長し、2~3年経つと宿主の樹皮を破って地表に出てきます。その芽はどんどん大きくなり、9ヶ月くらいで大きなキャベツのようになり、最終的に直径60~90cmもの花が咲くそうです。(写真はアーノルディちゃんではありません。でも黒いつぼみみたいなのが見えるでしょ。)

花は雌雄が別々。たんぱく質が腐ったような臭いを発して、ハエをひきつけ、受粉を行わせます。受粉から約8ヶ月もかけて数百万個もの種子が拳くらいの大きさの果実の中に作られるのだそうです。(アーノルディちゃんの話です。科の中には両性花もあるらしい…)山渓の「観葉植物」にはこの「果実をゾウが押しつぶし、足についた種子が宿主の根に押し付けられ、発芽のチャンスを得る」と書いてありました。「ジャングルの開発でゾウが減少するとラフレシアも繁殖できなくなる生物連鎖がある」とも。ゾウとラフレシア…考えたこともない関係で、面白い!って思いました。その他の種では小型の哺乳類やアリやシロアリが種子の散布や宿主への定着の助けをしているようです。(「植物の世界」より)

そのほかにもこの地方の人々には薬として使われることもあり、そのせいで乱獲が進み、絶滅しそうで困っている…という記事もシンガポールの新聞で読んだことがあります。

ともあれ、タイやボルネオに旅行する友人らは大抵ラフレシアを見て帰ってきます。私も行くぞーと思いを新たにする日々…。わはは。

資料:朝日百科「植物の世界」4-P98 山と渓谷社「観葉植物」P610

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2006年1月22日 (日)

太陽の形のキノコ

sunburst_fungi_byhonda 今日も友人Hさん家族が寄せてくれたボルネオ島で撮ってきた写真です。

これで、キノコなんだって。

変!

胞子はどこにつくのでしょうか?知ってる人がいたら教えて!

名前は

Sunburst fungi

だそうです。

sunburstは「(雲間から)太陽がかっとさすこと」なんだそうです。名前の通りのキノコだね!

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2006年1月21日 (土)

ラフレシア-2

Rafflesia-byHonda-1s

昨日とは違う種類のラフレシアのお花。

ラフレシアっていくつも種類があるそうです。

こちらにラフレシアの詳しい情報をアップしました。ついでに見てくださいね。

ちなみにラフレシアって名前は「ラッフルズさん」の名前から取ったってこと知ってました?イギリスに最初に公に紹介したのが東インド会社のラッフルズ卿なんだって。

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2006年1月20日 (金)

ラフレシア-1

rafflesia_priceibyhondas

お正月休みに友人二人がそれぞれ家族とボルネオ島に遊びに行き、二人ともラフレシアを見てきたよーと教えてくれました!

今日から数日はHさん家族が撮ってきた写真をお見せします。

じゃーん。ラフレシアです。左に見える黒いのはつぼみ???

ミツバビンボウカズラというブドウ科のつる植物に寄生するのだそうで、花だけがどんと咲いています。

ガイドに案内してもらうと1人30リンギット(1000円くらいかな)払わないといけないんだって。庭に咲いていたら儲かりそうだねー。

ちなみにシンガポールでは見ることはできません。残念!

こちらにラフレシアの詳しい情報をアップしました。ついでに見てくださいね。

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